【 サトイモのはなし】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

今年もタルサトイモがはじまります! タルサトイモ2014


 桜の花も終わって今年もタルサトイモの季節がやって来ました。

 もともと家庭菜園で作っていたのですが、閉鎖にともなって漬物樽をベランダにおいて作ってみると思っていたい以上によくつくれました。
 タルサトイモのはじまりです。

 サトイモは種でなく芋で増やしますので、親の性質がそのまま受け継がれます。
 同じように育てたら、同じ味になります。

 もちろん「理屈では」ですが、種で育てる植物よりも性質が安定しているのは明らかです。



 半年寒さに耐えてきた種芋は、早く植えろとばかりに芽を伸ばしはじめています。

 ということで、去年よりちょっと早く植え付け。



もう芽をのばしはじめているタルサトイモの種芋
もう芽をのばしはじめているタルサトイモの種芋




 サトイモは連作障害(毎年同じ土で作ると野菜が育たなくなること)が出やすいので去年の土は半分取り出し、野菜用の栽培用土と入れ替えます。

 サトイモの土は冬の間に水菜を育てたのでもちろん肥料も。

 取り出した土は、ほかのプランターで使いますが、サトイモの土にはたくさんミミズが住んでいるので、見つけ次第樽の中へ戻します。



 種芋は芽を上にして、すべてが土に隠れるまでちょっと深めに埋めます。

 まだ朝晩冷え込む可能性があるので、樽の上に透明なビニールをかけます。

 サトイモは暖かい地域の植物なので、寒さに弱いのです。

 あとは土が乾かないようにときどき水をかけるだけ。



新しい土に埋める前の種芋
新しい土に埋める前の種芋




 サトイモは冬が苦手。

 種芋は収穫から翌年の春までうまく冬を越させることが大切。

 サトイモは親芋小芋についていた部分から腐りやすいので、できるだけまとまったまま残します。

 箱のなかに籾殻(もみがら)か、なければおが屑(くず)をいれ、その中に種芋を埋めて、直射日光の当たらないところで保管します。

 寒いのが苦手だからと暖かくし過ぎると芽が育ってしまいますので、手頃な温度が必要。

 気温が氷点下まで下がることがほとんどないので、毎年屋外に箱をおいています。



腐らずに冬を越した親芋
腐らずに冬を越した親芋
このあとスタッフがおいしくいただきました。




 それでも春までの間にはいくつか腐ることを覚悟して、植えるよりも多めにとっておいて、残った種芋はおいしく食べるつもりくらいがちょうどいいかもしれません。

 いつもなら種芋は子芋孫芋を使うのですが、去年は不作。

 親芋に子芋をつけたまま残していました。

 親芋はたくさん小芋がついているのでどうしても腐りやすくなります。

 去年は不作で芋が少なかったので、親芋ごと残したのですが、ほぼまるごとだったので腐らなかったようです。



 ということで、これから半年間、タルサトイモを育てます。



関連記事
スポンサーサイト



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: タルサトイモ2014タルサトイモサトイモ

theme : 家庭菜園
genre : 趣味・実用

comment

管理者にだけメッセージを送る

サトイモの危機感

こちらでは親芋はおいしくないものが多いのですが、タルサトイモは親芋もおいしく食べられる種類のようです。

ただ子芋孫芋に比べると味も食感も落ちるので、別に料理します。
わりとかためなのでカレーにもいいですね。


畑ではたくさん植えていてもほとんど花が咲かなかったのですが、やっぱり樽という狭い環境に危機を感じて咲くのでしょうか。

といっても実はなりませんが。

去年はつぼみができても咲かせることはできなかったので、ことしはなんとか……

始まりますね〜!タルサトイモ、今年も楽しみにしていますよ♫

親芋は、めちゃ美味しいです!煮物にすると、ねっとりとしているのですが、甘くて病みつきになります♫
なかなか売りには出ませんが、よく実家からもらって食べます!

タルサトイモの花、楽しみです!
二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS