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金剛山が育む棚田の生き物 下赤阪の棚田2013年10月上旬 その3 動物編


 稲刈りが始まった10月の下赤阪(しもあかさか)の棚田で出会った生き物たちのその3の動物編です。



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掲載ページ数は文一総合出版『ポケット図鑑 田んぼの生き物400』初版第1刷のものです。




ここから先の記事にはの画像がたくさんあります。






別角度から見た稲刈りがはじまった10月の下赤阪の棚田




動物界
節足動物門
昆虫綱
バッタ目
クルマバッタ(車飛蝗)
バッタ科

仮面ライダーっぽい横顔から胸部にかけての白い三角のラインと、背中側の盛り上がりが特徴
緑色の個体はもっと仮面ライダーぽくなります。


クルマバッタモドキ(車飛蝗擬)
バッタ科

一見クルマバッタのようですが、胸部の背中側の左右に「› ‹」の白い模様が入っているので、クルマバッタモドキです。


コバネイナゴ(小翅稲子)
バッタ科 イナゴ属
掲載:P111

目から胸部にかけての濃いラインと、折り曲げられた後脚と変わらない短い翅(はね)なので、コバネイナゴ。
翅が長いとハネナガイナゴ。


チョウ目
チャミノガ(茶蓑蛾)
ミノガ科

ミノムシの一種。
小枝が目立つミノですので、チャノミガとしました。


ヒョウモンチョウ(豹紋蝶)の仲間?の幼虫
タテハチョウ科 ヒョウモンチョウ属

体の色とトゲの雰囲気からヒョウモンチョウの仲間の幼虫ではないかと思います。

サナギになる場所を見つけたようです。


その他の目
キイロスズメバチ(黄色雀蜂)
ハチ目 スズメバチ科 スズメバチ属

体はオオスズメバチよりも小さいですが、気の荒さはスズメバチ一と言われています。


クロウリハムシ(黒瓜葉虫)
甲虫目 カブトムシ亜目 ハムシ科  ウリハムシ属

ウリハムシに似ていますが、体が黒いのが特徴。
ウリハムシは全体が濃いオレンジ色です。


ナミアメンボ
アメンボ科

ポピュラーなアメンボ。
翅があって飛ぶことができるので、水の淀みがあるとどこにでもいます。
水の中に住む生き物ではなく、水に落ちてきた生き物を食べるので、浮くことができれば水の中に生き物がいてもいなくてもかまわないようです。



クモ綱
クモ目
ジョロウグモ(女郎蜘蛛)
ジョロウグモ科 ジョロウグモ属
掲載:P116

身近なクモの一つ。

中央の大きいのがメスで、その上の小さいのが恐らくオス。
ジョロウグモやコガネグモは大きなメスに対してオスが極端に小さい種類です。
交尾の時期になると、オスがメスの巣に「居候」をはじめます。
時には数匹のオスグモが「同居」することもあります。


キクヅキコモリグモ(菊月子守蜘蛛)
コモリグモ科 オオアシコモリグモ属

「コモリグモ」はメスが卵や幼虫をお腹で守る習性を持つことが名前の由来。
コモリグモの中で水田によくいるのがこの種類。


フノジグモ(不の字蜘蛛)
カニグモ科 フノジグモ属

漢字の名前を見ればわかるように、腹部の背中側に「不」の文字のような模様があるのが特徴です。
「不」の字には個体差があるようで、本当に「不」に見えるものもいます。




エビ綱
エビ目
サワガニ(沢蟹)
サワガニ科 サワガニ属
掲載:P142

海と縁を切った珍しいカニ。
淡水に住むカニも幼生のころは海で生活しますが、サワガニは卵から生まれた時にはすでにカニの形をしています。

このカニはもう死んでいるようでした。
流れがなくなったので水の質が悪くなったためでしょうか。




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脊索動物門
条鰭綱
コイ目
カワムツ(川※)
コイ科 カワムツ属
掲載:P71

今回は斜めからの画像がありますので、ツイッターでの指摘を元に稚魚の画像検索をしました。
ところが稚魚の画像は少なく、なかなか分かりやすのを見つけることができません。
それでも体に黒い線があり、金剛山系にも住んでいるということで、カワムツとしました。


小魚が生き残っていた用水路のたまり
用水路の水が止められてから魚が残った場所は三箇所。
そのうち今まで魚が残っていたのは斜面の途中のたまり1箇所のみ。
ほかはきれいにいなくなっていたので、サギに食べられたのでしょう。

※「ムツ」は魚偏に陸の旁




両生綱
カエル目
ツチガエル(土蛙)?
アカガエル科 アカガエル属
掲載:P34

棚田常連のカエルです。
ヌマガエルかもしれません。


ニホンアマガエル(日本雨蛙)
アマガエル科 アマガエル属
掲載:P26

こちらは田んぼのまわりの雑草域の常連カエルです。
あざやかな黄緑色の保護色を生かすため、いつも葉っぱの上にいます。



鳥綱
スズメ目
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)
セキレイ科 セキレイ属
掲載:P171

よく見かける3セキレイのひとつ。

一応、水辺の鳥ですが、町中のアスファルトの上にいたりします。
よく2羽以上で行動しています。


ハクセキレイ(白鶺鴒)
セキレイ科 セキレイ属
掲載:P170

こちらも3セキレイの一つ。

セグロセキレイと同じように町中にもいます。
「ハクセキレイ」といいつつ、背中は灰色。
さらに黒い種類もいて、セグロセキレイに見間違えそうになります。
ポイントは顔。
白い顔に過眼線(かがんせん)(目のところの黒い線)があればハクセキレイ。
顔が黒く目の上が眉のように白くなっていればセグロセキレイ。

こちらも2羽以上で行動することが多いようです。


キセキレイ(黄鶺鴒)
セキレイ科 セキレイ属

3セキレイの一つですが、ハクセキレイやセグロセキレイほど見かけません。

行動は大抵1羽で、ハクセキレイやセグロセキレイとちがい積極的群れようとはしません。
今まで見かけたことがあったのは池や川で、水のないところで見たのはこれが初めてです。

セグロセキレイ、ハクセキレイよりも小さく、お腹が黄色いのが特徴です。

稲刈り後の田んぼで3セキレイがそろって落穂をついばんでいました。


モズ(百舌,百舌鳥,鵙)
モズ科 モズ属

スズメ目ですが、上の嘴(くちばし)の先が下向きに鋭く曲がった猛禽(もうきん)型の嘴を持ちます。
肉食らしくオスは暇があれば縄張りを主張(さえずり)をします。
下赤阪の棚田ではいつも数羽のモズがさえずっていました。

水辺と関係ない鳥ですが、虫や小動物が多く開けている田んぼや畑は好きなようです。


ハシボソガラス(嘴細烏)
カラス科 カラス属
掲載:P174

身近なカラスは2種類。
ハシボソガラスとハシブトガラス。
嘴から頭にかけてのラインがなだらかなのがハシボソガラス。
ほかに「カァカァ」と濁らないで鳴いたらハシブトガラスですが、ハシブトガラスも「ガァガァ」と鳴くので「カァカァ」でなければわかりません。
また都市部に多いのがハシブトガラス、田畑に多いのがハシボソガラスと言われています。


タカ目
ノスリ(※)
タカ科 ノスリ属

言わずとしれた猛禽。
猛禽というとウサギなどの哺乳類をかるイメージが強いですが、魚や昆虫やトカゲなどを狩る種類も少なくありません。
ノスリもネズミやカエル、ヘビなどを食べます。
ということで、稲刈り後の田んぼはお食事場でしょう。

食べ物はモズとかぶりますが、さて、どちらが強いでしょうか。
体の大きさはスズメより大きいくらいのモズに対して、ノスリはカラスくらい。
ノスリの方が圧倒的に大きいですが、少なくとも、下赤阪の棚田で見かける数はモズのほうが圧倒的、というかノスリはこの時上空を舞っているの見た1回のみ。
ケンカは好きでないのかもしれません。

※「のすり」の漢字は鳥脚に狂(「鳥」の上に「狂」)



哺乳綱
ネコ目
ホンドテン(本土貂)の糞
イタチ科 テン属

イタチの可能性もありますが、9月の足跡はテンのもののようなので、テンとしました。

雑食でトカゲやカエル、虫やカニなどを食べるので、水がある間の田んぼは食べ物だらけだったと思います。
稲刈りが終わったあとも棚田にやってくるでしょうか。




 これで10月の下赤阪の棚田の生き物は終わりです。

 用水路の水も止められた稲刈り中の田んぼ。
 この後は水も稲も無くなる冬。

 棚田の生き物たちはどうなるでしょうか。

 もちろん冬になっても棚田に生き物に会いに行きます。



◆タグ 下赤阪の棚田 田んぼ ビオトープ 田んぼの生き物 ◆

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 10月の下赤阪の棚田の動物  昆虫/SA-tanada  虫/SA-tanada  鳥/SA-tanada  キイロスズメバチ  キクヅキコモリグモ  フノジグモ  カワムツ  下赤阪の棚田2013  下赤阪の棚田201310 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

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セキレイ王国?

** ななこ さん へ **
セグロセキレイとハクセキレイはよく見ますが、キセキレイも一緒にいるのははじめてです。

水場から離れないキセキレイもくるくらいですから、よっぽど落ち穂のお米が食べたかったのでしょうね。

ここはスズメもムクドリも見かけないので、セキレイ王国かもしれませんね。
この時だけは。

セキレイ

こんばんわです^ ^

セキレイさん、私はハクセキレイしか見たことがありません。
一箇所でセキレイ三種見れるなんて、ステキです!
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Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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