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5億年前の重防御生物に似た生き物が大阪湾にいるなんて知らなかった!「いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」


 大阪湾にいる生き物がいっぱい集まった大阪市立自然史博物館の「いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」。

 チラシを見た時から気になっている生き物がいました。



この記事には変わったウニの画像があります。





会場入り口の釣り看板<
会場入り口の釣り看板




 チラシには展示されている生き物たちのキャラクターがいっぱい載っています。

 みんなマンガっぽくなっていますが、よく特徴を捉えていて、自分が知っている生き物ならすぐわかります。

 その中で気になるのが、丸くって毛がモジャモジャで何かトゲのようなものが生えているいきもの。

 まるで5億年前のカンブリア紀中期のバージェス動物群の「ウィワクシア」のようです。

 まさか大阪湾の底に大絶滅を何度も生き抜いた「生きた化石」がいるのでしょうか。



 そのイラストの生き物はオカメブンブク。

 会場に展示されているはずです。

 果たして実物は?



 残念ながら標本になっていましたが、ちゃんといました!

 体は丸い玉のようですが、イラストのように毛、それも硬そうな毛が同じ方向に流れていて、ウィワクシアほど重防御ではありませんが、同じ仲間のようにも見えます。

 でも、オカメブンブクはウニの仲間。



ウニには見えない淡路島の成ヶ島のオカメブンブクの標本
ウニには見えない淡路島の成ヶ島のオカメブンブクの標本




 オカメブンブクなどのブンブクチャガマと呼ばれるウニの仲間は、海底の砂の中に潜って生活します。
 砂に潜りやすいようにトゲが細く同じ方向に向くように進化したようです。

 カンブリア紀のウィワクシアはどの分類に所属するかよくわからない生き物の一つで、背中は鱗(うろこ)で覆われ、トゲは剣のようになっています。

 逆に体の下側は巻き貝のようにひっついて動く平らな“足”になっていたと考えられていて、体のつくりが左右対称(左右相称(さゆうそうしょう))になっている生き物です。



 それに対してウニは下側にも動くためのトゲや管足がならび真ん中には口があります。

 体の作りも同じ構造のものを5つ星形に並べた五放射相称(ごほうしゃそうしょう)になっています。
 ウニも含まれる棘皮動物(きょくひどうぶつ)と言われる生き物の特徴です。

 ここまでちがうとウィワクシアとオカメブンブクは親戚どころかまったくちがう生き物です。



垂井沖のオカメブンブクの背中?
垂井沖のオカメブンブクの背中?
垂井沖のオカメブンブクのお腹?
垂井沖のオカメブンブクのお腹?


 ということで、大阪湾には5億年生き延びた古代生物はいないようですが、こんなかわったウニがいることがわかりました。



 ほかにも見たことも聞いたこともないいきものがいっぱい展示されているのが「いきもの いっぱい 大阪湾」。

 もちろん大阪湾に住んでいる、住んでいた生き物たち。

 簡単に会えない生き物もいっぱいいます。

 そんな生き物に会えるのもあとわずか。

 2013年10月14日(祝)まで!



◆タグ いきもの いっぱい 大阪湾 ウニ 棘皮動物 ◆

■参考外部リンク■
第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~ | 大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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