【 2019年05月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

久しぶりの金剛山のカケスの写真撮れました。

 久しぶりの金剛山のカケス。

 めったに出会えない珍しい鳥、というわけではありません。
 というか、よく出会う鳥です。
 ただ、鳴き声だけだったり、すぐ森の奥へ飛んでいったりと、なかなか写真が撮れません。
 それが運良くカメラを向け、ズームして、シャッターを押す間木にとまっていてくれました。

こちらを見ているようですがたぶんあまり見ていない
懸巣

顔を横に向けてこちらをじっくり観察しているにちがいない
カケス

 カケス(懸巣)。
 スズメ目カラス科カケス属の留鳥。
 模様や色にごまかされそうですが、全身黒くなったらと想像すると。
 たしかに、カラスっぽい。

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タグ: カケス野鳥金剛山の鳥金剛山の脊椎動物金剛山

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低山登山 思いがけず 銀蘭

 登山道を歩いていたら思いがけず出会ったギンラン(銀蘭)。

 一つは踏み跡もしっかりした道の端。
 運良く誰にもう踏まれなかったのでしょう。
 これでも咲いています。


 もう一つはそれほど登山者が多くなさそうな道。
 咲くのはもう少し先。


 ほんの少しですが、登りの辛さも癒やされました。

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タグ: ギンラン白い花初夏の花夏の花

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世界遺産(仮)は堺の平野の貴重な自然

 大阪にあるたくさんの古墳が「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」として、世界遺産に登録されそうだと話題になっています。
 注目を集めているのが世界最大ともいえる「仁徳天皇陵」と言われる大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)。
 ただ、世界最大なのは諸説ありますが長さや面積で、高さは40メートルほど。10階建てくらいのビルという感じでそれほど高くありません。
 大きい割に平たく、まわりを様々な建物囲まれているため、近づいてもただ森があるだけ、のように見えます。
 そこに行っても何かよくわからない! というのが欠点と言われています。

木に覆われた丘にしかみえない大仙陵古墳
大仙陵古墳

 そんな大仙陵古墳をいろいろな角度からじっくりと見ることができる場所があります。

 近つ飛鳥博物館。
 大仙陵古墳から離れ、古市古墳群からも離れた大阪府河南町の山の中にあります。
 といっても、山から古墳を眺めるのではなく、大仙陵古墳の巨大ジオラマがあるのです。

博物館の真ん中にど~ん!
近つ飛鳥博物館

 再現されているのが造営当時の姿。

造営時にヘリがあるとこんなふうに見えた?
大山古墳

 吹き抜けになっている巨大なフロアの中央にあり、上から横から見ることができます。

上空を旋回しているよう
仁徳天皇陵

 なかなか迫力があります。
 木に覆われた丘にしか見えない今の姿からは想像もできません。

高度を下げていくと
前方後円墳

 草も木も無い石葺きの山が千数百年の時間をかけて本体が見えなくなるほど木に覆われてしまいました。
 まったく人の手が入らなかったわけではありませんが、周囲は住宅地に開発され、かろうじて残った古墳を除き森も林もなくなった堺市北部では貴重な場所になるでしょう。
 古墳や歴史だけでなく、そちらの方にも注目が向けられてほしいと思います。

木々の間から整った形の土盛りが見えます
墳墓

■参考外部リンク■
近つ飛鳥博物館

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タグ: 近つ飛鳥博物館大仙陵古墳大山古墳仁徳天皇陵前方後円墳墳墓

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残念ながらニホンアカガエルのオタマジャクシ全滅……VU→EX?

 大阪府の絶滅危惧種ニホンアカガエル。
 絶滅か現状維持か一進一退を繰り返していました。
 その結果が出てしまいました。

 絶滅です。
 今年のオタマジャクシは。
 おそらく。

 原因は池がほぼ干上がったこと。
 それもまだカエルになるまえの4月中旬。

干上がった池

 水抜き用の排水口のまわりと水たまりのようなものが数箇所。
 中に入れませんので、高倍率のカメラでのぞいてみても、オタマジャクシの姿は見えません。
 20個以上の卵塊があったと言うのに。

わずかに残った水に生き延びていればいいのですが

 もちろん、オタマジャクシからカエルになって池から出ていった、と考えることもできます。
 しかしこの池では4月はまだオタマジャクシ。
 小さなカエルになって陸にあがってくるのは5月から6月。

本当ならこれくらいのオタマジャクシがいたはず
2017年4月のオタマジャクシ

 この池は冬にはいつも水が無くなるのですが、水車のところの淀みは水が無くならないのでいつもそこに生き残っていました。
 ところが今年は水の流れが早く流されたようで、ほとんど卵は残っていません。
 少ないながらオタマジャクシが生まれましたが、いなくなってしまいました。
 サギが来ていたという話もありますので、すべて食べられたのかもしれません。

まだ元気だった3月のオタマジャクシ

 理由はどうであれ、いつもは生き延びるオタマジャクシが見当たらなくなったという事実はかわりありません。
 開園しておよそ30年。
 それを乗り越えてきたニホンアカガエルがこれでいなくなるとは思えません。

 ただ、心配です。

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タグ: ニホンアカガエルカエルアカガエル絶滅危惧種大阪VU錦織公園

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一目百万本満開! 大和葛城山の山躑躅

 5月中旬。
 大阪と奈良の府県境にある葛城山(かつらぎさん)。
 周辺には同じ「葛城山」や「葛城」がつく名前の山が多いので、「大和葛城山」とも呼ばれます。
 このころ、山頂付近の自然ツツジ園のヤマツツジ(山躑躅)を中心とした群落が見頃を迎えます。

大和葛城山

 昨年、ちょうど同じころに来たのですが、すっかり終わっていてびっくりしました。
 今年は概ね例年通りのようです。

ヤマツツジ

 以前は人混みを避け、満開をすぎたころに行っていました。
 自然ツツジ園は北向きと南向きの二面にツツジが集まっています。
 そのため満開の時期が微妙にずれ、いつも南向きのツツジに緑色が混ざっていました。


 ここのツツジの群生は「一目百万本」と言われています。
 いままでは「確かにきれいだけど、すこし盛り過ぎかな」と思っていました。
 北向き南向きともに満開の様子は、確かに「一目百万本」。


 偽りはありません。

※画像スライドできます ⇒⇒ ※クリックして拡大表示
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タグ: ヤマツツジツツジ赤い花初夏の花大和葛城山

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木の幹にピタリとはりつきかけまわる 五十雀

 金剛山のゴジュウカラ(五十雀)。
 スズメ目ゴジュウカラ科ゴジュウカラ属の留鳥。


 雀くらいの大きさの鳥で見かけるのは、山。
 いつも1羽で行動しています。

ゴジュウカラ

 おもしろいのは、木の幹にぺたりと張り付き、さささささっと幹の上を走るところ。
 時には木の皮の裂け目に種を押し込んだりします。
 食べ物を隠しているといわれます。

五十雀

 まち中では出会うことがありませんが、おもしろくて、かわいい野鳥です。

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タグ: ゴジュウカラスズメくらいの鳥金剛山の鳥金剛山の脊椎動物金剛山

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古い写真の中からみつけたいきもの そんなに珍しくなさそうなのに最近「見つかった」新種のタマバチ

 去年の4月。
 アラカシの花が咲く時期。
 どんぐりの仲間の雌花の写真を集めていたので、新しい枝の葉の付け根にできる雌花をさがしてると。
 小さな雌花に小さな虫がとまっていました。

この記事にはの画像があります。


 おそらく、植物に虫こぶを作らせる寄生昆虫。
 ハチのタマバチの仲間か、ハエのタマバエの仲間でしょう。
 その時はどんぐり類の雌花が目的でしたのでそのまま忘れてしまっていました。

小さなアラカシ雌花よりも小さな虫

 一年近くたって画像を見直していると、思い出しました。
 画像を拡大してみると、ちょっと大きめの頭部と丸い腹部。そして重ねた翅は4枚?
 ハチのタマバチの仲間のようです。

ハエというよりハチっぽい

 アラカシに虫こぶをつくるタマバチを調べてみると。
 意外と種類が少ないようで、マスダアラカシタマバチばかり。
 それに似ています。

雌花に産卵?

 マスダアラカシタマバチは、なんと2010年に九州大学の伊都キャンパスで見つかったばかりの新種だったのです!
 21世紀の日本の大学のキャンパスで新種が見つかるなんて!
 しかもそれと同じ種が数百キロ離れた大阪で見つかるとは!
 これは奇跡だ!

マスダアラカシタマバチ?
マスダアラカシタマバチ?

 と思ったのですが、少し誤解していたようです。
 どうやら新種が見つかったというより、だれも種として発表していなかっただけのようです。

方眼は1cm×1cm

 まず、アラカシなどの常緑のコナラ属アカガシ亜属はアジアのみに分布、つまりヨーロッパやアメリカにはないのです。
 だから、ヨーロッパ人にもアメリカ人にも見つけられなかっただけ。
 そして、どうも日本にはタマバチの仲間を調べる人は少なく、存在が知られていても論文が発表されていないものもあるようなのです。
 そのひとつが、マスダアラカシタマバチ。

 ということは、新種発見のチャンスが雑木林にころがっている! かもしれません?

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タグ: マスダアラカシタマバチタマバチ寄生蜂アラカシ錦織公園の虫春の錦織公園錦織公園

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春の大型連休の金剛山のおもしろい形の花 衝羽根草

 いろんな花が咲きだす春の大型連休の金剛山。
 おもしろい形の花も咲いています。
 ツクバネソウ(衝羽根草)。


 地面から茎が1本まっすぐのびて、いきなり大きな4枚の葉が茎を囲むようにつき、その先に太いオシベだけのように見える花が咲きます。
 ユリ目シュロソウ科ツクバネソウ属の多年草。
 古い分類ではユリ科とされていたので、そう書かれている図鑑もあるかもしれません。

 ユリの仲間らしい太いオシベの中心にある4本のひもがメシベ。
 その下の緑色の萼(がく)のようなものは、花被片(かひへん)。
 ユリでは花弁のようにみえるところ。

ツクバネソウ

 ユリの仲間の花は3の倍数の3と6でできています。
 花弁が6枚(細かく言うと内花被片3枚と外花被片3枚)、オシベが6本。
 近い仲間のエンレイソウも花被片が3枚、オシベが6本、メシベの先が3裂、葉も3枚が茎を取り巻くようにつくので3の倍数。
 ところがツクバネソウは緑色の花被片が4枚、オシベが8本、メシベの先が4本に分かれます。
 そして葉も茎のまわりに4枚(たまに3枚や5枚などもあります)が十字に並びます。
 4の倍数です。

左がエンレイソウで右がツクバネソウ

 多くの花は人間のために咲いているのではないので、人間の感性や都合など関係ありません。
 でも、地味な花でも注意を向ければ、個性的なおもしろさなどいろいろな気付きがあります。

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タグ: ツクバネソウ春の花緑色の花金剛山の花金剛山

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今年は思いもよらない自然の変化 春の大型連休終盤の金剛山の花

 今年の春の大型連休は花が足踏みしていた金剛山。
 大型連休終盤に満開と思っていたヤマシャクヤクは、ほとんど咲いていませんでした。
 残念。

山芍薬
ヤマシャクヤク

 そして大型連休前に咲き始め、満開を過ぎていると思っていたニリンソウが2輪咲いていて満開。

ニリンソウ

 さらにこの頃いつも咲いている幹の上のテンナンショウは、やっと葉が出たところ。

テンナンショウ

 大型連休はじめの冷え込みが影響したのでしょう。
 ちょっとしたことで毎年花の時期が変わる。
 山の自然はおもしろい。

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タグ: ヤマシャクヤクニリンソウテンナンショウ属白い花春の花金剛山の花金剛山

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春の林床は白くて小さい花が目を引きます。白花猫の目草

 白花猫の目草。
 シロバナネコノメソウ。
 ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属の多年草。

シロバナネコノメソウ

 林床の湿気のある場所を好む小さな植物。
 金剛山では晩春から初夏が花の時期。

白花猫の目草

 ネコノメソウ属の植物は、黄色や黄緑色で地味な花が多い中、白くて、花弁が開き、オシベも長く、小さいながらも目立ちます。


 目立つといっても、高さは20センチもないような植物。
 注意をしてなければ足元で咲いていても気づかないかもしれません。

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