【 2018年01月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

雪の金剛山で出会った動物がつけた跡は、なに?

 夏より登山者が増えると言われる冬の金剛山。
 たくさんある登山道の中、1月から2月に登山者が増えるのがツツジ尾谷。
 凍る滝を見に多くの人が来ます。
 その道で出会いました。
 動物がつけた跡、フィールドサインです。

この跡をつけたのはどんな動物?


 積もった雪の上につけられた跡。
 動物に詳しい人なら、どんな動物がつけたかすぐわかるでしょう。
 山登りをよくする人ならもっと細かいことがわかると思います。

大きさはこれくらい


 長さは全体で12センチくらい。

深さはこれくらい


 5センチくらい。
 川に張った氷の上に積もった雪ごと踏み抜いたように見えます。

ヒント

 指のような小さく円い穴が3つと足の裏のような楕円形の跡。
 穴の配列からすると、3本指で人間のように足の裏をベッタリとつける蹠行性(しょこうせい)の哺乳類のように見えます。
 金剛山がある金剛山地と連なる生駒山脈和泉山脈は大阪と奈良の街や紀ノ川で他の山地などと隔てられているので、生息する中大型の哺乳類は限られます。
 そして、この跡をつけたのは、おそらく、金剛山でもっとも目にする動物。
 答えは、下に。

凍っていた二ノ滝

こたえ

 この跡をつけたのは。
 学名Homo sapiens sapiens
 和名はヒト。
 国語的には、人類とか人間とか言われます。

解説

 金剛山に生息する可能性がある3本指の哺乳類は、ありません。
 また、蹠行性の哺乳類の種類は限られ、指の跡は4つか5つ。
 この跡は狭い間隔でただ2つが並ぶだけで、その周囲にほかの足跡はありません。
 歩いてきたのでも、歩いていったのでもありません。
 ただいきなり現れて、いきなり消えてしまったかのようです。

哺乳類がつけた足跡はこのように続きます(多分ノウサギ)

 氷の下は水が流れ、空間があります。
 足の部分は抜けていますので、踏み抜いています。
 指の跡が丸く残るはずがありません。
 このように動物の足跡としては否定されることばかりです。

どうやってつけたのか

 「指」の跡の周りに同心円状の跡があります。
 これに合うのが登山用具の一つ、トレッキングポール。
 膝への負担を減らして転倒などを防ぎ、より安全に登山できるようにする杖です。
 先は棒状になっていますが、雪など柔らかい場所では深く刺さってしまうので、それを避けるために円いバスケットと呼ばれるものをつけます。
 おそらく、氷を突き抜けるように深く刺し「足裏」をつくり、ゆるく指して指の部分を作ったものと思われます。
 ただ、この跡を作った人はあまり動物には詳しくなかったかもしれません
 だから3本指にしてしまったのでしょう。
 ちょっと残念です。

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タグ: フィールドサイン冬の金剛山金剛山トレッキングポールツツジ尾谷二ノ滝氷爆

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今度は堤防鵯? 貝塚の海のイソヒヨドリ

 貝塚市の自然遊学館の展示の半分以上は、多分山と里の生きもの。
 でも海のすぐそばにあります。

 遊学館の見物を終わり、海の方へ行くと、堤防の上に1羽の鳥が。
 大きさは、ムクドリかヒヨドリくらい。
 少し青味がかった灰色。
 翼とお腹には鱗模様。


 イソヒヨドリ(磯鵯)。
 そのメスです。


 名前に「磯」とついていますが、海から数十キロ離れた内陸でもよく見かけます。
 今回は海のそばですが、岩礁がある磯じゃなくて堤防。

 ということで、テイボウヒヨドリ(堤防鵯)?
 というか、そもそもツグミの仲間でヒヨドリの仲間じゃなかったりします。

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タグ: イソヒヨドリ海の鳥貝塚市

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下赤阪の棚田の10月の赤~赤紫色の花

 さすがに数は減りましたが、赤系にもキク科は顔を出してます。

赤い花 タグ:下赤阪の棚田の赤い花10月の花

ミゾソバ(溝蕎麦)Polygonum thunbergii

被子植物門 双子葉類 ナデシコ目 タデ科 タデ属
一年草
別名:牛の額
タグ:ミゾソバ


2016年中旬

2016年中旬

ミゾソバ淡色個体のツボミ
Polygonum thunbergii

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目
タデ科
タデ属
一年草
別名:牛の額
タグ:ミゾソバ

イヌタデ(犬蓼)Persicaria longiseta

被子植物門 双子葉類 ナデシコ目 タデ科 ソバカズラ属
一年草
タグ:イヌタデ


2016年中旬

2016年中旬

ケイトウ (鶏頭)
Celosia argentea

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目
ヒユ科
ケイトウ属
一年草
アジア・アフリカ原産?
タグ:ケイトウ

ヨモギ(蓬)Artemisia indica var. maximowiczii

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 ヨモギ属
多年草
タグ:ヨモギ


2016年中旬

花は小さくて目立ちません。

オオハルシャギク(大春車菊)Cosmos bipinnatus

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 コスモス属
一年草
別名:コスモス
タグ:オオハルシャギク


淡色 2016年中旬

濃色 2016年中旬

園芸植物らしく白から赤まで色のバリエーションは豊富です。


2014年上旬

ワレモコウ(吾亦紅,吾木香)
Sanguisorba officinalis

被子植物門 双子葉類
バラ目
バラ科
ワレモコウ属
多年草
タグ:ワレモコウ


2015年上旬

カナムグラ(鉄葎)の雌花
Humulus japonicus

被子植物門 双子葉類
バラ目
アサ科
カラハナソウ属
一年草
タグ:カナムグラ

最初は緑色ですが、次第に赤紫(赤)色に変わってきます。

ヒメミソハギ(姫禊萩)Ammannia multiflora

被子植物門 双子葉類 フトモモ目 ミソハギ科 ヒメミソハギ属
一年草
タグ:ヒメミソハギ


2013年上旬

2015年上旬

ヒガンバナ(彼岸花)
Lycoris radiata

被子植物門 単子葉類
クサスギカズラ目
ヒガンバナ科
ヒガンバナ属
多年草
タグ:ヒガンバナ

チカラシバ(力芝)Pennisetum alopecuroides

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 チカラシバ属
多年草
タグ:チカラシバ


2016年中旬

コツブキンエノコロ(小粒金狗尾草)Setaria pallidefusca

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 エノコログサ属
1年草~越年草
花期:8~10月
草丈:30~80cm
生育場所:日向の道端・草地
分布:本州~沖縄
タグ:コツブキンエノコロ


2016年中旬

セイバンモロコシ(西蕃蜀黍)Sorghum halepense

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 モロコシ属
多年草
地中海沿岸原産
タグ:セイバンモロコシ


2016年中旬

2015年上旬

ハマスゲ(浜菅)
Cyperus rotundus

被子植物門 単子葉類
イネ目
カヤツリグサ科
カヤツリグサ属
多年草
タグ:ハマスゲ

赤い花
赤紫色の花 タグ:下赤阪の棚田の赤紫色の花10月の花

2016年中旬

キツネノマゴ(狐の孫)
Justicia procumbens

被子植物門 双子葉類
シソ目
キツネノマゴ科
キツネノマゴ属
一年草
タグ:キツネノマゴ


2016年中旬

ホトケノザ(仏の座)
Lamium amplexicaule

被子植物門 双子葉類
シソ目
シソ科
オドリコソウ属
越年草
タグ:ホトケノザ


2016年中旬

トウバナ(塔花)
Clinopodium gracile

被子植物門 双子葉類
シソ目
シソ科
トウバナ属
多年草
タグ:トウバナ


2016年中旬

ノアザミ(野薊)
Cirsium japonicum

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
アザミ属
多年草
タグ:ノアザミ


2016年中旬

ゲンノショウコ
(現の証拠)
Geranium thunbergii

被子植物門 双子葉類
フウロソウ目
フウロソウ科
フウロソウ属
多年草
タグ:ゲンノショウコ

赤紫色の花

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

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タグ: 10月の花/SA-tanada10月の赤い花/SA-tanada10月の赤紫色の花/SA-tanada赤い花/SA-tanada赤紫色の花/SA-tanada10月の下赤阪の棚田の植物秋の花/SA-tanada

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theme : 山野草
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2月中旬に咲いたあわてんぼう?の梅 八重唐梅

 一週間ほど前の錦織公園の梅の里。
 もう梅が咲いていました。
 といっても、慌て者のようです。


 八重唐梅。
 早咲きじゃなくて、標準咲き。
 今月上旬の冷え込みから中旬にちょっと回復したことが刺激になったのでしょうか。


 でも、まだ1月。
 早咲きもまだの中、標準咲きで咲いちゃったのですから、慌て者のようです。
 あとは、急いで咲き終わってしまわなければ、いいのですが。

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タグ: 八重唐梅ウメ冬の花赤い花錦織公園梅の里

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theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

下赤阪の棚田の10月の黄~橙色の花

 ほとんどがキク科!
 黄色でもキク科恐るべし。

黄色い花  タグ:下赤阪の棚田の黄色い花10月の花

アキノノゲシ(秋の野芥子)Lactuca indica

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 アキノノゲシ属
二年草
タグ:アキノノゲシ


2016年中旬

ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子)
Lactuca indica f. indivisa

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 アキノノゲシ属
越年草
タグ:ホソバアキノノゲシ


2016年中旬

2015年上旬

アメリカセンダングサ
(あめりか栴檀草)
Bidens frondosa

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
センダングサ属
一年草
北アメリカ原産
タグ:アメリカセンダングサ

コウゾリナ(剃刀菜)Picris hieracioides ssp. japonica

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 コウゾリナ属
越年草
タグ:コウゾリナ


2016年中旬

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
Solidago canadensis var. scabra

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 アキノキリンソウ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:セイタカアワダチソウ


2016年中旬

2016年中旬

セイヨウタンポポ
(西洋蒲公英)
Taraxacum officinale

被子植物門 双子葉類
キク目 キク科 タンポポ属
多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:セイヨウタンポポ


2016年中旬

2016年中旬

ハキダメギク(掃溜菊)
Galinsoga quadriradiata

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
コゴメギク属
一年草
タグ:ハキダメギク

花弁は白ですが、中心のオシベメシベの黄色が目立ちます。

ハハコグサ(母子草)Gnaphalium affine

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 ハハコグサ属
越年草
別名:ごぎょう
タグ:ハハコグサ


2016年中旬

2016年中旬

ヤクシソウ(薬師草)
Youngia denticulata

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
オニタビラコ属
越年草
別名:ニガミグサ
タグ:ヤクシソウ


2015年上旬

ヒマワリ(向日葵)
Helianthus annuus

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
ヒマワリ属
一年草
タグ:ヒマワリ


2014年上旬

オニノゲシ(鬼野芥子)
Sonchus asper

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
ノゲシ属
越年草
ヨーロッパ原産
タグ:オニノゲシ


2014年上旬

マリーゴールド
(英:marigold)
Tagetes(属名)

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
コウオウソウ属
一年草
メキシコ原産のコウオウソウ属の園芸植物の総称
タグ:マリーゴールド


2016年中旬

イヌガラシ(犬芥子)
Rorippa indica

被子植物門 双子葉類
アブラナ目
アブラナ科
イヌガラシ属
多年草
タグ:イヌガラシ

カタバミ(酢漿草,片喰)Oxalis corniculata

被子植物門 双子葉類 カタバミ目 カタバミ科 カタバミ属
多年草
タグ:カタバミ


2016年中旬
黄色い花
橙色の花  タグ:下赤阪の棚田の橙色の花10月の花

コセンダングサ(小栴檀草)Bidens pilosa var. pilosa

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 センダングサ属
一年草
北アメリカ原産の帰化植物
タグ:コセンダングサ


2016年中旬
橙色の花

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

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タグ: 10月の花/SA-tanada10月の黄色い花/SA-tanada10月の橙色の花/SA-tanada黄色い花/SA-tanada橙色の花/SA-tanada秋の花/SA-tanada初秋の花/SA-tanada10月の下赤阪の棚田の植物

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theme : 山野草
genre : 趣味・実用

貝塚市立の自然遊学館でオオバンとカイツブリの弁足を見比べてみました。

 貝塚市立の自然遊学館。
 何の施設かちょっとわかりにくいかもしれませんが、簡単に言えば自然史博物館。自然の博物館。
 こじんまりとしているからか、入館料は無料。
 魚や昆虫のような生きものから、剥製や標本まで色々な生き物が展示されています。
 そのほとんどが貝塚市や周辺にいる生き物たち。

アンモナイト化石を元にしたデザインの自然遊学館
自然遊学館
でも中央が盛り上がっているのでどちらかと言うと巻貝型

 鳥の剥製も色々展示されています。
 身近な鳥ばかり。
 しかし、野生の鳥を間近でじっくり観察する機会はありません。
 それができるのが、剥製。

 ということで、たくさんある剥製の中から選んだのが、オオバンとカイツブリ。
 オオバン(大鷭)は、鳥綱 ツル目 クイナ科 オオバン属の水鳥。

オオバンの剥製
オオバンの剥製

 カイツブリ(鳰)は、鳥綱 カイツブリ目 カイツブリ科 カイツブリ属の水鳥。

カイツブリの剥製
カイツブリの剥製

 オオバンの鳥綱とツル目の間には新顎類とNeoaves(まだ日本語の名前が定着していないようです)が入り、カイツブリでは新顎類とNeoavesとさらにMirandornithes(まだ日本語の名前が定着していないようです)が入ります。
 つまり、オオバンとカイツブリは、共通点が水鳥くらいのそんなに遠くないけど近いというわけではないくらいの関係。

 ところが、水鳥以外にも共通点があります。
 それが弁足(べんそく)。
 足の指の皮が伸びて泳ぐ時にヒレのように水をかくことができます。
 しかし、ヒレのように指と指の間はつながっていません。
 指の左右に広がるだけです。

 標本の弁足を見比べてみました。
 指の関節ごとにくびれがあるオオバン。


 それに対して、指全体が太くなったようなカイツブリ。


 同じ弁足でも微妙にちがいます。
 それぞれが独自に弁足を発達させたからでしょうか。

 ちなみに、足ヒレを持つ鳥も必ずしも近い仲間同士ではありません。
 ヒレの付き方にも色々なパターンがあり、こちらも独自に進化したようです。
 水鳥の弁足と足ひれのちがいがどこで分かれるのか。
 それとも、弁足が発達していった結果が足ひれになるのか。
 不思議です。

■参考外部リンク■
トップページ/自然遊学館

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タグ: 自然遊学館オオバンカイツブリ弁足剥製水鳥平行進化

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

現代まで生き残ったたった2亜種の日本在来猫 対馬山猫 京都市動物園

 京都市動物園。
 いろいろな動物がいますが、他ではあまり見られない動物の一つが、ツシマヤマネコ(対馬山猫)。
 日本と韓国の間にある長崎県の島、対馬に生息する、ネコです。


 日本在来のネコ科動物で、唯一の種であり、2つしか生息していない亜種の一つ。
 もう一つは、沖縄県西表島のイリオモテヤマネコ。
 どちらもベンガルヤマネコの亜種ですが、ツシマヤマネコは亜種アムールヤマネコの変種という、ちょっとかわった位置づけ。
 このちがいは、日本に渡ってきた時期と、場所のちがいでしょう。
 イリオモテヤマネコのほうが古くに渡ってきたので固有な亜種になり、ツシマヤマネコは亜種になるほど時間がなかったのかもしれません。


 顔を見ると、ネコのようですが、なんかちょっとちがうようにも感じます。
 それはネコ(イエネコ)はヨーロッパヤマネコの亜種で、ちがう種だからかもしれません。


 京都市動物園のツシマヤマネコは、ネコらしいというのかあまり動かず丸まっているだけ。
 そして目の細かい網のせいであまり良く見えず、残念です。


 ツシマヤマネコは、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種最高ランクの絶滅危惧IA類(CR)に指定されています。
 そして種の保存法の国内希少野生動植物種、国の天然記念物に指定されています。

■参考外部リンク■
京都市動物園
環境省_環境省レッドリスト2017の公表について
環境省_国内希少野生動植物種及び緊急指定種一覧
国指定文化財等データベース:主情報詳細

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タグ: ツシマヤマネコ京都市動物園ネコ環境省CR長崎CR絶滅危惧種国内希少野生動植物種国天然記念物

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2000年前の日本犬に会いに行く! 大阪府立弥生文化博物館

 生き物のことを知りたかったら、自然科学系博物館施設。
 自然史博物館、恐竜博物館、動物園に水族館の植物園などいろいろ。
 でも、人文社会科学系博物館だって、生き物のことを知ることができます。

 戌年にちなんで、犬が展示されている人文社会科学系博物館を。
 大阪府立弥生文化博物館。
 名前からわかるように、弥生時代がテーマの博物館。
 国史跡に指定されることになる弥生時代中期の大きな環濠集落遺跡が見つかったことで、隣に作られた博物館。
 池上・曽根遺跡と名付けられたその遺跡だけでなく、弥生時代について様々な角度からの展示が行なわれています。

弥生文化博物館
弥生文化博物館

 その一つが、犬、弥生犬。
 1万5千年前に東アジアでオオカミから作り出されたと言われる犬。
 日本には縄文時代の早い時期からいて、誕生してすぐに、当時は大陸とつながっていたかもしれない日本に渡ってきていたことがわかります。
 もちろん、縄文時代に続く弥生時代にも犬はいました。
 しかし、弥生犬は縄文犬とはちがう特徴がありました。
 弥生人は縄文人とはちがう特徴を持ち、東アジアの大陸から当時は島になっていた渡ってきたと考えられています。
 きっと犬も一緒に渡ってきたのでしょう。

竪穴式住居に住む弥生人一家と弥生犬
竪穴式住居


 弥生文化博物館では、大阪府八尾市の亀井遺跡から見つかった全身骨格を元に復元された弥生犬が展示されています。

 名前は「海渡(カイト)」。

 尾は丸まっていないので、柴犬っぽくはありません。

弥生犬 海渡
海渡

 でも、竪穴式住居にいる弥生犬の尾は丸まっていて、柴犬っぽくなっています。

こちらは尾が丸くなってます

 横顔は額から上顎までに段差が小さいタイリクオオカミっぽい特徴が残っています。

弥生犬の横顔

 先に渡ってきた縄文犬ともども、日本犬のルーツになりました。

■参考外部リンク■
大阪府立弥生文化博物館

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タグ: 弥生犬日本犬弥生文化博物館弥生時代非生物系muse.人文社会muse.

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下赤阪の棚田の10月の緑色の花

 薄い色は白っぽく見えることもあります。
 ということで、白い花とダブっているものもあります。

10月の緑色の花 タグ:下赤阪の棚田の緑色の花10月の花

カナムグラ(鉄葎)Humulus japonicus の雄花

被子植物門 双子葉類 バラ目 アサ科 カラハナソウ属
一年草
タグ:カナムグラ


2015年上旬

カラムシ(苧)Boehmeria nivea var. nipononivea の雌花

被子植物門 双子葉類 バラ目 イラクサ科 カラムシ属
多年草
タグ:カラムシ


2015年上旬

2016年中旬

オオバコ(大葉子)
Plantago asiatica

被子植物門 双子葉類
シソ目
オオバコ科
オオバコ属
多年草
雌性先熟
別名:車前草
タグ:オオバコ

ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)
Achyranthes bidentata var. fauriei

被子植物門 双子葉類 ナデシコ目 ヒユ科 イノコヅチ属
多年草
タグ:ヒナタイノコヅチ


2016年中旬

2015年上旬

アレチウリ(荒れ地瓜)の雄花
Sicyos angulatus

被子植物門 双子葉類
ウリ目 ウリ科 アレチウリ属
蔓性一年草
北アメリカ原産
特定外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100

タグ:アレチウリ


2016年中旬

アキカラマツ(秋唐松)
Thalictrum minus
var. hypoleucum

被子植物門 双子葉類
キンポウゲ目
キンポウゲ科
カラマツソウ属
多年草
タグ:アキカラマツ

アカネ(茜)Rubia argyi

被子植物門 双子葉類 アカネ目 アカネ科 アカネ属
蔓性多年草
タグ:アカネ


2015年上旬

オニドコロ(鬼野老)Dioscorea tokoro の雄花

被子植物門 単子葉類 ユリ目 ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
蔓性多年草
タグ:オニドコロ


2016年中旬

オヒシバ(雄日芝)Eleusine indica

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 オヒシバ属
一年草
タグ:オヒシバ


2016年中旬

シマスズメノヒエ(島雀の稗)Paspalum dilatatum

被子植物門 単子葉類 イネ目 イネ科 スズメノヒエ属
多年草
タグ:シマスズメノヒエ


2016年中旬

2016年中旬

ヒメクグ(姫莎草)
Kyllinga brevifolia
var. leiolepis

被子植物門 単子葉類
イネ目
カヤツリグサ科
ヒメクグ属
一年草
タグ:ヒメクグ

タマガヤツリ(玉蚊帳吊)Cyperus difforis

被子植物門 単子葉類 イネ目 カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
一年草
タグ:タマガヤツリ


2015年上旬
緑色の花

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一気にできた白い山は雨で解けてしまう儚い世界 冬の金剛山

 この冬も霧氷の季節が来ました。
 大阪と奈良の境の金剛山に。
 去年は少しマシでしたが、ここ数年は何度も雪が解けるほどの暖かさ。
 この冬は12月に雪が積もりはじめたのでいい感じ。
 と思っていたら、年明けの暖かい雨で解けてしまいました。
 と思っていたら、その後の大寒波で雪がつもりました!

 金剛山の霧氷を見るのにおすすめは千早本道。
 今は減りましたが小学生が耐寒登山で登る道で、わかりやすく、他より安全な道。
 雪は登山口からありましたが、霧氷は七合目手前から。


 八合目からの迂回をはブナ林の中を通る道。


 見上げると絶妙な間がブナ同士の間にあることがわかります。


 そして「山頂」の転法輪寺。


 そして本当の山頂の前に本殿を置く葛木神社。


 金剛山は山頂が禁足地となっている山。
 神社の前が最も高い場所となっています。
 グレートトラバースでも、ここが山頂扱いになっていました。

 せっかく積もった雪も、数日後の暖かい雨でまたすべて解けてしまうでしょう。
 今年も積もっては解けるを繰り返す冬になりそうです。

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タグ: 霧氷樹氷冬の金剛山金剛山

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