【 2020年07月】

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知るからはじめる外来生物~未来へつなぐ地域の自然~〈大阪市立自然史博物館〉ヒアリも、います!

 夏の特別展、外来生物展。
 話題の外来生物、ヒアリもいます!

スタジアムの入口あたりで会場まであと400メートル
知るからはじめる外来生物

 もちろん、生きているヒアリ!
 ではありません。
 標本です。

はじまりに近い方の標本
標本

 生きている様子はわかりませんが、その姿はわかります。

 と言いたいのですが、わかりません。
 なぜか?

 小さい!

虫眼鏡をのぞいても小さい!

 そもそもアリは小さい生き物ですが、その中でもヒアリは小さい方。
 「大きなアリ発見。ヒアリだ!」なんてツイートがありますが、そんなことないのがよ~くわかります。
 というか、そこにいても見ようと思わなければ見えない怖さがあります。
 そして小さすぎてヒアリの特徴がよくわかりません。

おわりに近い方の標本 大きく見えるのは写真

働きアリの特徴が書いてありますが
ヒアリ

 今の所、水際で食い止められていますので生きているヒアリを見る機会はないと思いますが、ヒアリに詳しい人じゃなければわからないでしょう。

女王
オス
働きアリが小さくて特徴がわからない!
大型

小型の働きアリはもっとわからない!
小型

 現在、ヒアリと出会うことは、多くの人にとって事実上ありません。
 だからこそ、こういう機会を利用してじっくりヒアリの実物を見ておくことは、大切です。
 ヒアリに間違われて殺されてしまう無害な虫たちのためにも。
 そういう意味で、最大の被害者とも言えるヤガタアリグモの標本も、ヒアリのとなりに欲しかった。、かも

ヒアリ
火蟻
Solenopsis invicta
ハチ目 スズメバチ上科 アリ科 フタフシアリ亜科 トフシアリ属
自然分布:南米

■参考外部リンク■
知るからはじめる外来生物|大阪市立自然史博物館 #外来生物展
大阪市立自然史博物館

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タグ: ヒアリアリ特定外来生物生態系被害防止外来種世界の侵略的外来種ワースト100外来種知るからはじめる外来生物外来生物展大阪市立自然史博物館

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黒いキノコの上の白いキノコの二段重ね ヤグラタケの季節です

 そろそろ梅雨明けのころ。
 ことしもヤグラタケの季節です。

ヤグラタケ

 ヤグラタケはキノコに生えるキノコ。
 黒く腐りはじめたベニタケ科のキノコに生えます。
 おもしろいキノコ。

櫓茸

 まわりには黒くなりかけているキノコがたくさんあるので、ヤグラタケもたくさん生えてくるでしょう。

ヤグラタケ
櫓茸
Nyctalis lycoperdoides
担子菌門
 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ目 シメジ科 ヤグラタケ属

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タグ: ヤグラタケ白いキノコ夏のキノコ

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知るからはじめる外来生物~未来へつなぐ地域の自然~〈大阪市立自然史博物館〉外来種はなぜ悪い?

 もともと日本にはいなくて、人間が持ち込んできた外来種。
 それがどうやら悪者らしいということは、テレビ番組などで有名になってきたと思います。
 じゃあ、具体的になにがどうわるいのか?

 もちろん、外来生物展ではそれが展示されています。


 入り口から入ってすぐ、「2.外来生物問題」でわかりやすくまとめられています。


 「最初に少数の外来生物を放すだけで、増加して生態系に大きな影響を与えることがあります。個人が簡単に大きな影響を与えうる。簡単にできてしまう身近な自然破壊、それが外来生物問題です。」

在来の生態系への影響

 在来の生き物を食べる

ヌートリアに食べられる希少種のイシガイ類

 在来の生き物の食べ物やすみ場所がなくなる

流れの緩い河川の水面に群落を作り
光が当たらなくなった水中・水底の環境をすっかりかえてしまうホテイアオイ

 在来の生き物と交配して遺伝的な系統が失われる

在来種のタンポポと外来種が交配してできた雑種のタンポポ
雑種の花粉が受粉すると在来種のタネが雑種になってしまいます

生活や経済への影響

 農業や漁業に被害が起きる

アライグマに食べられた瓜
外来生物によって新しい農業被害が出ています

 人の健康に被害が起きる

有毒クモのセアカゴケグモ
大阪では普通に見かけるようになりました

 もっと具体的に何が起こっているかは、ぜひ会場で見てください。

■参考外部リンク■
知るからはじめる外来生物|大阪市立自然史博物館 #外来生物展
大阪市立自然史博物館

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タグ: ヌートリアホテイアオイタンポポアライグマセアカゴケグモ外来種知るからはじめる外来生物外来生物展大阪市立自然史博物館

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このとまりかた、なかなか格好いいと思う キマダラセセリ

 6月。
 チョウが飛んでいました。
 セセリチョウの仲間です。

この記事にはの画像があります。


 セセリチョウは翅を後ろに向けてたたむちょっと変わったチョウです。
 色も地味な茶色が多く、チョウよりガのほうが近いような感じです。

 ところが、このキマダラセセリは明るいオレンジ色でガっぽくないだけでなく、翅のたたみ方がちょっとちがいます。
 後翅を水平に開き、前肢を45度くらいに立てます。
 まるでステルス戦闘機のよう。

キマダラセセリ
黄斑挵

 かっこういいです。

キマダラセセリ
黄斑挵
Potanthus flavus
チョウ目 セセリチョウ科
幼虫の食草はススキなど

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タグ: キマダラセセリセセリチョウ

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古い写真の中からみつけたいきもの ふうろそうなのに背が高くて大きい タカネグンナイフウロ

 6月の亜高山。
 亜高山は、本州中部の場合、標高1500~2500mくらいのところのこと。
 そのあたりに咲く花は、高山植物と呼ばれます。

 その高山植物の一つ。
 タカネグンナイフウロ。

タカネグンナイフウロ

 フウロソウ科フウロソウ属。
 フウロソウ属と言うと、ゲンノショウコやアメリカフウロなど平野でも身近な植物ですが、どれも地面を這うように育つ背の低いもの。
 ところがタカネグンナイフウロは40~50センチはあるような大きさ。
 花も何倍もあるような大きさ。

高嶺郡内風露

 高山植物というと小さいイメージですが、このフウロソウは逆のようです。

タカネグンナイフウロ
高嶺郡内風露
Geranium eriostemon var. reinii f. onoei
フウロソウ目 フウロソウ科 フウロソウ属の多年草の高山植物

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古い写真の中からみつけたいきもの うなぎの横顔

 大阪府貝塚市にある自然遊学館。
 簡単に言えば、入館料無料の自然史博物館。
 規模からすると、博物館というより展示施設という感じ。
 海から山まで貝塚市に生きる色々な生き物について展示されています。

 標本だけでなく、生き物も展示されています。
 そのひとつ。
 ウナギ。
 ウナギ目 ウナギ科 ウナギ属の海と川を行き来する回遊魚。


 1年ほど前。
 管の中から頭と尾を出していました。

 じっくり横顔尾を見ていると、何を考えているのか、どこを見ているのかわからないうつろな顔。


 なんか、かわいいかも。

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タグ: ウナギ淡水魚降河回遊魚自然遊学館

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2019年のプランター稲 終了する

 当然、2020年のプランター稲ビオトープははじまっていますが、その前に2019年の結果を。

稲の花

 うまく発芽しないでつまづいた2019年
 その後は色々ありましたが、収穫。
 結果、90グラム。

 肥料を控えカブトエビの餌を入れた2018年は72グラム。
 シリカ以外の肥料を使わなかった2017年はたったの16グラム。
 苗を2本しか植えなかった2016年は100グラム。
 病気の影響が大きかった2015年は65グラム。
 スズメの大群に襲われた2014年は40グラム。
 出穂前に葉が病気になった2013年は150グラム。
 有機肥料を使いすぎた2012年は30グラム。
 肥料が調節された土を使った2011年はなんと250グラム。

 それから考えると、多い方かもしれません。
 肥料の追加はシリカ以外はなかったのですが、カブトエビの餌とカブトエビの糞から窒素を得ていたのでしょう。
 ただ、2018年より多くの餌をやってので、土の表面全体が黒くなりました。
 それだけでなく、土の上にたくさんの根を伸ばしていたことから土の中に酸素がなくなっていたのでしょう。
 酸化していた赤い土が還元して黒くなる(多分)くらいですから。

土が黒くなり水中に根を伸ばした稲

 稲の成長が今一つに感じたのはそのためかもしれません。
 でも、収穫はどちらかといえば多い方だったので、カブトエビの餌が多少は効いたのかもしれません。

頭を垂れる稲穂

収穫した籾

プランター稲・バケツ稲の索引2015

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タグ: プランター稲2019プランター稲プランター稲ビオトープ2019プランター稲の開花プランター稲の登熟プランター稲の収穫プランター稲の脱穀

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知るからはじめる外来生物~未来へつなぐ地域の自然~〈大阪市立自然史博物館〉しのびよる外来種?

 外来種のことを知ろうという自然史博物館の外来種展。
 そこでびっくりしました!

南西入口から入って突き当たりの看板

 それは、ドジョウ。

 ちょっと前に出会ったドジョウ
 環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)、大阪府のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)。
 そのドジョウに外来種疑惑が持ち上がったのです。

 そして、ちょっと、いやなかんかむずかしそうなのです。
 ドジョウ(学名 Misgurnus anguillicaudatus)は日本以外にも朝鮮半島、中国、台湾などにも分布しています。
 すべて同じ種(しゅ)で学名が同じなのですが、以前から日本には遺伝的に3系統のドジョウがいて、1つが中国大陸由来の外来種。
 ところが、在来種と外来種を見た目で区別できるかどうかがはっきりわかっていませんでした。
 それを博物館が調査した結果、ちがいがわかったのです。



 そのひとつが、背びれの背鰭分枝軟条数。
 なんか専門用語でややこしそうですが、表示されていた解説画像からすると、背びれを支えている筋の数のようです。
 それが7本以上なら中国大陸系のドジョウなのです。


 もし6本なら腹びれと臀びれの位置関係を見なければなりませんが、まずわかりやすい背びれの筋を数えてみます。

ちょっと前に出会ったドジョウ

背びれの部分を拡大

 なんと、7本!
 中国大陸系統の外来種です。
 環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)、大阪府のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)が一気に外来種になってしまいました。
 確かにこのドジョウを見つけたのは人工的に作られた水路。
 絶滅危惧種がいることのほうが不思議です。
 ただ、人工の池と水路を作る前は谷筋に作られた田んぼの谷戸田(やとだ)だったので、その時にいたドジョウが生き残っていたのでは、と思っていただけに、残念です。

 このように外来種はいつの間に身近な在来種と入れ替わっているかもしれません。
 『盗まれた街』のように。

■参考外部リンク■
知るからはじめる外来生物|大阪市立自然史博物館 #外来生物展
大阪市立自然史博物館

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梅雨 変形菌と食べる虫たち ふしぎがいっぱい

 梅雨は変形菌の季節。
 いや、他のシーズンもいるのですが、変形菌素人にとって梅雨は見つけやすい季節です。

 金剛山の千早本道八合五勺付近。
 たぶんクダホコリ。
 里山でもよく見かける普通の変形菌。


 よく見ると、小さな虫がいます。
 カタツムリは多分、コハクガイの仲間じゃないかと思います。
 その隣りにいるのは?


 昆虫のようですが、こんな小さい虫は、ほんとまったくわかりません。
 変形菌はそんなに栄養があるのでしょうか?
 変形菌はそんなにいつもあるようなものじゃないと思うのですが、食べ物は大丈夫なのでしょうか?
 ふしぎがいっぱいです。

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タグ: クダホコリ変形菌コハクガイ金剛山

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梅雨の中咲く神楽鈴のような白い花 りょうぶ

 6月。
 梅雨。
 夏。

 リョウブの花が咲きはじめていました。

リョウブ
令法

 リョウブは北海道から九州まで広く分布する落葉小高木。
 樹皮がはがれまだら模様になっているのが特徴です。
 この木は幹も細く目線の位置で咲いているのでまだ若い木のよう。


リョウブ
令法
Clethra barbinervis
ツツジ目 リョウブ科 リョウブ属の落葉小高木

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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