【 地衣類のはなし】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
果物・実
紅葉・黄葉・褐葉
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について

〔関連タグ リスト〕

〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

ちょっとかわった杉?の森 マイクロフォレスト5


 里山の道を歩いていると、ちょっとかわった杉林と出会いました。

 いや、杉というにはちょっと変です。

 下生えの平たい草の中からすっくと天を突くように伸び上がった姿は杉ですが、枝葉があるように見えません。

 緑色ですから、幹に沿わして枝を張る新種の杉でしょうか。



ちょっとかわった杉の林
ちょっとかわった杉の林




 というのが真っ赤なウソなのは、言うまでもないでしょう。

 この“杉”の高さは数センチ。
 5センチもありません。

 生き物ですが、植物ではありません。
 もちろん動物でもありません。

 それは、地衣類(ちいるい)。



街なかの地衣類ハンドブック

新品価格
¥1,512から
(2017/2/7 15:30時点)




 地衣類はカビと藻類(そうるい)がひとつになったもので、藻類が光合成して作った栄養でカビは生きています。

 カビが藻類に住むところを提供して、家賃で生活しているようなもの。

 ですから、共生している藻類がいなくなると地衣類のカビは生きていけません。

 二つの生き物ですが、一つの生き物のようになっているのが地衣類の特徴。



実はちっちゃな地衣類の林
実はちっちゃな地衣類の林




 ちょっとかわっているようですが、人間も腸の中にもいろいろな微生物がいて、その力を借りて生きています。
 そういった微生物がいなくなると、人間は病気になってしまいます。

 ですから、生き物の中ではあたりまえのことなのかもしれません。



 地衣類の説明は閑話休題。

 この枝のような地衣類はヤリノホゴケのようです。

 名前に「コケ」とついていますが、もちろんコケではありません。

 コケは自分で光合成ができる植物です。

 ヤリノホゴケは山地から里山のわりと日当たりがいい倒木や土の上に生えます。

 根本の鱗(うろこ)のようなものは基本葉体(きほんようたい)と呼ばれ、これもヤリノホゴケ。
 ニョキッと生えている方は子柄(しへい)といって、胞子が入った子器(しき)をつけます。



ヤリノホゴケ(槍穂苔)
真核生物 菌界 子嚢菌門(ここまではカビやキノコも含みます)
チャシブゴケ菌綱 チャシブゴケ目 ハナゴケ科 ハナゴケ属

ヤリノホゴケ(槍穂苔)



 よく見ると、変なヤリノホゴケがあります。

 先が枝分かれして、赤くて丸いものが付いているものもあります。

 色もちょっと灰色がかっているようにも見えます。

 根本の鱗のような基本葉体も小さいようです。



変なヤリノホゴケ?
変なヤリノホゴケ?




 こちらはコアカミゴケのようです。

 ヤリノホゴケと同じハナゴケ属ですが、ちがう種類。



コアカミゴケ(小赤実木毛)
真核生物 菌界 子嚢菌門(ここまではカビやキノコも含みます)
チャシブゴケ菌綱 チャシブゴケ目 ハナゴケ科 ハナゴケ属

コアカミゴケ(小赤実木毛)



 緑色に見える地面も近くからじっくり見てみれば、小さな大森林が広がっているかもしれません。



地衣類が生えていたのはこんなところ
地衣類が生えていたのはこんなところ




タグ♦ マイクロフォレスト ヤリノホゴケ 地衣類

地衣類を調べるときに便利な本

(「木毛」ウォッチングのための手引き) 地衣類初級編

新品価格
¥2,000から
(2014/3/27 22:03時点)

街なかの地衣類ハンドブック

新品価格
¥1,512から
(2016/11/16 14:06時点)

校庭のコケ―野外観察ハンドブック

新品価格
¥2,057から
(2016/11/16 14:09時点)

関連記事
スポンサーサイト
››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ヤリノホゴケ  コアカミゴケ  地衣類  相利共生  マイクロフォレスト  微小森林 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

comment

管理者にだけメッセージを送る

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
Yahoo!天気・災害
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
bk1
リンク
動物プロダクション サイエンスとゆかいな仲間たち
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
Amazon
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる