下赤阪の棚田の2014年 9月下旬のチョウ目編
実りの秋と同時に、花の秋の下赤阪の棚田ビオトープ。
花が多いと当然チョウも多くなります。
この記事には虫の画像があります。

嶽山を望む“裏棚田”
下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
すでに紹介している生き物については、画像や説明等を省いているものもあります。
画像や説明等のあるページのタグリンクを名前につけていますので、そちらをご覧ください。
動物界
節足動物門
昆虫綱 新翅節
内翅上目 チョウ目
タテハチョウ科
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)Argyreus hyperbius のオス
チョウ目 タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン属 | |
![]() | |
翅を閉じても開いてもきれいなチョウ。 タテハチョウ科の特徴は、前肢が味覚センサーに特化し、通常は折りたたまれていて4本脚に見えること。 4本脚に見えたら、タテハチョウの仲間です。 きっと。 | |
ヒカゲチョウ(日陰蝶)Lethe sicelis
チョウ目 タテハチョウ科 ヒカゲチョウ属 | |
![]() | |
翅に黒丸があるのはジャノメチョウの印。 そして脚が片側2本なのはタテハチョウの印。 ジャノメチョウの仲間は、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科というグループをつくっています。 | |
チョウ目 タテハチョウ科 ウラナミジャノメ属 | |
こちらもジャノメチョウ。 翅を開いていると黒丸は合計6つですが、閉じると合計12個。 倍になりますが、一度に見られるのは片面の6個。 同じ数です。 なんか意味あるのかな? |
![]() |
サカハチチョウ(逆八蝶)Araschnia burejana 夏型
チョウ目 タテハチョウ科 サカハチチョウ属 | |
![]() | |
名前の由来は、漢字を見て、画像を見ればわかるように、翅の白い線を逆向きの「八」の字にみたてたもの。 これは夏型。 春型は全体に模様が入って逆「八」はそれほど目立ちません。 翅の傷み具合からすると、いろいろあったようです。 | |
チョウ目 タテハチョウ科 キタテハ属 | |
頭を下にしてぶら下がっていますが、実はクモに捕まっています。 蝶や蛾の幼虫は成長するたびに形や模様が変わることがよくあります。 このトゲトゲをたくさんつけたのは2回脱皮した3齢幼虫。 夏型の成虫もいました。 |
![]() |
タテハチョウ科
動物界 節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目 チョウ目
セセリチョウ科
チョウ目 セセリチョウ科 チャバネセセリ属 | |
幼虫は稲の害虫。 イチモンジセセリとちがい、翅の白点の並びが丸くなっています。 |
![]() |
ダイミョウセセリ(大名挵)Daimio tethys 関西型
チョウ目 セセリチョウ科 ダイミョウセセリ属 | |
チャバネセセリと同じセセリチョウ科ですが、こちらは翅を開いてとまります。 これは関西型。 関東型は後翅の白い模様がもっと不明瞭になります。 |
![]() |
セセリチョウ科
動物界 節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目 チョウ目
その他の科
フクラスズメ(脹雀)Arcte coerula ?
チョウ目 ヤガ科 フクラスズメ属 | |
フクラスズメの幼虫の模様にはバリエーションが豊富なようですが、これとピタリと合うものはありませんでした。 ちがうイモムシの可能性があります。 |
![]() |
チョウ目 マダラガ科 Pidorus属 |
その他の科
内翅上目 チョウ目動物界
今まで出会ったチョウで感じることは、ジャノメチョウの種類が多いこと。
ジャノメチョウの幼虫というと、レッサーパンダ顔。
たくさんいるはずですが、まだ出会っていません。
来年は幼虫探しをしてみようかな、とか考えてます。
タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田
■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
(一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部)
![]() |
![]() |
![]() |
- 関連記事
-
- 立冬を 待たずに舞い降る 雪の虫 (2014/11/12)
- 下赤阪の棚田の2014年 9月下旬のチョウ目編 (2014/11/10)
- 雪虫と 後を追いかけ しろかげろう (2013/12/09)
スポンサーサイト
タグ: 9月の下赤阪の棚田の動物 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田201409 ツマグロヒョウモン ヒカゲチョウ サカハチチョウ ヒメウラナミジャノメ チャバネセセリ ダイミョウセセリ 昆虫/SA-tanada
