地上9階の梅田の新しいビオトープ グランフロント大阪
2013年4月26日に大阪駅の北側で開業したグランフロント大阪。
「最後の大物商業施設」と呼ばれるだけあってマスコミなどでは日本初出店などのテナントを中心に紹介されています。

梅田スカイビル側から見たグランフロント大阪
もちろん、このブログで日本初出店のショップを紹介するわけではありません。
グランフロントは北館と南館の2つの建物にわかれますが、両館とも9階に屋上庭園が作られています。

南館9階の屋上庭園のサルスベリ
丈の低い草から大きな木までいろいろな種類が植えられています。
ただ、オープン後3カ月余りということで、木はまだまだ枝葉も少なく、炎天下の屋上には木陰はほとんどないという状態です。
しかし、何年か後には成長して空中の森が現れることでしょう。

南館の屋上庭園の”将来の森”
多くの植物には名札がつき、樹木は季節を通して花が楽しめるように配慮されているようです。
この日も草むらの中からキリギリスの鳴き声が聞こえて来ましたので、すでにビオトープになりはじめているのかもしれません。

南館のシマトネリコのプレートと

南館のシマトネリコの花
ただ、まわりに遮るものがあまりないビルの9階。
地上100メートルを超えるタワーから離れると、海の方からの風がそのまま吹き抜けていきます。
植物には決していい環境とはいえないでしょう。
将来JR梅田駅跡地に大きなビルが建てばいくらかはましになると思いますが、それまで無事樹木が育っていくかちょっと心配の9階屋上庭園です。

北館の将来の森

9月が楽しみな北館のキンモクセイ

今年はちょっと残念そうな北館の以呂波紅葉

来年の春が楽しみなな北館の啓翁桜

風が抜けていく北館の草原
日本以外の地域の植物も植えられているので「ビオトープ」と呼ぶのは正しくないかもしれません。
でも、このまま多くの植物が育ち、周辺から日本にに住む生き物たちがいろいろやってきて、「新しいビオトープ」になるかもしれません。

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