見返る必要はありません。金剛山のミカエリソウ
秋の金剛山。
標高差1000mの長い登山道、二河原辺(にがらべ)道。
ほとんどがスギなどの植林地。
長いわりにちょっと風景が単調なのが欠点。

杉林の中の尾根道の二河原辺道
そんな道でも所々で花が咲いています。
カワチブシのほか、ちょっと気になったのがミカエリソウ。
シソ科テンニンソウ属の落葉低木。
ミカエリソウ(見返り草)Comanthosphace stellipila シソ目 シソ科 テンニンソウ属 落葉小低木 |
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見ての通りシソ科の特徴を持っているので、わかりやすい花かもしれません。
ただ丈は低くても草ではなく木。
シソ科の木はちょっと珍しいかもしれません。

ミカエリソウの花
唇形花冠(しんけいかかん)がわからないほど小さな花弁に、飛び出た長い4本のオシベと1本のメシベ。
それがまとまって並んでいる穂状花序(すいじょうかじょ)。
たくさんの花が一斉に咲いている姿は目を惹きます。

シソ科らしい葉
名前の由来は、思わず見返るほど花がきれいなこと。
と言われますが、たしかにきれいですが、さすがにそれほどまでに特別とは思えません。
それに見返るまでもなく、立ち止まってしまうでしょう。
ということで、「由来は謎」説が正しいような気がします。
タグ♦ 金剛山の花 秋の花 二河原辺道
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