【 2020年12月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

金剛山の谷筋で出会った鳥はカワガラス! と思ったらミソサザイ?

 いろいろな野鳥が住み着いている金剛山。
 なかなか写真が撮れない鳥がいます。
 カワガラス。

 スズメよりちょっと大きいくらいの黒い鳥。
 山の渓流に住み、川の流れの中に歩いて入っていき、川底の虫などを食べます。
 谷筋の道を歩いていると、こちらの気配を先に察知して逃げていきます。

 ある日。
 いつもは遠くの藪の中に入っていって見失ってしまいますが、今回はちょっと離れた藪だったのでカメラを向けました。
 いました!
 しかし、すぐ奥の方へ飛んでいき、数枚しか写せませんでした。

 家に帰って確認してみると。
 薄暗い林の中なので手ブレばかり。


 金剛山にはカワガラスににている鳥がいます。
 ミソサザイ。
 カワガラスなのか、ミソサザイなのか確認が必要です。
 それぞれの特徴を照らし合わせてみます。

 お腹側にうっすら模様があります。
 これはミソサザイの特徴。
 でも、ネットで画像検索してみると、このような模様のあるカワガラスもいます。


 目の色。
 黒のようです。
 黒はミソサザイの色。
 カワガラスは赤。
 でも、黒っぽく見えることもあるようです。

 足の色。
 指は黒いようです。
 黒いのはカワガラス。
 ミソサザイは茶褐色。
 でも、黒く見えるのもいるようです。

 他にもくちばしの色など。
 どちらの鳥も同じ向きの画像が見つからないので決め手に欠けます。

 最初はカワガラスと思っていたのが、だんだんミソサザイのような気がしてきました……

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金剛山の谷の倒木の上のコケはいいかんじ

 日本有数の登山者を誇る金剛山。
 耐寒登山全盛期は、文字通り歩いて登る登山者数は日本一だったのでは、と思います。
 登山道がたくさんあるのも金剛山の特徴。
 人と出会わない道も少なくありません。

 そんなひっそりとした谷道を歩いていると、倒木がコケに覆われていました。


 いつ倒れたのかわかりませんが、もう何年、何十年とたっているでしょう。


 コケはスギゴケの仲間の蘚類。
 種類は。


 いまだコケは苦手でよくわかりません。
 胞子がつまっている「さく」の形がノミハニワゴケに似ているように思いましたが、そちらはまちなかに多いコケ。
 低山にもいるのでしょうか。


 コケは難しい。

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タグ: コケ金剛山のコケ金剛山

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冬の日差しが入る杉の林の林床のひかる綿毛 きっこうはぐま

 12月。
 大阪の東から南へ走る山地山脈の尾根をつなぐダイヤモンドトレールの薄暗い杉林の中を歩いていると、道端に光るものが。

 どうやら草の実の綿毛が、斜めから差し込む冬の陽に照らされていたようです。

キッコウハグマ

 綿毛はタンポポよりちょっとかたそう。

亀甲白熊

 葉はロゼット状に地面から直接生えています。
 中央から茎を伸ばしてそこにたくさんの花がならんでいます。

 よく見かけるカシワバハグマのようですが、葉が小さく、花の茎も短い。

Ainsliaea apiculata

 この植物はおそらくキッコウハグマ。
 キク科の多年草。
 秋の花も終わり、地上部分は枯れ、綿毛のついた果実を残すだけになったようです。
 太陽の高さが低い冬だからこそ杉林の林床

キッコウハグマ
亀甲白熊
Ainsliaea apiculata
キク目 キク科 モミジハグマ属の多年草

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タグ: キッコウハグマ冬の実ダイヤモンドトレール

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落葉に 小春日和の 雪の虫

 まだ寒波が来る前の11月中旬。
 小春日和。
 雪虫が飛んでいました。

この記事にはの画像があります。


 冬になり、雪の到来を知らせるように舞いはじめる白いふわふわした小さな虫。
 この虫が舞いはじめると初雪が降るといわれます。
 白い見た目と相まって、雪虫の由来です。

クスノキの落ち葉の上の雪虫

 ただ、それは北国の話。
 大阪では、初雪は雪虫を見かけなくなりしばらくたってから。

落ち葉が光って白いふわふわが見えない雪虫

 この虫は、アブラムシの仲間。
 冬を越すための場所を探して飛んでいるようです。
 白く見えるのはおしりの方に白い毛がたくさんついているから。
 実は、からだは白くありません。

実は白いふわふわがちょっただけの雪虫

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タグ: 雪虫アブラムシ冬の虫

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実は2020年もやっていたプランター稲ビオトープ カイエビVSカブトエビ?

 今年もプランター稲ビオトープはじめていました。
 プランター田んぼでカブトエビやカイエビなどを育てて、小さな田んぼを再現できるか挑戦を続けています。

 今年のテーマは、カブトエビを取り除く、です。
 今までプランター稲は1ヶ月もしないうちにカイミジンコを残して全滅していました。
 去年はプランターの中に網で囲んだところを作り、そこにカブトエビを隔離しました。
 すると、いつもはすぐいなくなるカイエビが1ヶ月以上いました。

プランタービオトープのホウネンエビとカイエビ

 カイエビがいなくなるのは、カブトエビに食べられるから。
 カブトエビがいなくなるのは、食べ物がなくなるから。
 そう考えました。
 隔離したカブトエビには餌をやりましたが、カイエビには何もしません。
 イネを育てるために時々肥料をやるだけ。
 それであっという間の全滅は避けられたので、自然に土の上に増える微生物でまかなえるのでしょう。
 そもそもカブトエビより小さいですから。

 ということで、今年は孵化直後から見つけ次第徹底的にプランターからカブトエビを取り除きました。
 もちろん、カブトエビはたくさんあるエビ伝説の容器に入れて育てました。
 共食いが起きにくいように大きさを合わせ、成長するにつれて同じ容器に同居する数を減らしていって。

プランタービオトープのカイエビ
大きさは8ミリくらい
腹部の小さなつぶつぶは卵

 その結果、9月までカイエビが生き残りました。
 ホウネンエビも。
 カイエビがプランターでこんなに長く、何匹も生き残ったことは初めてです。
 やはりカイエビの全滅はカブトエビが関係していそうです。

プランタービオトープのホウネンエビ
おおきさは20ミリくらい 腹部の小さなつぶつぶは卵

 そこから考えると、カブトエビというのは田んぼの水生甲殻類の中ではかなり獰猛な肉食動物というになります。
 たしかに、以前からカブトエビの多い田んぼではカイエビは見えないかいても少なく、カイエビの多いところではカブトエビはあまり見かけません。
 という感じがします。

 しかも、日本のカブトエビは外来種と考えられています。
 それに対してカイエビやホウネンエビは在来種、のようです。
 もしかして、カブトエビは田んぼの在来種を食べ尽くしてしまいかねない恐怖の外来種、なのでしょうか。

プランタービオトープのカブトエビ
大きさは50ミリくらい

 しかし、よく考えてみれば、田んぼは人間が作った人工の環境。
 自然にはない環境。
 だからカブトエビも問題ない?
 というか、カブトエビが日本にやってきておよそ100年と言われます。
 カブトエビが原因でカイエビが全滅した地域はあるのでしょうか?

茂った藻類を食べてカイエビは育っていたのかも

 というか、カイエビやホウネンエビも稲作と一緒に入ってきた外来種の可能性は?
 カイエビは複数の種がいて、なかには特定の池に住むものとかいるようですが、ホウネンエビの方は?
 なかなかおもしろそうです。

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鉢サトイモ2020 今年は豊作?

 ひそかに始まっていた鉢サトイモ。
 今年も無事終了しました。

 まずは結果から。

 毎年念のために種芋は2個植えています。
 今年も中くらいの種芋を2個。
 そして、寒くなる前の11月半ば、収穫しました。

 大きな方の塊が20個で890グラム。
 小さな塊の方が13個で560グラム。
 合計33個で1450グラム。
 植木鉢で育てたわりには豊作ではないでしょうか。

2020年の大きい方の塊
複雑に絡み合っていたので泣く泣くバラしました

 バケツや植木鉢で育てるようになって5年めですが、今までの収穫は。

 2019年
 大きい塊が10個で505グラム。
 中くらいの塊が7個で385グラム。
 小さい塊が3個で150グラム。
 合計20個で1040グラム

2019年のすべて
いかに2020年が豊作だったかがわかります

 2018年
 全部合わせて17個で845グラム。
 2017年
 全部合わせて28個で1200グラム。
 2016年
 全部合わせて11個で470グラム。

 今年が一番たくさん収穫できました。
 理由はわかりませんが、いつもとちょっと違うところは極端な深植え。
 植木鉢の半分ほどのとこに種芋を植え、成長して茎の白い部分が見えてきたらそこが隠れるほど土を入れます。

植木鉢の直径は約25センチ 高さは約30センチ
その半分のところに植えました

 そのときに一緒に化成肥料を入れます。
 それを繰り返して、植木鉢いっぱいになる頃に秋。
 そして収穫。

 あと、水は欠かさないように。
 夏の間は朝晩の1日2回。
 肥料と水と土盛りのおかげでしょうか。


 特に土盛りは大きかったように思います。
 横に広がることができな小さな植木鉢で、土を盛ることで上へ上へと小芋孫芋をつけることができますから。
 来年もこの3つ、とくに土盛りは大切にしたいと思います。

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タグ: 鉢サトイモ2020鉢サトイモハチサトイモサトイモ

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初冬に咲く赤い花 と思ったら赤い豆

 11月下旬。
 林で赤い花見つけました。
 今頃花?

Rhynchosia volubilis

 と思ったら、花ではありません。
 実です。

痰切豆

 赤い実は、マメのように見えます。
 ただし、そのふくらみから種は2個しか入っていないようです。

タンキリマメ

 このマメは、トキリマメ。
 またはタンキリマメ。

 この2つはよく似ています。
 わかりやすいのは葉。
 トキリマメは先が細長く伸びた楕円形みたいな形。
 タンキリマメは左右の角が丸くなったひし形みたいな形。
 さらに、左右に飛び出しているところは葉の真ん中よりも先の方。
 さて、この葉の形は?


 どうやら、タンキリマメのようです。

タンキリマメ
痰切豆
Rhynchosia volubilis
マメ目 マメ科 タンキリマメ属の蔓性多年草

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タグ: タンキリマメ秋の実赤い実

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季節の移り変わりは一瞬 いい頃合いはむずかしい

 いろいろな紅葉ポイントがある錦織公園。
 その一つが梅の里の丘。
 平らな場所にベンチがいくつかあるだけですが、まわりをエノキ、カキノキ、ケヤキに囲まれています。
 エノキは黄色、カキノキは普通は橙から赤ですがここではエノキの陰になるので黄色、そしてケヤキは明るい褐色。
 真ん中に立つと黄色い壁に囲まれているようです。

 ところが、エノキの黄色い葉が見られる期間は短いようで一週間遅れるともう、見られません。

 そして、今年は。
 見られませんでした。
 かろうじて大きなケヤキが半分だけ葉を残して褐葉していただけ。

錦織公園 梅の里
大きのケヤキの下から見上げる褐葉
ケヤキ

褐葉

 半分だけ褐葉のケヤキも見方を変えれば十分きれい。
 季節の変わり目の出会いはタイミングがたいせつです。

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タグ: ケヤキ褐葉紅葉錦織公園の紅葉錦織公園

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小さい小さいモミジが真っ赤に燃えています。 

 里山をイメージした錦織公園は、全体できれいな紅葉というのは、ちょっと期待できません。
 でも、見どころポイントはいくつかあります。

 ここは錦織公園では珍しくモミジがきれいなところ。
 朝限定ですが。


 鬱蒼とした常緑樹の間でわずかに赤く燃えているのが見えます。




 あまり高くないモミジが燃えています。



 モミジの木の中に入ると、真っ赤な枝垂れの向こうに池が見えます。


 ほかにもモミジは植えられていますが、30年の時を経て周りのアラカシやコナラが大きく育ちすぎ日当たりがすっかり悪くなり、きれいに紅葉するところは限られます。
 その一つ。
 ただし、午後からは日陰になるのでこれほどきれいではありません。

 のわずかな時間に、日光が必要です。

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タグ: 紅葉イロハモミジモミジ錦織公園

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冬 今年もおしどりがやってきました。

 カモたちが冬を連れてきた11月の錦織公園
 オシドリも来ていると聞いて、一週間後に訪れました。

 はたして。
 オシドリは来ていました。

オシドリ

 オシドリは東日本では一年中見られるようですが、このあたりでは寒くなるとやってくる冬鳥というイメージ。
 その姿はカモの中でもよく目立つので、冬の象徴みたいになっています。

鴛鴦

 寒い北風より早く冬が来たことを感じます。

オシドリ
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