食べてほしいのに毒がある? アオツヅラフジ
暦の上では秋ですが、まだまだ暑い8月下旬。
青い実がたくさんなっていました。

アオツヅラフジ。
紺色で丸意味は、水分が多い果肉が硬い殻に入ったタネを覆う核果。
核果に水分が多いのは、動物に実を食べてもらうため。
タネが硬い殻に包まれているのは消化されないため。
フンと一緒に出してもらって新しい場所で芽を出すため。
ところが、アオツヅラフジは有毒。
実も。
食べてもらわなければならない実が有毒というのは全く筋が通らないように思います。

ところが。
アオツヅラフジの毒はアルカロイド系。
人間には毒ですが、鳥は毒にならないこともあるようです。
たしかに実は鳥が丸呑みするにちょうどいい大きさ。
でも、そこまでして人間を避けなくても……
人間は利己的で、そのうえ知恵があることを見透かされているのでしょうか。
アオツヅラフジ
青葛藤
Cocculus orbiculatus
キンポウゲ目 ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属の蔓性落葉樹
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