【 2023年04月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

もうすぐ立夏なのに、まだ冬がいました。

 久しぶりの公園っぽいところ。
 林の中を鳥が飛び回っていました。
 1羽だけで。


 あまり見かけない鳥。

アトリ

 どうやらアトリのようです。

 アトリは冬鳥。
 まだシベリアへ戻る時は来ていないようです。

 まわりにはシロハラ。

シロハラ

 そしてコガモがいました。
 みんな冬鳥。

コガモ

 暖かくなっても、まだ冬が残っていました。

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タグ: アトリシロハラコガモ冬鳥春の鳥

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石垣の隙間 すみれ

 スミレの季節も後半。

 「スミレ」はちょっとややこしくて、スミレ属の植物全体を指す場合と、学名Viola mandshuricaの標準和名の場合があります。
 今回はViola mandshuricaの方です。
 公園の石垣の間で咲いていました。

Viola mandshurica

 スミレはどういうわけがこういった隙間が好きで、アスファルトの隙間から生えているのもよく見かけます。
 なかなかしたたかなようですが、逆に土の上ではタチツボスミレやシハイスミレなど他のスミレの方をよくみかけるので、地面の上では弱いのかもしれません。

菫
スミレ

スミレ

Viola mandshurica
キントラノオ目 スミレ科 スミレ属

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タグ: スミレマンジュリカ春の花紫色の花

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グミの花が咲いていました。

 グミの花が咲いていました。


 毎年、晩春から初夏に咲き、秋に丸くて赤い実がなり、花の筒状のところが白いので、アキグミでしょうか。


 白い花がいくつもまとまって下向きに咲きます。
 人の背丈よりちょっと高いくらいの木。
 花を近くで見るのにちょうどいい高さ。


 ほのかに香ります。

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タグ: アキグミグミ春の花晩春の花白い花クリーム色の花

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春の低山に咲く 鮮やかな躑躅色の花

 4月の大阪の低山。
 林道を歩いていると少し淡い鮮やかな躑躅色が。
 ツツジが咲いています。


 大阪の低山はスギやヒノキの植林で覆われ、そうでないところもコナラばかり。
 緑の中で鮮やかな色は目を引きます。


 色からすると、ミツバツツジの仲間。
 画像を拡大すると、オシベがたくさんあります。
 5本以上。

 コバノミツバツツジ。
 山では時折見かけます。

 延々と続く杉林の中、ほっとして、トレッキングが楽しくなるひとときです。

コバノミツバツツジ
小葉の三葉躑躅
Rhododendron reticulatum
ツツジ目 ツツジ科 ツツジ属
落葉低木

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タグ: コバノミツバツツジミツバツツジツツジ春の花ピンク色の花赤紫色の花

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ユキモチソウだけじゃない恩を仇で返す植物はそこにもいる

 先日のNHK「ダーウィンが来た!」の「ようこそ!牧野富太郎の植物らんまんワールド」回でユキモチソウの生態が紹介されていました。
 葉に囲まれた雄花に虫を誘い込み、花粉まみれにし、下の隙間から一旦逃してから、雌花でも同じように誘いこみ、花粉をメシベにつけてもらったら、そのまま閉じ込めて花粉を運んでくれた虫を殺してしまいます。
 最初は雄花が咲き、栄養を地下のイモに蓄え毎年大きくなっていくと、雌花を咲かせるようになります。

 この変わった生態はユキモチソウだけではなく、同じテンナンショウ属ではよく見られます。

 大阪周辺の異低山でよく見かけるテンナンショウ属のひとつ。
 ムロウテンナンショウ。

ムロウテンナンショウ

室生天南星
ユキモチソウは白くて大きな付属体でずがこちらは細くて緑色

 先日出会ったムロウテンナンショウ。
 登山道の左右に大きい株と小さい株が生えていました。


左が大きく 右が小さい

 小さい株の花を覆う葉の根本を見ると、隙間があります。
 雄花です。


高さ39センチほど


 では、大きい方の花は?


高さ83センチほど


 こちらも隙間がありました。
 まだ雄花です。
 雌花を咲かせるにはもっと大きくならなければならないようです。

ムロウテンナンショウ
室生天南星
Arisaema yamatense
単子葉類 オモダカ目 サトイモ科 テンナンショウ属
多年草

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タグ: ムロウテンナンショウテンナンショウマムシグサ春の花緑色の花

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暖かさにさそわれて? 小さな小さな虫

 公園の花を見ていると、葉の上に小さな小さな昆虫が。
 暖かさに誘われ出てきたのでしょうか。

この記事にはの画像があります。


 近づいて写真を撮ろうとしたらぽろりと落ちでしまいました。


 硬そうな殻に覆われた甲虫。
 ころころした体に、頭は四角い?
 触角は体の半分くらいありそうで、真ん中あたりで折れ曲がったくの字型。
 ゾウムシ?


 調べてみると、クチブトゾウムシの3種に似ています。
 ケブカクチブトゾウムシ、カシワクチブトゾウムシ、コカシワクチブトゾウムシ。

 ちがいは微妙。
 名前のように一番小さいのがコカシワクチブトゾウムシ。
 といっても、一番大きいケブカクチブトゾウムシと最大2ミリほどの差しかありませんが。

 ゾウムシが乗っていた葉の大きさを測ると、だいたい1センチ。
 ゾウムシの大きさは半分より小さいように見えます。
 5ミリよりも小さい。


 ということは3.6から4.5ミリのコカシワクチブトゾウムシ?
 クヌギやコナラなどの葉を食べるよくいるゾウムシのようです。
 でもこんなに小さければ、次に出会うのはいつのことになるでしょうか。

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タグ: コカシワクチブトゾウムシクチブトゾウムシゾウムシ甲虫

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春の紫色の絨毯 サギゴケ(牧野富太郎さん)

 公園の芝生の広場の一角が紫色に染まっていました。
 地面を這うように広がる低い草が一斉に咲いているようです。
 春に咲く紫色の花というと、スミレ?

Mazus miquelii

 いいえ、サギゴケです。
 別名はムラサキサギゴケ。

 なんかややこしく、でこぼこした感じの名前ですが、おもしろい形の花で、地面の上に茎を伸ばして増える多年草。
 このように広がると、きれいです。
 田んぼのあぜみちや公園のなどのちょっと湿り気の多いところに育つありふれた草。

鷺苔

 サギゴケの学名は「Mazus miquelii Makino」。
 3つの部分でできています。
 最初の「Mazus」はサギゴケが属すサギゴケ属のこと。
 姓のようなもの。
 次の「miquelii」はサギゴケ自身のこと。
 名のようなもの。
 この2つを合わせて「Mazus miquelii」がサギゴケの学名になります。
 姓と名を合わせて姓名になるようなものでしょう。

サギゴケ

 そして最後の「Makino」は命名した人の名前。
 オトメスミレと同じように朝ドラらんまんの主人公のモデル、牧野富太郎さんです。
 珍しい植物だけでなく、このような身近な植物も命名しています。
 植物の名前を調べるときは、学名も調べてみると意外と牧野さんの命名かもしれません。

サギゴケ
鷺苔
Mazus miquelii
シソ目 ハエドクソウ科 サギゴケ属
多年草

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タグ: サギゴケムラサキサギゴケ春の花紫色の花牧野富太郎

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小さい綺麗なひめはぎの花はいつまでも

 ヒメハギ、咲いていました。


 名前に「ハギ」とつきますが、マメ科のハギとちがいヒメハギ科。

 乾燥気味の場所を好むということですが、ここでは枯れはしないものの増えるのは難しいようです。


 ほかに群生していた場所がありましたが、整備されてなくなってしまいました。
 今はこのあたりにたった3箇所だけ。
 いつまで見ることができるのでしょうか。


ヒメハギ
姫萩
Polygala japonica
マメ目 ヒメハギ科 ヒメハギ属の多年草

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タグ: ヒメハギ春の花紫色の花

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出会った白いタチツボスミレのようなスミレはオトメスミレ(牧野富太郎さん)?

 桜が見る間に散っていきます。
 でも、地面の上ではスミレが花盛り。

 毎年行くスミレポイントで見かけた白いスミレ。


 ここには白いスミレは、アリアケスミレとニョイスミレ(ツボスミレ)があります。
 ニョイスミレが咲くのは多くのスミレが咲き終わった頃。
 アリアケスミレは茎が無いスミレ。

 このスミレは、茎があります。
 というか、花の色が白いこと以外タチツボスミレの特徴を持っているようです。

 タチツボスミレにはオトメスミレとシロバナタチツボスミレという白い品種があります。
 オトメスミレは正面から見た花は白いですが、後に飛び出した部分の距はほんのり紫色。
 距まで白いのがシロバナタチツボスミレ。


 それでこの白いスミレの距は薄い紫色ですが、下の3枚の花弁の咲きが薄っすらと紫色。
 オトメスミレ、に近いですが、微妙です。


 なにしろ、この場所には毎年きていますが、白いスミレを見たのははじめて。

 オトメスミレになりかけの白花のタチツボスミレ?

 スミレは難しい。

 オトメスミレの学名は

Viola grypoceras A.Gray form. purpurellocalcarata (Makino) Hiyama ex F.Maek.

 「Viola grypoceras」はタチツボスミレのことで、「A.Gray」は命名した人。
 「form.」は品種のことで、「purpurellocalcarata」はオトメスミレのことで、「(Makino)」はオトメスミレを命名した人で、「Hiyama ex F.Maek.」はその後オトメスミレの分類を変更した人。

 オトメスミレを命名した「Makino」は現在放送中の朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルの牧野富太郎さんです。
 日本の植物、特に草の学名を調べてみるときは命名者の名前まで調べてみてください。
 「Makino」が付く植物は半年のテレビ放送では紹介しきれないほど見つかるでしょう。

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タグ: オトメスミレタチツボスミレ春の花白い花

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春の道端の白い花

 低山の登山口へ向かう途中。
 道端に咲く白い花。

樒

 白い花弁は蝋細工のような質感。
 柑橘類?

シキミ

 柑橘特有の花の香は、感じません。

 柑橘類でなければ。
 シキミ?

Illicium anisatum

 シキミはアウストロバイレヤ目という変な名前の目の常緑樹。
 春に花が咲き、秋に実がなります。
 実は星型に8つに分かれ、香辛料の八角(はっかく、スターアニス)とそっくり。
 八角は同じシキミ属のトウシキミの実。
 シキミの実には強い毒があるので食用にはされません。

シキミ

Illicium anisatum
アウストロバイレヤ目 マツブサ科 シキミ属

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タグ: シキミ春の花白い花

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