【 2015年12月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

今年の初つぐみん

 ということで、今年の初つぐみん写真。

振り返ってこっちを意識している今年の初つぐみん
初つぐみん

 「つぐみん」は、鳥のツグミのこと。
 野鳥マンガ「とりぱん」での愛称。

 ツグミは冬になると日本にやってくる冬鳥。
 もちろん、春になると北の国へ帰っていきます。
 「とりぱん」ではヘタレキャラとして愛されていますが、実際のツグミも人を見つけるとすぐ逃げていってします。

まるで固まっているようなつぐみんポーズ
固まっているつぐみん

 でも、好きな場所は、刈られた芝地。
 つまり、人の住むところ。
 人間が苦手なのに、住むのは人間の近く。
 おもしろい鳥です。

 暖かいと言われるこの冬ですが、つぐみんと出会って冬が来ていることを感じます。

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タグ: つぐみんツグミ冬鳥冬の鳥

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巨樹・古樹・老樹 その32 京都府立植物園の洋風庭園のヒマラヤスギ その2

 日本で最も古い公立植物園の京都府立植物園。
 開園して90年余りの園内には、大きな木がたくさんあります。
 そんな木の一つが、ヒマラヤスギ。

 名前の通りヒマラヤ地方原産。
 もしかしたら樹高が50メートルに達し、枝を四方八方に広げた姿をヒマラヤ山脈に見立てたものかもしれません。

京都府立植物園の洋風庭園のヒマラヤスギ その2(2013年1月)

 ただし。
 名前は「スギ」ですが、本当は「マツ」。
 英語名の「Himalayan Cedar」の「Cedar」を「スギ」と和訳したためのようです。
 本当は「Cedar」は針葉樹を中心として広い範囲の樹木を指す言葉なのですが、それがスギに限定するように誤訳されたようです。


葉を見れば明らかにスギじゃなくてマツ

 今とちがって外国の情報が乏しい時代の名残です。
 そういう意味では歴史を表しているわけですが、やはり「マツ」を「スギ」というのは……

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木

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タグ: 巨樹・古樹・老樹ヒマラヤスギ京都府立植物園

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クヌギやコナラだってきれいです!

 明治神宮の森に匹敵する広さがある錦織公園。
 晩秋から初冬にかけてはコナラやクヌギの落葉の季節。
 どちらも葉が茶色くなって落ちます。
 カエデなどの紅葉とちがって、ちょっときたなく感じるかもしれません。
 いかにも枯れ落葉って感じで。

 でも、時に、場所やタイミングによっては、きれいに見ることもあります。
 錦織公園では、初冬の晴れた日に行くと、黄色味の鮮やかな褐色。
 きれいな褐葉が見られることもあります。

水辺の里を見下ろす位置にある大クヌギ
クヌギの褐葉

 里山を模して整備された錦織公園では、園内中にコナラが植えられ、所々にクヌギがあります。
 褐葉する木は、同じ種類でもきれいになる木、茶色になる木、いろいろあります。
 どこで分かれ道ができるのかわかりませんが、きれいに見える時と、きれいに見える位置があるような気がします。

やんちゃの里の遊具とコナラ
やんちゃの里のコナラ1

やんちゃの里のコナラ2

下から見上げてもきれいなコナラ
見上げたコナラ1

河内の里のコナラに覆われた山辺の道から見上げたら
見上げたコナラ2

奥の池に写る褐葉
池に写る褐葉

 近くにブナ科の里山があったら、じっくり見て回ると褐葉ポイントがあるかもしれません。

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タグ: 褐葉コナラクヌギ錦織公園初冬の錦織公園

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巨樹・古樹・老樹 その31 生國魂神社の皇大神宮の黒鉄黐

 近畿で歴史の古いところというと、京都か奈良。
 まちがっても大阪がでてくることはないでしょう。
 ところが。
 大阪は京都よりも古く、奈良に肩を並べるくらい歴史の古いところだったのです?

 そんな古い歴史を持っているところの一つが、上町台地の上にある、生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)。
 大阪では「生玉さん」とよばれることもあります。


ビルに囲まれてしまった生國魂神社

 神武天皇の東征の時に神様を祀ったことが始まりとされています。
 ということは、奈良以上に古い歴史を持つ場所、なのかもしれません。

 境内には大きな木がいくつもありますが、その中の一つ。
 皇大神宮(こうたいじんぐう)の黒鉄黐(クロガネモチ)。

生國魂神社の皇大神宮の黒鉄黐(2015年9月)

 この神社では御神木となっている木もありますが、この木はそうではないようです。
 そもそも皇大神宮は伊勢神宮の内宮(ないくう)の神様の御分霊を祀ったもの。
 クロガネモチを祀ったものではないようです。


下から見るとすごい枝ぶりの黒鉄黐

 生玉さんがある上町台地の上は、千数百年前は海の底だった現在の大阪市の中でそのころから陸地だったところ。
 ですから千年を超える歴史の遺址の多くは上町台地の上。
 そして神社とお寺に囲まれたこの一帯は、大阪の古い植生が残っている数少ない場所。
 ただし、都市としての歴史の長い場所で、戦争でも焼けているので、激しい撹乱(かくらん)を受けていますが。

 クロガネモチは、このあたりでの基本的な樹木の一つだそうです。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
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タグ: 巨樹・古樹・老樹クロガネモチ生國魂神社上町台地

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里山公園で出会った冬の赤い実 カマツカ

 紅葉も散り始めた12月。
 里山公園では、赤い実が目につくようになってきました。
 そんな冬の赤い実の一つ。
 カマツカ。

カマツカの実""

 漢字では「鎌柄」。
 文字通り鎌の柄に使われたそうです。

おいしそうに見えますが

 バラ科 ナシ亜科 カマツカ属。
 ということで、この赤い実は、ナシと同じように花托が大きくなってタネを包んだ偽果のナシ状果。
 あまりおいしくないそうですが、目立つ場所の実はなくなるのが早いようなので、鳥にはおいしいのかもしれません。

シワが寄った実

 花が咲くのは4月。
 小さい実ですが熟すのに半年以上かかります。
 ということは、虫が多い4月に受粉して、冬になって食べ物が減った時期に鳥に食べてもらう作戦なのでしょうか。
 ちょっとちがうような気もします。
 謎です。

カマツカの花
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タグ: カマツカ赤い実冬の実白い花春の花

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かげろうのような冬のトンボ

 11月末。
 冬。
 公園を歩いているとふらふらと飛ぶものが。

この記事にはトンボの画像があります。


 力なく飛んでいますが、カゲロウというほど弱々しくはありません。
 かといって、トンボと言うにはちょっとふらふら。
 葉が落ちた桜の幹にとまったので見てみると。
 イトトンボのようです。

冬のトンボ

 このトンボは、多分オオアオイトトンボ。
 ほとんどのトンボは成虫では大阪の冬を越せません。
 寒くなって体の自由がきかなくなってトンボらしくとぶことができなかったのでしょう。

オオアオイトトンボ
筋肉が詰まった大きな胸部
シュモクザメのような眼

 きっと今年最後のトンボの成虫。
 再会できるのは、数ヶ月先です。

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タグ: オオアオイトトンボイトトンボトンボ冬の虫

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小さな手のようなちょっと変わった葉のシダはよくあるシダでした。ホラシノブ

 里山公園の遊歩道。
 あまり湿り気は多くないけど、乾燥もしていないほどよい水分。
 そして適度な木漏れ日で明るい土の斜面。
 遊歩道をつくるために削った土の斜面。
 小さいシダが生えていました。

法面に生えたホラシノブ

 シダというと、切れ込みの入った葉がまるで鳥の羽のように並んでいる羽状複葉(うじょうふくよう)。
 でも、このシダの葉はちょっとヘン。


 指のような葉がたがいちがいにならんでいます。
 ちょっと変わった形の葉。

 このシダは多分、ホラシノブ。
 林縁のやや湿った斜面に生えるよくあるシダ。
 常緑ですが、冬に赤くなることもある紅葉するシダのひとつ。

3回羽状複葉

 植物の羽状複葉は、どれだけ細かくわかるのかで分けられます。
 ホラシノブは3~4回羽状複葉。
 つまり、葉柄から葉の先端に到着するまで、3回から4回分岐します。

何回曲がるでしょうか

 このホラシノブはまだ小さいので、3回羽状複葉のようです。
 一度、葉柄から葉の先まで辿って、何回分岐を曲がるか数えてみてください。
 グネグネしているので、ちょっとむずかしいかも?

 葉が何回の羽状複葉かは、植物、特にシダを見分けるためには大切な特徴です。

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タグ: ホラシノブシダ羽状複葉

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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