【 2019年12月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

確かに仲がいいけど一年契約? オシドリ

 今年もオシドリがやってきています。
 派手な模様のカモの仲間。
 大阪では冬鳥のようです。

オシドリ

 他のカモ類と同じように集団でいることもありますが、よくオストメスのペアでいます。
 仲のよい夫婦を表す「鴛鴦夫婦」の由来です。

鴛鴦

 たしかにペアでいるのは仲良く見えますが、相手は毎年変わるとか。
 一年だけの鴛鴦夫婦です。

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タグ: オシドリ冬鳥水鳥カモ類カラスより小さい鳥

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ヤマノイモのしたたかな作戦

 ヤマノイモの実のことを書きましたが、タネも見つけました。
 まだ落ちずに残っていたものもありました。

よく見ると左と下の実の中にタネが残っています

 中心にあるのが、タネ。
 そのまわりに丸い膜が広がっています。


 動力はありませんからひらひら落ちるだけではそう遠くにはいけないでしょう。
 でも、強い風が吹いたら遠くまで運んでもらえそうです。

 ヤマノイモはなかなかしたたかです。

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タグ: ヤマノイモ冬の実

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小ぶりだけどブドウっぽくて美味しそうに見えますが……有毒です。アオツヅラフジ

 冬は実の季節。
 サネカズラのように赤い実が目立つところに、赤くない実も。
 そのひとつ、アオツヅラフジ。

Cocculus orbiculatus

 アオツヅラフジ。
 青葛藤。
 Cocculus orbiculatus
 被子植物門 双子葉植物綱 キンポウゲ目 ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属。
 蔓性落葉低木または小高木。

青葛藤

 キンポウゲの仲間というと、気になるのが毒。
 アオツヅラフジも、有毒。
 果実も有毒。
 しかし、食べてもらってなんぼの核果。
 毒があってはタネを運んでもらうことができません。
 まさか、遅効性の毒で、運んでもらってから殺し、遺体を栄養にしてしまうという恐ろしい作戦なんでしょうか。
 それとも、タネは有毒でも食べる果肉になる部分は無毒というイチイのようなパターン?

ブドウのようですが有毒です
アオツヅラフジ

 ともあれ、野山のものをやみくもに口に入れるのはやめたほうがよさそうです。

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タグ: アオツヅラフジ青い実冬の実

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ほんのわずかのことで、ちがう景色が見られます。錦織公園の褐葉

 大阪南部の錦織公園。
 景色として紅葉を楽しめる場所のひとつ。
 今年はちょっと遅かったかもしれません。

錦織公園


 いつも同じ景色が見られないのが自然。
 少しタイミングがずれただけで見られなくなるのも自然。
 思っていた景色が見られなかったのも、自然の美しさ。

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タグ: 紅葉褐葉錦織公園

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古い写真の中からみつけたいきもの 闇落ちした中二病的クモ?

 何年も前の岩湧山の写真の中から出てきたクモ。
 山頂の茅場の中に生えた草の葉に上に、黒くて小さいクモ。

この記事にはの画像があります。


 巣を作っていないので、徘徊型のクモ。
 徘徊型というと、人気があるのがハエトリグモの仲間。
 これもハエトリグモ?


 ゆっくり近づいて上の方から見てみると。
 なんか腹部が角張っていて、五角形。
 ハエトリグモの仲間ではなさそう。


 これは。
 カニグモだ!

ヤミイロカニグモ

 黒い色のカニグモの仲間。
 調べてみると、どうやら、ヤミイロカニグモ。
 闇色蟹蜘蛛。
 闇落ちしたカニグモ?
 なんか中二病っぽい名前です?

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タグ: ヤミイロカニグモカニグモクモ岩湧山

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逃げ回る鳥を写すのは難しい。けどおもしろい!

 冬になって初めての金剛山。
 冬鳥と出会いました。

 群れで行動し、こちらの様子を見て木々の枝の向こうに隠れています。
 なかなかコンデジで写せません。
 それでもなんとか写したら。
 どうやらアトリ。

オス
アトリ

メス?

 漢字では花鶏。
 Fringilla montifringilla
 鳥綱スズメ目アトリ科アトリ属。
 スズメくらいの大きさの冬鳥。

 金剛山では2回め。
 また会えたらいいな。

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タグ: アトリ冬鳥スズメくらいの鳥金剛山の鳥金剛山

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古い写真の中からみつけたいきもの ヤスデはムカデよりもすごい?

 何年か前の12月。
 真冬のヤスデ。

この記事にはの画像があります。


 冬でも元気、というわけではありませんが、落ち葉の下で生きています。

 ヤスデはムカデとよく似ています。
 でもちがいがあります。


 たとえば、ヤスデの仲間は落ち葉などの植物質をたべますが、ムカデの仲間は肉食。
 見た目のちがいもあります。
 ヤスデは体の一体節から2対4本の足が生えていますが、ムカデは1対2本。
 同じ体節の数なら、ヤスデの方が足の数は倍。


 ただし、ヤスデのからだの最初の足のある3体節は1対2本だけ。
 なので、ムカデと同じ体節の数なら倍から6本少ない数になります。


 ヤスデは、最も足がたくさんある身近な動物かもしれません。

追記*****

 ちょっとざっくり書きすぎたためご指摘を受けました。

 ムカデの「足」について。

 画像でいいですから、ムカデの頭をよく見てください。
 頭の左右に角のようなものがついています。
 これは顎肢や顎脚とよばれるもので、噛み付いて相手に毒を注入する器官です。
 頭にあるようですが、頭の器官が変化したものではなく、最初の足が変化したものなのです。
 そのため、器官の由来からすると顎肢は肢・脚なのです。

トビズムカデの赤茶色(鳶色)の頭
左右にピタリとひっつく角のようなものが顎肢
トビズムカデ

裏から見ると牙そのもの
ただしこちらは死んで干からびているので
内側に曲がっているだけかもしれません

 それで顎肢はヤスデ類にはないので「ムカデと同じ体節の数なら倍から6本少ない数」ではなく、倍にした数より少ないのは10本ということになります。
 ただ顎肢は歩くことには使わず、顎のように使いますので「足」としては、6本少ないと言えると思います。
 もっとも身近に体節の数が同じムカデとヤスデがいるとは思えませんので倍にすると何本少ないかというのは、意味がなかったりしますが。
 体の多くの体節から足が2本出ているか、4本出ているか、または顎肢があるかどうかで見分けるほうがはるかに現実的です。
 そして、ムカデの最後の足は、見た目は足ですが後ろを向いて歩くのには使われませんので、顎肢が「足」でないならこちらも「足」と言えないかもしれません。

 ただ「ヤスデのからだの最初の3体節は1対2本だけ」というのは明らかな誤りですので、「ヤスデのからだの最初の足のある3体節は1対2本だけ」と訂正しました。

2019/12/21

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タグ: ヤスデトビズムカデ多足類冬の虫

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カワウはカモとはちがいます。みんなちがっておもしろい。

 カワウ。
 河鵜。
 川鵜。
 学名 Phalacrocorax carbo hanedae
 鳥綱 カツオドリ目 ウ科 ウ属。

 一年中みかける留鳥。
 地域によっては夏鳥や冬鳥のことも。

カワウが

 水に浮いているときカモ類とちがって体の大部分が沈んでいるのが特徴。
 マニア向けに説明すると、カモ類は水上艦艇で、カワウは現代的潜水艦。
 さらにマニア向けに説明すると、潜水型のカモ類は第二次世界大戦型潜水艦。
 ということは、カワウは潜水能力が高そうです。

もぐって

 他にカモ類との違いは、泳ぐときに活躍する足ヒレが4本の指全部をつなげています。
 カモ類は3本の指だけ。
 カモ類は、人間で言うところの親指が退化して短くなっています。
 カワウは親指が長くて人間のように棒をつかめます。
 ですから、いつも水の上にいるカモ類と違い、よく木の上に止まっています。

ぽちゃん

 カワウとカモ類。
 同じところにいる同じように見える鳥ですが、いろいろちがっておもしろい。

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タグ: カワウ水鳥カラスより大きい鳥錦織公園の鳥錦織公園

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なんともいえないヘンな形。いったい何の実?

 11月。
 おもしろい形の実。
 何科の植物かさっぱりわかりません。


 実は、マメ科。
 タネが2つはいったさやが開き、タネが左右に一つずつついたもの。
 といえば、多少はマメ科っぽく見えてくるでしょうか。


 この植物は、タンキリマメ(痰切豆)かトキリマメ(吐切豆)。
 どちらもよく似ています。

 わかりやすい違いは、葉。
 3枚の葉がついているのは、マメ科でよくあるタイプ。
 その1枚の葉の形にちがいがあります。
 タンキリマメは左右の角が丸い菱形。
 トキリマメは、先をぐいっと引き伸ばしたような楕円形。


 ということで、これはタンキリマメ。
 豆を食べるとタンが切れると言われるのが由来。
 でも、俗信で、漢方薬ではないようです。

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タグ: タンキリマメ冬の実紫色の実マメ科

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うつくしい赤い実ふたたび 実葛

 思わぬ出会いをしたサネカズラ。
 およそ3週間後、ちょっとはなれたところで見つけました。
 よく通る場所なのに、なぜか今まで気づきませんでした。

 こんどは綺麗なサネカズラの実。
 きれいです。


 液果の集合果、でいいのかな?

 常緑の緑色の葉の中で赤く輝く実。
 名前の由来も実が目立つ、つる植物(葛)。

 納得です。

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タグ: サネカズラ赤い実液果集合果冬の実

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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