【 2021年05月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

自然は複雑で刻一刻とかわります。うつぎの開花

 5月下旬。

 ウツギが咲きはじめました。


 今年は春の花がいつもより早く咲いていましたが、ウツギはいつもと同じくらい。


 自然はそう単純ではありません。
 とても複雑。
 それを感じるためには、自然を意識することが必要です。

ウツギ
空木
Deutzia crenata
ミズキ目 アジサイ科 ウツギ属の落葉低木

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タグ: ウツギ白い花夏の花

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葉に隠れて可愛い花 なつはぜ

 5月。

 人間を必要としない生き物は、季節に合わせて変化しています。

 ナツハゼの花。

夏櫨

 小さいけど可愛い。

Vaccinium oldhamii

 小さい花をよく見ると、花の先は5つの分かれ、オシベが10本あるのがツツジの仲間っぽい。

ナツハゼ

 ナツハゼはツツジ科スノキ属。
 スノキ属はブルーベリーの仲間。
 まだまだ暑い初秋にブルーベリーのような実がなります。

ナツハゼ
夏櫨
Vaccinium oldhamii
ツツジ目 ツツジ科 スノキ属の落葉低木

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タグ: ナツハゼ赤い花ピンク色の花夏の花

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流線型の体で駆け抜けていったムシ

 公園の地面を走っている虫が。

 細長い体は硬そうなので甲虫。

この記事にはの画像があります。


 頭からお尻まで流線型のような形ですが、鞘翅のあるところとないとこがきれいに分かれているのでコメツキムシの仲間?

ヒゲコメツキ

 少し赤みがかった焦げ茶色の背中の左右には不鮮明ですが白斑が並んでいます。
 たぶん、ヒゲナガコメツキ。
 名前の通り触角が長くて櫛状になっています。
 が、これは普通の触覚です。

 それはメスだから。

 といっている間にすごい勢いで走っていきました。

髭米搗虫

ヒゲコメツキ
髭米搗虫
Pectocera fortunei
甲虫目 コメツキムシ科 ヒゲコメツキ亜科 ヒゲコメツキ属

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タグ: ヒゲコメツキコメツキムシ甲虫昆虫

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薄暗い林の縁で、気付けば見えるが、気付かなければわからない白い花 白糸草

 ちょっと薄暗い林の縁で咲いていた白いブラシのような花。
 シライトソウ。

白糸草

 林縁に生える多年草。
 咲くのは晩春から初夏の5月6月。

 ブラシのように見えるのは、細長い花びらを持った小さな花がたくさん並んでいるため。
 単純に考えれば1本でも相当な数の種ができることでしょう。

シライトソウ

 ただ、ここは人工的に作られた公園。
 人によって植えられたものでしょう。
 ですから毎年ここにしか生えません。
 毎年相当な数の種ができてるはずなのに、何年たっても増えるように見えません。

シライトソウ
白糸草、鴉葱
Chionographis japonica
単子葉類 ユリ目 シュロソウ科 シライトソウ属の多年草

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タグ: シライトソウ白い花夏の花初夏の花

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体はちっちゃいけどよく見ると眼がきれいにならんでいるクモ うろこあしながぐも

 垣根からぴょんと飛び出したヒラドツツジの葉。
 その裏になにかがいます。

この記事にはの画像があります。


 葉も裏と同じ色をしたクモのようです。

Tetragnatha squamata

 葉の裏にかんたんに隠れるくらいの小ささ。
 足は細くて長い。

ウロコアシナガグモ

 腹部もクモとしては細長く、よく見ると網目模様があるようです。

鱗脚長蜘蛛

 このクモは、多分ウロコアシナガグモのメス。
 となりある白いふわふわしたものは、きっと卵が入った卵嚢(らんのう)。
 円い巣を張るクモですが、葉の裏に卵嚢をつけ、それを守る生態もウロコアシナガグモです。

 しかし、5月に卵を生むということは、成体で冬を越すのでしょう。

ウロコアシナガグモ
鱗脚長蜘蛛
Tetragnatha squamata
節足動物門 鋏角亜門 クモ綱 クモ目 アシナガグモ科 アシナガグモ属

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タグ: ウロコアシナガグモアシナガグモクモ

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白と黄色 2つ並んで2つの色 すいかずら

 日差しも強くなり、もう春とは言えなくなった5月。
 スイカズラも咲いています。
 2つ並んでいるのが特徴。

Lonicera japonica

 スイカズラは蔓性の落葉樹。
 ただ茎は細いので草のよう。
 冬、葉を落としても、春にまた葉を伸ばし花を咲かせるので「忍冬(にんどう)」ともよばれ、漢字ではこちらを目にすることが多いように思います。

 花の色は白と黄色の二種類。
 ではなく、咲き始めは白で、受粉すると黄色に変わります。

スイカズラ
忍冬

 花の根元が長く伸び、そこに蜜があります。
 花をちぎって甘い蜜を吸うことが「すいかずら(吸葛)」の由来です。

スイカズラ
忍冬
Lonicera japonica
マツムシソウ目 スイカズラ科 スイカズラ属の蔓性落葉木本

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タグ: スイカズラ白い花黄色い花夏の花初夏の花

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上向きに咲く磁器のようなゆりのきの花

 5月。
 花が咲きました。
 ユリの花。
 ではなく、ユリノキの花。

 高い木なので上の方で咲きます。
 だから気付かない人も少なくないでしょう。
 きれいな花なのにもったいない。

百合の木

 ここのユリノキはゆるい斜面に植えられていて、上に立つと枝垂れ具合もあいまって、見上げなくても花を見ることができます。

 名前のように6枚の花弁が広が――っていません。
 変な名前です。

ユリノキ

 学名はLiriodendron tulipifera。
 「tulipifera」は「チューリップのような花をつける」という意味のようです。
 それならなんとなく納得できます。

 チューリップも名前が定着する前は「ぼたんゆり」などと呼ばれていたようなので、「ユリノキ」もそのころついた和名なのでしょうか。

Liriodendron tulipifera

ユリノキ
百合の木
Liriodendron tulipifera
モクレン目 モクレン科 ユリノキ属の落葉高木

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5月。暦では夏。虫たちもうごきはじめています。るりちゅうれんじ

 5月。
 暦の上では晩春から初夏。
 いろいろな虫が動きはじめています。

この記事にはの画像があります。


 瑠璃色の光沢の虫。
 ルリチュウレンジの成虫。
 ハチの仲間ですが、葉を食べるハバチ。

ルリチュウレンジ

 きれいなハチですが、「ハバチ(葉蜂)」というだけあって幼虫はツツジの葉を食べます。
 それも大群となって。
 ツツジを育てている人にとっては害虫です。

瑠璃鐫花娘子

ルリチュウレンジ
瑠璃鐫花娘子
Arge similis
ハチ目 広腰亜目 ミフシハバチ科 ミフシハバチ亜科

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タグ: ルリチュウレンジチュウレンジハバチ

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北の国へ帰る途中に一休み? ○連雀

 4月下旬。
 公園でレンジャクを見ました。
 レンジャクというと、ヒレンジャクかキレンジャク。
 どちらも冬鳥。
 これから中国東北部やシベリア東部へ向かう途中なのでしょう。

ヒレンジャク

 ヒレンジャクとキレンジャクはよく似ていて、ヒレンジャクのほうがちょっと大きいようですが、並んでなければわからないでしょう。
 かんたんなのは尾羽根の先端。
 赤ければヒレンジャク(緋連雀)、黄色ければキレンジャク(黄連雀)。
 わかりやすい名前です。

緋連雀

 ということで、ヒレンジャクです。

Bombycilla japonica

 レンジャクというとヤドリギ。
 その実が好物。
 レンジャクたちがヤドリギを広げていると言われます。
 ここでは、ヤドリギはまだないようです。
 一時的な休憩所なのでしょう。

スズメより大きい鳥

ヒレンジャク
緋連雀
Bombycilla japonica
スズメ目 レンジャク科 レンジャク属の冬鳥
スズメより大きい鳥

フィールド図鑑 日本の野鳥 第2版

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タグ: ヒレンジャクレンジャク冬鳥春の鳥スズメより大きい鳥

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木を白くして咲くヒトツバタゴに集まってくるのは人だけじゃない?

 5月初旬。
 ヒトツバタゴ、別名なんじゃもんじゃ。
 白い花が咲いていました。

Chionanthus retusus

 ここには他にも植えられていますが、この木が一番きれいに咲きます。

一つ葉田子

 近づいていくと、ほのかに香りが。
 キンモクセイに似ているような、でも、まったく強くありません。
 そして、なにか、かすかに音が聞こえてきます。
 風で葉がそよぐ音ではありません。
 植物が出す音ではありません。

ヒトツバタゴ

 なんというか、小さな虫の羽音のようです。
 それも羽ばたきがものすごく早い虫の。

 よく見ると、花に小さな小さな虫がとまっています。
 こちらをむいた顔には大きな複眼。
 そこに縞模様が。

 ツマグロキンバエです。

 よくみると、あちこち飛んでいます。
 とてもたくさん。
 その羽音が聞こえていたのです。

ツマグロキンバエ 花のまわりを飛ぶツマグロキンバエ(左上)
ツマグロキンバエを見たい人はこちら

 ハエと言っても、うんちなどに飛んでくるハエとはちがい、花の蜜を食べます。
 でも、こんなにヒトツバタゴに群がっているのは見たことがありません。
 今年はツマグロキンバエの発生が早かったのでしょうか。
 それとも、今まで気がついていなかっただけなのでしょうか。

ヒトツバタゴ
一つ葉田子
Chionanthus retusus
ゴマノハグサ目 モクセイ科 ヒトツバタゴ属の落葉高木

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タグ: ヒトツバタゴ白い花初夏の花夏の花ツマグロキンバエ

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