【 2022年07月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

名は体を表しているわかりやすい大南蛮煙管

 岩湧山のオオナンバンギセル。
 山頂の茅場で咲いています。


 最初に見ときの感想が「でかっ!」
 名前の通り大きなナンバンギセル。


 ナンバンギセルと同じように寄生植物。
 一年草なので毎年同じところで咲くとは限りません。
 茅場は麓の集落によった管理されているので、登山道から外れることは禁止されています。
 来年もここで咲いてくれれば。


 ナンバンギセルの場合、環境が悪くなければ、毎年だいたい同じようなところで咲くので、来年の楽しみに。

オオナンバンギセル
大南蛮煙管
Aeginetia sinensis
ゴマノハグサ目 ハマウツボ科 ナンバンギセル属の一年草の寄生植物

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ごちそうの山の中から顔を出しキノコ つのまたたけ

 朽ちてる木、たぶんスギ。
 オレンジ色のものが生えています。
 小さなキノコ。

Dacryopinax spathularia

 たぶん、ツノマタタケ。
 中華料理などに使われるキクラゲを含む膠質菌(こうしつきん)とよばれるグループのキノコ。

ツノマタタケ

 木を分解する担子菌。

角又茸

 こんなに小さいので、この木を食べつくすには、あと何年くらい必要でしょうか。

ツノマタタケ
角又茸
Dacryopinax spathularia
担子菌門 ハラタケ亜門 アカキクラゲ綱 アカキクラゲ目 アカキクラゲ科 ツノマタタケ属の膠質菌

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今年も赤いヤツが生えていました。火焔茸

 去年カエンタケを見た場所。
 今年もカエンタケが生えていました。
 まだまだ小さいですが。

火焔茸

 カエンタケは指のような形で見るからに毒々しい真っ赤な色をしたキノコ。
 見た目のとおり、猛毒です。
 普通、キノコの毒は食べなければ大丈夫なのですが、カエンタケは触れただけでもただれてしまうというもの。
 そして食べてしまったら最悪死に至る、そうです。
 もちろん、確かめたことはありませんが。

カエンタケ

 カエンタケは枯れたコナラやミズナラなどから生えます。
 ただ枯れたコナラを食べるのではなく、枯れたコナラを食べるキノコを食べる、とか。

 今のところ去年より小さく数も少ないですが、これからもっと増えるのかもしれません。

カエンタケ
火炎茸、火焔茸
Trichoderma cornu-damae
子嚢菌門 チャワンタケ亜門 フンタマカビ綱 ニクザキン目 ニクザキン科 トリコデルマ属

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トリノフンダマシカニグモ

 葉の上にクモが。

この記事にはの画像があります。


 台形の角張った腹部に、長い腕4本をなにかを捕まえようと広げてじっとしています。
 カニグモの仲間です。


 クモに限らず昆虫は大きな写真を撮ろうとカメラを近づけると、するりと反対側に回るか、ぽとりと落ちるか、ぴょんと跳んでいくか、ぷんと飛んでいくか。
 とにかく逃げます。
 ところが。
 逃げません。

カトウツケオグモ

 広げていた腕をたたんだだけで、姿勢もほとんど変わりません。
 変なクモです。

 焦げ茶色の体に、白い腕。
 この色使いは、もしかして。
 鳥の糞の擬態?

Phrynarachne katoi

 クモには鳥の糞に擬態したと言われるトリノフンダマシというグループがありますが、カニグモは結構離れています。
 カニグモの仲間は巣を張らない待ち伏せ型のクモなので、獲物に気づかれないよう樹皮や葉のような色をした保護色っぽいのが多いのですが、逆に目立つ色。
 でも、それが鳥の糞なら気づかれても大丈夫でしょう。

 さて、このクモの名前は?
 クモのハンディ図鑑には載っていません。
 それでネットで色々探していると、カトウツケオグモ。
 名前がわかったのでさらに調べてみると、どうやら珍しいクモのようです。
 とはいえ、数万件ヒットするので、微妙な珍しさなのかもしれませんが。

カトウツケオグモ
Phrynarachne katoi
クモ目/クモ亜目/カニグモ上科/カニグモ科/ツケオグモ属

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枯れ木に花が咲いた? ひいろたけ

 里山の遊歩道を歩いていると、赤いキノコが。
 小さいのによく目立ちます。
 花が咲いたよう、に、見えるかな?

Pycnoporus coccineus

 生えているのは切り株。
 コルク層が暑く、大きく波打つように厚さが変わっています。
 さらに年輪を貫いて放射状に筋がありますので、コナラでしょうか。

緋色茸

 きのこの形は丸く、柄は見えません。
 傘の裏も表と同じようなオレンジがかった赤でヒダはなく、小さい穴がたくさん開いています。
 小さくてまだ成長途中でしょうか。

 切り株から伸びている根に同じ色をしたちょっと大きいキノコがついていました。
 こちらは傘を開いてキノコらしい姿です。
 傘に年輪のような環紋が見えます。
 雰囲気はサルノコシカケの仲間。

ヒイロタケ

 ヒイロタケのようです。

 キノコの本体は木や土の中。
 見えません。
 そこから胞子を飛ばすために見えるところに出てきたのキノコ。
 見えないところに菌糸を張り巡らせているでしょう。
 このキノコも、小さいキノコも枯れ木の中でつながっている。
 と思います。


ヒイロタケ
緋色茸
Pycnoporus coccineus
担子菌門 ハラタケ綱 タマチョレイタケ目 タマチョレイタケ科 シュタケ属

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見た通りのわかりやすい名前のいきものです。日本赤蛙

 梅雨明けしても湿度の高い曇り。
 落ち葉の上を跳ねる生き物。

この記事にはカエルの画像があります。


 動きと大きさはカエル。

 赤い。

日本赤蛙

 ニホンアカガエル。
 まだ小さいので、今年生まれた幼体でしょう。

 まだ小さいのに、真っ赤。
 名前通りの日本固有種の赤いカエルです。

ニホンアカガエル

ニホンアカガエル
日本赤蛙
Rana japonica
両生綱 無尾目 アカガエル科 アカガエル属
日本固有種

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見た目も名前も蛾のようだけど、セミの仲間 アミガサハゴロモ

 落ちてた木の枝に虫が。

この記事にはの画像があります。


 小さなガのようですが。

Pochazia albomaculata

 これは、ハゴロモの仲間。
 アミガサハゴロモ。
 ハゴロモはカメムシ目のセミに近い仲間。
 その中でもガっぽいように思います。
 翅の表面が粉に覆われているのもガっぽい。

アミガサハゴロモ

 でも、カメラを近づけると、飛ばずにするりするりと枝の反対側に逃げていきます。
 そういうところはカメムシの仲間っぽい?

編笠羽衣

アミガサハゴロモ
編笠羽衣
Pochazia albomaculata
カメムシ目 頸吻亜目 ハゴロモ上科 ハゴロモ科

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タシロランと初めて出会うことがあれば、それはとんでもない偶然、かもしれません。

 今年もタシロランが咲きました。

Epipogium roseum

 タシロランは、光合成をせず、菌類から栄養をもらって生きる植物。
 地面の上に出るのは花を咲かせて種をばらまくため。
 芽を出してから枯れるまでがたった半月ほど。
 その時期に出会わなければ気付かない、ある意味めずらしい植物。

タシロラン

 ここでは毎年花が咲いていますが、微妙に場所が違っています。

 タシロランは多年草ですが、毎年花が咲くとは限りません。
 ここで毎年見られるのは、いくつもタシロランがあり、あえて咲く時期に行くから。

田代蘭

 タシロランと初めて出会うことがあれば、それはとんでもない偶然、かもしれません。

タシロラン
田代蘭
Epipogium roseum
ラン目 ラン科 トラキチラン属の多年草

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タグ: タシロラン夏の花白い花

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すべてのトンボの目が水色というわけではありません。シオカラトンボ

 トンボが飛んできて枝にとまりました。

この記事にはの画像があります。


 シオカラトンボっぽい雰囲気ですが、なんか違和感。
 腹部の白いところと黒いところが微妙です。

シオカラトンボ

 拡大すると。

 複眼が童謡のように水色。
 シオカラトンボのようです。

塩辛蜻蛉

 でも、腹部の先の黒さが薄い。

 オオシオカラトンボ?
 とすると翅の付け根が黒くありません。

Orthetrum albistylum speciosum

 シオヤトンボ?
 とすると複眼が水色。

 調べてみると、老齢オスか、オス型メス。
 腹部の先を見ると白い角のようなものが2本。
 その間に短い三角形の突起。
 メスです。


 ということで、シオカラトンボのオス型メス。
 別名、ムギシオ、シオムギ。

 よく見ると1節ごとに黒と黄色のメスっぽい模様が見えます。
 他の人が写した画像を見ていると、オスそっくりのものがたくさんあるので、微妙なのでメス銀色型と呼ばれるものかもしれません。

シオカラトンボ
塩辛蜻蛉
Orthetrum albistylum speciosum
トンボ目 トンボ科 シオカラトンボ属


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タグ: シオカラトンボオス型メスメス銀色型ムギシオシオムギトンボ

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アイタケのアイは藍色のアイ でも緑青色のような?

 今年は短くて雨が少なかった梅雨。
 変形菌と同じようにキノコもなんかいつもとちがいます。

 出会うことができたアイタケ。
 傘が円盤状になるキノコらしいキノコ。
 傘の表面が緑色、というより緑青色がきれいなキノコです。

アイタケ

 里山に生えるような樹木の根と共生関係にあるので毎年どこかで出会います。
 でもどこにでも生えるというわけでもありません。

藍茸

 その微妙なところもいいキノコです。

Russula virescens

アイタケ
藍茸
Russula virescens
担子菌門 真正担子菌綱 ベニタケ目 ベニタケ科 ベニタケ属

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