特別展「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」で でっかいティラノサウルスを見上げる![大阪市立自然史博物館]
大阪市の南部にある長居公園内の大阪市立自然史博物館で開催れている特別展。
「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス-知られざる大陸ララミディアでの攻防-」。
タイトルにあるようにトリケラトプの恐竜展です。

桜をバックに特別展恒例の幟
名前の通り、入り口ででっかいトリケラトプスの頭が迎えてくれます。
そして数多くのトリケラトプスのご先祖様と親戚たちが、これでもか! これでもか! と並んでいます。
大きな頭に大きな角。
重戦車のような強そうなトリケラトプスは圧巻。

ずらっと並んだトリケラトプスの親戚たち
それでも恐竜展と言ったら忘れてはならないのが、肉食の恐竜。
もちろん、います。
まずはヴェロキラプトル。
白亜紀後期のカンパニアンの今のモンゴルのあたり出身の獣脚類ドロマエオサウルス科の恐竜。
ちょうどララミディア大陸でケラトプシア類が多様化していった頃です。
アジアに残ったケラトプシア類(トリケラトプスの仲間)のプロトケラトプスと戦った状態で化石になったと言われる「格闘化石」で有名です。
ただ、今回はありません。
残念。

意外と小さいヴェロキラプトル
しかしヴェロキラプトルはかっこいいですが、ちょっと小さい。
映画「ジュラシックパーク」シリーズでは人間よりも大きかったのですが、実際は中型犬くらいの大きさ。
もっと大きな肉食恐竜が見たくなります。
と思っていると出てくるのがテラトフォネウス。
知名度は落ちてしまいますが、ティラノサウルス科の獣脚類恐竜。

プチT-Rexって感じのテラトフォネウス
ヴェロキラプトルと同じ白亜紀後期のカンパニアン出身ですが、こちらはケラトプシア類が大きくなっていったララミディア大陸にいました。
巨大化していったケラトプシア類に合わせてかヴェロキラプトルよりも大きいですが、せいぜいポニーか牛くらいの大きさ。
当時のケラトプシア類にはもうかなわなかったかもしれません。
そして後半に登場するのがトリケラトプス本人。
でっかい!
ヴェロキラプトルはもちろんのこと、テラトフォネウスでも勝てそうにありません。

人とくらべたらよくわかるでっかいトリケラトプス
そして、その奥にでっかいのがそびえ立っています!
そう。
ティラノサウルス。
説明の必要がないほど有名な最大級の肉食恐竜。
恐竜と言ったらティラノサウルス!という人ばかりじゃないかなと思うくらい人気があります。
しかしここはトリケラトプス展。
人気のあるティラノサウルスでお客を呼ぼうというのでしょうか?

トリケラトプスを見ているティラノサウルス
いえいえそうではありません、と勝手に言ってしまいましょう。
なぜなら、ティラノサウルスは、白亜紀後期マーストリヒチアンのララミディア大陸出身。
トリケラトプスと同じです。
トリケラトプスの化石からティラノサウルスの歯の跡が見つかっていますので、「食べられる-食べる」の関係にあったようです。
そう、トリケラトプスと並べても違和感がない、いや、並べる意味がある肉食恐竜なのです。
そしてトリケラトプスに引けを取らない大きさ!
トリケラトプスのように360°から見ることができる、というわけにはいきませんが、かなりの向きから見ることができます。
そして、なんと、下から見上げることもできるのです!
トリケラトプスだけでなくティラのサウルスの見せ方にも凝っています。

でっかいティラノサウルスを見上げる!
ということで、ティラノサウルスが好きな人にもおすすめできる「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」。
特に、ティラノサウルスの下にある、化石に残された傷から推測したティラのサウルの「トリケラトプスを食べるときのお食事マナー」はおすすめ!
なんかいかにも的な力技のお食事マナーがCGで描かれています。
動画でないのが残念!

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タグ: 恐竜戦国時代の覇者! トリケラトプス ティラノサウルス ヴェロキラプトル テラトフォネウス 大阪市立自然史博物館 裸子植物 白亜紀 Ceratopsia

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