節分 セツブンソウが咲き始めました。
自生する場所が限られる野草のセツブンソウ。
雑節の一つ、立春前日の節分を迎え、セツブンソウ(節分草)が咲き始めました。
といっても、山の中ではありません。
植物園。
大阪の河内長野市(かわちながのし)にある花の文化園です。

頭を少し出したセツブンソウ
このようにセツブンソウはまず蕾(つぼみ)を出します。

頭を全部出したところ
蕾のまわりを包んでいるのは萼(がく)ではなく葉。
赤っぽく見えるのは紅葉で有名な赤い色素のアントシアンが多いため。
それはまだ十分に成長していない葉を太陽の光から守るため、と思います。

頭をもたげてきたセツブンソウ
キンポウゲ科の花らしく、太陽に向かうべく頭をもたげてきます。

葉を広げて今にも咲きそうになっています
ここまでくると葉も緑色。
ゆるみはじめた花の中にはオシベメシベが見えます。

花が開いてきたセツブンソウ
透明感がある白い花弁(はなびら)は、花弁ではありません。
実は蕾を保護するために包んでいた萼(がく)が花弁のようになったもの。
でも蕾のときには、葉が包んでいたので完全に萼の役割はなくなっているようです。

花開いたセツブンソウ
真ん中に固まっている紫色のものがオシベとメシベ。
そのまわりを囲んでいる先に黄緑色の丸いものがついたのが花弁が変化したもの。
先の丸いのが蜜腺。
まだ黄色くなっていないので、熟していないのかもしれません。
ここで咲いているセツブンソウはまだわずか。
梅が本格的に咲き始める2月中頃には見頃になることでしょう。

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