【 2017年07月】

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下赤阪の棚田のいきもの 2017年5月の動物の足跡

 5月下旬。
 田んぼに水が張られます。
 そうすると、現れるのが、足跡。
 日頃は出会うことがないような生き物たちが残してくれます。

動物界
脊索動物門 脊椎動物亜門 タグ:棚田の脊椎動物
爬虫綱

ナメラ属のヘビ類?Elaphe

有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ナメラ属

田んぼの中を走る1本の線。
並んでついているイタチの足痕とくらべると、幅は太いところで3センチくらい。
だからヘビ、と言いたいのですが、ヘビは普通泳ぎます。
それにあまり蛇行しているように見えません。

ヘビ以外に水が張られた田んぼにこんな後をつけそうなのは、タウナギ。
ただ半年間ほとんど水がなくなるこの棚田。
乾燥に強いタウナギとはいえ、果たして耐えられるのでしょうか。
そもそも上流部の水を取り入れるこの棚田にいるのか、というところも気になります。

ということで、とりあえず、ヘビとしました。
アオダイショウのような大きめのヘビ?

フォロワーさんのご指摘により、一部追加訂正しました。

爬虫綱
動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門
鳥綱 タグ:下赤阪の棚田の鳥類

アオサギ(蒼鷺)Ardea cinerea

コウノトリ目 サギ科 アオサギ属
カラスよりずっと大きい
留鳥
捕食採餌:魚類・両生類・節足動物等小動物
タグ:アオサギ

物差しを田んぼの中に入れることはできませんので、実際の長さは15センチ以上。
ここの棚田に来そうでこんな大きな趾(あしゆび)の鳥は、ダイサギかアオサギ。

ダイサギは左右に広がった指(第2趾と第4趾)が90°以上開いています。
そして第3趾と第4趾の間に小さい水かき(半蹼(はんぼく))があります。

この足痕は第2趾と第4趾が90°で水かきはなさそう。
ということで、アオサギ。

第1趾の跡が残る鳥の足痕は、よく見ると左右のちがいがわかります。
サギ類の場合は第1趾と第3趾は一直線に並びますが、よく見ると後ろ向きの第1趾が少し横にずれます。
右にずれれば左足、左にずれれば右足。

ということで、定規と一緒に写っているのは左足です。

カルガモ(軽鴨)Anas zonorhyncha

鳥綱 カモ目カモ科 マガモ属
カラスより大きい
留鳥
水面・逆立・地面採餌:植物性が強い雑食
タグ:カルガモ

鳥の足痕のようですが、アオサギと比べると後ろ向きの第1趾がありません。
そして指と指の間がつぶれたようになって指の形がはっきりしません。
これはカモの仲間の足痕の特徴。

カモ類は第1趾が退化して小さく、上の方についているのであとが残りにくくなっています。
そして第2趾から4趾の間に水かきがあるので、足痕はつぶれたようになります。

この日は数組のカルガモを見かけ、この田圃の畦にもいましたので、カルガモでしょう。

ヒナの行列で有名ですが、留鳥ですので一年中見ることができます。
ただ、この棚田で出会ったのははじめて。
しかも数組。

イネが育つとなんか嫌なのかもしれません。

新たに追加しました。

両生綱
動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門
哺乳綱 タグ:下赤阪の棚田の哺乳類

イタチ(鼬)Mustela ?の足跡

食肉目 イタチ科 イタチ属
タグ:イタチ

ちょっと崩れていますが、あまり大きくなく、指が短い足跡がほぼ一直線に並んでいます。
ネコの足跡のようですが、ネコが水を張った田んぼの中をあちこち歩くとは思えません。

ネコくらいの大きさで田んぼの中を歩きそうな動物というと、イタチ。

日本にいるイタチは、在来種のニホンイタチと、外来種のチョウセンイタチ。
どちらかはわかりませんが、山の麓という点から考えると、ニホンイタチなのかな、と思います。

哺乳綱
脊索動物門 脊椎動物亜門
動物界
軟体動物門 腹足綱 タグ:棚田の貝類

タニシ類?

原始紐舌目 タニシ科

田んぼに残された筋という点ではヘビ(仮)と同じですが、一緒に写っているアオサギの足痕と比べると指くらいの太さしかありません。
ということで、大型の淡水巻き貝のタニシ類の可能性が高そうです。

またはこの棚田で確認しているカワニナの可能性もあります。

フォロワーさんのご指摘により、追加しました。

哺乳綱
脊索動物門 脊椎動物亜門
動物界

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

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下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会

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タグ: 下赤阪の棚田2017  5月の下赤阪の棚田の動物  脊椎動物/SA-tanada  爬虫類/SA-tanada  鳥類/SA-tanada  哺乳類/SA-tanada  足跡/SA-tanada  生活痕/SA-tanada  アオサギ  カルガモ 

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かんちがいしていた虫は、実は激レア虫だった?

 数年前の画像を見ていると、ちょっと変わったワラジムシを見つけました。
 錦織公園で移した画像です。
 薄い小豆色で、背中の中央に白い筋、その左右に白い模様があります。
 ちょっと変わったヤマトサトワラジムシと思っていました。

 しかし拡大して見てみると、ワラジムシ特有のお尻から伸びた触角のような1対の尾肢(びし)がありません。
 ということは、ワラジムシじゃなくて、ダンゴムシ?!


 ダンゴムシと言うにはちょっと平たい感じまします。
 それに背中を覆う装甲の背板の縁がちょっと外側に反っているように見えます。
 ですから、見た目はワラジムシ。
 でも尾肢がない。
 やっぱりダンゴムシ。


 ということで、探してみてみつかったのが、ハナダカダンゴムシ。
 微妙に背板の模様がちがうようですが、変異が多いらしいのでちがうとは言い切れません。
 なのでハナダカダンゴムシ(仮)のようです。

 このハナダカダンゴムシは、結構レアなダンゴムシなのです。
 神戸と横浜の一部でしか見つかっていないようです。
 ということは、超絶滅危惧種?
 といいたいところですが、数百キロ離れたふたつの都市、それも世界的港湾都市。
 つまり、最近入ってきた外来種です。
 ヨーロッパ原産の。


 調べてみると、神戸と横浜から徐々に広がっているようですが、それが大阪の南東にある錦織公園まで?
 大阪を縱橫断したようなもの。
 ということは、途中のいろんなところにもいるはず。
 どうなのか、気になります。

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タグ: ハナダカダンゴムシ  ダンゴムシ  等脚類  錦織公園 

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下赤阪の棚田の5月の液果・集合果・偽果・珠芽

 液果や偽果など、食べられること前提の果実が増えてきました。
 食べて美味しい果肉の部分と、食べられても砕けたり消化されたりしない硬い殻の部分を作るのは、植物にとっては結構エネルギーが必要だと思いますが、それに見合う成果もあるのでしょう。
 だから樹木が目立つのかもしれません。

果実 タグ:下赤阪の棚田の果実5月の果実
 単果 たんか 一つの雌蕊を持つ花からできた果実
 〉液果 えきか 汁気の多い果実 タグ:下赤阪の棚田の液果
 〉〉核果 かくか 種が硬い殻に覆われている液果 タグ:核果

ニワトコ(接骨木,庭常)
Sambucus sieboldiana
var. pinnatisecta

被子植物 双子葉類
マツムシソウ目
レンプクソウ科
ニワトコ属
落葉小高木
タグ:ニワトコ


2017年下旬
 〉〉核果
 集合果 しゅうごうか 複数の果実が集まった実 タグ:集合果
 〉痩果の集合果

ウマノアシガタ(馬の足形)
Ranunculus japonicus

被子植物 双子葉類
キンポウゲ目
キンポウゲ科
キンポウゲ属
多年草
タグ:ウマノアシガタ


2015年下旬

キツネノボタン(狐の牡丹)
Ranunculus silerifolius

被子植物 双子葉類
キンポウゲ目
キンポウゲ科
キンポウゲ属
多年草
タグ:キツネノボタン

痩果の先が鍵状に曲がっています。


2015年下旬
 〉痩果 集合果
 〉キイチゴ状果 核果の集合果

クサイチゴ(草苺)
Rubus hirsutus

被子植物 双子葉類
バラ目
バラ科
キイチゴ属
落葉小低木
別名:ワセイチゴ
タグ:クサイチゴ

小さな核果がぎっちりと並んでいます。


2015年下旬
 〉キイチゴ状果
 偽果 ぎか 子房や果皮以外が大きくなった果実 タグ:偽果
 〉ナシ状果 花托が大きくなって種子を包んだ偽果

ビワ(枇杷)Eriobotrya japonica

被子植物 双子葉類 バラ目 バラ科 ビワ属
常緑高木
タグ:ビワ


2017年下旬

左の黄色は熟した実で、右の緑色はまだ熟してない実。
熟すまでは上向きで、熟すと下を向くようです。

 〉ナシ状果
 〉グミ状果(仮) 萼筒の基部が子房を包み漿果状になった偽果

ナツグミ(夏茱萸)
Elaeagnus multiflora

被子植物門 双子葉類
バラ目 グミ科 グミ属
落葉小高木
花期:4~5月
果熟期:5~7月 偽果
自生地:福島~静岡の太平洋側の平地~丘陵地
タグ:ナツグミ


2017年下旬
 〉グミ状果(仮)
 〉イチゴ状果 大きくなった花托に痩果がついた偽果

ヘビイチゴ(蛇苺)
Potentilla hebiichigo

被子植物 双子葉類
バラ目
バラ科
ヘビイチゴ属
多年草
タグ:ヘビイチゴ

ふくらんだ花托の上に痩果が隙間を空けて並んでいます。


2015年下旬
 〉イチゴ状果
珠芽 しゅが:茎などにできる種子のようなもの タグ:珠芽
 〉肉芽 にくが 茎が肥大してできた珠芽

ノビル(野蒜)Allium macrostemon

被子植物 単子葉類 クサスギカズラ目 ヒガンバナ科 ネギ属
多年草
山菜
タグ:ノビル


2017年下旬

地面に落ちる前にもう芽が出ています。

 〉肉芽

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

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下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会

身近な草木の実とタネハンドブック

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巨樹・古樹・老樹 その58 金剛山の夫婦杉 其ノ貮

 巨樹・古樹・老樹の一番最初が金剛山の夫婦杉
 それから5年。
 今はどうなっているでしょうか。

金剛山の夫婦杉(2017年5月)

 雪がうっすら積もった冬の夫婦杉でしたが、今回は新緑の季節の夫婦杉。


 これだけ長い間生きてきた杉ですから、5年ほどで大きな変化は無いでしょう。
 それでもよく見ると下の枝の形が変わっているようにも。
 写す角度も場所もちがいますから単純にはいえません。
 でも、この5年間で大きな変化が起きるようなことはなかったようです。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木

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タグ: 巨樹・古樹・老樹  夫婦杉  金剛山のスギ  金剛山の植物  金剛山 

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ナツグミ(夏茱萸)―下赤阪の棚田の偽果

 真っ赤に熟したナツグミの果実は、見たとおりの味?

 偽果 ぎか 子房や果皮以外が大きくなった果実 タグ:偽果
 〉グミ状果(仮) 萼筒の基部が子房を包み漿果状になった偽果

ナツグミ(夏茱萸)Elaeagnus multiflora

被子植物門 双子葉類 バラ目 グミ科 グミ属
落葉小高木
花期:4~5月
果熟期:5~7月 偽果
自生地:福島~静岡の太平洋側の平地~丘陵地


2017年下旬

真っ赤な実がたくさんなっているのに、いつものコースからちょっと離れているので気付きませんでした。

よく似ている植物にトウグミがあります。
悩みましたが、実が熟しても葉の白点(毛)がたくさん残っていること。
5月末に熟していたことからナツグミとしました。


2017年下旬

果実は食用可。
アキグミやナワシログミとちがって強めの甘味があります。
ただ渋みもありますので、人によっては美味しくないと感じるかもしれません。

ハシブトガラスが食べていました。
鳥は甘みを感じないと言われますので、甘いから食べたのではないでしょう。

甘い実は、甘味を感じる哺乳類向けの進化と言われています。


2017年下旬

汁気が多く液果のようですが、子房を包む萼筒が大きくなったものなので、偽果。
ただ、グミ科のような偽果の名前を見つけることはできなかったので、「グミ状果」と仮名をつけました。

 〉グミ状果(仮)

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第48回特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」瀬戸内海の“いろいろ”な“もの”がいっぱい!〈大阪市立自然史博物館〉

 大阪市立自然史博物館の2017年の夏の特別展が始まりました。
 第48回特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ-生き物のにぎわいとその恵み-」。
 大和川、淀川大阪湾ときて、瀬戸内海です。
 ということは、次は太平洋?!

いつもの予告付

 閑話休題。
 瀬戸内海は太平洋と日本海に通じる海ですが、それぞれ狭い海峡で隔てられていて、日本ではここだけにしか無い個性的な海です。
 大阪自然史博物館は瀬戸内海沿岸の博物館や水族館と連携して観察会や調査会を行い、様々な情報や標本を蓄積してきました。
 その成果が展示されています。

瀬戸内海の地図

特別展では大阪湾から福岡県・大分県までの帯状の部分が瀬戸内海

 会場は「瀬戸内海の自然」「瀬戸内海の漁業」「消えた風景」「抱える問題と解決に向けて」「瀬戸内海を調べよう」の5つのテーマに分かれています。
 見ての通り真ん中の3つは人間が関わる民俗学的なテーマで、そういう展示もたくさんあります。
 自然史の博物館としてはちょっと意外な感じもしますが、それだけ瀬戸内海は人々の生活と密着しているということなのでしょう。

瀬戸内海の立体地図

深さ高さが誇張されていますが海の深さのほうがより誇張されています

「瀬戸内海の自然」

 展示スペースが一番広くて、展示内容も多岐にわたり、地質と動植物の標本がいっぱい!
 ですが、意外と瀬戸内海の固有種はいないようです。
 それもそのはず、たった2万年前(地質学的には)は陸地で川が流れていました。
 2万年程度じゃ固有種が生まれるのはちょっと難しそうです。
 残念。

2万年前の「瀬戸内海」

水色が今の瀬戸内海 白いところが当時の海 紫の線が当時の川

鯨の骨格標本シリーズ第三弾のオスのザトウクジラ 名前を募集中

ナガスクジラの「ナガスケ」 マッコウクジラの「マツコ」 じゃあ「さとうくん」?

明治時代の瀬戸内海にあった捕鯨会社のモリ

瀬戸内海には大きなクジラも迷い込みますが
住みついているのはイルカと変わらない大きさのスナメリだけ
その他いろいろあって続かなかったようです

コカスリウスバカゲロウの巨大模型!

物凄くリアルで今にも動き出しそう!

大分県杵築湾のカブトガニ

「瀬戸内海の漁業」と「消えた風景と抱える問題」と「解決に向けて」

 これは人間と瀬戸内海の関わりで、様々な漁具など自然史からちょっと離れた展示がでてきます。
 瀬戸内海がいかに人間の生活と密接に関係していたのかがわかります。

タコツボいろいろ

「瀬戸内海を調べよう」

 これも人間の活動ですから民俗学的にも思えますが、視点はその成果ですから、自然科学の領域ですね。
 おどろいたいのは、瀬戸内海の最も最初の学術的な調査は、イギリスのチャレンジャー号だったこと。
 チャレンジャー号は、今からおよそ140年前に世界中で学術的海洋調査を行ったイギリスの海洋調査船です。
 その調査報告書や、記載された生き物の標本なども展示されています。

チャレンジャー号探検航海調査報告書

 大阪に住んでいると淡路島より西側の瀬戸内海は、身近でちょっと遠い海だったのですが、そこには思っていなかったドラマがたくさんあることがわかりました。
 自然史の博物館らしく瀬戸内海の生き物のことだけでなく、瀬戸内海の生き物と人間の関係もわかるおもしろい特別展でした。
 展示内容の幅が広いだけに、見る視点を変えると夏休みの自由研究のネタがたくさん!

■参考外部リンク■
第48回特別展 瀬戸内海の自然を楽しむ~生き物のにぎわいとその恵み~
大阪市立自然史博物館

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タグ: 瀬戸内海の自然を楽しむ  48th-setonaikai  大阪市立自然史博物館  瀬戸内海  ザトウクジラ  捕鯨会社  コカスリウスバカゲロウ  カブトガニ  タコツボ  チャレンジャー号 

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公園ネコを考える7 餌付けってなにか考えてみることにしました。その2環境への影響を考える

 公園ネコ問題でおそらくもっとも中心になること、餌付け。
 一般的に「餌付けはダメ」といわれますが、どうしてか考えてみました。
 前回はまわりに住んでいる人への迷惑について。
 これはそもそも議論する必要のないことです。
 今回は自然環境への悪い影響について。
 こちらについては、ちょっとややこしそうです。

これまでの【公園ネコを考える】
【ノラネコについて考えてみることにしました。】
まとめ1【ネコの分類について】
まとめ2【ネコの生態について】
まとめ3【ネコと餌付について】

いきものが生きていける限界

 そもそも生き物は、その環境によって生きていける数というのは限りがあります。
 食べ物であったり、住むところであったり、動きまわるところ、同じ種類の生き物の数、そして種類の数。
 それらが複雑に関係し合って単純に表すことはできませんが、全体でその場所が支えることができる生き物の「量」には限界があります。


 もちろん、バランスは生き物の生きることすべてに関係します。
 生き物は例外なく、生まれて死んでいきます。
 その間に“食べ”、そして“排泄”します。
 遺体も排泄物もほかの生き物の糧になり、いずれなくなります。
 動物が増えすぎるるということは、たとえば糞が増えすぎ、糞を分解してできる成分が増えることになります。
 場合によっては分解されずに溜まっていくことにもなります。
 つまり、今まではなくなっていたものがどんどん溜まっていってしまうのです。 
 そうすると、環境が変わってしまい、今まで生活していた生き物が、生きられなくなります。

限界を超えてしまうと

 そうです。
 餌付けが行き過ぎると、限界を超える生き物が集まり、たとえば糞がおとされ、環境が変わってしまう(悪くなってしまう)のです。
 そうなれば、そこに住む生き物がいなくなり、今までいなかった別の生き物が住むようになります。
 冬にやってくる水鳥に餌付けをして増やしてしまった結果、その糞で水が富栄養化して環境が変化、もとからそこに住んでいた生き物が少なくなった池もあります。
 限度を超えた餌付けは、多くの生き物に、別の言葉を使えば環境にダメージを与えてしまうのです。

ネコと限界

 そして猫について。
 住宅街から離れた大きな自然公園で餌付けをしたとします。
 周りに人は住んでいませんので、周辺住民に対しての被害はないでしょう。 
 しかし、餌を求めて猫が集まり、またそういう場所なら捨てる人も少なくないでしょう。
 数が増えれば序列が下の猫は餌が足りなくなり、そこに住むトリやネズミやカエルなど小動物を食べます。
 過剰に猫が増えると、そういった小動物が減ってしまいます。
 そもそもネコの先祖となるヤマネコの行動範囲は、およそ2平方キロ。甲子園球場52個分、東京ドームなら43個分。
 餌付けでネコが集まった状態では、明らかに過密。
 環境の限界を超え、バランスが崩れて当然です。

イエネコと同じネコ属のボブキャット(神戸市立王子動物園)

見えなくてもたくさんいます

 目に見えないだけで、生き物はそこら中にたくさんいます。
 多種多様な無数の生き物たちが複雑に関係し合って生きているのが環境。
 見えない生き物たちのことも、考えなければなりません。
 視野が狭くなった蝶の保護をしている専門家の話をしました。
 餌付けをする人は、その専門家と同じかもしれません。
 その専門家は、自分が好きな蝶のことしか見えていません。
 同じように餌付けをしている人は、餌をあげたい生き物のことしか見えていないのでしょう。

ネコが入る余地は?

 ノラネコはそれほど環境に影響を与えないとする論文もあるそうです。
 しかし、現実問題として目に見えない無数の生き物が複雑に関係し合っている環境で、ネコがいいる時といない時の差を明確にすることは、事実上不可能でしょう。
 ただ、確実に言えることは、ネコは人間がつくりだした自然界に存在しなかった生き物だということ。
 仮に野生種のヤマネコとしたところで、日本のほとんどの地域では、日本に文明が現れるより昔に絶滅してしまった生き物です。
 つまり、日本の自然環境のほとんどはネコ無しで成立していました。
 ネコが入る余地は、本当はないのです。


自然保護・環境保護は人間の都合?

 猫好きの人にとっては悲しく、認めがたいことかもしれません。
 しかし、ネコは人間がつくりだした環境の中ではじめて居場所ができる特殊な動物(家畜)の一つなのが現実です。
 このブログでいつも書いているように、自然は人間の都合など一切関係ありません。
 感情で人間の都合を考えるとき、すでにそれば自然とは離れたことになってしまいます。
 もちろん、それは「自然保護」「環境保護」も同じ。
 どちらも「自然や環境にいいこと」ではなく、「特定の生き物にとっていいこと」、「人間からの見た目のいいこと」かもしれません。
 つまり「保護」が「人間の都合にいいこと」かもしれないことは、常に意識しなければならないでしょう。

餌付けは悪いこと?

 餌付けはいけないことなのでしょうか。
 「いい」「わるい」の単純な二元論で考えれば、「わるい」でしょう。
 環境を破壊してしまう可能性を含んでいますから。
 山で野鳥の写真を撮るため野鳥への餌付け行為を、環境を壊すと言って批判する登山者もいます。
 たしかに、餌付けは環境を壊す恐れがあります。
 しかし、登山という行為自体は言うまでもなく環境破壊行為です。
 人がめったに入らない山なら自然の回復力がまさり、野生のシカやクマの活動と同じように環境破壊には至らないでしょう。
 しかし、道ができ、多くの人が登り、山頂に売店があるような山では、明らかに登山は環境を破壊します。
 環境破壊を理由に餌付けを批判する登山者は、まず、自分の登山そのものをやめなければ、「目糞鼻糞を笑う」だけのことかもしれません。


 つまり、自然環境への影響を考えるとき、餌付けというのは、悪影響を与える要素の中の一つでしかないのです。
 餌付けを「環境の問題」とするとき、それは単純に餌付けだけを禁止すればいいだけの問題ではないのです。
 餌付を批判していいことをしたつもりになっていたら、もっとひどい環境破壊行為をしているかもしれません。
 ネコの餌付問題を環境の問題とするときは、餌付問題はゴールではなく、数多くある通過点のたった一つ、ということは意識しなければならないと思います。

 このように餌付けと自然環境の関係を考えるとき、個人が意図的に餌をあげることよりも大きな問題が見えてきますが、それはまた別の話に。

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タグ: 公園ネコを考える  ネコ  餌付  ネコの餌付 

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古い写真から現れた6月の沖縄の動物

 古い写真を整理していた出てきた6月の沖縄の写真。
 その動物編です。

この記事にはの画像があります。


 陸上の生き物の分布を広い範囲で見ると、突然何種類もの動物たちがいなくなる「境界」があります。
 たとえばトカラ(吐噶喇)列島の南の悪石島(あくせきじま)と小宝島(こだからじま)の間に引かれた渡瀬線。
 わかりやすく言うと、屋久島の南に連なるトカラ列島と奄美大島の間に引かれた線です。
 この線を中心に、北と南で動物の種類が変わるのです。気候も環境もそれほど変わらないというのに。
 その渡瀬線のずっと南にある沖縄島は、気候が本州や九州(島)と大きくちがうため、本州などでは見たこともないような生き物がたくさんいます。

オキナワシリケンイモリ(沖縄尻剣井守)Cynops ensicauda popei

脊索動物門 脊椎動物亜門 両生綱 有尾目 イモリ科 イモリ属
南西諸島に分布

沖縄ではポピュラーなイモリ。

背中の模様には変異が多いので、沖縄で黒いっぽいイモリを見たら、シリケンイモリかもしれません。

アカハライモリと同じように、皮膚から毒を分泌するので触らないほうが無難。

陸上でも盛んに行動するようです。

アオタテハモドキ(青立翅擬)Junonia orithya のオス

節足動物門 六脚亜門 昆虫綱 チョウ目 タテハチョウ科
九州~沖縄に分布

ムラサキオカヤドカリ(紫陸宿借)Coenobita purpureus

節足動物門 甲殻亜門 エビ綱 エビ目 オカヤドカリ科 オカヤドカリ属
南西諸島を中心に分布
国の天然記念物

上の画像では外来種のアフリカマイマイの殻を使っています。

下の画像はよく見ると殻をつけていません。
引っ越しの途中でしょうか。

こんな大きなヤドカリが陸上を歩いているのが沖縄。

もっと大きなヤドカリのヤシガニもいますが、沖縄島では一時絶滅したといわれた野生のヤシガニを見るのは困難でしょう。

シュリマイマイ(首里蝸牛)Satsuma mercatoria

軟体動物門 腹足綱 柄眼目ナンバンマイマイ科
沖縄島中南部に分布

コウガイビル(笄蛭)類

扁形動物門 ウズムシ綱 ウズムシ目 コウガイビル科 コウガイビル属

見たとおり渦巻きの殻はカタツムリのシュリマイマイ。

見かけたのは中城(なかぐすく)城址。
沖縄の城(ぐすく)は石灰岩の石垣を巡らせています。
シュリマイマイは石灰岩の場所を好むということですので、ピッタリの場所です。

そしてシュリマイマイに巻き付いているのがコウガイビル。
口と肛門が同じ扁形動物で、驚異的な再生能力を持つことで有名なプラナリアの仲間です。

ミミズやカタツムリなど柔らかい動物が好物。
顎を持たないので消化液を出して溶かして飲み込む体外消化を行います。
今はコウガイビルの食事中。

残念ながら種類まではわかりません。

アフリカマイマイ(阿弗利加蝸牛)Achatina fulica

軟体動物門 腹足綱 柄眼目 アフリカマイマイ科 アフリカマイマイ属
世界最大の陸産巻貝の一種
要注意外来生物
生態系被害防止外来種
日本の侵略的外来種ワースト100
世界の侵略的外来種ワースト100
東アフリカ原産

食用として持ち込まれたものが逸出して野生化したもの。

最悪命を落とすことにもなる広東住血線虫症を引き起こす広東住血線虫が寄生していることがあるので、触らないのが無難です。

それだけでないいろいろな問題を起こしているのは、アフリカマイマイの肩書を見ればわかります。

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ノビル(野蒜)-下赤阪の棚田の植物

 野草で野菜で山菜の植物です。

植物界 被子植物門 単子葉類

ノビル(野蒜)Allium macrostemon

クサスギカズラ目 ヒガンバナ科 ネギ属
多年草
花期:5~6月 散形花序
草丈:60cm(花茎)
山菜
タグ:ノビル

野草で山菜で野菜の植物。

花を見ているとニラに似ていますが、同じネギ属。

花柄が長く、根元に瘤があります。
この瘤は珠芽(しゅが)。またはムカゴ。
種子ではありませんが、ここから芽を出し成長して増えていきますので、その意味では種子と同じものです。

珠芽から花がつかないネギっぽいものが生えていますが、これは新芽。
地面に落ちる前にもう成長を始めています。

ノビルには珠芽がたくさんできるものとそうでないものがあります。
このノビルはたくさんできる方のようです。

ノビルは花が咲いても種子ができなものが多いようですので、この珠芽と地下の鱗茎(りんけい)で増えることになります。

ノビルはネギやニラのように葉などを食べることができます。
ニラは有毒のスイセンと間違われて食中毒を起こすことがよくあります。

ノビルはニラよりも細く真ん中が厚くなる半月形。
よく見れはわかりますが、知識がないとスイセンと間違うかもしれません。

山菜採集は知識と注意が必要です。

植物界 被子植物門 単子葉類

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銀竜草が減ってちょっと残念な今年の梅雨の金剛山

 梅雨も後半。
 ギンリョウソウの季節です。
 ということで、金剛山に行ってきました。

 ギンリョウソウは金剛山では梅雨のころに現れる真っ白な植物。
 光合成をやめてしまい、地下でいろいろな植物とネットワークを作っている菌類に寄生している植物。
 漢字では「銀竜草」。
 鱗片状の葉をつけた茎とその先につく花を白い竜に見立てたもの、と言われます。
 ということで、竜ぽいようなな気がする銀龍草です。




 金剛山でギンリョウソウというと、メインルートの千早本道。
 三合目をすぎたあたりから山頂まで、登山道の左右の落葉の中や土留めの丸太の下から顔を出します。
 ところが、ここ数年千早本道の改修が進み、すっかり減ってしまいました。
 この日も最初に見かけたのは四合目を過ぎたあたり。
 その後は八合目まではほとんど見かけません。
 残念です。

 といっても、金剛山からギンリョウソウがなくなったわけではありません。
 時間がたては千早本道にも戻ってくるでしょう。
 きっと。

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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