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タイトル通りの「第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」〈大阪市立自然史博物館〉


 大阪市立自然史博物館の2013年夏の特別展へ行ってきました。

 タイトルは「第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」。

 なんだか親近感を持ってしまうタイトルです。

 ブロガー招待に当選したので、開催前日の内覧会の日。
 会場は海のいきもの好きでいっぱい。
 館長をはじめ学芸員の方が展示の説明をしてくれるのですが、見ている人の話も勉強になります。



公開前の内覧会だったので「予定」の文字がある案内板
公開前の内覧会だったので「予定」の文字がある案内板




 大阪市立自然史博物館は地球上のあらゆるいきものと、そのいきものが暮らす大地がテーマの博物館。

 その博物館が大阪湾をテーマにするのです。

 タイトル通り小さなフナムシから大きなクジラまで色々ないきものがところ狭しと展示されています。

 いや、フナムシよりももっと小さないきものもいっぱいです。



 それだけではありません。

 自然科学の博物館ですが、人間の暮らしや日本の歴史と深くかかわってきた大阪湾。

 歴史や民俗に関する人文科学の展示もあります。

 なんということか、人間もひっくるめて大阪湾に関係する“いきもの”について展示してしまおうということのようです。

 すごい!



大漁旗が出迎えてくれる入り口
大漁旗が出迎えてくれる入り口




 会場の入口にいきなり大漁旗。

 もうこれでただの自然博物館の展示でないことがわかります。

 大阪湾の歴史と地理に合わせてそこに住んでいるいきものの標本などが展示されています。

 そこをぐっとまわると海藻の展示もあって、今回の大きな見どころ。

 マッコウクジラの骨格標本。



愛称募集中のマッコウクジラ
愛称募集中のマッコウクジラ
まさか「マコスケ」?




 大阪湾で漂流していた死体を標本にしたものです。

 標本にするときにいろいろ調査されたのですが、胃の中からはタコやイカの顎板(くちばし・カラストンビ)が見つかっています。
 その数およそ1800匹分。

 つまり、このマッコウクジラは死ぬ直前に大量のイカやタコを食べていたのです。



 その顎板の中には、深海に住むイカでもタコでもないコウモリダコや、なんと最大のイカのダイオウイカのものも混ざっていました。

 ということは、大阪湾には深海があってそこにコウモリダコやダイオウイカが住んでいる!?

 というわけでなく、どうやら太平洋で食べていたようです。

 大阪湾にダイオウイカがいないのは残念ですが、すくなくとも大阪の近くにダイオウイカやコウモリダコが住む海があるというのは、わくわくものです。



マッコウクジラの胃から見つかったダイオウイカの顎板
マッコウクジラの胃から見つかった
ダイオウイカの顎板
下の小さいのはヤワライカの仲間
(よくあるサイズ)
マッコウクジラの胃から見つかったコウモリダコの顎板
マッコウクジラの胃から見つかった
コウモリダコの顎板


 ところで、マッコウクジラはハクジラの仲間で、細い下あごに対して大きな四角い頭が特徴です。

 ところが骨格は真ん中がへこんだ丸い頭に細長いくちばし。
 まるで別の生き物のよう。

 もちろん、その理由もちゃんと解説されています。



 クジラも見終わってぐるっと回って出口……とおもいきや、そこは入り口。
 まるで魚が回遊して生まれた場所へ戻ってくるように。

 もしかして、これも展示の一部?

 ともあれ、ここで2周めに突入。
 全体の展示を見たあとのおさらい。



気が付かない人もいる?サメのドタブカの剥製
気が付かない人もいる?サメのドタブカの剥製




 最後に忘れてならないのは、図録。

 普通、博物館などの図録は展示物のカタログのようになっていますが、ここのは「解説書」。

 立派な展示の一部です。

 特別展が終わったら貴重な資料になります。

 大阪湾岸の生き物観察スポットが解説されているのでフィールドワークには大切な1冊。

 博物館のミュージアムショップが通販もしているので、特別展に来ることができなかった人にはお勧めです。



 他にも大和川編、淀川編とありますので、大阪周辺の水域フィールドワーク三部作になっています。



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タグ: いきものいっぱい大阪湾44マッコウクジラダイオウイカコウモリダコドタブカ大阪市立自然史博物館大阪湾

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