【 2018年01月】

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きれいなサンゴがいろいろある和歌山県立自然博物館の水族館ゾーン

 名前には「自然博物館」とありますが、どちらかと言えば水族館の和歌山県立自然博物館。
 ここの水族展示は、和歌山の近海に住む生物が中心です。
 普通、水族館は魚や海棲哺乳類の脊椎動物の展示が中心ですが、ここは無脊椎動物の展示割合が多いのが特徴。

和歌山県立自然博物館

 眼を引くのがサンゴ。
 水族館でサンゴは珍しくは無いと思いますが、多くは魚やエビなどの引き立て役。
 海底の雰囲気を出すため。
 ときには、つくりもののこともあります。
 でも自然博物館ではサンゴを見せるための展示。

タコアシサンゴ キサンゴの仲間

ハナヤサイサンゴ オオハナガタサンゴ ハナイソギンチャクモドキ
ニチリンイソギンチャク スリバチサンゴ ハナガタサンゴ
キクメイシ コマルキクメイシ
サンゴ

 水槽は大きくありませんが、いろいろな色や形できれいです。

■参考外部リンク■
和歌山県立自然博物館公式ホームページ

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タグ: 和歌山県立自然博物館サンゴ水族館

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

正月なのでニホンオオカミに会いに海南市の和歌山県立自然博物館に行きました。

 今年は戌年ということで、イヌに関係することを続けています。
 今回は、イヌの先祖にあたるオオカミ。
 それもニホンオオカミについて。

 もちろん、ニホンオオカミは100年前に見られなくなり、環境省のレッドリストで絶滅(EX)とされる動物。
 日本固有亜種なので今は世界中どこを探してもいないはず。
 生きているものは。

 虎は死して皮を残すといわれますが、絶滅したニホンオオカミも皮と骨を残しています。
 ただ、全身が揃って生きていたときの姿を再現した剥製は世界でたった4体。
 内、日本には3体。
 その一つが、この和歌山立自然博物館。残り2体は東京の国立科学博物館と東京大学農学部。

ニホンオオカミ

 和歌山県立自然博物館では、2018年1月4日から31日までニホンオオカミの剥製標本を展示しています。
 これは戌年にちなんだ展示、ではなく毎年同じような時期に公開しているものです。
 このニホンオオカミ、ここに展示されるまでにはいろいろとあったようです。
 解説によると、和歌山大学教育学部が所有していて、長い間「正体不明のイヌ」でした。
 それが頭の骨を調べてみると、ニホンオオカミであることがわかったのです。
 このニホンオオカミが捕まったのは1904年から1905年と言われています。
 1905年に奈良県で捕まったのが最後の発見と言われていますので、そういう点でも貴重な標本といえると思います。
 もちろん和歌山県のレッドデータブック(2012改訂版)でも絶滅(EX)になっています。


 剥製は目的によって大きく2つに分けることができます。
 動物が生きていたときの姿を再現して残すための標本としての剥製。
 そして鑑賞を目的とした美術品・工芸品としての剥製。
 標本の場合、生きているときの姿をどれだけ再現できるかが重要です。
 しかし観賞用の場合は、見る人が求める姿になります。
 自然界ではありえないような姿になったり、場合によっては牙など他の動物の物を使うこともあります。

 このニホンオオカミは額から鼻にかけての途中にはっきりとした段があります。
 これは日本犬の特徴とされるもので、オオカミはそれほどはっきりしません。
 作った人はあまりオオカミの知識がなく、身近な日本犬を参考にしてしまったのかもしれません。

和歌山県立自然博物館のニホンオオカミの剥製の横顔


天王寺動物園のチュウゴクオオカミの横顔
チュウゴクオオカミ

 でも、その分を差し引いたとしてもなんだか「オオカミっぽくない」と思う人は少なくないかもしれません。
 たしかにテレビで見る機会が多い別種のアメリカオオカミのような精悍さは感じられません。
 むしろ柴犬のほうが近いような気がしないわけでもありません。
 しかし大阪市にある天王寺動物園の同種別亜種のチュウゴクオオカミと比べてみると、よく似た雰囲気。
 ということで、南海やJRを使って大阪から来た場合は、天王寺動物園もおすすめです。
 そして今年のニホンオオカミの剥製の展示は、2018年1月31日までになっています。

 ちなみに、「虎は死して皮を残す」は、正しくは「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」または「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」と言われます。

■参考外部リンク■
教育学部 | 和歌山大学
和歌山県立自然博物館公式ホームページ
天王寺動物園
環境省_環境省レッドリスト2017の公表について
和歌山県レッドデータブック【2012改訂版】|和歌山県ホームページ

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タグ: ニホンオオカミオオカミ和歌山県立自然博物館絶滅種環境省EX和歌山EX

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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

小判と同じ模様は実は吸盤 たくさんあれば強力だ! 小判鮫

 コバンザメ(小判鮫)。
 クジラなど大きな魚にひっついている魚。
 スズキ目コバンザメ科の魚。

 ひっつくのは頭にある名前の由来となった小判型の「吸盤」。
 水槽のガラス面にひっついていたので観察。

細長い部屋がたくさん並んだコバンザメの吸盤

 小判型全体が吸盤じゃなくて、中には2列になった細い線が。
 これも小判っぽく見えます。
 よく見ると、横長の細い部屋がたくさん並んでいるようです。
 この小さな部屋一つ一つが吸盤。
 たくさん集まってるから力もすごいでしょう。
 特に尾に向かっての力には強力な吸引力を発揮。
 泳いでいる魚にひっついたら、自動的に強くひっつくようになっています。

和歌山県立自然博物館の水族館コーナーのコバンザメ

 ただ、頭に向かっての力には吸引力がなくなってしまいます。
 だからでしょうか、動かない水槽のガラスではうまくひっつくことはできなさそうです。

■参考外部リンク■
和歌山県立自然博物館公式ホームページ

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タグ: コバンザメ片利共生和歌山県立自然博物館

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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

下赤阪の棚田の10月の白い花

 10月の白い花はやっはりキク科。
 在来外来入り乱れて咲いていました。

10月の白い花 タグ:下赤阪の棚田の白い花10月の花

ハキダメギク(掃溜菊)Galinsoga quadriradiata

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 コゴメギク属
一年草
タグ:ハキダメギク


2016年中旬

タカサブロウ(高三郎)Eclipta thermalis

被子植物門 双子葉類 キク目 キク科 タカサブロウ属
一年草
タグ:タカサブロウ


2016年中旬

アメリカタカサブロウは葉がもっと細長い。


2016年中旬

ヒメジョオン(姫女苑)
Erigeron annuus

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
ムカシヨモギ属
越年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ヒメジョオン


2016年中旬

オオハルシャギク(大春車菊)
Cosmos bipinnatus

被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
コスモス属
一年草
別名:コスモス
タグ:オオハルシャギク


2016年中旬

シロバナキツネノマゴ
(白花狐の孫)
Justicia procumbens
var. leucantha

被子植物門 双子葉類
シソ目
キツネノマゴ科
キツネノマゴ属
一年草
タグ:シロバナキツネノマゴ

オオバコ(大葉子)Plantago asiatica の雄性期

被子植物門 双子葉類 シソ目 オオバコ科 オオバコ属
多年草
雌性先熟
タグ:オオバコ


2016年中旬

先にメシベが熟して、枯れてからオシベが熟す雌性先熟。

セイヨウオオバコ(西洋大葉子)Plantago major の雄性期

被子植物門 双子葉類 シソ目 オオバコ科 オオバコ属
多年草
雌性先熟
ヨーロッパ~アジア原産
タグ:セイヨウオオバコ


2015年上旬

先にメシベが熟して、枯れてからオシベが熟す雌性先熟。

トキワハゼ(常磐爆)
Mazus pumilus

被子植物門 双子葉類
シソ目
ハエドクソウ科
サギゴケ属
一年草
タグ:トキワハゼ


2015年上旬

2015年上旬

イヌホオズキ(犬酸漿)
Solanum nigrum

被子植物門 双子葉類
ナス目 ナス科 ナス属
一年草
タグ:イヌホオズキ

花は白、4~10個の総状、熟した黒い実は艶がない。


2016年中旬

アメリカイヌホオズキ
(あめりか犬酸漿)
Solanum ptychanthum

被子植物門 双子葉類
ナス目 ナス科 ナス属
一年草
タグ:アメリカイヌホオズキ

花は白~紫色、1~4個で散状、熟した黒い実は艶がある。


2016年中旬

オオイヌホオズキ(大犬酸漿)
Solanum nigrescens

被子植物門 双子葉類
ナス目 ナス科 ナス属
一年草
南アメリカ原産
タグ:オオイヌノホオズキ

花は白~紫色、5~8個で散状、熟した黒い実は少し艶がある。

イタドリ(虎杖,痛取)Fallopia japonica の雄花

被子植物門 双子葉類 タデ目 タデ科 ソバカズラ属
多年草
タグ:イタドリ


2016年中旬

2016年中旬

ミゾソバ淡色型のツボミ
Polygonum thunbergii

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目 タデ科 タデ属
一年草
別名:牛の額
花期:7~10月
草丈:30~100cm
痩果
生育場所:湿った場所
分布:北海道~九州/在来種
タグ:ミゾソバ

シロバナミゾソバのようですが、先のほうが少し赤味がかっているのでミゾソバの淡色個体と思われます。


2016年中旬

シロバナミゾソバ(白花溝蕎麦)
Persicaria thunbergii
form. albiflora

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目 タデ科 タデ属
一年草
花期:7~10月
草丈:30~100cm
痩果
生育場所:湿った場所
分布:北海道~九州/在来種
タグ:シロバナミゾソバ

全体が白く赤味がまったくないのでシロバナミゾソバとしました。

ウシハコベ(牛繁縷)Stellaria aquatica

被子植物門 双子葉類 ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草・多年草
タグ:ウシハコベ


2015年上旬

柱頭(メシベの先)が5つに分かれているのがウシハコベ。
ハコベやミドリハコベは3つに分かれます。

オランダガラシ(和蘭芥子)Nasturtium officinale

被子植物門 双子葉類
フウチョウソウ目 アブラナ科 オランダガラシ属
多年草
ヨーロッパ~中央アジア原産
別名:クレソン
タグ:オランダガラシ


2016年中旬

2016年中旬

ビワ(枇杷)
Eriobotrya japonica

被子植物門 双子葉類
バラ目
バラ科
ビワ属
常緑高木
タグ:ビワ


2014年上旬

ゲンノショウコ(現の証拠)
Geranium thunbergii

被子植物門 双子葉類
フウロソウ目
フウロソウ科
フウロソウ属
多年草
タグ:ゲンノショウコ

赤花もあります。

アカネ(茜)Rubia argyi

被子植物門 双子葉類 アカネ目 アカネ科 アカネ属
蔓性多年草
タグ:アカネ


2015年上旬

よく見ると心なしか緑色です。

白い花

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theme : 山野草
genre : 趣味・実用

冬の落ち葉の下の生き物たち トビムシ

 ちょっと調べてみた冬の里山の落葉の下の生き物。
 ハネカクシに続く第二弾!。
 トビムシ。

この記事にはの画像があります。


 とても小さい虫。
 大きさはミリ単位なので見えないわけではありませんが、注意をしてなければ見逃してしまうような大きさ。
 でも、実はたくさんいて、ありきたりな虫。
 たとえば、花の植え替えをしているとき、小さな虫がいませんか?
 それも、「虫」と思ったら、一瞬で消えてしまったら、きっとトビムシ。
 お腹側に跳躍器があって、名前のように一瞬で飛んでいってしまいます。

 そんなトビムシを大きさ順に。

3.5mm背面


3.5mm腹面 跳躍器が見えます


3mm横面


2.5mm背面


2.5mm腹面 跳躍器が見えます


 トビムシは小さいだけでなくちょっとかわった虫。
 それは、翅がありません。
 もともと持っていたのが退化したのではなく、元から無いのです。痕跡も。
 実は、翅が生える前に別の道に進んでしまった昆虫なのです。

 だから古い姿のままかというと、口の周りにある大顎や小顎などのしくみが内側にへこんだ内顎類。
 これは独自に進化したもので、翅が無いからと言って決して原始的な形というわけではありません。
 トビムシたちなりに進化した結果で、だから翅が無くても何億年も生き残ってこれたのです。
 それに、数だけなら他の昆虫にも負けません。
 見えないだけで、落ち葉の下などには、ものすごくたくさんいます。

 嘘だと思ったら、虫眼鏡を持って落ち葉の下をのぞいてみてください。

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タグ: トビムシ落葉の下の生物ハンドソーティング冬の虫

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

犬はいつ日本にやってきたのかな?

 自然界には存在しないイヌ。
 およそ1万5千年前に、東アジアに住む人間によってオオカミから作り出されたと言われています。

チュウゴクオオカミ(天王寺動物園)

 その後、世界に広がっていったのですが、日本にいつからイヌが現れたのかは、よくわかりません。
 少なくとも歴史が始まった時(古墳時代ごろ)にはにいるのが当たり前になってたようです。
 もっと昔の縄文時代の早い時期(1万年以上前)の遺跡からイヌの骨が見つかっているようです。
 縄文時代がはじまった1万5千年前ごろは、日本が大陸と地続きになっていた時期があります。
 ちょうどそのころに東アジアで誕生したイヌが人間とともに日本にやってきたとすると、腑に落ちます。

柴犬っぽいチュウゴクオオカミ(天王寺動物園)

 その後日本は大陸から離れ、二度とつながることはありませんでした。
 イヌの誕生が遅れていたら、日本にイヌがやってくるのはもっと遅れていたかもしれません。

 縄文時代の後、弥生時代がはじまります。
 弥生時代にもイヌがいて弥生犬とよばれ、縄文犬とはちがう特徴をもつとされます。
 弥生人は、稲作の技術を持って大陸からやってきたと考えられています。
 そのとき一緒に犬を連れてきたのでしょう。

弥生犬復元「海渡(カイト)」と
弥生時代の竪穴住居に住む4人家族の食事どきの団らん風景
(大阪府立弥生文化博物館)

 弥生時代の遺跡から、壺に納められたイヌの骨がみつかっています。
 一度埋葬されたあと、骨を壺に納め直したことからも、今と変わらぬほど大切にされていたことが伺われます。

犬の棺(長頸壺)と収められていた犬の骨
(弥生時代後期2世紀 奈良県桜井市大福遺跡
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)



 そして国家が統一されていく古墳時代。
 前期から中期にかけて、力を誇示するため盛んに巨大な古墳が作られました。
 古墳には様々なものを象った陶器の埴輪がおかれます。
 日用品らしきものから武具、さまざまな動物、よくわからない抽象的なものなど、多岐にわたります。
 その中にイヌとされる埴輪もあります。

動物形埴輪 犬
(堺市 仁徳陵古墳(大仙陵古墳)5世紀 近つ飛鳥博物館)

 その後もイヌの飼育は続けられ、日本各地でさまざまな犬種が誕生しました。
 江戸時代には中国からペットとしてのイヌが持ち込まれ、さらに種類が増えます。
 明治時代になると、欧米から様々な洋犬が持ち込まれ、広がっていきました。
 と同時にそれまで日本にいたイヌたちが消えていき、絶滅したといわれるイヌもいます。
 明治後期に日本唯一の野生の犬ともいえるニホンオオカミが絶滅したのは皮肉な一致なのかもしれません。

 日本で人間が家を作り定住はじめたころから人間とともにいたイヌ。
 時代の変化とともに新しいイヌが現れ、どんどん変わってきましたが、常に人間のそばにいることはかわりないようです。

■参考外部リンク■
天王寺動物園
大阪府立弥生文化博物館
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館[トップページ]
近つ飛鳥博物館

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タグ: オオカミタイリクオオカミチュウゴクオオカミ弥生犬縄文犬天王寺動物園弥生文化博物館橿原考古学研究所附属博物館近つ飛鳥博物館

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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

赤いカワセミ あかしょうびん 京都市動物園

 京都市動物園。
 左京区の岡崎にある日本で2番目に古い動物園。
 そう、天王寺動物園より古い動物園。

京都市動物園

 いろいろな動物が展示されています。
 なかでも、日本にいる動物に力が注がれているような気がします。
 なんか当たり前の動物ばかりでつまらないような気もしますが、現代日本の都市部周辺では、昔話に出てくるような本来当たり前だった動物たちに出会うことはめったにありません。
 キツネやタヌキ、キジやサル、いろいろなヘビなど。

 もちろん、もとからそれほど当たり前じゃなかっためずらしい動物たちも展示しています。
 たとえばアカショウビン。

アカショウビン

 漢字では「赤翡翠」。
 ぜんぜん翡翠(ひすい)色じゃないのに。
 もっとも、翡翠色は緑っぽい色なのに青い瑠璃色のカワセミも漢字で「翡翠」と書くので、まあ、そんな適当な色なのかもしれません。
 学名はHalcyon coromanda
 ブッポウソウ目カワセミ科ヤマショウビン属の渡り鳥。
 日本には夏にやってきて繁殖する夏鳥。
 名前のように赤いカワセミのよう。
 色はちがいますが、カワセミのようにきれいな鳥。
 街なかに住んでいたら、カワセミように人気ものになるでしょう。


 クチバシのふくらみの微妙さがちょっとおもしろい。
 ヒヨドリぐらいの大きさで、スズメよりちょっと大きいくらいのカワセミより迫力があります。

 動物園の動物たちは、網越しに見ることがよくあります。
 マニュアルフォーカスのないコンデジでは、網の方にピントが合ってしまいなかなかうまく写せません。
 かといって、アクリル越しだと光が反射してフィルターを付けられないコンデジでは、なかなかうまく写せません。


 アカショウビンは森を好むためか、檻の中は少し薄暗くなっているのと、離れてみないといけないので、まだコンデジで写すほうがよく見えたりします。
 きれいな鳥なのに、ちょっと残念な展示です。

■参考外部リンク■
京都市動物園

アカショウビン―琉球の紅Ruddy Kingfisher Crimson of Ryukyu

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タグ: アカショウビン京都市動物園動物園渡り鳥夏鳥ハトより小さい鳥

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

犬はどこからやってきたいきものなのかな?

 2018年は戌年。
 ということで、今年最初はイヌの話。
 結論を先に言ってしまうと。
 イヌは人間がつくりだした、自然界には存在しない生物。
 つまり、人間の手から離れ、自然界に放たれたときは、バイオハザード(biohazard,生物災害)になってしまうのは、ネコと同じ。
 国立環境研究所の侵入生物データベースにもネコと共に記載されています。

■外部リンク■
イヌ / 国立環境研究所 侵入生物DB
ネコ / 国立環境研究所 侵入生物DB

 もちろん、ホムンクルスのように生物錬成されたわけではありません。
 実在する生き物から品種改良されて作られました。
 元になった生き物は、タイリクオオカミ。

タイリクオオカミ亜種チュウゴクオオカミ(チベットオオカミ)
Canis lupus chanco(天王寺動物園)

 イヌとの関係は、学名を見ればわかります。
 タイリクオオカミはCanis lupus
 イヌはCanis lupus familiaris
 動物の学名は、属の名前(属名)+種の名前(種小名)。
 そして種の名前の後に続く名前がある場合は、亜種(地域性のあるちょっとしたちがいのあるグループ)ということになります。
 イヌは分類学的にはタイリクオオカミの亜種。
 ということは、イヌはオオカミ(タイリクオオカミ)と言ってもいいことになります。

チュウゴクオオカミ(チベットオオカミ)(天王寺動物園)

 イヌの登場は1万5千年前とも、もっと昔とも言われています。
 最初のイヌは、東アジアで誕生し、東アジア亜種のチュウゴクオオカミが祖先とする説もあります。
 オオカミをどのようにしてイヌにしたのかはよくわかりませんが、人間に慣れやすいオオカミを選んで飼っていき、代を重ねるうちにイヌに変わっていったとする説もあります。
 その後、世界に広がっていき、品種改良されたり、その場所のオオカミと交雑したりと、地域性ができていったようです。

■参考外部リンク■
イヌ家畜化の起源は中国、初の全ゲノム比較より | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

普通の犬っぽいチュウゴクオオカミ(天王寺動物園)

 ちなみに十二支の戌(じゅつ)に動物のイヌが当てられたのは、十二支の考えができて何百年もあとのことで、本来はイヌとは何も関係はないのですが、それはそれ。

■参考外部リンク■
天王寺動物園

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タグ: 干支オオカミタイリクオオカミチュウゴクオオカミチベットオオカミ

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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

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