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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

今年を振り返りました。バケツサトイモ2017

 実は今年もバケツサトイモをやっていました。
 バケツで育てるサトイモです。

 4月下旬。ゴールデンウイークの頃。
 種芋を植えました。
 去年、同じバケツで育てたサトイモの子芋です。
 1個だけのつもりでしたが、小さい芋が土の中から出てきたのを隣に埋めましたので、2個。
 あとで土を盛るので、バケツのふちから5センチ以上あけます。


 2週間位で芽が出てきます。


 小さな葉を広げ、右に左にと、1枚づつ出すたびに葉が大きくなっていきます。


 そして脇芽をどんどん出していきますが、なぜかどんどん枯れていきます。
 芋は大丈夫なのか、心配になってきます。


 8月末から9月にかけて。
 サトイモの花の季節。
 しかし今年は花が咲きません。
 ちょっと残念。
 なんでも、サトイモの花は水が少ないと咲くとか。
 ということは、水がちょうどいい?
 花が見られないのは残念ですが、芋の方は期待していいのでしょうか。


 そして11月。
 気温が一桁に近づいてきたので、芋を掘ることにしました。

 2017年の結果。
 大きい株は子芋孫芋15個、親芋合わせて760g。
 小さい株は子芋孫芋13個、親芋合わせて440g。
 両方合わせて子芋孫芋28個、親芋合わせて1200g。
 去年は11個、470g
 今年は3倍近く。
 結果は良かったようです。


 去年とのちがいはなんでしょう。
 心当たりは8月9月の水。
 去年は1日1回でしたが、今年は出来る限り2回やるように努力しました。
 そして、水が全部流れ出さないように浅いトレーをバケツの下に敷きました。
 花が咲かなかったことからも、やっぱリ暑い時期の水が大切なのかもしれません。

 サトイモには、水が一番の肥料?

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タグ: バケツサトイモバケツサトイモ2017サトイモ

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巨樹・古樹・老樹 その63 千早赤阪村の史跡の楠公誕生地の楠

 楠公。
 歴史好きの人には説明の必要もないほど有名な人物。
 鎌倉時代から南北朝時代にかけての武将、楠木 正成(くすのき まさしげ)さんのこと。
 よみは「なんこう」ですが、なんでもさん付けをする大阪では、「なんこうさん」と呼ばれます。

 河内地域の「悪党」と呼ばれていました。
 昔は「悪」には「とても強い」というような意味があり、決して悪い意味ではありません。
 そして阪神地域には楠公さんに縁のあるところがいくつも残っています。
 その一つが、千早赤阪村の史跡、楠公誕生地。


 文字通り楠公さんが生まれたとされる場所です。
 安土桃山時代、太閤さん(豊臣秀吉)の命でここに壇が築かれ、以後も何度も整備され、今に至ります。
 その壇の上には数本の大きなクスノキが立っています。
 樹齢数百年というほど年老いているようには見えませんが、その枝ぶりからはそれなりの時を経ていることがわかります。

千早赤阪村の史跡の楠公誕生地の楠(2017年9月)

 クスノキが植えられた理由は説明板には書かれていません。
 楠公さんの「楠」にちなんだのか。
 寺社にクスノキを植えるのが好きな大阪だからなのか。
 きっと両方なのでしょう。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自に選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木

■参考外部リンク■
千早赤阪村ホームページ - 楠公誕生地
楠公誕生地 / 道の駅 ちはやあかさか| 千早赤阪村観光協会

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タグ: 巨樹・古樹・老樹クスノキ楠木正成千早赤阪村

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生態系の入門書『生態系のふしぎ 失われた環境はどこまで再生できる? 生態系でいちばん弱い立場の生き物は?』 児玉浩憲 著 ソフトバンク クリエイティブ Si新書 刊

 「生態系」というものが地球の環境に大きな影響を与え、わたしたちの生活にも深く関係してくることは、マスコミなどでよく大きく取り上げられます。
 しかし、それが具体的にイメージできるかというと、なかなか難しいと思います。
 それをわかりやすく説明してくれるのが、この本。

 「生態系」というと、なんだかとても難しそうで、どんなものかも想像できないかもしれません。
 生き物は、いろんなところにいます。
 そしてほとんどの場合、生き物の種類や役割が多種多様で、みんなが複雑に関係しあっています。
 生き物はもちろん生活する場所が必要です。
 水も空気も必要です。
 そういった生き物と生き物がいる場所などをひとまとめにしたものが「生態系」です。

 そういった生態系について、地球全体の話から、身近な生態系の話など簡単にまとめられています。
 生態系に関する有名な言葉の「食物連鎖」についてもわかりやすく解説。
 開発などで食物連鎖の「鎖」が切れるとどうなるかについても、具体的に書かれています。
 世界中の様々な環境の話から、日本の身近な環境まで、見えていないだけで、いろいろな生き物たちが複雑に関係しあって絶妙なバランスを保っていることに気付きます。
 そしていつまでも永遠に同じ姿が続くのではなく、移り変わっていくことにも。
 さらに絶滅危惧種や京都議定書などの決め事や国際的な約束事など、生態系に関するさまざまなことがわかります。

人工の空間なので様々な生き物が集まる環境の棚田

 「生態系」に興味がある人はもちろん、自然や環境に興味がある人の入門書にいいかもしれません。

 ただ、地球温暖化に深く関係する炭素循環については、「炭素循環」という言葉も使われず、ちょっと説明が大雑把なのが残念。
 木を植えれば大量の二酸化炭素を吸収して、化石燃料を燃やして発生した二酸化炭素を減らしてくれるように感じます。
 実際は植物が吸収できる二酸化炭素の量には限界があり、多くはその場所に木が生えていた元の状態に戻るだけの話。
 化石燃料を燃やして増えた分の二酸化炭素は、減りません。
 ご注意ください。

■参考外部リンク■
Si新書『生態系のふしぎ』概要児玉浩憲 著 (サイエンス・アイWeb)

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タグ: 生態系のふしぎ児玉浩憲生態系

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新しくできた頂のギャップに進出してきたコケ 小杉苔?

 和泉山脈東端の峰といわれる根古峰(ねこみね)。
 山頂は唐突に四角い広場になっています。
 どう見ても不自然。
 それもそのはず、去年まで電波反射塔があったそうです。
 今はコウヤマキの苗が植えられていますが、まだまだ草が茂る空き地の状態です。

妙な空き地の根古峰頂
根古峰頂

 まだ1年だからでしょうか、所々地面が見えているところがあります。
 そんなところに生えているのが、コケ。

コスギゴケ

 多分、コスギゴケ、かもしれません。もしかしたら。


 今は雑草だらけの空き地ですが、樹木が育てば薄暗くなり、明るい場所位を好むこのコケはいなくなってしまうでしょう。
 何十年先かわかりませんが。

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タグ: コスギゴケコケ蘚類根古峰

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大阪府河内長野市天見の流谷八幡神社の400歳銀杏の黄葉

 大阪南部の河内長野市。
 その天見にある八幡神社。
 または流谷八幡神社。
 境内には、樹齢400年と言われる大きなイチョウの木があります。

 初冬。
 11月。
 きれいに黄葉していました。



 イチョウというと、きれいな「木」の形になります。
 ところが、ここのイチョウはスギなどの常緑樹に囲まれ、まるで山にはめ込まれたようになっています。



 近づいてみると、急斜面に、岩をつかむように根を地面に這わし、力強く立っています。
 決して木にとって楽な場所ではありません。
 ここで400年も生き残っているのは、このイチョウの生きる力がいかに強いかということでしょう。



 岩だらけの斜面という場所に生えるイチョウ。
 しかも神社本殿とは関係のなさそうな場所。
 ここに意図的に植えられたようには思えません。


 近くに植えられていたイチョウから実が落ち、ここで芽を出し、あまりにも木に向かない場所に生えたので、人々に守られてきた。
 親のイチョウがなくなり、明治にスギが植林されても、負けずに生き残って、今に至る。
 などと想像してしまいます。

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タグ: 流谷八幡神社のいちょうイチョウ八幡神社流谷八幡神社黄葉河内長野大阪府天然記念物

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根古峰の林床を彩る黄葉 黒文字

 大阪府河内長野市と和歌山県橋本市にまたがる根古峰(ねこみね)。
 標高740.6メートルの和泉山脈最東端の峰です。
 「峰」となっているのは、ダイヤモンドトレールとなっている尾根が、岩湧山(標高897.7m)に続いているからでしょうか。

 その根古峰から大阪側の葦谷へ降りるルート。
 11月初旬。
 山頂直下。
 植林された杉に覆われた林床が一面黄葉していました。



 このあたりで、薄暗い林床一面で黄葉する低い木というと、クロモジ(黒文字)。
 クスノキ科クロモジ属の落葉低木。




 昔から爪楊枝の材料とされ、現在でも和菓子を食べるときに使われることもあります。
 その産地が河内長野。
 クロモジがほとんど使われなくなった現在でも、日本の爪楊枝の大半が河内長野でつくられています。

 初冬の和泉山脈では林床が黄色く彩られていました。


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タグ: クロモジ根古峰ダイヤモンドトレール和泉山脈クスノキ科

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食べてもらいたいのに有毒!ヘンな植物 深山樒

 10月末の低山、旗尾岳。


 登山道の脇に真っ赤な実がなっていました。
 これはミヤマシキミ(深山樒)。
 ちょっと早めですが、真っ赤です。

ミヤマシキミ

 いかにも食べてくださいと言わんばかりによく目立っていますが、実は有毒。
 植物体全体が有毒で、食べてしまうと痙攣を起こします。
 ということは、量が多いと命にかかわるでしょう。
 ましてや、山ならば毒が命にかかわらなかったとして、動くことができなければ間接的に命を失うことになるかもしれません。

 薄暗い林床でもよく目立つ赤い色、そして水分の多い果肉を持つちょっと小さい液果。
 この2つがそろっているのは食べてもらうための果実のはず。
 でも、有毒。
 ふしぎです。


 赤い色は哺乳類じゃなくて鳥向けの色。
 なぜなら基本的に哺乳類は赤い色を見分けることができません。
 人間が赤い色も見分けることができるのは、特別に手に入れた能力なのです。
 人間が見える世界は、多くの哺乳類とはちがう色をしています。

 ということは、鳥には効かない毒なのでしょうか。
 それはわかりません。
 ただ、果実の中で毒があるのは中のタネ。
 果肉には毒はないようです。
 それなら、食べても鳥は死なないでしょう。

 植物が作り出す「毒」は、動くことができない植物の数少ない身を守る方法。
 そして食べられる果実は、動くことができない植物の数少ない「移動」方法。
 その両方ともを兼ね備えたミヤマシキミの果実。
 とても興味深い生き物です。

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タグ: ミヤマシキミ赤い実秋の赤い実液果核果旗尾岳

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雨の中のぐねぐねはこれからどこへ行く?

 ヤマナメクジと出会った同じ日。
 実はシロマダラと出会ったのも同じ日だったのですが、ほかにも出会った生き物がいました。

この記事にはハリガネムシの画像があります。


 雨が降り続くアスファルトの上に細い紐が落ちてました。
 よく見ると、ぐねぐね動いています。
 長さは20センチあまり。
 色は黒っぽい小豆色? それとも焦茶色?
 ミミズのように伸び縮みはしないようです。
 ただぐねぐねするだけ。
 手足はもちろん、頭もなにか器官のようなものは見えません。


 こんな生き物はひとつしか思い当たりません。
 ハリガネムシ。

 ハリガネムシは、カマキリなど昆虫に寄生する類線形動物。
 消化器や循環器を持たない筋金入りの寄生虫です。
 色々な生き物を渡り歩き、最後にカマキリなどに寄生し、寄生した虫(宿主)の行動をコントロールして水場に行かせ、体内から水の中に出て交尾をして次世代につなぎます。
 水中で生まれた幼虫は、水生昆虫に寄生し、宿主が羽化した後、カマキリなどの肉食昆虫に食べられ、そこで成虫になると考えられています。


 今は水はありますが、ここは道路の上。
 雨が上がるとカラカラに乾いてしまいます。
 このハリガネムシがどこから来たかはわかりませんが、雨水を集める雨水桝(うすいます)にでも入らなければ、次世代に繋ぐことはできません。
 仮に雨水桝に入っても、そこから川に流れ出なければ時間のちがいはなくてもいずれ干上がってしまうでしょう。
 前途多難です。

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タグ: ハリガネムシ寄生虫類線形動物へんな虫

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巨樹・古樹・老樹 その62 金剛山の伏見林道の大阪府指定天然記念物の千早のトチノキ 其ノ貮 夏

 金剛山の主に下山に使われる伏見峠からの下り坂、念仏坂。
 そこにある大阪府の天然記念物のトチノキ。
 高さは25メートル、幹まわりは4メートル以上、樹齢は推定300年。

金剛山の伏見林道の大阪府指定天然記念物の千早のトチノキ
(2017年8月)

 杉の植林の中の谷筋では少し狭そう。
 でも大きな葉を広げて、太陽の光を集めています。
 芽生えの5月はまだ空が見ていましたが、8月には葉を広げて、もうほとんど隙間はありません。


 トチノキはクリのような実を毎年たくさんつけます。
 アクが強いですが、手間と時間がかかりますがアク抜きをすれば食べることができます。
 昔は飢饉のときに人々を救う食べ物になりました。
 水分の多いところを好むので、集落近くの谷筋によく植えられました。
 古くからの参道のようですから、このトチノキもそういった役割があったのかもしれません。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自に選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木

■参考外部リンク■
大阪府/大阪府指定天然記念物千早のトチノキ
千早赤阪村ホームページ - 千早のトチノキ

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ただのヤマナメクジと思ったら、秋田県からやってきた奴? 大仙山蛞蝓

 雨の錦織公園。
 雨が降ると気分が滅入り、濡れるのが嫌なので行動範囲も狭くなり、暗くて写真を撮りにくくなり、生き物たちも雨をしのげるところに隠れてる。
 でも、雨の時ならではの出会いがあります。

この記事にはナメクジの画像があります。



 この日の出会いはヤマナメクジ(山蛞蝓)。
 山に住む在来種のナメクジ。
 特徴は、でかいこと!
 長さは最大20センチ。
 そう、長さが20センチのナメクジです。
 幅もそれ相応。
 でかい!!

 錦織公園では稀に出会うナメクジです。
 雨降りの日にはほとんどこないためか、在来種のナメクジ(Meghimatium bilineatum)にはまだ出会っていませんし、外来種のチャコウラナメクジに一度出会っただけ。
 それに対して、ヤマナメクジは三度。

定規が裏返しになっていますが10センチ級ヤマナメクジ

カタツムリより触角が短いのが特徴

 ところが、出会うヤマナメクジには2タイプあります。
 背中がつるっと茶色いものと、背中に黒い筋と斑模様があるもの。

黒筋斑の15センチ級ヤマナメクジ

 ハンディ図鑑で調べても、在来種の巨大ナメクジはヤマナメクジだけ。
 外来種なら大きいのもいますが、見た目はいかにも外来種っぽい。
 ナメクジが含まれるカタツムリの仲間は雌雄同体。
 1匹がオスとメス両方の機能を持ちます。
 つまり、外見でオスメスのちがいはありません。
 というか、「オス」や「メス」という性別がないのです。

 同じ種でも、まるでちがう種類のような模様の生き物は珍しくないの、ずっとそんなものかと思っていました。
 かなり「もやもや」していましたが。

ちょっと濃い目の斑無しタイプ

 そのもやもやが、少し晴れてきました。
 実は、ヤマナメクジには亜種がいたのです。
 「亜種」は同じ種ですが、ちょっとちがう特徴を持ったグループのこと。
 名前はダイセンヤマナメクジ(大仙山蛞蝓)。

 「ダイセン」と聞くとすぐ思い出すのが、鳥取県にある日本百名山の山。
 ところが百名山の「だいせん」は「大」。「大きな山」。
 ヤマナメクジの「だいせん」は「大」。「大きな仙人」。
 「大仙」は秋田県にある市の名前ですが、ダイセンヤマナメクジの分布は西日本。
 秋田県大仙市が由来ではないようです。

 ほかに「大仙」と聞いて思い浮かぶのは、世界一面積が広い墓と言われる「仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)」。
 仁徳天皇の陵墓と宮内庁が主張する前方後円墳です。
 学術的には被葬者は不明で、仁徳天皇ではないとされます。
 ということで、歴史学的には「大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)」と呼ばれます。
 そう「大仙」。

大仙陵古墳

 これは古墳がある場所の地名でもあり、現在でも「大仙町」として残っています。
 ということは、仁徳天皇陵でみつかった?
 そもそも仁徳天皇陵は100年以上立入禁止なので、それはないでしょう。
 じゃあ、「大仙」の由来は?

 ヤマナメクジの謎が更新されました。

 余談ですが、ヤマナメクジも寄生虫の広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)を持っている可能性があるので、むやみに触ったりしないほうがいいようです。

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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