【 2018年02月】

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跳ぶのが苦手でもトビムシ。だからもこもこ? ムラサキトビムシ

 冬の里山公園。
 丘に降った雨が染み出して湿地のようになり、そこから流れ出した小さな沢。
 去年から水質浄化のためが竹炭が敷き詰められています。
 ここはカワケラやミズムシたちのすみかでした。
 今、どうなっているかふと気になって竹炭をひっくり返してみました。

この記事にはの画像があります。


 いました。
 カワゲラやミズムシ。
 そして、はじめて見るちっちゃい虫が。
 大きさは2ミリくらい。
 ほのかに青味がかった黒。
 体は丸いお餅をいくつも積み上げたようなもこもこ。
 頭の触角は短いけど太い。


 画像を拡大すると、全身に短い毛がはえています。
 これは、ムラサキトビムシ。

ムラサキトビムシ

 トビムシというと、細い体でテレポートするように高速で跳ねるイメージですが、これはむしろワラジムシのよう。
 跳躍器はあるものの、跳ぶのはあまり得意でないようです。


 トビムシは分類では六脚上綱の内顎綱。
 いわゆる昆虫は六脚上綱の昆虫綱。
 ということで「昆虫」に入れてもらえないこともあります。


 内顎綱の特徴は、翅がないことと、顎が頭のなかに少し引っ込んでいること。
 飛べないことで原始的な「昆虫」と思われることもありますが、顎が引っ込んでいるのは進化した結果です。
 顎が引っ込むとどのような得があるのかわかりませんが。
 トビムシの仲間は見えないだけでそこらじゅうにいます。
 地球にいるトビムシの仲間は、地球上の全昆虫を合わせたよりも数が多いと言われるほど繁栄しています。

 人間が気づいてないだけで、地球はトビムシの惑星かもしれません。

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タグ: ムラサキトビムシトビムシ錦織公園冬の虫錦織公園の虫

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でっかいモササウルスの化石だぜ! 和歌山県立自然博物館

 和歌山県海南市の海岸に建つ和歌山県立自然博物館。
 名前のように自然史の博物館です。

マリーナと和歌山県立自然博物館

 和歌山の山に住む動物の剥製、和歌山の石やアンモナイトなど、色々な生き物の標本がいっぱい。
 ですが、展示室の半分以上占めるのは、水族館ゾーン。
 和歌山近海に住む海の生き物が色々展示されています。
 イルカのような大型動物はいませんが、カニにエビに貝にヒトデなど、魚以外の生きものが多いのが特徴。

 ひさしぶりに行ったら、新しいコーナーができていました。
 モササウルスコーナー。

モササウルスコーナー

 モササウルスは白亜紀の後期、ティラノサウルスと同じ時代の海にいた巨大な爬虫類です。
 映画「ジュラシック・ワールド」に登場したことで知っている人もいるでしょう。
 恐竜じゃなくてトカゲの仲間ですが、海に適応して手足と尾がヒレ状になっています。
 ただ、「モササウルス」は特定の種類を指す場合と、その仲間全体を表す場合があるのでちょっと注意が必要。

モササウルス類の生態復元図

 中生代の海には大型の肉食爬虫類がいろいろいましたが、その最後に現れたのがモササウルス。
 日本では40例ほど化石が見つかっています。
 大阪でも見つかっていて、岸和田市のきしわだ自然資料館で展示されています。
 そして和歌山県有田川町もで発見されています。
 日本で最も保存部位が多いと言われるその化石が展示されています。

 まずはでかい!
 まだまだ研究途中ということで、見つかった時の状態を再現した「産状」で展示されています。
 手や背骨や肋骨や顎、みんなでかい!
 生きていたときはどんなに大きかったのか。
 海外の化石との比較で体長は6メートルと推定されています。
 展示室には入らないほど大きかったのでは!

背骨と肋骨とでっかい右手の化石

 この産状化石は、レプリカ。本物ではありません。
 レプリカの展示と聞いて「な~んだ」と思う人もいるかもしれません。
 しかし、実物を展示するということは、問題がないわけではありません。
 まず研究ができません。
 そして、痛む可能性もあります。
 化石の場合、痛むことは少ないと思いますが。
 ですから、レプリカの展示は、再現率が高ければ、実物の展示よりもいろいろな意味でいいのです。

産状化石レプリカ

 まだ研究の途中で、種もわかっていません。
 そのため「モササウルス亜科の一種」となっています。
 もちろん新種の可能性もあります。
 ということで日本でみつかった巨大なモササウルスの全体の復元はまだまだ。
 これからが楽しみです。

■参考外部リンク■
モササウルス | モササウルス発掘プロジェクト|和歌山県立自然博物館
和歌山県立自然博物館公式ホームページ

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タグ: モササウルス和歌山県立自然博物館化石中生代白亜紀

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

下赤阪の棚田の10月の液果・偽果・珠芽

 液果は食べてもらうことが前提の果実。
 果物や野菜が少なくありません。
 でも、たまに有毒の果実もあるので、むやみに味見するのはおすすめしません。

果実 タグ:下赤阪の棚田の果実10月の果実
 単果 たんか 一つの雌蕊を持つ花からできた果実
 〉液果 えきか 汁気の多い果実 タグ:下赤阪の棚田の液果
 〉〉漿果 しょうか 種のまわりが柔らかい液果 タグ:漿果

2016年中旬

アメリカイヌホオズキ
(あめりか犬酸漿)
Solanum ptychanthum

被子植物門 双子葉類
ナス目
ナス科
ナス属
一年草
タグ:アメリカイヌホオズキ

花は白~紫色、1~4個で散状、熟した黒い実は艶。


2016年中旬

オオイヌホオズキ(大犬酸漿)
Solanum nigrescens

被子植物門 双子葉類
ナス目
ナス科
ナス属
一年草
南アメリカ原産
タグ:オオイヌノホオズキ

花は白~紫色、5~8個で散状、熟した黒い実は少し艶。

ユズ(柚子)Citrus junos

被子植物門 双子葉類 ムクロジ目 ミカン科 ミカン属
常緑小高木
タグ:ユズ


2015年上旬

ポンカン(椪柑,凸柑)Citrus reticulata var poonensis

被子植物門 双子葉類 ムクロジ目 ミカン科 ミカン属
常緑低木
中国原産
タグ:ポンカン


2016年中旬

2016年中旬

カキノキ(柿の木)
Diospyros kaki

被子植物門 双子葉類
ツツジ目
カキノキ科
カキノキ属
落葉低木
タグ:カキノキ


2015年上旬

ヨウシュヤマゴボウ
(洋種山牛蒡)
Phytolacca americana

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目
ヤマゴボウ科
ヤマゴボウ属
多年草
アメリカ原産の帰化植物
有毒
タグ:ヨウシュヤマゴボウ


2015年上旬

サルトリイバラ(猿捕茨)
Smilax china

被子植物門 単子葉類
ユリ目
サルトリイバラ科
シオデ属
半低木
タグ:サルトリイバラ

 〉〉漿果
 〉〉核果 かくか 種が硬い殻に覆われている液果 タグ:核果

2016年中旬

ヤマハゼ(山黄櫨)
Toxicodendron sylvestre

被子植物門 双子葉類
ムクロジ目
ウルシ科
ウルシ属
落葉小高木
タグ:ヤマハゼ

アオツヅラフジ(青葛藤)Cocculus orbiculatus

被子植物門 双子葉類
キンポウゲ目 ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属
蔓性落葉木本
タグ:アオツヅラフジ


2014年上旬
 〉〉核果
 集合果 しゅうごうか 複数の果実が集まった実 タグ:集合果
 〉液果 液果の集合果

2016年中旬

アレチウリ(荒れ地瓜)
Sicyos angulatus

被子植物門 双子葉類
ウリ目 ウリ科 アレチウリ属
蔓性一年草
北アメリカ原産の帰化植物
特定外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
漿果の集合果
タグ:アレチウリ


2014年上旬

サネカズラ(実葛)の未熟な実
Kadsura japonica

被子植物門 双子葉類
アウストロバイレヤ目
マツブサ科
サネカズラ属
蔓性常緑木本
核果の集合果
タグ:サネカズラ

 〉液果の集合果
 偽果 ぎか 子房や果皮以外が大きくなった果実 タグ:偽果
 〉ウリ状果 果肉の中に種がたくさん入っている偽果

2013年上旬

キカラスウリ(黄烏瓜)
Trichosanthes kirilowii
var. japonica

被子植物門 双子葉類
ウリ目
ウリ科
カラスウリ属
蔓性多年草
タグ:キカラスウリ


2016年中旬

オオカラスウリ(烏瓜)?
Trichosanthes bracteata

被子植物門 双子葉類
ウリ目
ウリ科
カラスウリ属
蔓性多年草
タグ:オオカラスウリ

 〉ウリ状果
珠芽 しゅが 茎などにできる種子のようなもの タグ:珠芽
 〉肉芽 にくが 茎が肥大してできた珠芽

2014年上旬

ヤマノイモ(山の芋)のむかご
Dioscorea japonica

被子植物門 単子葉類
ユリ目
ヤマノイモ科
ヤマノイモ属
蔓性多年草
タグ:ヤマノイモ

 〉肉芽

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

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タグ: 10月の果実/SA-tanada10月の液果/SA-tanada10月の漿果/SA-tanada10月の偽果/SA-tanada10月の珠芽/SA-tanada果実/SA-tanada漿果/SA-tanada偽果/SA-tanada珠芽/SA-tanada10月の下赤阪の棚田の植物

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冬の里山の落葉の下の生き物たち 天使の羽を持った小さいな雪だるまみたいな虫

 冬の里山の落葉の下の生き物の中に、見たかった虫がいました。
 マルトビムシ。

この記事にはの画像があります。


 名前のようにトビムシの仲間ですが、細長い体のトビムシとちがう姿。
 頭は丸く、体は胸部と腹部が一つになって丸くなっています。
 頭の小さい丸と体の大きな丸。
 ちょうど雪だるまのようです。
 そんな虫が落ち葉の下から見つかりました。


 ところが。
 写真撮って画像を拡大してみると、なんかヘンです。
 大きさは2ミリほどでマルトビムシの範囲ですが、触角がなんか糸のようにクニャッとした感じです。
 トビムシの触角は節状になっていてカクカクしています。


 そして腹部をむると、あるはずのものがない!
 それは名前の由来となった飛び跳ねるための跳躍器。
 頭の方に折りたたんだ先が分かれた棒状の器官。
 これをはじいてぴょんと飛びます。
 小さい虫なのでまるで突然消えてしまったよう。

腹部には跳躍器がありません

 多くのトビムシにあり、もちろんマルトビムシにもあるはず。
 じゃあ、この虫は一体なに?

 画層を拡大してみると、トビムシにはないものが見つかりました。
 翅(はね)。
 ただし、天使の羽のように飛べそうにない小さいもの。

背中にヤゴのような小さい翅があります

 トビムシの分類は 六脚亜門 内顎綱 トビムシ目。
 よくいる昆虫は 六脚亜門 昆虫綱 有翅下綱。
 そう「有翅」、翅があるのです。
 つまり、トビムシには翅がない。
 ということは、この虫はマルトビムシどころか、トビムシですらありません。

 いろいろ調べてみると、どうやらチャタテムシの幼虫。
 チャタテムシの分類は
 六脚亜門 昆虫綱 有翅下綱 新生類 準新翅亜節 カジリムシ目。
 簡単に言うと、サナギにならないけど結構進んだ体を持ってる昆虫。
 同じ準新翅亜節にはカメムシがいます。

 チャタテムシの仲間はカビを食べるということで、きっと落ち葉の下にいたのでしょう。
 マルトビムシではなかったのですが、チャタテムシもかわいい虫でした。

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タグ: チャタテムシ落葉の下の生物冬の虫

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下赤阪の棚田の10月の堅果・翼果・胞果

 大体1度で終わっていた閉果ですが、今回は3回かかりました。
 秋は果実の種類も多い!

果実 タグ:下赤阪の棚田の果実10月の果実
 単果 たんか 一つの雌蕊を持つ花からできた果実
 〉乾果 かんか 汁気の少ない果実 タグ:乾果
 〉〉閉果 へいか 熟しても割れない乾果 タグ:閉果
 〉〉〉堅果 けんか 果皮が木質化した閉果 タグ:堅果

2015年上旬

クヌギ(櫟)
Quercus acutissima

被子植物門 双子葉類
ブナ目
ブナ科
コナラ属
落葉高木
タグ:クヌギ


2015年上旬

クリ(栗)Castanea crenata

被子植物門 双子葉類
ブナ目
ブナ科
クリ属
落葉高木
タグ:クリ

 〉〉〉堅果
 〉〉〉翼果 よくか 果皮の一部が翼状になる閉果

2014年上旬

イタドリ(虎杖,痛取)の若い実
Fallopia japonica

被子植物門 双子葉類
タデ目
タデ科
ソバカズラ属
多年草
タグ:イタドリ


2013年上旬

ノカンゾウ(野萓草)
Hemerocallis fulva
var. longituba

被子植物門 単子葉類
ユリ目
ユリ科
ワスレグサ属
多年草
タグ:ノカンゾウ

まるいところの中に翼果がたくさん入っています。

八重咲のヤブカンゾウは通常結実しません。

 〉〉〉翼果
 〉〉〉胞果 ほうか 種と皮が分かれる閉果 タグ:包果

2016年中旬

ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)
Achyranthes bidentata
var. fauriei

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目
ヒユ科
イノコヅチ属
多年草
タグ:ヒナタイノコヅチ


2016年中旬
 〉〉〉包果

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

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タグ: 10月の果実/SA-tanada10月の乾果/SA-tanada10月の閉果/SA-tanada果実/SA-tanada乾果/SA-tanada閉果/SA-tanada10月の下赤阪の棚田の植物堅果/SA-tanada翼果/SA-tanada胞果/SA-tanada

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巨樹・古樹・老樹 その67 天王寺の堀越神社の大阪市指定保存樹林第10号の堀越さんのご神木の楠

 大阪の天王寺駅の少し北にある小さな神社。
 でも、聖徳太子が四天王寺と一緒に建立したと言われるので千四百年の歴史を持つ古い神社。
 そして「一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」。
 境内の南に堀があり、それを渡って参拝したのが由来と言われます。
 ただ、昔から今のような狭い境内とは思えませんので、その堀がどこにあったのかは見ただけではわかりません。

浪華茶臼山・堀越神社

 その小さい境内に焦げたような黒くて太い木が生えています。
 高さ13メートル幹周り3.2メートル。
 幹には菰が巻かれ、「御神木」と書かれた木札が掛けられています。

天王寺の堀越神社の大阪市指定保存樹林第10号の
堀越さんのご神木の楠(2017年12月)

 「堀越さんのご神木」とよばれ樹齢550年と言われるクスノキです。
 そんなに大きく感じないのは、数度の落雷と二度の大火を経験したため。
 それだけでなく大阪大空襲もくぐり抜けてきたはず。
 幹は真っ黒に炭化して、枯れているように見えます。

 ところが横から見てみると、幹を後ろに伸ばしています。


 そして神社の外から見ると、道路の方に枝を出し、たくさん葉をつけています。


 若いクスノキでも、もっと大きな木は珍しくはありません。
 しかし、黒焦げになった太い幹を見ていると、このクスノキがご神木とされるのも納得できます。

 このクスノキ。
 昭和40年の地下鉄谷町線の工事のため、ここに移されたのです。
 大火や空襲だけでなく、掘り返され植え直されるという、年老いた木にはつらい出来事まで乗り越えてきました。

 炭化した幹、そして何度もの大変な出来事を耐えてきたクスノキ。
 多くの人が訪れ、手を合わせて行きます。

■参考外部リンク■
浪華茶臼山・堀越神社(大阪天王寺)
大阪市市政 保存樹・保存樹林等、貴重な緑の保全・育成への助成について

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自に選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
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タグ: 巨樹・古樹・老樹堀越さんのご神木大阪市指定保存樹クスノキ堀越神社

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下赤阪の棚田の10月の穎果

 イネ科は、花なのか実なのかわかりにくいところがあります。
 オシベが見えているのが咲いているところ、しおれたオシベが見えているのは咲き終わったところ、オシベがなくなって色づいたり膨らんだりしてたら実、オシベが見てなくて緑色で膨れていないのがツボミとしています。

果実 タグ:下赤阪の棚田の果実10月の果実
 単果 たんか 一つの雌蕊を持つ花からできた果実
 〉乾果 かんか 汁気の少ない果実 タグ:乾果
 〉〉閉果 へいか 熟しても割れない乾果 タグ:閉果
 〉〉〉穎果 えいか 痩果よりも皮と種が密着した閉果 タグ:穎果

2016年中旬

イネ(稲,稻,禾)
Oryza sativa

被子植物門 単子葉類
イネ目
イネ科
イネ属
多年草(日本では一年草的栽培)
インドから中国南部原産と言われる食用作物
タグ:イネ


2016年中旬

2016年中旬

大阪では一般的な稲の干し方です。

エノコログサ(狗尾草)Setaria viridis

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 エノコログサ属
一年草
タグ:エノコログサ


2016年中旬

キンエノコロ(金狗尾)Setaria pumila

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 エノコログサ属
一年草
ヨーロッパ原産
タグ:キンエノコロ


2015年上旬

ヒメモロコシ(姫蜀黍)Sorghum halepense f. muticum

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 モロコシ属
多年草
タグ:ヒメモロコシ


2016年中旬

2016年中旬

オヒシバ(雄日芝)
Eleusine indica

被子植物門 単子葉類
イネ目
イネ科
オヒシバ属
一年草
タグ:オヒシバ


2016年中旬

メヒシバ(雌日芝)
Digitaria ciliaris

被子植物門 単子葉類
イネ目
イネ科
メヒシバ属
一年草
タグ:メヒシバ

コブナグサ(子鮒草)Arthraxon hispidus

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 コブナグサ属
一年草
タグ:コブナグサ


2016年中旬

ススキ(芒,薄)Miscanthus sinensis

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 ススキ属
多年草
タグ:ススキ


2016年中旬

ススキには禾(のぎ)があります。

ニワホコリ(庭埃)Eragrostis multicaulis

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 スズメガヤ属
一年草
花期:7~9月
草丈:15~30cm
生育場所:日当たりの良い道端・草地・田畑
分布:北海道~沖縄
タグ:ニワホコリ


2016年中旬

イヌビエ(犬稗)Echinochloa crusgalli var. crusgalli

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 ヒエ属
一年草
タグ:イヌビエ


2015年上旬

ヒメイヌビエ(姫犬稗)?
Echinochloa crus-galli var. caudata form. praticola

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 イヌビエ属
一年草
タグ:ヒメイヌビエ


2014年上旬

シマスズメノヒエ(島雀の稗)Paspalum dilatatum

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 スズメノヒエ属
多年草
タグ:シマスズメノヒエ


2016年中旬
 〉〉〉穎果

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のんびり屋さんでもコケに負けないとんがり地衣類

 錦織公園を歩いていると、園路を飾るヒラドツツジの根元にトンガリ地衣類が。


 見た目はヤリノホゴケですが、地面の上に生えているのでちがいます。
 ということで、ヒメレンゲゴケ?
 ちょっと雰囲気はちがいますが。


 高さは5センチもありませんが、地衣類はとても成長がおそいので何年もかかっているでしょう。


 地衣類の多くは、空気の汚れに敏感で、交通量の多いところではほとんど見かけません。
 大きな地衣類がたくさんあるのは、長い間空気がきれいなことの証です。

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タグ: ヒメレンゲゴケ地衣類錦織公園の地衣類錦織公園

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下赤阪の棚田の10月の痩果

 痩果というとキク科ですが、意外と少なかった。

果実 タグ:下赤阪の棚田の果実10月の果実
 単果 たんか 一つの雌蕊を持つ花からできた果実
 〉乾果 かんか 汁気の少ない果実 タグ:乾果
 〉〉閉果 へいか 熟しても割れない乾果 タグ:閉果
 〉〉〉痩果 そうか 皮と種が分かれない閉果 タグ:痩果

コウゾリナ(剃刀菜)Picris hieracioides ssp. japonica

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 コウゾリナ属
越年草
タグ:コウゾリナ


2016年中旬

2016年中旬

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)
Taraxacum officinale

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
タンポポ属
多年草
ヨーロッパ原産
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:セイヨウタンポポ

アメリカセンダングサ(あめりか栴檀草)Bidens frondosa

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 センダングサ属
一年草
北アメリカ原産
タグ:アメリカセンダングサ


2016年中旬

左が熟して引っ付き虫になった実で、右がこれから熟していく実です。


2015年上旬

イヌタデ(犬蓼)
Persicaria longiseta

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目
タデ科
ソバカズラ属
一年草
タグ:イヌタデ

萼が赤く、咲き終わっても花のように枯れずに残ります。


2015年上旬

エゾノギシギシ(蝦夷の羊蹄)
Rumex obtusifolius

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目
タデ科
スイバ属
多年草
ヨーロッパ原産
タグ:エゾノギシギシ

カナムグラ(鉄葎)Humulus japonicus

被子植物門 双子葉類 バラ目 アサ科 カラハナソウ属
一年草
タグ:カナムグラ


2016年中旬

2016年中旬

ソシンロウバイ(素心蝋梅)
Chimonanthus praecox
f. concolor

被子植物門 双子葉類
クスノキ目
ロウバイ科
ロウバイ属
落葉低木
タグ:ソシンロウバイ

コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)Cyperus iria

被子植物門 単子葉類 イネ目 カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
一年草
タグ:コゴメガヤツリ


2016年中旬

2016年中旬

ヒメクグ(姫莎草)
Kyllinga brevifolia
var. leiolepis

被子植物門 単子葉類
イネ目
カヤツリグサ科
ヒメクグ属
一年草
タグ:ヒメクグ

 〉〉〉痩果

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

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タグ: 10月の果実/SA-tanada10月の乾果/SA-tanada10月の閉果/SA-tanada果実/SA-tanada乾果/SA-tanada閉果/SA-tanada10月の下赤阪の棚田の植物痩果/SA-tanada

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謎が多い狛犬は 犬?

 戌年(いぬどし)ということで、狛犬(こまいぬ)のはなし。
 神社の入口、鳥居の両脇にいることが多いペアの像。
 実在しない架空の動物。

天王寺の堀越神社の狛犬

 その形は一定でなく、神社によっていろいろ。
 でも、平たい顔で犬っぽくないことが多いかもしれません。
 中には伏見のお稲荷さんのように口が飛び出した犬っぽいのもありますが、それは犬じゃなくて狐。
 よく見るのは丸顔に鼻ぺちゃで、もじゃもじゃ。
 それは狛犬じゃなくて、実は獅子(しし)。
 ライオンのことでじゃなくて、架空の動物の獅子。
 狛犬は別の動物だったのです。

神社に向かって右側にいる「阿形(あぎょう)」の獅子

 狛犬の見た目は獅子とかわらないようですが、頭に1本の角があります。

左側の「吽形(うんぎょう)」の狛犬

新しいもののようですが角のある狛犬になっています
でも犬っぽくはありません

 もともと、この狛犬と獅子がセットになって、神社の鳥居の脇などにいました。
 なぜかペアで「狛犬」と呼ばれるようになり、いつしか狛犬の代わりに獅子のペアが使われるようになっても、呼び名はそのまま。

 狛犬と獅子のペアになったのは平安時代頃と言われますが、どうしてペアになったのかわかりません。
 そもそも狛犬自体どこからやってきたのかもわかりません。
 中国発祥の朝鮮経由とか、日本発祥とか諸説あります。

 古代の中国では墓を守り悪霊を払うために鎮墓獣と呼ばれる像が置かれていました。
 なかでも唐代の陶器で作られた鎮墓獣は、上体を起こして座る獣の姿で、頭には角が生えています。
 見た目は狛犬とはちょっとちがうようですが、いくつかの特徴はそっくり。
 ただ、狛犬が鎮墓獣由来かどうかはわかりません。

*北京大学賽克勒考古与芸術博物館に提示されていた鎮墓獣

左が吽形で右が阿形 右の角は1本で左は2本 右は人面で左は獣面

*「北京大学サックラー考古・芸術博物館」(意訳)
アメリカの医療研究者アーサー・M・サックラー博士の協力によって
北京大学に作られた古代中国王朝関連遺物の博物館

 最近の「狛犬」は左右の獅子がそれぞれ子供と玉を持った中国式も時折見かけ、バリエーションが豊富。
 ですが、江戸時代の定番とされるのは、向かって右側が獅子で口を開けた「阿形(あぎょう)」。

和歌山護国神社の阿形の獅子

 そして左側が角のある狛犬で口を閉じた「吽形(うんぎょう)」。

同じく吽形の獅子

作られた時期は堀越神社のものとそれほど変わらないと思いますが
こちらは獅子のペア

 それだけでなく、オスとメスのペアになっています。
 古い「狛犬」には男女それぞれの性器を模した彫刻されていることがよくあります。
 中国式の場合、子供を抱えている獅子と玉を押さえている獅子なっていることがあり、子供の方をメス、玉の方をオスを表すと言われることがあります。

北京の紫禁城の獅子

どちらも阿形の獅子
手前(向かって右)が玉に手を置き
奥(向かって左)は子供に手を置いています

 現在の価値観からすると下品に思えるかもしれませんが、平均寿命が短かった時代には、性と生殖に関することは下品どころが大切なことでした。
 今では想像つかないかもしれませんが、ほんの数十年前までは、子供の死亡率はとても高く、兄弟姉妹を病気で失うことはめずらしいことではありませんでした。
 「狛犬」は寺社や参拝者を守るだけでなく、子孫繁栄の意味も持っていたのかもしれません。

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タグ: 狛犬獅子堀越神社和歌山護国神社紫禁城北京大学賽克勒考古与芸術博物館

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