【 2022年11月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

里山で 小春日和に雪もえる

 11月下旬。
 里山を歩いていると、陽の光の中、白いものがふわふわ飛んでいました。

この記事にはの画像があります。


 初雪はまだまだ先。
 気温も20度近い。
 それは雪虫。

 ふわふわと浮いている雪虫を捕まえてみれば、たしかに白いふわふわなものをつけたアブラムシ。



 ちょうど紅いモミジバフウの葉が落ちていました。
 その上に雪虫をそっとおいて。


 燃えているようです。

 北の国では雪虫は雪のしらせ。
 このあたりでは寒い季節のしらせ。

 冬の萌兆、きざしです。

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タグ: 雪虫アブラムシ冬の虫モミジバフウ紅葉

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したたかな冬の実 カラスウリ

 11月も中旬になれば冬。
 いろんな植物の実が熟す季節。

 金網にからまった蔓からぶら下がった赤みが強いオレンジ色の実。
 ピンポン玉一つ半くらい?

Trichosanthes cucumeroides

 多分、カラスウリ。
 ウリ科の植物。

烏瓜

 ウリ科にはキュウリやスイカやカボチャにゴーヤーなど野菜がたくさんあります。
 キュウリやゴーヤーなどは毎年苗を買ったり種をまいたりして育てるので一年草のイメージがありますが、カラスウリは多年草。
 冬は枯れますが、地面の下にイモ(塊根)をつくり春を待ちます。

カラスウリ

 冬は地面の下で寒さに耐え、暖かくなるとその栄養を使って一気に蔓を伸ばす。
 自分の茎で支えないといけないほかの植物の上を取ることができます。
 したたかな植物です。

カラスウリ
烏瓜、唐朱瓜
Trichosanthes cucumeroides
ウリ目 ウリ科 カラスウリ属の蔓性多年草

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タグ: カラスウリウリ科赤い実オレンジ色の実偽果ウリ状果冬の実

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季節はずれの白い花 みることができてよかった くさぎ

 11月の低山を歩いていると、花が咲いていました。
 白くて細い花びらが広がり、細くて長いオシベが何本も飛び出ています。


 クサギ?

 たしかクサギはもっと暖かいころに咲いて、今は濃い紺色の実も落ちてるような季節。


 どうして今ごろ咲いたのかはわかりませんが、クサギの花、見ることができました。

クサギ
臭木
Clerodendrum trichotomum
シソ目 シソ科 クサギ属の落葉小高木

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タグ: クサギ白い花冬の花

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千三百年の古墳と茶の木

 小さな古墳。
 円墳
 六世紀中頃につくられたよう。
 石垣で囲まれていますが、千年以上経ているようには見えません。

古墳

 その上にはお茶の木。
 花が咲いています。

茶の木

 お茶は日本に持ち込まれた外来種。
 自家用に農家の庭や田畑や里山などによく植えられていました。
 今ではわざわさお茶にする手間をかけなくても簡単に買えます。
 しかもおいしい。
 そしていつしか忘れ去られ、野良化してしまいました。

チャノキ

 茶畑以外で見るお茶はだいたい野良お茶かもしれません。
 外来種だけに、お茶の木が生えていると、以前その周辺には人が住んでいた可能性があります。
 この古墳のお茶も野良お茶かもしれません。

チャノキ
茶の木
Camellia sinensis
ツツジ目 ツバキ科 ツバキ属の常緑低木

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タグ: チャノキお茶古墳野良お茶外来種

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暦の上では冬なのに地面を這いながら咲いていた朝顔

 道を歩いていると、朝顔が咲いていました。
 11月中旬。
 暦の上では冬。
 ちょっと遅くない?
 しかも地面を這っています。

Ipomoea indica

 そこは造成地。
 まだ雑草が少ない地面を這いながら広がっています。
 花は朝顔らしい漏斗形なのでアサガオの仲間なのでしょう。

ノアサガオ

 調べてみると、額が短く反ってなく、茎から伸びた柄の先に蕾がまとまっています。
 ノアサガオ?

野朝顔

 ノアサガオは近い種類のアサガオの花粉がないと種ができないのですが、多年草で茎を盛んに伸ばして大繁殖。
 駆除が難しい外来種。
 種ができにくいのなら、動物が運んできたとは考えにくい。
 ここは住宅に接しているのでそこから逃げ出してきたのでしょう。


 きれいですが、手入れを怠ってはならない植物のようです。

ノアサガオ
野朝顔
Ipomoea indica
ナス目 ヒルガオ科 サツマイモ属
蔓性多年草

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タグ: ノアサガオアサガオ冬の花赤紫色の花

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古い写真の中からみつけたいきもの 9月の夕方のヤンマ

 公園の大きな池の傍で写した写真。
 ギンヤンマ。

この記事にはの画像があります。


 よく覚えてないのですが、はじめて捕まえたので写真を撮った?
 いや、ギンヤンマをそんなに簡単に捕まえられる?


 ギンヤンマのように胸が黄緑色ですが、よくみると腰のところがくびれてる!
 腹部の先にしっぽのようなものがついている!
 ギンヤンマじゃない!!


 腰がくびれたトンボは数種類いますが、どうやらカトリヤンマ。
 昼間は木陰で枝にぶら下がり、夕方から活動をはじめるヤンマ。
 だから捕まえることができたのでしょう。


カトリヤンマ
蚊捕蜻蜒
Gynacantha japonica
トンボ目 不均翅亜目 ヤンマ科 カトリヤンマ属

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タグ: カトリヤンマヤンマトンボ

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今年の顔おちばはちょっと個性的?

 11月中旬。
 そろそろ紅葉がはじまっています。

 早めに紅葉する樹木のひとつ。
 桜のソメイヨシノ。
 ソメイヨシノの落ち葉といえば、まるで目のように左右対称に開けられた虫食い穴の顔おちば。
 でも、今年は極端に少ないみたい。

 やっとみつけた顔おちば。



 なかなか個性的です。

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タグ: 顔おちば紅葉ソメイヨシノ

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落ちしていた朽ち枝についてたキノコの謎

 林の中に落ちていた枝。
 それについていたたくさんの白いキノコ。


 乾燥して硬そうな見た目。
 軸は無いようで平たい傘。
 カワラタケなどの仲間?

 傘の表が白。


 裏が縞模様?

茶鱗茸

 逆じゃないの?

 と思いますが、枝が分かれる方、つまり枝の先の方に向いているのが白い部分。
 だからそっちが上だと思うのですが。

チャウロコタケ

 でも傘の上側が白で下側が縞模様のカワラタケみたいなキノコは見つかりません。
 逆に上側が縞模様で下側が白いキノコならありました。
 チャウロコタケ。

 枯れて、折れて、下向きにぶら下がっていたところでキノコが生えたのかもしれません。
 それが強い風で下に落ちてきた。

 自然は複雑。
 何がどのように関係して物事が変化するかは想像するしかありません。

 そこがおもしろい!

チャウロコタケ
茶鱗茸
Stereum ostrea
坦子菌門 ハラタケ綱 ベニタケ目 ウロコタケ科  キウロコタケ属

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タグ: チャウロコタケ坦子菌ウロコタケ

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きっとたくさんいるはずなのに希少な虫? 小さなエンマコガネ

 ジョロウグモの巣に小さな甲虫がひかかっていました。
 もう絶命しているようです。

この記事にはの画像があります。


 色は黒。


 大きさは1センチもありません。

Onthophagus atripennis

 丸いのでコガネムシの仲間のようです。
 この雰囲気は、エンマコガネの仲間でしょうか。

コブマルエンマコガネ

 エンマコガネは小さいのに種類が多く、じっくり見ないと種類がわかりません。
 画像を拡大すると。

 背中の翅のない部分、前胸が丸くなっていますが、角度を変えると真ん中あたりが少し凹んでいるようにもみえます。
 頭も小さな角があるようにちょっとだけ尖っているようにも見えます。

瘤円閻魔金亀子

 コブマルエンマコガネのオス?

 エンマコガネの仲間はセンチコガネと同じように動物のうんちを食べる糞虫ですが、ほかに動物の死骸やキノコなども食べます。
 センチコガネとちがい樹木が多く広い公園だと見つけることもあります。
 きっとたくさんいる普通の虫だと思いますが、めったに出会えない虫です。

コブマルエンマコガネ
瘤円閻魔金亀子
Onthophagus atripennis
昆虫綱 甲虫目 コガネムシ科 ダイコクコガネ亜科

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タグ: コブマルエンマコガネエンマコガネコガネムシ甲虫分中

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10月下旬の大和川下流は冬鳥ばかりでした。オオダイサギ

 冬の水鳥がいろいろやってきている10月下旬の大和川下流。

 川の中に白い鳥の一団が。

Ardea alba alba

 全体が白。
 足も首も長くて体もお大きい。
 白鷺の仲間。
 この大きさは、ダイサギかチュウサギ。

大大鷺

 ダイサギとチュウサギはよく似ていて、見分けるポイントの一つはクチバシの根本の微妙なちがい。
 画像を拡大してみると、チュウサギ? ダイサギ?

オオダイサギ

 水面に出ている脚が黄色いことに気付きました。
 これは重要なポイント。

ダイサギ

 チュウサギは黒。
 ダイサギも黒。

 あれ?
 と思いますが、ダイサギの亜種オオダイサギが脚に黄色い部分があることも。
 だとしたら多分ダイサギの亜種オオダイサギ。

 ダイサギは大阪では年中見られるようですが、ダイサギの亜種オオダイサギは冬にやってくる冬鳥。
 別の亜種チュウダイサギが夏鳥。
 一年中ダイサギはいますが、それは冬鳥と夏鳥が入れ替わっているだけ。

 ということで、川に立っていしたのは冬鳥のオオダイサギ。
 やっぱり冬がきていました。

オオダイサギ(ダイサギ)
大大鷺
Ardea alba alba
ペリカン目 サギ科 アオサギ属 種ダイサギ 亜種オオダイサギの冬鳥
カラスよりずっと大きい鳥

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タグ: オオダイサギダイサギ冬鳥カラスよりずっと大きい鳥白鷺

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