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2013年の橿原市昆虫館のゲンジボタルは七十二候「腐草為蛍」から展示されています。


 奈良盆地の南の橿原市(かしはらし)にあるにある橿原市昆虫館。

 毎年初夏にはゲンジボタル(源氏蛍)の昼間展示を行なっています。

 2013年も6月11日、七十二候(しちじゅうにこう)第二十六候の「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」から展示をはじめています。

 「腐草為蛍」はホタルの成虫が光りながら飛び交い始める季節がやってきたことを表します。

 展示は「腐草為蛍」が終わっても続き、6月30日までの予定。
 ただ成虫の寿命が短いゲンジボタルですから、早いほうがいいかもしれません。


奥にズド~ンと広がる橿原市昆虫館
奥にズド~ンと広がる橿原市昆虫館




 今年は去年と同じように1階の標本展示室と生態展示室の間にある「夜の昆虫たち」コーナー。
 昼間でも真っ暗になる部屋です。

 部屋の奥に水槽を並べて、そこでゲンジボタルを飼育しているようです。



2013年のゲンジボタル展示
2013年のゲンジボタル展示
ストロボが使えないのでこんな感じ。ホタルが光っています。




 展示としては、やはり2011年の本館2階展示室に作られた人工ビオトープが一番インパクトがあります。

 しかし昼間に光るホタルを見るためには、今回のようにコンパクトにまとまっている方が管理もしやすくいいかもしれません。

 でも小さな水槽よりも、まるでホタルが住む場所へ行ったかのような大きな人工ビオトープでの展示が、バージョンアップして復活することを願っています。



第6腹節の光が透けている?第7腹節
第6腹節の光が透けている?第7腹節
腹節ごとに独立して光らせることができるようです。




 ゲンジボタルはオスもメスも光ります。

 ただオスは第6腹節と第7腹節が光りますが、メスはは第6腹節だけ。
 ですからお腹を見れはオスメスがわかります。

 光る理由はわからないことも多いようですが、少なくとも同じ種類のホタル同士のコミュニケーションに使われるようです。

 もちろんオスとメスの合図もありますが、オス同士が一斉に同じタイミングで光ることもあります。



左のホタル♂が光っているときは右のホタル♂は暗く
左のホタル♂が光っているときは右のホタル♂は暗く

右のホタル♂が光っているときは左のホタル♂はほとんど光らない
右のホタル♂が光っているときは左のホタル♂はほとんど光らない

でも光るタイミングは同じ




 なかなかホタルの光は複雑なようです。



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タグ: ゲンジボタルホタル腐草為蛍橿原市昆虫館昆虫館七十二候

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