【 2020年11月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

金剛山を登っていると、となりの尾根が紅葉していました。

 11月。
 初冬。
 紅葉の季節。

 金剛山。
 千早本道。
 八合目からの自衛隊道まではスギばかりで紅葉はあまり見えません。

 四合目すぎ。
 北どなりの尾根が赤く染まっていました。
 紅葉。


 いくつも並んだスギの幹の間から明るく燃えているようです。


 遠くなので種類はわかりませんが、コナラ?


 きれいです。

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タグ: 紅葉金剛山金剛山の紅葉

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薄暗い林の中だからこその紅葉があります。

 大阪周辺の山はスギやヒノキなどが派手に植林されていて、自然林は神社やお寺のまわりの聖なる場所か、手入れしにくい斜面などにかろうじて残っているだけ。
 というところは少なくありません。
 冬でも青々していることろばかり。

 そんな冬でも青い山でも、いや、そんな青い山だからこその紅葉があります。
 いや、黄葉。

 鬱蒼としたスギやヒノキの林の下。
 そこで黄色く染まる小さな木々。
 クロモジやヤマコウバシなど薄暗いところを好む小さな木たち。



 光が十分でないところだからでしょうか、黄色くなります。
 葉を赤く染めるほどの糖を光合成できないのかもしれません。


 低い太陽が横から照らすと、薄暗い林床で黄葉が輝きます。
 紅葉など日当たりの良いところで見る紅葉とは、またちがう美しさがあります。



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タグ: クロモジヤマコウバシ黄葉紅葉

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名前はユニークですが花には合ってないような ユキノシタの仲間

 10月の金剛山。
 谷道の水場の近くで花が咲いていました。

ジンジソウ

 小さい花。
 地面に広がった葉の中心から伸ばした柄にたくさんの花を円錐状につけています。

 花はかわった形をしています。
 5枚ある花びらのうち、下の2枚だけが長く伸びています。
 このおもしろい形の花は。
 ユキノシタ。

ジンジソウ

 でも、よく考えるとへんです。
 ユキノシタが咲くのは春から初夏。
 それにユキノシタの小さな花びらには赤い斑点がありますが、この花は黄色です。

Saxifraga cortusifolia

 この花はジンジソウ。
 漢字で書くと「人字草」。
 下に長く伸びた花びらを「人」の字に見立てたもの。
 仲間には5枚全部長いものがあって、それは「大文字草(ダイモンジソウ)」。

 気持ちはわかりますが、花をみればみるほどもうちょっとなんとかなかったのかな。
 ヒノジソウにならなかったユキノシタは運がよかったのかも。

ジンジソウ
人字草
Saxifraga cortusifolia
真正双子葉類 ユキノシタ目 ユキノシタ科 ユキノシタ属
多年草

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タグ: ジンジソウユキノシタ属秋の花白い花金剛山の花金剛山

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11月 茅原 すすきの海 いわわき山

 岩湧山。
 大阪河内長野市にある和泉山脈の山。
 府県境から離れた支脈なので大阪の山です。

 山頂付近は約8ヘクタールの茅場、一面ススキの原になっています。

 11月。
 ススキの穂が風にそよぎ、海のようです。

山頂の方を見る
岩湧山

ススキ
大阪湾の方へ連なる和泉山脈の山々
和泉山脈

薄
遠くに見える金剛山
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タグ: キトラの茅場ススキ茅場岩湧山和泉山脈

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実は2020年もやっていたプランター稲 今話題の害虫来る!

 今年も稲刈りまで終わったプランター稲。
 実は、去年から新しい害虫に襲われていました。
 それは、トビイロウンカ。
 お米に大きな被害を出す害虫です。

この記事にはの画像があります。


 梅雨頃、中国や台湾から下層ジェット気流に乗って日本にやってきます。
 その後日本で世代交代しながら爆発的に増えていきます。
 それが最大になるのが秋。
 実りの時期です。

鳶色浮塵子

 ここ数年、緑の田んぼの中の一部分だけが茶色に変色して枯れているのを見かけます。
 坪枯れと呼ばれ、それがトビイロウンカの被害。

トビイロウンカによる坪枯れ?(大阪府河内長野市)

 プランターでは坪枯れは起きませんでしたが、実の入っていないモミが多くあったように思います。
 卵を駆除して来年は、と言いたいのですが、トビイロウンカは日本では越冬できず、毎年梅雨にやってきたもの増えて被害を起こすようです。

トビイロウンカ

 ウンカが入らないような小さな網で全体を覆うのは現実的ではないような。
 来年は、トビイロウンカをみつけたらハエトリグモを集めてくるほうが現実的か。
 考えなければ。

幼虫
Nilaparvata lugens

トビイロウンカ
鳶色浮塵子
Nilaparvata lugens
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 ヨコバイ亜目 ウンカ科
体長5mm

プランター稲・バケツ稲の索引2015

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タグ: プランター稲2020プランター稲プランター稲ビオトープ2020プランター稲の害虫トビイロウンカ害虫外来種

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お茶碗のような赤いキノコはおもしろい べにちゃわんたけ?

 晩秋の金剛山で出会ったキノコ。


 よく見るキノコ型じゃなくて、お茶碗のようなキノコの傘をひっくり返したような変な形。
 そして、赤い。


 お茶碗のような形のキノコはチャワンタケの仲間かもしれません。
 そのなかでも、内側が赤く、外側がちょっと白っぽいのは、ベニチャワンタケ。
 ということで、このキノコはベニチャワンタケ?


 よく似たキノコがいろいろあるようで、まちがってるかも?
 キノコは難しい。
 けど、見てるだけでもおもしろい!

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タグ: ベニチャワンタケチャワンタケ金剛山の茸赤い茸金剛山

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金剛山で今年最後のセンチコガネ(多分)

 晩秋の金剛山。

 仁王立ちのサワガニと出会ったあと。
 「山頂」でまた出会いが。

この記事にはの画像があります。


 山頂で出会ったのは虫。
 コガネムシの仲間。
 センチコガネ。

 センチコガネは体がキラキラ光るきれいな虫。
 構造色なので、見る角度によって色が微妙にかわります。


 センチコガネは近寄るといつも逃げようとします。
 走って逃げるか、飛んで逃げるか。
 でも、このセンチコガネは逃げません。

Phelotrupes laevistriatus

 だからたくさん写真を撮りました。

雪隠黄金虫

 センチコガネはときには風景が映るほどきらきら。
 でも、食べ物はうんち。
 うんちを食べるのでフンコロガシといわれることがありますが、うんちはころがさず引きずります。

雪隠金亀子

 冬は冬眠するので暖かければ11月でも出会うことがあります。
 でも、今年最後のセンチコガネでしょう。

センチコガネ

センチコガネ
雪隠金亀子、雪隠黄金虫
Phelotrupes laevistriatus
コウチュウ目 カブトムシ亜目 コガネムシ上科 センチコガネ科 オオセンチコガネ属

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晩秋 さわがにさんも 紅葉が気になる?

 立冬前。
 晩秋の金剛山。
 沢を歩いていると、サワガニが。

この記事にはの画像があります。


 8本の脚を踏ん張って仁王立ちしているようです。


 少し近寄って写真を。


 なんか逃げません。

 もうちょっと近づいてみましょう。


 なんか動きません。

 もっと近づいてみましょう。

Geothelphusa dehaani

 やっぱり動きません。

 もっともっと。

沢蟹

 右のハサミのほうが大きいので、オス。

 サワガニは逃げ足が早く、いつもスルスルと岩の隙間などに入っていきます。
 でも、何故か微動だにしません。

 今度は反対側から。

サワガニ

 こんなに近づいてもどうして動かないのかわかりません。
 晩秋の低くなってきた気温で、なんかぼーとしているのでしょうか。
 それとも、紅葉が気になるのでしょうか。

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タグ: サワガニカニ日本固有種金剛山の動物金剛山

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つかまえなければたぶんだいじょうぶだけど毒蛇です やまかがし

 低山を歩いていると、地面を動くものが。
 ヘビ。
 今年はよく出会うような気がします。

この記事にはヘビの画像があります。


 この背中に巨大芋虫のような模様が入っているのは、ヤマカガシ。
 ヤマカガシというと、黒っぽい色と赤と黄色のまだら模様ですが、色のパターンがいろいろあります。
 出会ったのは赤と黄色の無いタイプのようです。


 カメラを構えている間にするすると藪の中に入っていきます。


 ヤマカガシは毒蛇。
 死に至る猛毒。
 ただ深く噛まれないと毒は注入されないため無毒と思われていたこと、被害者が極端に少ないことから血清もまともにないこと、などから毒牙で噛まれるととても危険。


 みかけてもそっとしておきましょう。

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タグ: ヤマカガシ毒蛇

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