ちょっとかわったところで咲くナギイカダの花
ちょっと前の3月。
ナギイカダの花が咲いていました。

漢字で書くと「梛筏」。
スズラン科の常緑小低木の単子葉植物。
葉っぱの裏の真ん中で花が咲いています。
ヘンです。

ナギイカダはいろいろなツッコミどころがあります。
まず、単子葉類なのに木。
単子葉類は双子葉類とちがって茎(幹)を太らせにくい仕組みになっています。
そして葉のようで葉でない謎の組織。
じつは葉でなく茎。
それが葉のように平らになった「偏茎」。
ナギイカダの場合は、枝が葉になったようです。

ですから、花が咲いているのは葉ではなく枝。
そう考えればヘンではありません。
よくあることです。
一見常識を超えたように見える生き物も、よくよく調べてみれば「な~んだ」と納得できることは少なくありません。
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