冬の狭山池の鳥たち 2014.3 水辺のまわりにいた鳥編
大阪狭山市の日本一古いダム式溜池と言われる狭山池。
冬にはいろいろな水鳥が集まってきます。
今回は水辺のまわりにいた鳥たちです。
【冬の狭山池の鳥たち 2014.3】をまとめて表示

草刈りはされるけど人が立ち入らない草地もある狭山池
水辺の岩やコンクリートの上にいた鳥
動物界 脊索動物門 鳥綱
ハクセキレイ(白鶺鴒)Motacilla alba lugens
|
![]() |
よく見かける2種類のセキレイ、「2セキレイ」の一つ。 このように水辺でよく見かけますが、住宅街のアスファルトの上を歩いていたりと、意外と身近な鳥。 「ハクセキレイ」といいつつ、見た目は「ハイセキレイ」。中には「クロセキレイ」も。 体の色のバリエーションが豊富です。明度のちがいだけですが。 黒いハクセキレイは、セグロセキレイと似ています。 |
![]() |
ちょうど黒いハクセキレイとセグロセキレイが並んでいました。 上が黒いハクセキレイ、下がセグロセキレイ。 いろいろと違うところはありますが、わかりやすいのが顔。 白い顔に黒い過眼線(目のところを通る線)がハクセキレイ。 黒い顔に白い眉斑(目の上を通る線)がセグロセキレイ。 |
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Motacilla grandis
|
![]() |
よく見かける2セキレイのひとつ。 2羽ペアで行動するところもハクセキレイと同じ。 ハクセキレイと同じ所にいますが、町中ではハクセキレイのほうがよく見かけるような気がします。 |
キセキレイ(黄鶺鴒)Motacilla cinerea
|
![]() |
2セキレイほどではありませんが、わりと目にするセキレイ。 ハクセキレイ・セグロセキレイと合わせて「3セキレイ」。 アスファルトの上にも平気でいる2セキレイとちがい、見かけるのは水場ばかり。 いつも1羽だけで行動するのも2セキレイとちがうところ。 |
イソヒヨドリ(磯鵯)Monticola solitarius のメス
|
![]() |
「ヒヨドリ」といいつつツグミ科。 名前のように磯(海の岩場)にいる鳥ですが、最近は積極的に内陸に進出して、公園などでもみかけるようになってきました。 ということで、生態がまったく反映されていない名前の鳥です。 |
ヒドリガモ(緋鳥鴨)Anas penelope のオスとメス
|
![]() |
頭が赤茶色(緋色(ひいろ))なのが名前の由来。 奥の緋色の頭に灰色の体がオス、手前がメス。 カモですから本来は水に浮かんでいるのですが、たまたま陸に上がっていたようです。 |
動物界 脊索動物門 鳥綱
水辺の岩やコンクリートの上にいた鳥
水辺の草や木や柵にいた鳥
動物界 脊索動物門 鳥綱
モズ(百舌,百舌鳥,鵙)Lanius bucephalus のオス
|
![]() |
スズメ目の猛禽。 獲物は足ではつかまずくわえるので、クチバシの先が鋭く鉤爪状になっています。 水辺とは関係なく、食べ物の虫やトカゲなどがいるような環境を好みます。 |
ホオジロ(頬白)Emberiza cioides のオス
|
![]() |
頬かどうかわかりませんが、顔に白い部分があるのが名前の由来。 モズと同じように水辺にこだわりはないようですが、ヨシやススキが茂っているようなところは好きなようです。 |
セッカ(雪加,雪下)Cisticola juncidis
スズメ目 セッカ科 セッカ属
スズメくらい 留鳥 昆虫・クモ類等 RDB:大阪-準絶滅危惧NT |
![]() |
首を縮めているのでちがう鳥のようですが、模様からセッカだと思います。 ススキなどが生える茅場が好きな鳥なので、狭山池でも茅がある一部でしか見かけないようです。 |
カワウ(川鵜)Phalacrocorax carbo
|
![]() |
伝統漁法「鵜飼」のウはウミウでちがいます。 同じ潜水するカイツブリとちがい、よく岩の上や柵や木の上で休んでいます。 水に浮かんでいる時も体の半分くらいが沈んでいるようで、カイツブリのように長時間浮かんでいるのが不得意なのかもしれません。 |
動物界 脊索動物門 鳥綱
水辺の草や木や柵にいた鳥
水辺の刈られた草原等にいた鳥
動物界 脊索動物門 鳥綱
コガモ(小鴨)Anas crecca のオス
|
![]() |
水際の地面のあるところで休んでいるようです。 |
アオサギ(蒼鷺)Ardea cinerea
|
![]() |
結構大きい鳥です。 浅いところなら水中に立って小魚を狙うこともあります。 |
オオバン(大鷭)Fulica atra
|
![]() |
カモ類とちがい、結構地面の上でもみかけます。 下のオオバンはクチバシがピンク色に見えますので幼鳥かもしれません。 |
![]() |
カワラバト(河原鳩)Columba livia
|
![]() |
「ドバト」とも呼ばれます。 中央アジア原産で、家畜化されて日本へ伝わったと考えられています。 日本にやってきたのは平安時代以前と言われ、今では在来種のようです。 |
ハクセキレイ(白鶺鴒)Motacilla alba lugens
|
![]() |
浅いところなら水の中にも入りますが、ハクセキレイにとって水際は急に深くなっているようです。 |
動物界 脊索動物門 鳥綱
水辺の刈られた草原等にいた鳥
水から離れると、水辺にこだわらない鳥たちも集まってきます。
そして水鳥も陸に上がっていたり。
いろいろ鳥が集まってくるのも、池のまわりに人が立ち入らない草地が広がっているからでしょう。
次はもっと水辺から離れたところにいた鳥たちです。
タグ♦ 狭山池の鳥2014年3月
■参考外部リンク■
狭山池が国の史跡に指定されます/大阪狭山市ホームページ
大阪府/狭山池ダム
大阪府/大阪府レッドリスト
- 関連記事
-
- 冬の狭山池の鳥たち 2014.3 水辺からちょっと離れたところにいた鳥編 (2015/02/15)
- 冬の狭山池の鳥たち 2014.3 水辺のまわりにいた鳥編 (2015/01/20)
- 名前に偽りなかった? やっと出会えた“イソヒヨドリ” (2015/01/16)
スポンサーサイト
タグ: 狭山池の鳥2014/03 狭山池 水鳥 冬の鳥 狭山池の鳥 セッカ ヒドリガモ モズ キセキレイ イソヒヨドリ
