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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

保護色で邪眼の効果もなくなった?

 アケビがいっぱい生えているところ。
 大きな木がないので、小さい木や柵に絡みついているよう。

この記事にはの画像があります。


 アケビらしき緑色の蔓に、イモムシ?

 体をぐにゃりと曲げ、横腹に描かれた大きな丸い模様を邪眼のように見せているイモムシ。
 アケビコノハの幼虫!
 と思いたいのですが、体はきれいな緑色。
 アケビコノハは濃い小豆色や赤みがかった焦げ茶色などの茶色系。
 図鑑ではほかにこんな邪眼を持ったイモムシは見当たりません。

保護色で邪眼も目立たない?
アケビコノハ

 新種ということはないでしょうが、図鑑にも載らないようなレア種?

 と思ったら、緑色のアケビコノハでした。
 多くはありませんがそれほど珍しくはないようで、「アケビコノハ」を検索すると、普通に出てきました。

よく見かけるアケビコノハ
通草木葉蛾

アケビコノハ
通草木葉蛾
Eudocima tyrannus
チョウ目 ヤガ科 エグリバ亜科

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タグ: アケビコノハイモムシ邪眼

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黒っぽい焦げ茶のぐにゃりはムラサキホコリの変形菌?

 ムラサキホコリらしき変形菌と出会った枯木
 妙なムラサキホコリもありました。

ヤリミダレホコリ

 色は黒っぽく、ぐにゃりと力なく垂れています。
 胞子を飛ばし終わって役目を果たしたのでしょうか。
 いや、それはもふもふのやつ。

 病気か何かでよく成長できなかったのでしょうか。
 近くにはこのまま朽ちたようなものが。  同じ色なので、ムラサキホコリじゃなくてぐにゃりと同じ変形菌のように見えます。

Stemonaria longa

 もしかして、別の変形菌?

 さがしてみたら、ヤリミダレホコリに似ています。
 ムラサキホコリと同じムラサキホコリ科。
 似ていて当然?

ヤリミダレホコリ
Stemonaria longa
変形菌門 変形菌綱 ムラサキホコリ目 ムラサキホコリ科

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タグ: ヤリミダレホコリ変形菌ムラサキホコリ

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濃い茶色のぼさぼさはムラサキホコリの仲間の変形菌?

 切り倒された木の上にぼさぼさとした濃い茶色の変形菌。
 梅雨の頃にはよく見かけますが、秋も見かけることがときおりあります。

 細長いぼさぼさはムラサキホコリのなかま?
 これはぼさぼさを支える細い糸のような柄が無いように、またはとても短く見えます。

大紫埃

 ということでオオムラサキホコリ?

オオムラサキホコリ

 変形菌は、日頃アメーバ状になって枯れ木の中や落ち葉の下などにいて見えません。
 それが胞子を作るときに表面にでてきて、このような姿になります。
 突然現れ、数日で消える。
 大きさも数センチ。
 落葉がつもり、木が朽ちていくようなところだと普通にいる生き物ですが、見ようと思わなければ、なかなか気が付かないかもしれません。

胞子を飛ばしたあとはもふもふに
Stemonitis splendens

 さて、本当はどのムラサキホコリでしょうか。

オオムラサキホコリ
大紫埃
Stemonitis splendens
アメーボゾア門 コノーサ綱  ムラサキホコリ亜綱 ムラサキホコリ目 ムラサキホコリ科 ムラサキホコリ属

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タグ: オオムラサキホコリムラサキホコリ変形菌粘菌

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ことしも冬がやってきました。ひどりがもとまがも

 池にカモがやってきました。
 10月中旬。
 まだ寒くなる前。

 大阪では、カルガモ以外のカモは冬鳥。
 カルガモじゃないカモを見かけたら、冬がやってきた証。

 遠くでわかりにくいですが、おそらくヒドリガモ。
 冬鳥カモの中で最も早く来て、最も最後に帰る。
 冬鳥ガモの先見隊。

ヒドリガモ

 と思っていたら別の池にマガモも。

マガモ

 これからどんどんカモがやってくるでしょう。
 季節は確実に進んでいます。

カルガモ
いつもいるカルガモ

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タグ: ヒドリガモマガモカルガモカモ冬鳥留鳥

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あけぼのそうの花たくさん咲いていました。そしてアリもたくさんいました。

 9月の低山で出会ったアケボノソウ。
 リンドウの仲間の2年草。
 一度冬を越してから花を咲かせる植物です。

この記事にはの画像があります。


 磁器のような白くてツルッとして硬そうな見た目は、キンポウゲ科のような感じがしますが、リンドウの仲間。
 リンドウは青から紫系のイメージが強いので、意外に感じます。
 開いた5枚の花びらは、実は根本でまとまっている合弁花。
 リンドウっぽくなってきました。

曙草

 花びらは真っ白ではなく、先の方に小さな青いような緑色のような点がたくさんあります。
 真ん中あたりには黄緑色の点が2つ並んでいます。
 模様というより、なにか粒のようにも見えます。

 これは蜜腺。
 蜜が分泌されるところです。
 普通、蜜腺はメシベの根本など見えにくいところにあります。
 それは、蜜を食べに来た虫に花粉を付けたり、虫について花粉をメシベに付けたりするため。
 こんなところで虫に花粉がつくのでしょうか。

アケボノソウ

 別のアケボノソウにはたくさんのアリがいました。
 色と形と低山にいそうな普通の種類ということで、トビイロケアリ?
 似た種が多いのでよくわかりません。
 頭が蜜腺のところにあります。
 蜜を食べているのでしょう。

Swertia bimaculata

 でも、オシベにもメシベにも触れているようには見えません。
 いったいどうやって花粉を運んでもらって受粉しているのか。
 もっと大きな蝶とかに運んでもらうのでしょうか。
 でも、花にいるのはアリかハエなどの小さい昆虫ばかり。

 謎です。

アケボノソウ
曙草
Swertia bimaculata
リンドウ目 リンドウ科 センブリ属の2年草

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タグ: アケボノソウ白い花秋の花リンドウ科

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秋の里山でニホンアカガエル 冬眠にはまだ早い?

 秋の里山でニホンアカガエルと出会いました。
 名前のように、体が赤いカエルです。
 まだ冬眠には早いと思いますが。

この記事にはカエルの画像があります。


 大阪にはニホンアカガエルとよく似たカエルがあと2種類います。
 ヤマアカガエルとタゴガエル。
 タゴガエルは低山の沢付近に住んでいますので、ここにはいるはずがありません。
 ヤマアカガエルは丘陵から山を好みますが、ここでは見たことがありません。


 タゴガエルとヤマアカガエルはよく似ていいて、喉の部分を見ないとわかりにくいですが、ニホンアカガエルはわりと簡単に見分けられます。
 目の後ろからお尻に向けて背中と横腹を分けるように筋状の盛り上がりがあります。
 それが黒い部分に沿うように下向きになったあと、折れ曲がってお尻に向かっていればタゴガエルかヤマアカガエル。
 まっすぐだとニホンアカガエル。

ニホンアカガエル

 ということで、ニホンアカガエル。

 ニホンアカガエルは丘陵地や平地に住みます。
 とくに田んぼは産卵の場所によく使われるようです。

日本赤蛙

 ただ産卵は12月から2月の真冬。
 今の田んぼの多くはこの時期に水を張っていません。
 そして田んぼそのものが減っています。
 そのため大阪では準絶滅危惧種に指定されています。
 ただこれは7年前のことですので、今調べるとランクが上がるかもしれません。

Rana japonica

ニホンアカガエル
日本赤蛙
Rana japonica
両生綱 無尾目 カエル亜目 アカガエル科 アカガエル属
日本の固有種

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タグ: ニホンアカガエルアカガエル秋のカエル赤いカエル

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閉館の前に行きたかったやさしい水族館 沖縄県南城市がまがま水族館

 地方の小さな水族館が閉館しました。
 最近話題になっていたので、一度行ってみたいと思っていた水族館です。

 水族館があるのは、沖縄県南城市。
 沖縄本島とも呼ばれる沖縄島の南部の東、太平洋側で、世界遺産の斎場御嶽(せーふぁーうたき)や、鍾乳洞の玉泉洞があります。

 水族館の名前は「がまがま水族館」。
 「がま」は沖縄で洞窟を意味します。
 石灰岩の地面が多い沖縄では、自然にできた洞窟がたくさんあります。
 その洞窟を探検するワクワク感をイメージされたようです。
 実際、外観も風化した石灰岩のように見えます。

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 ホームページによると開館は1973年5月。
 沖縄県が日本に復帰したのは1972年5月。
 その1年後です。
 ほぼ半世紀の歴史があります。

 旅行などでどこかへ行くときは、その土地の博物館、植物園、動物園、そして水族館などの施設はチェックするのですが、前回沖縄に行ったときには気づきませんでした。
 それだけ地域密着型の小さな水族館のようです。

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 ホームページの館内案内を見ると、屋内の魚類展示と、屋外のペンギンペン展示の2つに別れ、それぞれが円形なので8のようになっています。
 魚類コーナーのほうが種類も数も多く全体のスペースは広いのですが、館内の映像を見てるとケープペンギンがいるペンギンコーナーが広く感じます。
 ペンギン展示館です。

 魚類は沖縄の沿岸の魚が中心のようで、地域密着型なのがわかります。
 種類は豊富ですが、おそらくその時時で大きく変わるのでは、と思います。
 漁師さんがめずらしい魚を捕まえたら持ってくるとか、職員さん自ら魚を捕まえに行くとか。

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 ドキュメンタリー風の番組でも来館者には地元の人が多く、愛されていることがわかります。
 入館料も高校生以上が500円。
 公立博物館並の値段です。
 城南市私立とも沖縄県立とも書かれていないので私立だと思いますが、どうしてこのような値段で今まで維持できるのか不思議なくらいです。

 閉館の理由が設備の老朽化なのも、地元の人が来館しやすいような入館料にしたためかもしれません。
 確かに円形の建物はデッドスペースだらけでしょうし、石灰岩を模したような外壁の維持は普通の建物よりたいへんでしょう。
 それに館内もバックヤードも番組で見る限りきれいに整えられ、半世紀という時間を感じさせません。
 来館者が気持ちよく訪れることができるようにという心遣いなのでしょう。

 それは展示にも反映しているように感じます。
 一般に沖縄の水の生き物というと、海をイメージすることが多いと思います。
 でも実は、沖縄には絶滅危惧種や希少野生動植物種などに指定されている淡水の生き物がとてもが多いのです。
 カエルの仲間には沖縄島固有種など沖縄にしか住んでいない種類がたくさんいます。
 サワガニにいたってはは小さな沖縄島にもかかわらずいくつもの種類がいます。
 そういった淡水の生き物をほとんど展示せず、海の魚類に絞ったところも、ビーチに行けば会えるような身近な魚がたくさんいる憩いの場を目指していたから感じます。

 きれいな館内を見ればまだまだ水族館を続けることはできたように思います。
 でも、魚たちを優先するのは当然として、その分館内や外壁が汚れ、養生できず、来館者が気持ちよく見て回ることができなくなることを避けたかったのでは、と思います。

 ジンベイザメやイルカなど人気が高い魚がいるわけではありませんが、このようなほっこりする水族館が閉館するのは残念です。
 沖縄に行ったときに訪れなかったのが悔やまれます。

 がまがま水族館と入れ替わるように新しい水族館が開館されました。
 がまがま水族館の飼育員さんも移られた聞きました。
 がまがま水族館のこころはまだ消えないようです。

■参考外部リンク■
がまがま水族館

おしらせ

このがまがま水族館は、アニメ作品『白い砂のアクアトープ』に登場する架空の水族館です。
実在するホームページも作品の一部となっています。
今回の記事はそれをテーマにした二次創作としてお読みください。

■参考外部リンク■
TVアニメ『白い砂のアクアトープ』

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タグ: がまがま水族館白い砂のアクアトープ沖縄水族館

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genre : アニメ・コミック

シオンの茎で虫を食べていたクモは、いおういろはしりぐも?

 花壇で咲いている秋の花、シオン。
 蜜を吸う昆虫がたくさん集まっています。

この記事にはの画像があります。


シオン

 近づくと、茎に違和感が。
 どうやら虫のようです。
 クモ?

Dolomedes sulfureus

 口に虫をくわえています。
 蜜を吸いに虫が集まる花には、その虫を食べようと肉食の虫も集まってきます。

硫黄色走蜘蛛

 このクモは、網を張らないタイプ。
 大きめのクモ。
 全身オレンジがかった茶色?
 スラッとしている腹部の背中側には2列の小さな点。

イオウイロハシリグモ

 調べてみると、イオウイロハシリグモ?
 このクモは色の変化が多く、昔は違う種にされていたとか。
 そういうわけでちょっと自信はありませんが、イオウイロハシリグモのイオウイロ型の橙色系。

イオウイロハシリグモ
硫黄色走蜘蛛
Dolomedes sulfureus
節足動物門 鋏角亜門 クモ綱 クモ目 キシダグモ科 ハシリグモ属

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タグ: イオウイロハシリグモクモシオン

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カチカチの林道に落ちていたオレンジ色の花。とおもったら!

 秋の低山。
 林道を歩いていると、オレンジ色の花びらがいくつも散っていました。


 なんかヘンです。
 ここは杉林の中の林道。
 道も広く、杉は間伐され、日当たりもそんなに悪くなさそうですですが、こんな色の花を咲かせる植物はありそうに見えません。
 というか、こんな色の花の植物は、ちょっと思い出せません。

 しゃがんでよく見ると。
 なんと、キノコのようです。

Aleuria aurantia

 皿のように縁が盛り上がった丸いチャワンタケの仲間のようです。

ヒイロチャワンタケ

 あとで調べてみると、ヒイロチャワンタケが一番似ているようです。
 でも、多くの画像はグチャッと群生していて、皿の形は歪んでいます。
 一つだけの画像でも歪んでいます。

 ここのはまばらに生えています。
 歪んだものは、枝が皿の広がりを邪魔したものくらい。


 でも、色や林道のようなところに生えていることなどヒイロチャワンタケのようです。
 ここのは大きくても2センチほどなので、まだ成長途中だから歪んでないかもしれません。

緋色茶椀茸

ヒイロチャワンタケ
緋色茶椀茸
Aleuria aurantia
子嚢菌門 チャワンタケ亜門 チャワンタケ綱 チャワンタケ目 ピロネマキン科 ヒイロチャワンタケ属

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鬼滅の刃の蝶 あさぎまだら

 鬼滅の刃。
 人気マンガとそれを原作とするアニメ作品。
 大正時代の日本を舞台に、人を食べる鬼と、鬼殺隊と呼ばれる鬼を倒す人間の戦いの物語。
 鬼に家族を殺された主人公は、鬼にされた妹を人間に戻すために鬼殺隊に入り、鬼と戦います。

この記事にはの画像があります。


 とても人間とは思えない能力を持つ鬼殺隊トップ集団の柱には、とても個性的なキャラクターが揃います。
 その中のひとり、胡蝶しのぶさん。

 その名前が表すように髪飾りや羽織の模様が、あるチョウの翅を模しているといわれます。
 そのチョウは、アサギマダラ。
 また、その仲間。
 まったく同じというわけではありませんが、黒い昆虫の翅脈のような筋と、白をベースにほのかに水色のグラディエーションがかかるところなどにアサギマダラっぽさを感じます。


 アサギマダラはマダラチョウの仲間で、美しい翅と黒地に白い水玉模様の体も特徴です。
 きれいな翅の模様に対してなんか違和感がある水玉模様の身体はマダラチョウの特徴。
 体の模様の目立つ理由は、警告色と言われています。

アサギマダラ

 捕食者に危険だと知らせるために目立つ色や模様が警告色。
 保護色のように見つかりにくくするのではなく、あえて目立って危険を知らせ、食べられないようにするのです。
 それは、マダラチョウは毒を持っているのです。
 アサギマダラも。
 「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶさんの専門は薬学。
 つまり、薬と、毒。

 ただ、アサギマダラの毒は、ヘビのように戦いに使える毒ではありません。
 食べられてはじめて効いてくる毒なのです。
 自分が死んでも、仲間を助ける毒。
 そこはちょっとちがいます。

浅葱斑

 大きな翅でひらひらと飛ぶ姿はどことなくはかなげで、鬼を倒す人間の限界を超えたような柱とは相容れないように思えます。
 ところが、アサギマダラはほかのチョウとはちょっと、いや随分違うのです。
 それは、渡りをすること。
 渡り鳥のような長距離の移動です。

Parantica sita

 アサギマダラは長年渡りの調査が続けられていて、2500キロを移動したという記録があります。
 渡りをしないチョウもいるようで、まだわからないことが多いのですが、長距離を移動するアサギマダラが少なからずいることは確か。
 きれいなチョウではかなげに見えて、実は毒を持ち、長距離を移動できるほどのタフさも持っている。
 作者の吾峠呼世晴さんがどの程度アサギマダラを意識して設定されたのかはわかりませんが、アサギマダラと胡蝶しのぶさん。
 イメージが重なります。

アサギマダラ
浅葱斑
Parantica sita
チョウ目 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 マダラチョウ亜科 アサギマダラ属

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