山間の集落でであった青空を舞う鳥は?
登山口まで山間の集落を歩いていると。
ふと見上げれば、カラスくらい? の1羽の鳥が。

鳥素人は、まずこういうときはカラスかどうかのチェック。
1羽しかいないようなので、多分カラスじゃない。
次はトビかどうかのチェック。
これはかんたん。
開いた尾羽根の形。
扇型の逆というか、中央が凹んで左右が飛び出す凹型だったらトビ。
中央がふくらんだ扇型なので、トビじゃない。

ここが限界。
あとはできるだけ写真を撮り、後日、図鑑などで調べます。
背景がない青空。
常に動き、高度も変えていく鳥を撮るのはたいへん。
広角で写せば小さくて画像がはっきりしない。
望遠にすると追いかけるのが大変で、ピントも合いにくい。
コンデジを信じてひたすら鳥を追いかけシャッターを押し続けました。
ほとんどが写ってなかったり、見切れたり、ぼやけていたりする中、判別できそうな画像を拡大して、特徴を簡単にまとめると。
胸から腹は白、羽の半分くらい? に何重もの黒縞、尾羽根には少し太い黒縞、顔は目の辺りから頬にかけて黒い帯。
これに最も近かったのが、クマタカ。

え?!
クマタカは環境省のレッドリスト(2019年)で絶滅危惧IB類(EN)、大阪のレッドリスト(2014年)でも絶滅危惧I類(CR+EN)。
絶滅危惧I類は「絶滅の危機に瀕している種」。
まさかそんな珍しい生き物に出会うはずはない。
図鑑やWEBで調べ直します。

気になるのが尾羽根の縞。
同じような間隔で4本か5本。
それらしいのはハチクマやオオタカ、ハヤブサなどがいます。
しかしほかの特徴がもっとも当てはまる鳥はクマタカしか見つけることができませんでした。
ただ、クマタカにはクチバシから喉に向かって黒い筋があり、胸から腹にかけても黒い縞があります。
スッキリしませんが、幼鳥はアゴに黒筋はなく、胸から腹に黒い縞は無いので、クマタカ幼鳥?
それなら、幸運!
タグ: クマタカ 猛禽 鷹 カラスより大きい鳥 絶滅危惧種 大阪CR+EN 環境省EN

- 関連記事
-
- 公園の池にも冬がやってきていました。緋鳥鴨 (2019/11/02)
- 山間の集落でであった青空を舞う鳥は? (2019/08/30)
- 黒い鳥がいたのでクロツグミかなと思ったら? (2019/06/15)