【 2022年06月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

G! と思ったら、Kでした!

 公園を歩いていると、石垣に、黒くて、楕円形で、平たい虫が。

この記事にはの画像があります。


 これは、G!?

 しかし図鑑でも見たことはありません。

 希少種?

Macroscytus japonensis

 よく見ると、なんか翅が硬そう。
 でも先の方だけ薄そう。
 この特徴は。

 そう、カメムシ。

ツチカメムシ

 ツチカメムシという地面を動き回るグループ。
 その中のツチカメムシという種じゃないかと思いますが、よく似たのが多いのでわかりません。

 からだもほかのカメムシよりも平たく、なんとなくゴキブリに似ているのは、住んでいるところが似ているからかもしれません。

土亀虫

ツチカメムシ
土亀虫
Macroscytus japonensis
カメムシ目 カメムシ亜目 ツチカメムシ科 ツチカメムシ属

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タグ: ツチカメムシカメムシ

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ツツジの上で固まっている? シマヘビ

 公園の切りそろえられたツツジの上にヘビがいました。

この記事にはヘビの画像があります。


 黄土色の体に黒い筋。
 シマヘビです。

 写真を撮ろうと近づいても、動きません。
 普通、これくらいの距離ならヘビは逃げていきます。
 そうでなければ威嚇してきます。
 なぜでしょう?

縞蛇

 人間のように活動しやすい体温を維持できない爬虫類。
 活動しやすい体温に上げるために日向ぼっこをすることがあります。
 でも、今は暦の上では夏。
 暑い。

シマヘビ

 ヘビは体温調節が苦手なので体温が高いときには冷たいところの上で涼むこともあるそうです。
 植物は葉の裏の気孔から水を蒸発させることで温度を下げることがあるようです。
 曇りなので直射日光があたらず、ツツジが気温を下げるので、シマヘビは涼んでいるのでしょうか。

 謎です。

シマヘビ
縞蛇
Elaphe quadrivirgata
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ナメラ属

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タグ: シマヘビヘビツツジ

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ネムノキの花は、おもしろくてきれいだな。

 ネムノキが咲いていました。

合歓の木

 ネムノキは高いので咲いていても気がつかなかったり、そもそもネムノキがあることに気付いていないことがあります。
 ここは道より低いところに生えていて、さらに上り坂があるのでそこから見れば、目線の位置で花を見られます。
 少し離れますが。

 細長くたくさんとび出たオシベが目立つかわった花。
 でも、マメ科。
 マメ科の花とぜんぜん違うようにみえるのは、花びらがなくなったため。

ネムノキ

 といわれても、なんかしっくりしませんが、葉を見れば羽状複葉。
 マメ科っぽい特徴です。
 ちょっとだけ違和感ありますが。

Albizia julibrissin

ネムノキ
合歓の木
Albizia julibrissin
マメ目 マメ科 ネムノキ属の落葉高木

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タグ: ネムノキ赤紫色の花夏の花マメ科

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迂闊に近寄ってはいけない! 蜂の巣には気をつけろ

 里山を歩いていると黒の少ない、黄色い、ちょっと地味なアシナガバチが。
 それも数匹。

この記事にはの画像があります。


 ということは、近くに巣がある?
 気をつけなければ。

 注意してみると、すぐ近くの葉の裏に巣がありました。

Parapolybia indica

 数匹のハチがいます。
 巣の上を動き回っていて、こちらに襲いかかってくる様子はありません。
 アシナガバチやスズメバチは近寄ると巣を守るために攻撃してくるものですが。
 おとなしい種類なのでしょうか。

無紋細脚長蜂

 写真を撮ろうと腕を伸ばし巣に近づけると、ハチたちは巣の表面にはりついたまま翅を震わせはじめました。
 威嚇?

ムモンホソアシナガバチ

 危険なのですぐその場を離れました。

 この黄色いアシナガバチはおそらくムモンホソアシナガバチ。
 葉の裏に巣を作ります
 一つの巣で働き蜂は最大で100匹と言われるので、まだ巣作りがはじまったばかり。
 働き手が少ないので、こちらを襲わず巣を直接守ると判断したのかもしれません。
 運が良かったようです。

ムモンホソアシナガバチ
無紋細脚長蜂
Parapolybia indica
ハチ目 スズメバチ科 アシナガバチ亜科

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タグ: ムモンホソアシナガバチホソアシナガバチアシナガバチ蜂の巣

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道端で咲いていても見逃してしまいそうな夕化粧は強か

 道端にピンク色の花が咲いていました。

夕化粧

 ユウゲショウ。
 漢字では「夕化粧」。
 午後になってから咲き始めることが由来とか。

 でも、出会ったのは朝。
 雨が振りそうな曇なので午後と間違えたのかもしれません。

ユウゲショウ

 きれいですが、外来種。
 明治時代に観賞用として持ち込まれて、それが野生化。
 たしかに草丈が低いのにわりと大きい花。
 鉢植えにするときれいでしょう。
 でも、今は多くの人に振り向かれない雑草になってしまいました。

 そんな状態で100年生き残っているのですから、見た目によらずかなりしたたかです。

ユウゲショウ
夕化粧
Oenothera rosea
フトモモ目 アカバナ科 マツヨイグサ属の多年草。

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タグ: ユウゲショウピンク色の花夏の花アカバナ科

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曇天と雫と ささゆり

 雨に濡れたささゆり。

ササユリ

 厚い雲で光は弱く、花もなにか沈んでいるように見えます。

笹百合

 ほのかな赤紫の花被片に並ぶ水滴。
 雨だからこその景色。


 ただ、湿気のためか香りが感じられないのがちょっと残念。

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タグ: ササユリ白い花夏の花ユリ

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よく見るけどなかなかいい つのほこり

 6月梅雨入り前。

 山を歩いていると木の朽ちたところに白い物がついていました。
 これは。
 粘菌。


 粘菌というと、博物学者の南方熊楠さんが研究し、今は変形菌と呼ばれるアメーバとカビを足して割ったような生き物。
 の兄弟にあたるツノホコリの仲間。

Ceratiomyxa fruticulosa

 拡大してみると。
 白いものが根本で枝分かれしたあと、同じくらいの太さで枝分かれもせず、ひょろっと伸びています。
 たぶんツノホコリ。

角埃

 毎年梅雨の頃になると山ではよく見かけます。
 そして、変形菌も目にするようになります。
 今年も梅雨の季節になりました。

ツノホコリ

ツノホコリ
角埃
Ceratiomyxa fruticulosa
アメーボゾア門 ツノホコリ綱 ツノホコリ目 ツノホコリ科 ツノホコリ属

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タグ: ツノホコリ粘菌変形菌

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林冠の空中散歩径 ソラード・万博記念公園自然文化園

 久しぶりに行った万博記念公園。
 ここにくると寄りたくなるのが、ソラード。
 木と同じ高さで森を見ることができる、空中歩道。

 突然、森の中にソラードの入り口、木登りタワーが現れます。


 1970年に開催された万国博覧会の会場跡地に整備された万博記念公園。
 そこに100ヘクタールに260種60万本の樹木が植えられ森がつくられました。
 その森の林冠付近をつなぐ通路がソラード。
 木登りタワーから空中の通路を歩いていきます。


 開園40年を過ぎ作られたソーラードも設置後20年ほどで、多くは林冠の中。
 それでも普通は見上げるしかない樹木の葉が迫ってくるのは新鮮。


 一方通行ですが、ところどころに階段が設置され、地上に下りることができます。


 ソラードが続く方向しか視界が開けず、しかもジグザグなのでまったく先が見えないワクワク感。


 小さな吊り橋も。
 ほんのちょっとゆれます。


 枝が迫ってくるので、プロペラのようなモミジの実が目近に。


 年老いた樹木を倒れる前に伐っているようで、ところどころギャップができています。
 樹冠が開けたところに大きなユーラシア原産のギンドロ。
 ポプラの仲間。


 森が割れてソラード終点の展望タワーが現れました。
 以前はもうちょっと手前から見えていましたが、森が成長したようです。


 展望タワーの高さは19メートル。
 林冠のずっと上。
 階層状になっているのでいろいろな高さで森を見ることができます。


 森の中に消えるソラード。


 屋上から千里丘陵が一望。
 左手の奇妙な形の建物群は国立民族学博物館。
 右手の白いものは太陽の塔。


 常緑樹だけでなく、落葉樹もあるので、秋や冬にはまたちがう林冠を見ることができるでしょう。
 ただ回廊がせまく、立ち止まってゆっくり観察できるところが少ないのが残念。
 もうちょっと観察デッキがほしいな。

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タグ: ソラード林冠樹冠万博記念公園自然文化園

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タマムシにも渋いやつがいる! アオマダラタマムシ

 大きな木の幹に虫がいました。

この記事にはの画像があります。


 細長い楕円形の甲虫。
 タマムシっぽい形。
 でも色はあんに鮮やではありません。

青斑玉虫

 よく見てみると、暗い色ながら鈍く輝いているよう。
 タマムシの仲間?

アオマダラタマムシ

 鈍く光る深い緑色に目立つ4つの白点。
 たぶんアオマダラタマムシ。
 成虫はサクラの葉、幼虫はソヨゴやイヌツゲの幹や枝の中を食べる、タマムシの仲間です。

 目を引く鮮やかさはありませんがきれいです。

 そして、渋い。

アオマダラタマムシ
青斑玉虫、青斑吉丁虫
Nipponobuprestis amabilis
甲虫目 カブトムシ亜目 タマムシ上科 タマムシ科 マダラタマムシ属

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タグ: アオマダラタマムシ マダラタマムシ タマムシ 甲虫

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藪の中の紫の実の花は、ちょっとだけ紫 やぶむらさき

 藪の縁で咲いていた小さい花。

Callicarpa mollis

 ヤブムラサキ。

ヤブムラサキ

 秋に紫色の実をつけるムラサキシキブの仲間。
 ただ、実につく萼や果柄が短い毛に覆われています。
 それでムラサキシキブやコムラサキのような観賞価値は無いと思われているのでしょう。
 見るからに自生しているようなものばかりです。

薮紫

 ヤブムラサキの花はきれいです。

ヤブムラサキ
薮紫
Callicarpa mollis
シソ目 シソ科 ムラサキシキブ属の落葉低木

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タグ: ヤブムラサキ夏の花赤紫色の花紫色の花

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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