林道で出会ったヘビは隙間に潜り込んでいくヘビでした。
低山の林道を歩いていると、細い長いものが道を横切りました。
ヘビです。
日本には30種類以上のヘビが生息していますが、本州と四国と九州にいるのはたった8種類。
覚えるのがかんたん。
と思いますが、それぞれ色や模様のバリエーションがいくつもあり、小さい頃はマムシに似ているものもあってまぎらわしい。
意外と一筋縄には行きません。
このヘビは濃い黄土色かくらい茶色。
するすると道を横切り舗装の下へ。

刺激しないようにそっと覗くと、向こうもこちらを見ているようです。
隙間で薄暗くてコンパクトデジカメのピントがなかなか合いませんが、ズームしてみると。

頭は鼻先がスパッと切れたような感じの長方形に近い台形。
あごの後ろのエラはあまり張っていなくて、頭からそのまま胴へつながっているよう。
黒いまだら模様がなんとなくヤマカガシのような気もしますが、あごから首にかけての白い筋がありません。
そして、頭に黒いV字模様が。

頭の模様と形などから、このヘビはジムグリ。
名前の由来は、穴に入るところから。
ネズミやモグラなど、穴に住む小型の哺乳類を食べるとか。
この日も舗装の下の隙間に潜り込んでいきました。

ジムグリ
地潜
Elaphe conspicillata
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ジムグリ属

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