【 草花のはなし】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

雑草だって立派な蘭のネジバナは右巻きと左巻きのどっちが普通?


 美しく、人気がある花。蘭(らん)。

 19世紀には世界中の野生蘭が集められ、さかんに品種改良が行われていました。

 現在でも野生の蘭の盗採は行われ、環境の変化もあり絶滅に瀕しているところもあると聞きます。

 しかしそんな中で、盗採者に見向きもされないような蘭があります。

 それがネジバナ。



雑草に混じってしまうネジバナの花
雑草に混じってしまうネジバナの花




 蘭としては珍しく芝生などの草地にはえます。

 つまり、野山に生える野草ではなく、人の生活圏に生える雑草です。

 花軸(かじく)に花がいくつも螺旋状(らせんじょう)に並ぶ姿が名前の由来でといわれています。

 螺旋というと、避けて通れないのが右巻、左巻の問題。

 螺旋ですから必ず巻く方向があります。
 それがどちらかというのは、気になります。




ネジバナ(捩花)

被子植物門 単子葉植物綱 ラン目 ラン科 ネジバナ属
多年草
葉序:互生
花序:穂状花序
生育環境:日当たりの良い野原,芝生地,
日本での分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
別名:モジズリ(綟摺),

ネジバナ(捩花)




 その前に、この「右巻」と「左巻」はちょっとややこしいところがあります。

 右から巻くのが右巻か、右へ巻いていくのが右巻か……

 考えれば考える程ややこしくなってしまいます?

 「S巻」「Z巻」という言葉もありますが、これもちょっと見た目とちがっていてわかりにくい。



 ということでIWO(いきもの は おもしろい!)では「ミ巻(みまき)」「彡巻(さんまき)」を採用しています。

 巻いていく方向を上にして横から見た時「ミ」に見えるか「彡(さん)」に見えるかで区別します。

 「ミ巻」は「S巻」、「彡巻」は「Z巻」に相当します。



近づいてみると蘭の仲間とわかるネジバナの花
近づいてみると蘭の仲間とわかるネジバナの花




 さっそく近くの住宅街の公園にあるネジバナスポットへ行ってネジバナの「ミ巻」「彡巻」を調べてみました。

 このネジバナスポットは公園の端にあるおよそ12m四方くらいの芝生のスペース。
 中央よりにネジバナは集まっていますが、周囲にも少し散っています。

 ネジバナは地面からでる茎は1本。その先に穂状花序〈すいじょうかじょ)の花軸がひとつ。

 ということで、これがのそのままネジバナの本数になります。

 そして結果。



巻き方 ミ巻(S巻) 彡巻(Z巻)
画像 ミ巻(S巻) 彡巻(Z巻)
本数 8本 7本



 ネジバナの巻き方向は「ミ巻」「彡巻」ほぼ1対1。

 この15本のネジバナは遺伝的にどれだけ近いのかわかりませんが、1対1になるのですから、遺伝的に巻く方向が決まってしまうのではないのかもしれません。

 ただいろいろ見ていると、なんとなくミ巻は巻きも詰まっていていかにも「普通に巻いてます」という感じに見えます。

 しかし彡巻は巻きの間隔が開いているのが多く、まるで「がんばって巻いてみました」ようです。

 ということは、出現割合は1対1でも、ネジバナの基本はミ巻なのでしょうか?



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タグ: ネジバナ紫色の花梅雨の花雑草夏の花

theme : 山野草
genre : 趣味・実用

comment

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ネジバナとサギソウ

** チューリップ さん へ **
たしかにネジバナが盗採されないのは、あまりにもポピュラーすぎるかもしれませんね。

先日、ある植物園へ行ったらサギソウが咲いていたのですが、葉っぱはネジバナそっくり。
花はまったくちがいますが、同じ蘭なんだな、と思いました。

No title

ねじ花は山で盗掘しなくても、うちの方ではそこらに咲いています。庭、植木鉢に生えてきても、雑草として抜かない人が多いように思います。

花を見なければ蘭とは思えないかも

** チューリップ さん へ **

私も花を見てから蘭の仲間だと納得しました。
蘭はもっと山の中にひっそりと咲いてるものだと思っていましたから。

苗が販売されているので愛好者も多いのでしょうが、盗採さてているのを見かけませんので、心優しい人ばかりなのですね。


これはマクロモードで撮影しました。
デジカメには大抵ついています。
チューリップや花のマークがよく使われますね。

カメラによって得意不得意はあるようですので、写し方はいろいろ試すのがいいと思います。

No title

 ねじ花が蘭科だと知っていましたが、拡大写真を見て確かに蘭科だと確認しました。小さいのにいっちょまえ。この写真はどのように撮るのですか。この花が好きな人はけっこういます。
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