【 微生物・菌類・細菌 等のはなし】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
果物・実
紅葉・黄葉・褐葉
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について

〔関連タグ リスト〕

〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

オリゼ かもした! おかゆ→甘酒〈米麹とおかゆで甘酒を作ってみよう!〉


 生き物はすべて扱うといいつつも、なかなか扱いにくいのが小さな生き物。

 その一つに菌類(きんるい)があります。

 キノコのように見て分けるほどの形を作るものでしたらいいのですが、カビのように色の違いくらいしかわからないものはなかなか難しいものです。

 そこで、日本人の生活に深く関わっている菌類の一つ、コウジカビをつかい、菌が作り出す変化を観察していくことにしました。



麹とコウジカビ

 穀物にコウジカビを繁殖させたもを「麹(こうじ)」と言い、味噌、醤油、酒、酢などの原料の一つにになります。

 今回は、米にコウジカビを繁殖させた米麹(こめこうじ)を使い、短時間で作れておいしい健康食品の甘酒をつくることにしました。



今回使ったのは乾燥米麹のばらこうじ。
見た目はちょっとほこりまみれのお米という感じで、あまりカビっぽくは見えません。




 目に見えないコウジカビの働きをどうやって見えるようにするか。

 甘酒を作るコウジカビの主な働きは、お米のデンプンを酵素で分解してブドウ糖など甘味を作り出すこと。

 甘さを計るものというと糖度計。

 調べてみると結構安いのもありますが、今回は手元にあるものでやってみることにしました。




著作権を意識した麹のコージくん
ニックネームはオリゼくん

ヨウ素デンプン反応

 それはヨウ素デンプン反応。

 小学校の理科実験の、デンプンがあると藍色に変わるあの反応です。

 おかゆはデンプンばかりで藍色。
 コウジカビが分解してデンプンが減ると、色が薄くなる。
 はず。



 このヨウ素液、どこの家にもあるようなもの、無くても簡単に手に入る物で作れます。

 それは、ヨードチンキの消毒薬かイソジンのうがい薬。
 それを薄めて作ります。

 ちょうどイソジンのうがい薬があったので、数十倍に薄めて使いました。

 ヨウ素液は消毒薬で食べられませんので、反応を見たあとは捨てます。




試しに米麹にヨウ素液をかけてみました。

お米ですからデンプンがあるはずですが、乾燥しているためかヨウ素デンプン反応はほとんど起きていないように見えます。



甘酒の作り方

 甘酒の作り方にはいろいろありますが、今回は次のような方法にしました。

 お米1合に水を4合分いれ、炊飯器でおかゆ炊き。

 炊き終わったら電源を切って冷まして、温度が60度位に下がったところで、米麹300gを混ぜます。

 その後は炊飯器の保温スイッチを入れ、温度が上がり過ぎないように炊飯器の蓋をテープで止め、少し開けまたままにします。
 今回は剥がしやくすく跡が残りにくい養生テープを使いました。

 あとはホコリが入らないように布巾をかけ、炊飯器の蓋の隙間を調整してコウジカビが働きやすいように温度が50~60度の間に収まるようにして、甘酒ができるのを待ちます。



おかゆ炊きあがり
温度:95℃
味:ご飯(おかゆ)の味で甘くない

ヨウ素デンプン反応があまり現れていませんが、炊き上がりなので温度が高すぎて反応が弱かったのかもしれません。

炊飯器のスイッチを切り、蓋を少し開けてテープで固定。
ホコリが入らないようにふきんを掛けて冷まします。


0時間
おかゆが60℃近くなったので、米麹を混ぜ、炊飯器のスイッチを入れて保温にします。

麹を混ぜるとドロリとしたおかゆがあっという間に水っぽくなります。
すぐにデンプンの分解が始まっているのでしょうか。
最初の変化です。

温度が下がったためか、ヨウ素デンプン反応が濃く出ました。

おかゆの中の固そうなお米に見えるのが混ぜた米麹。


1時間
味:もう甘い味がする
香:ちょっとほこりっぽい

ヨウ素デンプン反応は0時間と変わりなく黒に近い紫色ですが、もうはっきりと分かるくらい甘味があります。


2時間
味:かなり甘くなった
香:ほこりっぽいのは相変わらず

すべて柔らかそうなご飯に見えて、米麹もふやけてきたようです。

ヨウ素デンプン反応も心なしか薄くなったような感じがします。
2番めの変化。


3時間
味:味はかなり甘い
香:相変わらずほこりっぽい

ヨウ素デンプン反応はかわりなし。


4時間
味:甘さ変わらず
香:相変わらずほこりっぽい

ヨウ素デンプン反応はかわりなし。


5時間
味:甘さ変わらず
香:ほこりっぽくなくなった

3番目の変化。


6時間
味:さらに甘くなってきた
香:少し甘酒のような香がしてきた

4番目の変化で甘酒っぽくなってきました。


7時間
味:甘さがすこしまろやかになる
香:少し甘酒のような香がしてきた

まろやかさが出るとは思っていませんでした。
5番目の変化です。

8時間
味:甘さがもっとまろやかになる
香:いい匂いがしてきた
色:少し黄色くなってきた

ヨウ素デンプン反応は変わりありませんが、味も変わりも見た目もだいぶん変わってきました。

6番目の変化で見た目も香りも甘酒っぽくなってきました。


9時間
味:8時間からあまり変化なし
香:8時間からあまり変化なし
色:大分黄色くなってきた

ヨウ素デンプン反応に明らかな違いが出てきて、デンプンの分解が進んでいることが目で見てわかるようになってきました。

ということで、今回は7番目の変化で終了することにしました。




もやしもん(1) (イブニングKC (106))

新品価格
¥560から
(2014/2/5 22:25時点)

甘酒の飲み方

 できあがったのはおかゆのようなものですので、密閉容器に入れ、粗熱をとってから冷蔵庫で保管します。

 固形分が多いので甘酒の素にします。

 ミルクパンに甘酒の素と水を入れ、薄めた分砂糖を加えて味を調整しながら軽く一煮立ちさせたら、出来上がり。

 出来上がった甘酒は意外とあっさりとした味わいですので、好みで酒粕やおろし生姜や塩などを入れると風味や甘味がまして美味しくなります。

 めんどくさい時は、マグカップに全部入れてレンジで熱い目に温めてもなんとかできます。
 ただし吹きこぼれますので沸騰させないように。



もやしもん リターンズ オリゼーぬいぐるみリターンズ

新品価格
¥2,625から
(2014/2/6 00:08時点)

アスペルギルス・オリゼ

 コウジカビにはいろいろな種類があり、日本でよく使われるものの一つが「ニホンコウジカビ」。
 学名「アスペルギルス・オリゼ」。

 マンガ「もやしもん」で有名な、あのA.オリゼーです。

 コウジカビは様々な酵素で、デンプンやタンパク質のほか動物は分解できない植物繊維などを分解します。

 そしてブドウ糖以外に様々なビタミンなどを作るので、甘酒は健康食品とも言われます。

 米麹はスーパーなどで売られていますので、甘酒は簡単に作れる発酵食品。

 ただし、米麹を飼うときは、塩麹とは間違えないように!



◆タグ 菌類 もやしもん ◆

米こうじ(乾燥タイプ)300g【工場直送】【手作り甘麹、塩麹・甘酒・味噌に】

新品価格
¥404から
(2014/2/5 22:22時点)

マルコメ プラス糀 米こうじ(乾燥) 300×10袋

新品価格
¥3,990から
(2014/2/5 22:23時点)

TANITA デジタル温度計 【料理用温度計】 グリーン TT-533-GR

新品価格
¥885から
(2014/2/5 22:24時点)

関連記事
スポンサーサイト
››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 甘酒    米麹  コウジカビ  オリゼ  菌類  カビ  ヨウ素デンプン反応 

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけメッセージを送る

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
bk1
リンク
動物プロダクション サイエンスとゆかいな仲間たち
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる