色の話 いろいろある色をまとめてみました。
花には色があります。
もちろん色は花以外にもありますが、植物の中で色のバリエーションが多いのはやっぱり花。
だからでしょう、一般向けの花の図鑑では、色で分類しているものは少なくありません。
このブログでもたくさんの花を載せるときは、色で分類することがよくあります。
ところが、この色の分類というのはなかなか難しいところがあります。
特に赤と青の間にはたくさんの「色」があり、花もこの範囲の色のものが少なくありません。
赤と青はちがう色なのに、その間に境界を引くのはとてもたいへん。
「紫」は「青」なのか、「赤」なのか、それとも「紫」でいいのか。
![これは何色の花? コルチカム[花の文化園]](http://blog-imgs-67.fc2.com/i/k/i/ikimono8000/133401.jpg)
これは何色の花? コルチカム[花の文化園]
というわけで、色分けの基準となるための色のリストをつくってみました。
色の仕組みというのはとても複雑なものなのですが、それを簡単に説明してみると。
色には3つの混ぜあわせてつくることができない基本的な色(三原色)があります。それが、赤、青、黄。
この3つの色を混ぜ合わせると、いろいろな色ができます。
赤と青で紫、赤と黄で橙、青と黄で緑。赤青黄で黒、3色とも無いと白。
もちろんこれは簡単にした理屈で、実際はこんな単純ではありません。
赤青黄のうち2色をいろいろな割合で混ぜた色を順番に丸く並べたものを色相環といいます。
このように輪にすると色の変化がわかりやすくなります。
黄色 | ||||||
黄味橙色 | 黄緑色 | |||||
赤味橙色 | 緑色 | |||||
赤色 | 青緑色 | |||||
赤紫色 | 緑味青色 | |||||
紫色 | 青色 | |||||
青紫色 | ||||||
12色並べてみましたが、さすがに花の色をそこまで分類するのは分ける方も見る方も大変です。
そこでもうちょっと少なくまとめた表もつくりました。
12色 | 黄 | 黄味橙 | 赤味橙 | 赤 | 赤紫 | 紫 | 青紫 | 青 | 緑味青 | 青緑 | 緑 | 黄緑 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6色 | 黄 | 橙 | 赤 | 紫 | 青 | 緑 | ||||||
4色 | 黄 | 赤 | 青 | 緑 |
とりあえずこの表を色の分類の基準にしたいと思います。
4色か6色になると思いますが、今後記事を書いていく上で、よりわかりやすいまとめ方を考えていきたいと思います。
デザインの分野などでよく使われている色相環はマンセル・カラー・システムですが、アメリカで作られたものなので日本の色名とはちょっとしっくりこないこところがあります。
そこで日本の規格、「PCCS(日本色研配色体系)」をコンピュータ用の色に置き換えたものを使用し、一部の色名を変更しました。
ということで、これは各種「色業界」の基準ではないIWO(いきもの は おもしろい!)独自規格であることご了承ください。
そして過去の記事はこの規格と合わないことも、ご了承ください。
■特に参考にさせていただいたページです■
DIC Color Design, Inc.
WSJ - Good! よいホームページを創ろう講座5.3-色見本・表色系-PCCS Color List - RGB CMYK HSV
色相環のハナシ @F2S

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