【 2022年08月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

ひさしぶりのタマムシ あいかわらず構造色できれいだな

 久しぶりにタマムシ(ヤマトタマムシ)に出会いました。
 何年ぶりでしょうか。

この記事にはの画像があります。


Chrysochroa fulgidissima

 タマムシの体の表面は見る角度によって色が変わる構造色。
 だいたい構造色の生き物はきれいです。

ヤマトタマムシ

 このタマムシがいたのは樹液が染み出したクヌギ。
 タマムシの成虫は樹液食べたっけ?
 調べてみたら、食べるのはエノキの葉。
 たまたまいただけのようです。

大和玉虫a fulgidissima

ヤマトタマムシ
大和玉虫
Chrysochroa fulgidissima
コウチュウ目 カブトムシ亜目 タマムシ科 ルリタマムシ属

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タグ: ヤマトタマムシタマムシ甲虫

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あわなくても一所懸命咲いています。白くてい小さい花

 公園の花壇に花が咲いてました。

Pentas

 白い花。

 花弁は5枚がひとつになって筒状に細長くなってます。
 特徴的な花。

ペンタス

 園芸植物の図鑑をめくってみると。
 ペンタスのようです。
 アフリカ原産のアカネ科の低木。
 でも高さは完全に草。

 大きくならないように改良された品種もあるようで、日本の寒さには耐えられず、一年草のように育てられることが多いとか。
 日本には合わない植物なのかもしれません。
 それとも木なのに発芽してたった数ヶ月で花を咲かせるのは、相当したたかってこと?

ペンタス(Pentas)
草山丹花
Pentas lanceolata
リンドウ目 アカネ科 ペンタス属の低木(一年草)

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タグ: ペンタス白い花秋の花

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食べてほしいのに毒がある? アオツヅラフジ

 暦の上では秋ですが、まだまだ暑い8月下旬。
 青い実がたくさんなっていました。

青葛藤

 アオツヅラフジ。

 紺色で丸意味は、水分が多い果肉が硬い殻に入ったタネを覆う核果。
 核果に水分が多いのは、動物に実を食べてもらうため。
 タネが硬い殻に包まれているのは消化されないため。
 フンと一緒に出してもらって新しい場所で芽を出すため。
 ところが、アオツヅラフジは有毒。
 実も。

 食べてもらわなければならない実が有毒というのは全く筋が通らないように思います。

アオツヅラフジ

 ところが。
 アオツヅラフジの毒はアルカロイド系。
 人間には毒ですが、鳥は毒にならないこともあるようです。
 たしかに実は鳥が丸呑みするにちょうどいい大きさ。
 でも、そこまでして人間を避けなくても……
 人間は利己的で、そのうえ知恵があることを見透かされているのでしょうか。

アオツヅラフジ
青葛藤
Cocculus orbiculatus
キンポウゲ目 ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属の蔓性落葉樹

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タグ: アオツヅラフジ青い実秋の実

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沢にいたイトトンボの黒い翅はきれいだな

 低山の沢で出会ったイトトンボ。
 真っ黒に見える翅。

この記事にはの画像があります。


 黒い翅のたくさんの翅脈が流れるように弧を描いています。
 きれいです。
 ハグロトンボ。
 またはアオハダトンボ。


 どちらもよく似ていて見分けるのは困難といわれます。

 たしかに見れば見るほどわからなくなってしまいます。


 人の手が入りまくった大阪周辺の低山に特別珍しいトンボはいないだろうと、この2種にしぼっていろいろ調べてみて。
 結果。
 ハグロトンボのメス?
 こんなに翅脈が白く浮き出している画像は見つからなかったのですが。

 ともあれ、翅がきれいです。

ハグロトンボ
羽黒蜻蛉
Calopteryx atrata
トンボ目 イトトンボ亜目 カワトンボ科 アオハダトンボ属

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タグ: ハグロトンボイトトンボトンボ

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お盆前の岩湧山山頂の茅場で咲いていた小さい白い花 コガンピ

 お盆前の岩湧山山頂の茅場で咲いていた小さい白い花。

Diplomorpha ganpi

 コガンピ。

 高さ数十センチの小さな木。

コガンピ

 背が低いのは、毎年ススキと一緒に刈られてしまうから、ではなく冬には地上部分が枯れてしまうから。
 ということは、多年草では?

小雁皮

 草と木のちがいは、簡単に言うと木は茎が毎年成長して太くなること。
 ということは、地面の下には毎年成長して太くなる茎、というか幹があるのでしょうが、残念ながら掘って確認することはできません。
 ネットで検索しても見つけることはできません。

 謎の木です。

コガンピ
小雁皮
Diplomorpha ganpi
アオイ目 ジンチョウゲ科 ガンピ属

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タグ: コガンピ白い花秋の花初秋の花岩湧山

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茅場の中に咲く橙の百合の花 こおにゆり

 初秋の岩湧山山頂の茅場。
 ユリが咲いています。


 濃いオレンジ色の花びらには濃い褐色の班。
 オニユリのようですが、花はちょっと小さめ。

小鬼百合

 クルマユリが咲くほど高い山じゃない。

 コオニユリです。

Lilium leichtlinii f. pseudotigrinum

 オニユリのように背は高くなく、ススキの上に顔を出すか出さないか。
 茅場の緑にうもれるように咲くコオニユリ。
 茅場から顔をのぞかせるように咲くコオニユリ。


 この姿を見ることができるのは、健康な茅場が維持されているから。
 人が手を入れなくなり、森にかわればコオニユリも消えてしまうでしょう。

コオニユリ

コオニユリ
小鬼百合
Lilium leichtlinii f. pseudotigrinum
単子葉類 ユリ目 ユリ科 ユリ属の多年草

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タグ: コオニユリユリ秋の花オレンジ色の花岩湧山の花岩湧山

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このザトウムシのトゲはなにの役に立つ? 少なくとも名前を探すのには役立ったけど。

 まだまだ暑いのに初秋を迎えたお盆前の低山。
 またまたザトウムシと出会いました。

この記事にはの画像があります。


 今度はオオナミザトウムシよりもちょっと小さめ。
 ちょっとくすんだオレンジ色。
 モエギザトウムかな。
 まだ登山ははじまったばかりなので写真を数枚写して出発。


 帰って画像を拡大してみると。
 体の真ん中に濃い褐色の帯があります。
 そして、なんと、体の真ん中あたりに小さな黒いトゲが。
 モエギザトウムシではないようです。


 図鑑で調べたいところですが、ハンディ図鑑の多くは昆虫中心。
 ザトウムシは載っていても数種。
 載ってないのもあたりまえ。

 これは結構手こずりそうだとネット検索。
 「棘があるザトウムシ」で検索すると。


 簡単に見つかりました。
 アカサビザトウムシ。
 本州から九州までの分布するザトウムシのようです。

アカサビザトウムシ
赤錆座頭虫
Gagrellula ferruginea
鋏角亜門 クモ綱 ザトウムシ目

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タグ: アカサビザトウムシザトウムシ鋏角類

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秋の七草 カヤバナデシコ。じゃなくてカワラナデシコ

 立秋を迎えた岩湧山。
 8月初旬ですが、暦の上では秋。
 カワラナデシコが咲いていました。
 秋の七草のひとつ。

河原撫子

 ここは山頂の茅場。
 一面ススキが生えていて河原どころか水分が豊富にあるようには見えません。

 名前の由来は河原によく生えることからのようですが、とくに水辺を好むというわけではなく、開けた明るい環境が持続されるところが好きなようです。
 つまり、人の手が入るところ。
 秋の七草に数えられるほど身近な植物だったのでしょう。
 ただ、草が徹底的に刈られ、コンクリートやアスファルトで地面にフタがされる以前のことですが。

カワラナデシコ

 茅場はよく人の手が入る場所。
 ここはカワラナデシコ以外にも数種類の秋の七草が咲きます。

カワラナデシコ
河原撫子
Dianthus superbus var. longicalycinus
ナデシコ目 ナデシコ科 ナデシコ属の多年草

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タグ: カワラナデシコナデシコ秋の七草秋の花赤紫色の花

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夏の低山で出会った謎のオオトラザトウムシ(仮)

 低山で出会ったザトウムシ。
 ちょっと大きめのやつ。

この記事にはの画像があります。


 ザトウムシはクモに近い虫で、体のつくりもよくにています。
 ただ、獲物を捕まえる巣を作らないこと、異様に脚が長いことなどが特徴です。


 小さなザトウムシは落ち葉の下などにいる土壌生物で、脚も短めでダニとよくにています。
 大きなザトウムシは植物の上や地面をよく歩いています。


 このザトウムシは、大型でよく出会うオオナミザトウムシと同じくらい。
 でも、体にはっきりとした縞模様。
 ちがう種類のようです。

ザトウムシ

 ところが図鑑で調べても、ネットで調べても見つけられません。
 もしやオオナミザトウムシの成長途中の幼体かと思いましたが、雰囲気はなんとなくにていますがこんなはっきりした縞模様の画像は見つけられません。

 結局、この大きなトラ模様のザトウムシ、オオトラザトウムシ(仮)は謎です。

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タグ: ザトウムシ鋏角類低山の虫夏の虫

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実は真っ赤だけど花は薄い黄色 つちあけび

 梅雨明け頃の低山。
 ツチアケビが咲いていました。

Cyrtosia septentrionalis

 名前は「アケビ」ですが、ランの仲間。

土木通

 薄い黄色の見た目からもわかるように光合成をしない植物。
 地面の中にいる菌類から栄養をもらっています。
 というか、一方的にもらっているだけの寄生のようです。
 ランの仲間は発芽の時から菌類を利用しているので、ずっと寄生してても不思議には思いませんし、そういうランもけっこういます。

ツチアケビ

 ツチアケビのおもしろいところは、秋になる実。
 色はよく目立つ真っ赤、大きさはアケビくらい?
 キウイフルーツをちょっと小さくしたような感じ?
 ランの仲間の実としては結構大きい方かもしれません。

 真っ赤に実が熟す秋が楽しみです。

ツチアケビ
土木通
Cyrtosia septentrionalis
被子植物 単子葉類 キジカクシ目 ラン科 ツチアケビ属
日本固有種

日本のランハンドブック (1) 低地・低山編

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タグ: ツチアケビ腐生植物夏の花黄色い花

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