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恐竜もすごいけど恐竜以外もすごい福井県立恐竜博物館


 北陸地方の福井県の勝山市にある福井県立恐竜博物館。

 世界三大恐竜博物館に数えられる博物館です。



 小高い丘の上にある博物館の前には広い駐車場があります。

 少し交通が不便なところにありますので、ほとんどの来館者は車で来るようです。

 だからでしょうか、夏休みだというのに勝山駅からの恐竜バスにのったのは3組。
 福井駅からシャトルバスがないのも頷けます。




田園風景の向こうに見える銀色卵の恐竜博物館




 駐車場から続く入り口は3階になり、そこから一気に地下までエスカレーターで下ります。

 恐竜以外の化石が並ぶ「ダイノストリート」を抜け、カマラサウルスの産状化石を横目に階段を登って行くと、ティラノサウルスのロボットが出迎えてくれます。

 ここから恐竜展示の本番、「恐竜の世界ゾーン」です。




「恐竜の世界ゾーン」で迎えてくれるティラノサウルスロボット




 まずは恐竜の基本的な情報をいろいろな展示で紹介してから、復元骨格の展示が始まります。

 この博物館の特徴は、一応パーテーションなどで区切りはあるものの、部屋にはなってなく、天井が吹き抜けになっているなど、古い博物館ではありえないようなデザインになっていること。

 吹き抜けになっているので上のフロアからも展示を見ることができるのです。

 ただおすすめ順路だと広めの通路の右に左にとせわしなく動かないといけないのが残念。




モンゴルのタルボサウルス(白)と北米のティラノサウルス(黒)が並ぶ
これで両者の違いがよくわか……らない?




 分類ごとに展示されている恐竜たちを見ながら、中国の四川省(しせんしょう)で見つかった恐竜の生体モデやロボットが並ぶジオラマへ。




伸び上がって葉を食べる全長20mのオメイサウルス




 それから鳥盤類の恐竜をいろいろ見ながら、天井のある「地球の科学ゾーン」へ。

 地球の地質や岩石などの地学についての展示になります。




トリケラトプスの仲間のアルバータケラトプス・ネモイ




 その壁際にあるのが福井県で見つかった恐竜、フクイサウルス、フクイラプトル、そしてドロマエオサウルスの仲間の化石です。

 ここに恐竜博物館が作られるきっかけになった恐竜たちです。




イグアノドンの仲間のフクイサウルス・テトリエンシス


アロサウルスの仲間のフクイラプトル・キタダニエンシス
「ラプトル」とついてますがドロマエオサウルスの仲間ではありません。


名前がまだ無いみたいなドロマエオサウルス類
「フクイラプトル」がもう使われてしまったので名前はどうなる?




 しかし、それまでの吹き抜けの華やかな展示と比べて、天井のあるところで展示ケースに入れられてほぼ真横からしか見ることができない状態でがっかり。

 ご当地恐竜なのに華々しいアメリカや中国の恐竜との差を感じてしまいます。



 車で来た人はあまり意識しないかもしれませんが、福井まで電車できて、さらに各駅停車で1時間揺られたあと、便数の少ないコミュニティーバスに乗り換えて来た者にしてみれば、もうちょっと福井の恐竜をかっこ良く見たかった。

 この展示ならもっと交通の便がいい福井市街のほうがよかったのに、と思ってしまいます。



 「地球の科学ゾーン」を出ると、「恐竜の世界ゾーン」を見下ろすようにスロープがあり、いろいろな角度でもう一度恐竜たちを見ながら2階へ。



2階から見た華やかな「恐竜の世界ゾーン」
※画像スライドできます ⇒⇒



 2階は「生命の歴史ゾーン」。
 先カンブリア紀から現代につながる地球の生き物がいろいろと展示されています。




エディアカラ動物の
チャルニオディスクス・アルボレウス

カンブリア紀ですが
バージェスの住人ではない
アカドバラドキシデス


 そして恐竜と同じ時代のモササウルスや翼竜、首長竜などいろいろ。

 もちろん動物だけでなく植物も。

 そして恐竜滅亡後の哺乳類の化石まで幅広く。

 恐竜博物館ということで簡単に流す人もいそうですが、名前に反して?ここもなかなかいい展示です。




見るからにモササウルスの仲間のプラテカルパス


頭が特徴的な翼竜のタペジャラ・ヴェルンホフェリ


バシロサウルスよりはクジラっぽいドルドン・アトロックス
恐竜滅亡後の4000万年前のクジラです。



 展示室のとなり、吹き抜けになっているエントランスホールにはティラノサウルスの全身骨格を間近で見ることができるダイノラボ、ミュージアムショップやレストランがあります。

 ただミュージアムショップはあまり大きくないので、夏休みなど混むときにはお土産を買うのにも想像以上の時間がかかる覚悟は必要。

 またレストランもお昼前から行列ができ、博物館周辺にはお店のたぐいは全く無いので、シーズン中の子供連れには昼食もなかなか難しいポイントになるかもしれません。



 トータルで考えると三大恐竜博物館の名に恥じない立派な展示だと思います。

 しかし外国の恐竜と勝山で見つかった恐竜たちの展示の差や、レストランのキャパシティなどを考えると、はたしてこの場所でいいのか、という気がしてしまいます。

 とてもいい博物館なだけに、電車で行くとどうしても残念感が。

 博物館に行く時には、車はもちろんのこと、遠方からの列車の場合は鉄道の乗り継ぎ時間やホテル選びなど、十分な下調べが必要かもしれません。



◆タグ 恐竜 化石 恐竜博物館 ◆

■参考外部リンク■
FPDM: 福井県立恐竜博物館
市内バス路線 - WEBかつやま
地域共生型サービス企業をめざします。 えちぜん鉄道株式会社
JRおでかけネット:トップページ


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タグ: 恐竜博物館  化石  恐竜  フクイサウルス  フクイラプトル  ドルドン  タペヤラ  モササウルス  オメイサウルス  アルバータケラトプス 

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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