【 2015年11月】

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フィールドワーク 専門家にならない理由のふたつめは、標本

 IWOでは、専門家にならないことをテーマにしています。
 もちろん専門家を否定しているわけではありません。
 専門家のおかげで、さまざまな不思議な事がわかってくるのですから。
 それでも専門家にならない理由の一つは、すでに書いたように偏らない広い視野と知識を持つため
 心構えのような話でしたが、今回は現実的な話です。

 専門家にならないもう一つのことは、標本。

ノラネコ
身近なノラネコもすぐ逃げていってしまいます

標本と専門家

 生き物の専門家になると避けて通れないのは、標本。
 生き物の種類を決めるために必要なのは、標本。
 標本があれば、何よりの証拠。
 そして標本があれば後に様々な研究に使うことができます。
 写真も決して不必要なわけではありませんが、多くの場合決定的なのは、標本です。
 もちろん、大きすぎたり組織が保存に適してなかったりと、標本にできないものもありますが、基本的に生き物の専門家は、その生き物の標本つくりの専門家でもあります。

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標本と保管

 標本はつくるだけでなく、保管や管理も大切です。
 標本を作っていくと、保管するスペースも必要となります。
 たとえばこのブログで追いかけている下赤阪の棚田で出会った生き物をみんな標本にするとなると。
 保管するための場所がいったいどれだけ必要になるのでしょうか。
 そして標本を作る時間、さらに標本作りのために必要な道具や薬品をそろえるとなると……

ツバメ
高速で飛び回るツバメを写すのはたいへんです

画像標本

 ということで、標本をつくらない、つまり専門家にならないのです。
 その分、生き物たちの区別をするポイントを知り、写真を写すときはその特徴が写るようにします。
 画像標本です。

 しかし、子供の頃に夏休みに出会った生き物の写真を博物館に持って行って専門家に見てもらったら、「標本でないとはっきりとした種類はわからない」と言われたことがあるかもしれません。
 それは、写真に必要な情報が写ってなかったから。
 いいかえれば、生き物の区別をすめるための必要な情報が写っていれば、写真でも役に立つことがあるというわけです。

ブルーギル
魚も泳ぎまわってもぐってじっとしていません

生き物の特徴

 生き物の特徴がわかる部分というのは、たくさんあります。
 そして種類によって変わります。
 その知識がなければ、いくら生き物の写真を写しても、種類はわからないかもしれません。

 そして動物の場合、たとえば昆虫などはすぐ逃げて近寄れなかったり、すばやく動きまわったりします。
 つかまえて動かなくしないかぎり特徴を写すことができないことは、当たり前のようにあります。
 また、その特徴が体内など見えないところにあったら。
 このように動物を傷つけず特徴を写すことは、結構限界が低いところにあります。残念ながら。

セイヨウミツバチ
ミツバチは花から花へと飛び回っています

大切なこと

 そんな困難を乗り越え、写真を標本のかわりにするためには、見分けるポイントなど生き物の専門的な知識が必要です。
 もちろん、そういった部分を綺麗に写すための様々な写真の道具や技術や経験も必要になってきます。
 まるで、専門家のようです。
 そう、専門家にならないと言いつつ、専門家に近づかなければならないのです。

 実は専門家になることは、とても大切なことなのです。
 言っていることが大きく矛盾してきました!
 それはどういうこと!?
 この矛盾については、またの機会に。

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タグ: フィールドワーク標本画像標本専門家

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genre : 学問・文化・芸術

冬の里山公園の紫色の小さな実 ヤブムラサキ

 大阪南河内にある大阪府営の公園、錦織(にしこおり)公園。
 田んぼと住宅街の中に残った里山を元にした公園です。
 作るときに広範囲に植樹されたと聞きます。
 確かに大阪の平野部や丘陵部には生えていないと思える樹木も少なくありません。
 そういうのは植栽されたと考えられるのですが、生えていても不思議でない木の場合、一体どれが植栽されたもので、どれが自然に生えたものかわかりにくいところがあります。

ヤブムラサキの実

 冬の里山を彩る小さな紫色の実がなる落葉樹。
 ムラサキシキブ属。
 公園の北部にある河内地方の農家をイメージした河内の里には、実の小さなコムラサキが植えられています。
 そして、公園のはずれにはコムラサキよりも実の大きなムラサキシキブがあります。
 ただし、実のまわりや枝に毛がたくさんはえているので、ヤブムラサキ。

大きさは5ミリくらい

 木ですがシソ科。
 ですから、葉は2枚が左右に並んでつく対生(たいせい)。

対生の葉

 花の季節はは5月から6月にかけて。
 小さく葉にかくれて咲きますので、実ほど目立ちません。

花が咲くのは5月から6月

 コムラサキは植栽されたものだと思いますが、ヤブムラサキがはえていたのはあまり人がやってこない場所。
 こちらは元から生えていたか、実を食べた鳥によって運ばれてきたのかもしれません。
 まわりから孤立した里山ですが、明治神宮に匹敵するほどの広さのある公園です。
 じっくり見て回ると、ときおりおもしろい出会いがあったりします。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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タグ: ヤブムラサキ紫色の実冬の実錦織公園

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theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

下赤阪の棚田の2015年 10月上旬の脊椎動物編

 10月上旬の下赤阪の棚田。
 稲刈りがはじまると鳥が増えるかなと思ったのですが、稲刈りの人があちこちにいるからでしょうか、田んぼに降りている鳥はほとんどいませんでした。

この記事にはカエルの画像があります。



下から見上げた下赤阪の棚田

動物界
脊索動物門 脊椎動物亜門
哺乳綱 タグ:下赤阪の棚田の哺乳類

アライグマ(洗熊,浣熊)Procyon lotor の足跡

ネコ目 アライグマ科 アライグマ属
北アメリカ原産の外来種
タグ:アライグマ

ちょっと不明瞭でわかりにくいのですが、一つながりとなった足跡を見ると、大きさがちがう、指が長い、大きさが人間の赤ちゃんくらい。
ということでアライグマ。

アライグマはイヌやネコと同じ食肉目ですが、後足は人間と同じように足の裏をぺたりとつけます。

そして、指も5本前を向いていますので、人間が四つん這いになったような足跡を残します。

ということで、上の画像は、左が後足(左足)、右が前足になると思います。

哺乳綱
動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門
鳥綱 タグ:下赤阪の棚田の鳥

ハクセキレイ(白鶺鴒)
Motacilla alba lugens

スズメ目
セキレイ科
セキレイ属
スズメより大きい
漂鳥
タグ:ハクセキレイ

黒っぽい模様がありますが、白い顔に黒い過眼線ですので、ハクセキレイ。

鳥のペリット?

種不明

ペリットは、鳥が消化しきれないものをまとめて吐き出したもの。

ワシやタカやふくろうなどの猛禽類が有名ですが、様々な鳥のものがあります。

鳥は砂嚢という歯のかわりになる力の強い胃袋を持っていますが、消化できないものをまとめて口から吐き出します。

それがペリットです。

はじめはイタチの糞と思いましたが、綺麗などんぐり型をしていて、食べかす以外の糞物質らしきものがほとんどみられないので、イタチの糞ではなさそう。

それできれいなどんぐり状なので、ペリットとしました。

大きさからすると、スズメかそれより大きいくらいの鳥ではないかと思います。

内容物は、甲虫類は無いようで、イネ科植物の破片のように見えます。

ということで、下赤阪の棚田で見かける植物食中心の小型の鳥というと、スズメやホオジロなどが考えられると思います。

鳥綱
動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門
両生綱 タグ:下赤阪の棚田の両生類

トノサマガエル(殿様蛙)
Rana nigromaculata

カエル目
アカガエル科
アカガエル属
タグ:トノサマガエル

ツチガエル(土蛙)
Rana rugosa

カエル目
アカガエル科
アカガエル属
タグ:>ツチガエル

ヌマガエル(沼蛙)
Fejervarya kawamurai

カエル目
アカガエル科
ヌマガエル属
タグ:ヌマガエル

両生綱
脊索動物門 脊椎動物亜門
動物界

 リペットと思えるものを見ることができました。
 脊椎動物の多くは、あまり人の目に付くところに出てきてくれませんが、よく見てみるといろいろな動物たちの生活の跡(フィールドサイン)を見つけることができます。
 そういうものも拾っていくと、棚田ビオトープに住むいきものたちの姿が見えてきます。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会

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タグ: 下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田2015/1010月の下赤阪の棚田の動物アライグマハクセキレイリペット哺乳類/SA-tanada鳥類/SA-tanada足跡/SA-tanada生活痕/SA-tanada

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

冬の小さな赤い実いろいろ モチノキ・シリーズ

 冬になると目立ってくる赤い実があります。
 一年中葉がついている常緑樹の緑と、よく目立つ赤い実。
 でも、小さくあまり美味しそうに見えません。
 そんな冬の赤い実をつける木は何種類もありますが、中でもモチノキ科のモチノキ属の木々は、関東より西ではよく見かけます。

 ということで、里山公園の錦織公園で出会った赤い実をつけたモチノキ属を集めてみました。

モチノキ(黐の木)


常緑高木
丸い果実についている柄(果柄)が短く、果実もほかのよりちょっと大きめで、表面がちょっとつや消し風。
葉は先がくちばしみたいにちょっとだけ飛び出していますが、先は丸くなっています。
葉の表面がなめし革のようにヌメッとした感じが特徴。
名前からするとモチノキ属を代表する木のようですが、錦織公園は河内の里の端に数本あるだけのようです。
おそらく植栽されたものでしょう。
樹皮からとりもちを作ったことが名前の由来。

クロガネモチ(黒金黐)


常緑高木
葉の付け根にたくさんの丸い果実がかたまってつくのが特徴。
葉はモチノキほどではありませんがヌメッと感があり、葉脈で内側に折り曲げたような感じになっています。
葉の先はモチノキのように飛び出していますが、こちらはとんがっています。
街路樹や公園木としてもよく見かけます。
錦織公園では舗装された園路周辺でよく見かけますので、あちこちに植栽されたようです。

ナナミノキ(七実の木)


常緑高木
果実が楕円体になっているのが特徴。
葉は飛びだした葉先に向かってすぼまっていく長楕円形。
縁は浅いギザギザ(鋸歯)になっているのが特徴。
錦織公園では舗装されていない林の中の園路でよく見かけますので、自然に生えたものが多いのかもしれません。

ソヨゴ(冬青)


常緑小高木
長い果柄の先に一つだけ果実がついたさくらんぼのような姿。
果実を見れはすぐわかります。
葉はナナミノキのようにとがった葉先へすぼまっていく長楕円形ですが、鋸歯はありません(全縁)。
葉の縁がうねうねと波打っているのが特徴。
果実がなくても葉を見れば見当がつきます。
舗装園路周辺でも林の中の園路でもよく見かけますので、植栽されたものと自然に生えたものと両方あるのかもしれません。

ウメモドキ(梅擬)


落葉低木
落葉樹で、モチノキっぽくないですが、モチノキ属。
枝にそってたくさんの果実がつきます。
.熟しはじめるころはまだ葉が残っていますが、あっという間に赤い果実だけ残して落ちてしまいます。
葉は名前のようにウメに似て薄めで光沢がなくしわしわっとした感じ。
河内の里ややんちゃの里など限られたところにしかないようですので、植栽されたものでしょう。

 錦織公園には、モチノキ属を含めてほかにも冬の赤い実があります。
 それらはまたの機会に。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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タグ: 冬の実赤い実モチノキクロガネモチナナミノキソヨゴウメモドキ錦織公園

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theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

下赤阪の棚田の2015年 10月上旬の昆虫・クモ編

 冬が目前に迫ってきているというのに、まだまだいろいろな虫たちが活動している下赤阪の棚田ビオトープ。
 越冬するものもしないものも、ぎりぎりまでがんばっているようです。

この記事にはの画像があります。



すっかり稲刈りが終わった棚田もある10月上旬の下赤阪の棚田

動物界
節足動物門
昆虫綱 タグ:下赤阪の棚田の昆虫
旧翅節 トンボ目

アキアカネ(秋茜)Sympetrum frequens

トンボ目 トンボ科 アカネ属
タグ:アキアカネ

旧翅節 トンボ目
節足動物門 昆虫綱
新翅節
多新翅上目 バッタ目

クルマバッタモドキ
(車飛蝗擬)
Oedaleus infernalis

バッタ目
バッタ科
Oedaleus属
タグ:クルマバッタモドキ

名前にあるようにクルマバッタに似ています。

クルマバッタは背中に盛り上がりがあり、クルマバッタモドキは白い「><」模様があります。

コバネイナゴ(小翅稲子)
Oxya yezoensis

バッタ目
バッタ科
イナゴ属
タグ:コバネイナゴ

ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)Acrida cinerea

バッタ目 バッタ科 ショウリョウバッタ属
タグ:ショウリョウバッタ

多新翅上目 バッタ目
節足動物門 昆虫綱 新翅節
外翅上目 カメムシ目

ヒメナガカメムシ
(姫長亀虫)
Nysius plebeius

カメムシ目
マダラナガカメムシ科
Nysius属

体が小さい(5mmくらい)上に、花にやってくるのでコバエのように見えます。

でもじっくり見ると、細めのカメムシです。

外翅上目 カメムシ目
節足動物門 昆虫綱 新翅節
内翅上目
ハエ目

ツマグロキンバエ(褄黒金蝿)Stomorhina obsoleta

ハエ目 クロバエ科 Stomorhina属

メタリック風の体に、横縞模様の複眼が特徴のハエ。

幼虫は動物の死骸などを食べますが、成虫は花粉や花の蜜を食べます。

見た目と合わせてギャップハエ。

ハエ目
節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目
チョウ目

ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)Curetis acuta paracuta

チョウ目 シジミチョウ科 ウラギンシジミ属

シジミチョウとしては大きいチョウ。
普通の蝶としては、小さい中型って感じですが。

名前のように翅の裏側が銀色のシジミチョウ。

飛んでるとよく目立ちます。

翅の表はかなり渋め模様。

ヤマトシジミ
(大和小灰蝶,大和蜆蝶)
Pseudozizeeria maha

チョウ目
シジミチョウ科
ヤマトシジミ属
タグ:ヤマトシジミ

キタテハ(黄立羽)
Polygonia c-aureum

チョウ目
タテハチョウ科
キタテハ属
タグ:キタテハ

「“黄”立羽」ですが、翅の裏を見ていると落葉のようで、本当は「“木”立羽」じゃないかと思えてきます。

チャバネセセリ(茶羽挵)
Pelopidas mathias

チョウ目
セセリチョウ科
チャバネセセリ属
タグ:チャバネセセリ

チョウ目
節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目
ハチ目

スミスハキリバチ
Megachile humilis

ハチ目
ハキリバチ科
Megachile属

葉を切り取るハキリバチ。

土の中に切った葉を詰めて巣をつくります。

ところが、幼虫が食べるのは花の蜜と花粉を混ぜたものです。

ハチ目
内翅上目
新翅節
昆虫綱
節足動物門
クモ綱 クモ目 タグ:下赤阪の棚田のクモ

イオウイロハシリグモ
(硫黄色走蜘蛛)
Dolomedes sulfueus

クモ目
キシダグモ科
ハシリグモ属
タグ:イオウイロハシリグモ

下赤阪の棚田では、よく見るクモ。

オオシロカネグモ(大銀蜘蛛)
Leucauge magnifica

クモ目
アシナガグモ科
Leucauge属
タグ:オオシロカネグモ

ササグモ(笹蜘蛛)
Oxyopes sertatus

クモ目
ササグモ科
ササグモ属
タグ:ササグモ

イオウイロハシリグモと同じように下赤阪の棚田では、よく見るクモ。

ジョロウグモ(女郎蜘蛛)Nephila clavata

クモ目 ジョロウグモ科 ジョロウグモ属
タグ:ジョロウグモ

どちらもメス。

左は産卵前でお腹がふくらんだメス。

右は産卵終わったメス?

どちらも脚が取れているので、ここにくるまでの間に色々あったようです。

クモ綱 クモ目
節足動物門
動物界

 10月になって、いつものように赤とんぼがよくとまってくれるようになりました。
 やるべきことはすべて終わったのたのでしょうか。
 冬が近づいてきたことを感じます。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田2015/1010月の下赤阪の棚田の動物クルマバッタモドキヒメナガカメムシツマグロキンバエウラギンシジミスミスハキリバチ昆虫/SA-tanadaクモ/SA-tanada

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theme : 山野草
genre : 趣味・実用

初冬の公園で見つけた金色の花 フユノハナワラビ

好きなシダってありますか?

 好きな草花や好きが樹木がある人は少なく無いと思います。
 でも、好きなシダがある人はどうでしょうか。

 好きなシダがあります。
 それがハナワラビ。


草本でもないシダでもないちょっとかわったハナワラビ

ハナワラビ

 ハナヤスリ科ハナワラビ属のシダ植物。
 細かく枝分かれを繰り返す羽状複葉の葉はシダらしいのですが、全体で多角形っぽい形にまとまっています。
 さらに葉は1枚だけ。羽状複葉なのでたくさんあるように見えますが、葉柄はひとつ。
 このようにちょっとかわったシダ。

 そしてシダが多く含まれるシダ綱ではなく、マツバラン綱に含められています。それもとりあえず。
 そんなちょっとかわったシダです。
 そして一番の特徴は、胞子葉の先についた胞子嚢(ほうしのう)が、まるで金色の花が咲いているように見えます。


まるで金色の花が咲いているようなハナワラビの胞子嚢

里のハナワラビ

 今までは高野山などの山で見ていましたが、ついに公園で出会うことができました。
 場所はお馴染みの錦織公園。
 丘陵地帯に残った里山を利用した公園です。
 生えていたのはフユノハナワラビ(冬の花蕨)。
 高野山などの山で出会ったオオハナワラビよりもちょっと小さく、里のような人手の入ったところに生えるハナワラビです。


フユノハナワラビの鋸歯
鋸歯の先が針のようになっていたらオオハナワラビかも

 それがいつも通っているとことに生えていました。
 狭い範囲ですが何箇所も。
 群生しているところもありました。
 今まで気づかなかったのに驚きです。


ちょっと大きめのフユノハナワラビ

フユノハナワラビ

 フユノハナワラビは、冬の間だけ葉を広げ、夏の間は枯れてしまう冬緑性のシダ。
 胞子葉が枯れてしまったら地面に張り付くような低い丈。
 そして同じような葉のセリバオウレンの中に埋もれたいたりしたら、胞子葉が出ていなければ気づかないのも当然。
 それでも見逃したのは、観察力が足りなかったかも。
 残念です。
 でも、今気付けたのはうれしいことです。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

[ シダ ] フユノハナワラビ

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タグ: フユノハナワラビハナワラビシダ錦織公園

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theme : 山野草
genre : 趣味・実用

立冬の 消えぬ初雪 雪の虫

白くてふわふわ

 冬。
 白いふわふわしたものが飛ぶことがあります。
 雪のようですが、落ちることなくふわふわ漂っています。
 近づいてみて、虫だったら、それは雪虫。

ふわふわ飛ぶ雪虫

雪虫

 アブラムシの一種で、体に白いふわふわしたロウ物質をまとい、初冬に冬越の場所を求めて飛び立ちます。
 いろいろな種類があり、北海道のトドノネオオワタムシが有名ですが、寄生するトドマツは大阪にはありませんので、あまり有名でない種類でしょう。

白いところが目立ちます

冬がきました

 北海道では、雪虫を見かけると初雪があると言われますが、大阪では冬の到来を感じさせてくれる風物詩です。
 今年は晩秋から平年よりも高い気温が続いて冬になったという感じがしません。
 でも、舞っている雪虫を見ると、季節が確実に進んでいることを感じます。

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タグ: 雪虫冬の虫アブラムシ

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

赤い木の実の季節にささやかな縁起物

 冬は、赤い木の実の季節。
 よく見かけるのは、モチノキ系と小判系。
 小判系は一両から億両まで、昔のお金の単位が名前になっていて、縁起物として使われることもあります。
 ただ、千両と万両以外は別の名前になっているので、気づかないかもしれません。


 そんな小判シリーズの一つ。
 ヤブコウジ(藪柑子)。
 別名「十両」。


 ちょっと小さい金額ですが、見た目もとても小さい木。
 高さも20センチほど。
 まるで草のようです。
 実際は地面の下に地下茎を伸ばしているので、もっと大きい、いや長い木になります。


 たった十両は名前の通り、ちょっと少ないような気がします。
 現在の価値ではおよそ60万円(諸説あり)。
 ちょっと中途半端な金額のような……

 すべて錦織公園に生えているヤブコウジ。
 河内の里の山辺の道が数が多いですが、小さいのでうっかりすると見逃してしまいます。
■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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タグ: 小判シリーズヤブコウジ十両赤い実冬の実縁起物

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秋の日の蟷螂の散歩は水辺を目指す?

 立冬直前、晩秋。
 カマキリが目立ってきました。

この記事にはの画像があります。


 「蟷螂(とうろう・かまきり)」が秋の季語になるくらいですから、秋になったら目立ってくる生き物の定番なのでしょう。
 もちろん秋になって発生したわけではありません。
 普通は草の上にいて、緑の保護色で目立たなかったのが、道路の上などに出てきて目につくようになっただけです。

 秋から冬にかけて、どうしてカマキリが目立ってくるのでしょうか。
 卵を産むため?
 カマキリは樹の枝や草の茎などに卵をまとめて覆った卵鞘(らんしょう)というものを貼り付けます。
 べつにアスファルトの上を歩き回る必要はないはず。


体がスリムなのでチョウセンカマキリ?


お腹が平たいハラビロカマキリ


小さくて茶色いのが多いコカマキリ

 理由はよくわかりませんが、もしかしたらハリガネムシのせい?
 ハリガネムシはカマキリなどにいる寄生虫で、針金のように細長い姿をしています。
 ハリガネムシは水中で産卵します。
 そのため、寄生している宿主(しゅくしゅ)のカマキリを操作して水辺へ向かわせると言われています。

 カマキリは水辺とは関係のない生き物。
 きっと水辺を探すのは苦手でしょう。
 だから草のあるところから離れて水辺を探すためにあちこちうろついていのでしょうか。
 すべてがそうではないと思いますが、なかにはそういうカマキリもいるかもしれません。

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タグ: カマキリチョウセンカマキリハラビロカマキリコカマキリ秋の虫

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フィールドワーク 専門家にならない方法があってもいいんじゃない

 いきなりですが、IWO(いきもの は おもしろい!)でのフィールドワークのポイントは、専門家にならない!
 です。

 もちろん、専門家を否定しているのでは、まったくありません。
 多くの専門家の方たちの長年の蓄積があるからこそ、いろいろな生き物のことがわかり、いろいろな不思議なことがわかるのです。
 専門家を否定することは、自分の知識を否定することになってしまいます。


水鳥がいない秋の狭山池
でも水の中には見えないだけで生き物がいっぱいのはず

 ではなぜ専門家にならないのでしょうか。
 IWOのテーマは、特定の生き物を取り上げるのではなく、見える生き物も、見ない生き物もみんなひっくるめて、生き物たちがリアルに生きている姿を見てみましょう! ということ。
 というわけで、できるだけ広い範囲に注意を向けることを大切にしています

 専門家は、その専門を職業にされている方が大勢います。
 専門家の評価はもちろん専門分野の成果で決まります。
 そのため、どうしても職業専門家の方は専門分野に集中してしまい、専門のことしかわからない方もおられるのが実情です。
 生き物に関する研究が「博物学」というくくりにされていたころとちがい、研究が進み、各分野が極端に専門的になっているのでやむを得ないところでもあります。


一見イネばかりに見える下赤阪の棚田
決して多様性は高くないものの独特な生態系があります

 時折、専門以外を知らないためにトンデモに走ってしまう専門家の方もおられます。
 このブログでも取り上げましたが、植物の専門家の樹木医や造園業者の一部の方が、地衣類は植物に寄生して養分を吸い取っている、という誤ったことを主張されています。

 また、絶滅に瀕したチョウを保護するためそのチョウに適した環境に変える保護活動を行っているあるチョウの専門家。
 その方のチョウを保護する理由は、小さなチョウも、もしかしたらなにか環境に大きな影響を与えているかもしれない。
 だから、チョウを守ることが環境を守ることにもなるはず(ある種のバタフライ効果?)、と漠然とした内容でした。
 確かにチョウを中心に考えれば、そういうこともあるかもしれません。


いろいろな生き物がいる堺自然ふれあいの森
生物多様性が高くても里山は人がつくった場所

 しかし、その考えは、チョウ以外の生き物、目に見えない微生物も含めてあらゆる生き物についても同じように言えることです。
 もしかしたら、チョウを守るために環境を変えた結果、絶滅へ追いやられている生き物もいるかもしれません。
 そして地球環境にチョウの絶滅以上の悪い影響が出るかもしれません。知らないだけで。
 チョウを守ることは、現実的にはチョウを守るだけのこと。
 決して環境を守っていると言えません。
 もちろん、こういった方々は極端な専門家にちがいありません。

 環境の中では、様々な生き物が複雑に絡み合っています。
 その環境に影響をあたえるのは生き物だけでなく、天候や気候もあります。
 長い時間でみれば、地球の様々な変化も影響を与えますし、宇宙の知識も必要になってきます。
 特定の種類の生き物を見るだけでは、わからないことは少なくありません。
 そこで、あえて専門家にならないのです。
 もちろん、職業として研究者になろうというのであれば勧められることではありません。


海の中に浮かぶ友ヶ島
水面には生き物は見えなくても水中には信じられないくらいの生き物が

 小さな虫を知ることからはじまって、宇宙を知ることに。
 一見、つながりが無いようにみえる分野でも知っていることが増えれば、新しいことが見えてくると思います。
 とんでもないことを書いているように思えるかもしれませんが、一度興味がなかったことに目を向けてみてください。
 それだけでも、きっと新しいことが見えてくるはず。

 そして、あえて専門家にならない理由はほかにもありますが、それは別の機会に。

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タグ: フィールドワーク保護活動専門家生物多様性

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