【 2021年11月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

冬の赤とんぼはフユアカネ?

 11月下旬。
 暖かかった秋もおわり、冬らしい気温になってきました。

 なのに、まだいました。
 トンボが。

この記事にはの画像があります。


 腹部が真っ赤。
 おそらく赤とんぼの仲間。

ナツアカネ

 逆光でわかりにくいですが画像を調整してみると、腹部は全体が赤いけど、胸部はそれほど赤くないようです。

夏茜

 翅は、よく見えない付け根以外は透明で先が少しだけ黒いようです。
 そして腹部の端が反り返っていません。
 ということで、多分ナツアカネのオス。
 冬なのに夏茜?
 と思いますが、図鑑などでは12月頃まで成虫は活動しているようです。

 もはやフユアカネ。

ナツアカネ
夏茜
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トンボ目 トンボ科 アカネ亜科 アカネ属

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小さいもみじは小さいからきれいだな

 大阪南部にある錦織公園。
 一日では見て回れないほど広い公園。
 にもかかわらず、カエデの仲間の紅葉は今ひとつ。
 そもそも公園にはカエデの仲間の種類と数が少ないこと。
 そして、よく成長したコナラやアラカシの林に光を奪われ、紅葉するための栄養を蓄えることが難しいこと。

 そんな中でも、モミジのきれいない紅葉を見られるところがあります。








 モミジが小さいので、目線の高さに何重も紅葉がかさなり、光と陰と紅葉がもざいく模様をつくっています。

 ただしこの景色を見ることができるのは午前中だけです。

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タグ: 紅葉モミジ錦織公園

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2021年もやっていたプランター稲ビオトープ 肥料で失敗?

 ことしもプランター稲ビオトープやっていました。
 今年のテーマは、稲に肥料をやる。

プランター稲ビオトープ

 プランターで稲を育てて、そこでカイエビやホウネンエビなどの「田んぼの生き物」を育てるビオトープ。
 最初は簡単にカブトエビを育てることができると思っていたが、それが大間違い。
 プランターに水を張るとたくさんの生き物が生まれるものの、みるみる減っていき、カブトエビだけに。
 そのカブトエビもほどなくいなくなってしまいます。
 カブトエビは体が大きい上に成長速度も早く、雑食なのでカイエビなどを食べてしまった、と考えました。

カブトエビ

 そこで、カブトエビは見つけ次第すべて別の水槽で育てるようにしました。
 するとカイエビたちは餌をやらなくても成長し長生きするようになりました。
 でも水質が富栄養化しないように肥料を少なくしました。
 結果、稲の収量が減ってしまいました。
 ということで、肥料の量を増やそしてみることにしたのです。

カイエビ

 結果、稲の肥料を普通にやりはじめた途端、みるみるカイエビの数が減っていき、あっという間に見られなくなってしまいました。
 肥料を極端に少なめにした去年はもっと長い間泳ぐ姿を見ていましたので、稲の肥料はカイエビにとってはいいものではないようです。
 でも、栄養が溶け込んでいる山や川の水ではなく栄養のない水道水なので、肥料は必要。
 少なからず、多からず。
 プランター稲ビオトープの肥料は微妙な調整が必要なようです。

ホウネンエビ

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タグ: プランター稲ビオトープ2021プランター稲ビオトープカイエビホウネンエビカブトエビビオトープ

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ことしも冬がやってきました。おしどり

 11月下旬。
 暦の上では冬。
 ことしはまだまだ暖かい日が続きますが、カモたちがどんどん増えていきます。
 すでにヒドリガモとマガモがやってきていますが、オシドリもやってきました。

オシドリ

 オシドリはカモの仲間の鳥。
 東や北の方では夏もいるところがありますが、大阪では冬鳥。
 大阪で年中いるカモはカルガモだけ。
 それ以外のカモは冬にやってくる冬鳥です。

 まずはオスとメスのペア1組。
 数百メートル離れた池の中だというのに木の陰へ逃げていきました。
 はずかしがりやのようです?

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タグ: オシドリカモ冬鳥水鳥

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最近なんだかカメムシを格好いいと思うようになってきました。 モンキツノカメムシ?

 最近なんだかカメムシを格好いいと思うようになってきました。

この記事にはの画像があります。


 11月。
 低山のバス停。
 カメムシがいました。

 肩くらいのところが角のようになっているのでツノカメムシの仲間?

 翅には茶色。
 それ以外のところは明るい緑色。
 調べてみると、候補が2つ。
 エサキモンキツノカメムシと、モンキツノカメムシ。

Sastragala scutellata

 どちらもよく似ていて、ちがいは背中にある薄い黄色い模様。
 モンキツノカメムシは角丸の三角。
 エサキモンキツノカメムシはハート型。
 とされますが、角丸三角形が頭側でほんの少し凹んでいるだけ。
 それに角丸三角のエサキモンキツノカメムシもたまにいるとか。
 微妙なちがい。

モンキツノカメムシ

 それで、このカメムシは角丸三角形。

 他にちがいはエサキモンキツノカメムシは人里近くでも普通に見られ、モンキツノカメムシや山奥に行かなければ見られない。
 大阪の低山が山奥かどうかは微妙ですが、モンキツノカメムシ?

モンキツノカメムシ
Sastragala scutellata
カメムシ目 ツノカメムシ科 ツノカメムシ亜科

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タグ: モンキツノカメムシツノカメムシカメムシ冬の虫

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古い写真の中からみつけたいきもの 複雑な形をした数十センチの大きさの単細胞生物 緑藻のミル

 ツルナと出会ったところからちょっと離れたところ。
 海藻が打ち上げられていました。

Codium fragile

 色こそ緑ですが、たくさん枝分かれしているのは同じような太さの枝のようなもの。
 表面はザラザラした感じで、葉のようなものはありません。
 枝状のサンゴのようです。

海松

 この海藻はミル。
 木や草に近い緑藻のなかま。
 食用にもされます。

 ミルの表面の小さなつぶつぶは小嚢(しょうのう)と呼ばれる小さな袋になっています。
 細い紐状の体から小嚢が生えているような感じ。
 どうやら、それが絡みあって太くなっているようです。

ミル

 実は、ミルはこんなに大きく複雑な形をしているのにたった一つの細胞。
 単細胞生物。
 なんというか、ふしぎないきものです。

ミル
海松
Codium fragile
植物界 緑藻植物門 アオサ藻綱 ミル目 ミル科 ミル属の海藻
世界の熱帯から温帯の海の浅い海中の岩礁上などに生育

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タグ: ミル緑藻海藻単細胞生物

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2021年もプランター稲やってました。なかなかむずかしい

 2021年もやっていたプランター稲。
 今年の成果は。
 なんと。
 35グラム。
 たったの。

プランター稲の籾

 今までで一番少なかったのはシリカ以外の肥料を使わなかった16グラム。
 次は有機肥料を使いすぎた30グラム。
 その次が今年の35グラム。
 トビイロウンカの大群に襲われた時でも50グラム。
 一番多いときが肥料が調節された土を使った最初の250グラム。
 今年はかなり少ない。

 過去三番目の悪さ。
 原因は?
 すぐに思い浮かぶものはありません。
 今年はトビイロウンカは1匹も見ません。
 肥料も十分です。

稲穂

 今年の夏はちょっと涼しめで、10月が暑いめ。
 ちょっと変わった気候だったように思いますが、大阪の水稲作況指数は99の平年並み。
 気候のせいではないようです。

■参考外部リンク■
作況調査(水陸稲、麦類、豆類、かんしょ、飼料作物、工芸農作物)

 いろいろ考えて一つ気になることを見つけました。
 サトイモ。
 場所がないのでいつもサトイモと稲を並べています。
 今年はサトイモがよく育ち、大きな葉を伸ばしていました。
 その葉がときおり稲を覆うことがありました。
 気付いたら葉を避けていましたが、それでも朝夕のように斜めからくる光は遮っていたのかもしれません。

花

 しかし、稲の横でサトイモを育てているのは毎年のこと。
 自信はありません。
 もしかしたら、ことしはプランター土をふるいにかけて古い根を取り除きませんでしした。
 それが原因でしょうか?
 よくわかりません。

 植物をそだてるのは、むずかしい。

プランター稲・バケツ稲の索引2015

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タグ: プランター稲2021プランター稲プランター稲の収穫 

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古い写真の中からみつけたいきもの 砂利浜の気がつかないほど小さな黄色い花 蔓菜

 1月の海岸。
 砂より石のほうが多い砂利浜。
 くたびれた消波ブロックの下に葉が厚そうな草が。
 こんな海水を浴びるところに生える植物、海浜植物。

Tetragonia tetragonioides

 植物はたいてい塩分が苦手。
 ですから塩水をかぶるような浜では生きていけません。
 ところが、そんなところにも、いや、そんなところだからこそ生えている植物があります。

 ツルナ。
 ナデシコ目ハマミズナ科の多年草。
 太平洋沿岸の熱帯から温帯に広く分布します。

ツルナ

 漢字では「蔓菜」。
 「菜」は野菜、つまり食用にする植物を指すことがよくあります。
 ツルナも各地で食用にされていたようです。

 よく見ると小さな花が咲いていました。

蔓菜

 幅が5ミリあるかないか。
 黄色で4つに別れていますが、花弁でなく萼。
 花弁はなくなっています。
 メシベの先が紐状に分かれ、その周りにたくさんのオシベが囲んでいるところは、ナデシコの仲間っぽい。

ツルナ
蔓菜
Tetragonia tetragonioides
ナデシコ目 ハマミズナ科 ツルナ属の多年草

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タグ: ツルナ海浜植物黄色い花冬の花小さい花

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古い写真の中からみつけたいきもの 小さいコガネムシはアシナガコガネのなかま?

 6月の低山。
 黄色くて小さいコガネムシと出会いました。

この記事にはの画像があります。


 コガネムシというとキラキラしているイメージがありますが、つや消しの黄色。
 まるで粉をふているようで、その粉が落ちたように所々が黒くなています。
 そして後足がちょっと長め?

ヒメアシナガコガネ

 大きさは1センチくらい。
 小さなコガネムシです。

Ectinohoplia obducta

 色と大きさからすると、アシナガコガネのなかま?
 そのなかでも一番普通に見られるヒメアシナガコガネ?

 きれいでちっちゃくてかわいいコガネムシですが、幼虫は芝生の根を食べる害虫。
 成虫になるといろんな木の葉や花を食べる害虫。
 小さくても、ときに大発生して農業被害を出してしまうことも。
 見掛けによらない?

ヒメアシナガコガネ
Ectinohoplia obducta
コウチュウ目 コガネムシ科 コフキコガネ亜科 アシナガコガネ族 ヒメアシナガコガネ属

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タグ: ヒメアシナガコガネアシナガコガネコフキコガネコガネムシコウチュウ

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葉の上のうるわしきあおいむし せすじつゆむし

 10月に出会った虫。
 セスジツユムシ。

この記事にはの画像があります。


 漢字で書くと「背条露虫」。
 キリギリス科ツユムシ亜科。
 キリギリスの仲間は他の昆虫も食べる雑食の性質があります。
 ツユムシの仲間は草食性。
 だからでしょうか、色も翅に入った模様も葉のよう。

 名前のように背中に筋が入っていますが、オスとメスで色がちがいます。
 オスは褐色で、メスは白いような薄い黄色。

セスジツユムシのメス

 ですから、出会ったのはメス。

 細くて長い足に、長い触角。
 細いからだ。
 女性的にも思えますが、オスも同じような姿です。

セスジツユムシ
背条露虫
Ducetia japonica
バッタ目 キリギリス科 ツユムシ亜科

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タグ: セスジツユムシツユムシキリギリス秋の虫

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