進化の途中の不思議な花? 真弓・檀
5月の錦織公園の河内の里。
マユミが小さな花を咲かせていました。
マユミを調べてみると、雌雄異株。
1本の木に雌花か雄花のどちらかしか咲かない木。
そして錦織公園で咲いていたのは、長いオシベと小さなメシベ。
雄花。
ということは、雄株。

ところが。
このマユミ、実がなります。
数は少ないですが。
ということは、雌株?

ふたたびところが。
ここに生えているのはこの1株のみ。
公園中にもほかにマユミを見たことがありません。
これは一体どういうこと?
調べてみると、どうやらマユミはまだ雌雄異株に移る途中のようです。
メシベのみが発達しているのが雌花。
オシベのみが発達しているのが雄花。
でも、それぞれオシベメシベが退化しきっていないので、実がなることもあるそうです。
たしかにこのマユミは、花に対して実がものすごく少ないと思っていました。

今は不思議なマユミも数十万年もすれば、完全に雌雄異株になるのでしょう。


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