大阪アンダーグラウンドのRETURNSがやってきた! 地層がアート〈大阪市立自然史博物館〉
大阪の地下の様子がいろいろと展示されている「大阪アンダーグラウンドRETURNS」展。
去年、コロナの影響でたった8日間しか開かれなかった特別展がふたたび。
新しく加わった展示が、いくつかの地層の剥ぎ取り標本。

地層を見て作ったレプリカじゃなくて、地層そのもの。
おもしろい!
むき出しになった地層の表面を整え、樹脂を塗り、ガーゼなどを貼って、剥ぎ取る。
剥ぎ取るのは表面だけなので、ポスターのように丸めて保存できるそうです。
もちろん、砂利があったり落ち葉があったりでいろいろとコツはあると思いますが。
「瓜破(うりわり)遺跡に見られる地層の変形と砂脈群」

「恵比寿遺跡に見られる砂浜の堆積物」

「難波御蔵跡・船出遺跡に見られる潮汐や台風でたまった地層」

地層はタイムカプセルのようなもので、その場所がどのようにできたのか、どんな生き物が住んでいたのか、時には気温などもわかることがあります。
見た目で違う性質のものが積み上がっていく様子がわかります。
しかもたいらではなく、ほんとんどが斜めになって歪み、ときには切れ目が入り、ずれています。
とても複雑。
しかも同じものはありません。

大阪層群の剥ぎ取り標本の説明

自然が作り出した造形、アートとして見てもおもしろいかも。
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タグ: 大阪アンダーグラウンド展 大阪アンダーグラウンドRETURNS展 大阪市立自然史博物館 剥ぎ取り標本

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術