10年後にはササユリがたくさん咲きますように。
緊急事態宣言も終わり、ひさしぶりに登った低山。
登山道の脇に、ササユリ。
その花が摘まれた無残な姿。

上りでは、ちょうど正面に見えるのでよく目立ちます。
ここにはサルもシカもいません。
イノシシが背伸びして器用に花だけを食べたとは考えにくい。
人間でしょう。
そもそも、野草を勝手に摘むのはマナー違反です。
そして、ササユリの花を摘むことは、ササユリを絶滅へ追いやっていることになります。
ササユリは鱗茎(百合根)でもむかごでも増えません。
タネだけです。
ですから、花を摘むということは、それ以上増えないということです。
更に歩いていくと、またササユリが。

今度は花をつけています。
こちらは大丈夫なようです。
花が咲く前で助かったのかもしれません。
まわりを見ていると、茎もない小さな1枚葉だけのササユリがあちこちに生えています。

大きさは様々。
たくさんの葉が出ています。
このササユリは、この場所で何年も花を咲かせ、タネを落としてきたのでしょう。

すべてとは言いませんが、ここにたくさんのササユリが生えてくれるようになれば。
ただ、ササユリは成長に時間がかかり、栽培状態でも7年かかると言われています。
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