今年は大型連休前に 山では もう たくさんの花が!
今年の春は暖かい。
サクラも早かった。
ということで山の花もいつもより早い。
5月の大型連休前だというのに、こんなに花が一度に咲いている!
白い花
ニリンソウ(二輪草 Anemone flaccida)
キンポウゲ目 キンポウゲ科 イチリンソウ属
多年草


茎の先に2輪の花をつけることが由来。
なぜか少しずれて咲きます。
2輪咲いたときが見頃になります。
イチリンソウ(一輪草 Anemone nikoensi)
キンポウゲ目 キンポウゲ科 イチリンソウ属
多年草

ニリンソウに対して、1輪しか咲かないことが由来。
よく似ていますが、花が大きく、葉の裂け目がより深くなります。
サイコクサバノオ(西国鯖の尾 Dichocarpum univalve)
キンポウゲ目 キンポウゲ科 シロカネソウ属
多年草

シロバナネコノメソウ(白花猫の目草 Chrysosplenium album)
ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属
多年草

ツルカノコソウ(蔓鹿の子草 Valeriana flaccidissima)
マツムシソウ目 スイカズラ科 カノコソウ属
多年草

マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草 Cardamine tanakae)
アブラナ目 アブラナ科 タネツケバナ属
越年草

ミヤマカタバミ(深山片喰 Oxalis griffithii)
カタバミ目 カタバミ科 カタバミ属
多年草

ヤマシャクヤク(山芍薬 Paeonia japonica)
ユキノシタ目 ボタン科 ボタン属
多年草

ハルトラノオ(春虎の尾 Bistorta tenuicaulis)
ナデシコ目 タデ科 イブキトラノオ属
多年草

ヒトリシズカ(一人静 Chloranthus japonicus)
センリョウ目 センリョウ科 チャラン属
多年草

花穂が1本なのでヒトリシズカ。
しかし、フタリシズカは大抵3本以上。
チゴユリ(稚児百合 Disporum smilacinum)
ユリ目 イヌサフラン科 チゴユリ属
多年草

緑色の花
アオマムシグサ?(青蝮草 Arisaema serratum)
オモダカ目 サトイモ科 テンナンショウ属
多年草

テンナショウ属はよく似た種類が多いのが特徴。
茎(偽茎)が紫色の斑模様で、花(仏炎苞)が緑色なので、マムシグサの緑色版のアオマムシグサ、かな?
エンレイソウ(延齢草 Trillium smallii)
ユリ目 ユリ科 エンレイソウ属
多年草

緑色の萼が目立ち、咲いているようには見えません。
黄色い花
コガネネコノメソウ(黄金猫の目草
Chrysosplenium pilosum var. shaerospermum)
ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属
多年草

トウゴクサバノオ(東国鯖の尾 Dichocarpum trachyspermum)
キンポウゲ目 キンポウゲ科 シロカネソウ属
二年草

ヤマブキ(山吹 Kerria japonica)
バラ目 バラ科 ヤマブキ属
落葉低木

紫色の花
キンキエンゴサク(近畿延胡索 Corydalis papilligera)
キンポウゲ目 ケシ科 キケマン属
多年草

カタクリ(片栗 Erythronium japonicum)
ユリ目 ユリ科 カタクリ属
多年草

もう終わりかけで、この場所はかろうじて残っていました。
青い花
フデリンドウ(筆竜胆 Gentiana zollingeri)
リンドウ目 リンドウ科 リンドウ属
越年草

ヤマルリソウ(山瑠璃草 Omphalodes japonica)
ムラサキ目 ムラサキ科 ルリソウ属
多年草

たった一日でこんなに見られてよかった!
でも、山野草には勝手に採っていく犯罪者が昔からいます。
さらに、最近は新種のインスタバエが大量発生し、環境が破壊されることがあります。
大量発生で環境破壊というと、近縁種のポケモンゴーがいますが、さすがに山中では大量発生はないでしょう。
そうならなず、いつまでも野草を楽しめることを願っています。
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