【 2015年10月】

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2015年のプランター稲の稲刈りとスズメです!

 今年もプランター稲とバケツ稲の収穫です。
 穂首が黄色くなったら借り時。
 なんですが、同時に植えたのにプランターのほうが黄色くなって、バケツのほうがまだ緑。
 ということで、ちょっと待って両方一緒に刈りとりです。

 いつもどおり、園芸のハサミで株ごとまとめて切り取り、ビニールひもでくくって吊り下げます。
 もちろん、スズメ対策に網で囲います。
 網は、稲穂を守るために使った青い網。


 それでスズメですが、青い網が嫌いなのか、一度も襲撃されず。
 見た範囲では、近寄ることもせず、遠くから首を傾げながら見つめるだけ。
 次第にやってくる頻度が減って、毎日来ていたのが時々に。

 もっとも、見ていられるのは朝だけですから昼間はどうなのかはわかりません。
 それでも同じ時間帯で見られる回数が減っているのですから、全体でも減っていると考えるのは悪くはないと思います。


 スズメは青い網から何を見て取ったのかわかりません。
 今年の網は去年の網よりも濃い色。
 もしかしたら、稲が見えてないのかもしれません。
 稲穂は網に接しているところもあり、外から引き出すこともできるはず。
 しかし網にとまるどころか近寄ろうともしません。
 去年、網に中に入ってまでしてとにかく食べまくっていたのと同じ生き物とはおもせません。


 もっとも、そこまでしていたスズメは1羽だけ。
 その挑戦的なスズメがいなくなっただけなのかもしれませんが。

 これでスズメ対策完成!
 という気もしますが、スズメの進歩はとどまるところが無いのは、すでに体験しています。
 物理的に完全にスズメを遮断しないかぎりは、安心はできません。
 でも、来年は今年と同じ対策でスズメの進歩を見てみようと思います。

タグ♦ プランター稲の索引

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下赤阪の棚田の2015年 9月中旬のクモ・カタツムリ・カエル・鳥の仲間編

 クモはたったひとつの目の生き物で、昆虫に負けないほどいろんなところに進出しています。
 秋になった棚田ビオトープの、昆虫に負けていないクモたちです。

この記事にはの画像があります。



陰ができて綺麗な棚田

動物界
節足動物門 クモ綱
クモ目 タグ:下赤阪の棚田のクモ
ドヨウオニグモ(土用鬼蜘蛛)Neoscona adianta
クモ目 コガネグモ科 ヒメオニグモ属
足が短く何となくイカツイ体のオニグモの一種。

わりと田んぼによくいるクモですが、小さいのでつい見逃してしまいそうです。
ワキグロサツマノミダマシ(脇黒薩摩の実騙し)
Neoscona mellotteei
クモ目 コガネグモ科 ヒメオニグモ属
緑色の体は葉の上では保護色になるでしょうが、スの真ん中ではかえって目立つような気がします。

とおもっていたら、昼間は葉の裏に潜んでいて、夜に巣を張るとか。

確かに巣を張っている最中でした。2匹とも。
ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)Argiope bruennichi
クモ目 コガネグモ科 コガネグモ属
タグ:ナガコガネグモ
名前のように腹部が細長いコガネグモ。

絶滅危惧種になったコガネグモにかわってよく見かけます。
オオシロカネグモ(大銀蜘蛛)Leucauge magnifica
クモ目 アシナガグモ科 Leucauge属
タグ:オオシロカネグモ
下赤阪の棚田でよく見かけるクモ。

もちろん、もっとたくさんの種類がいるでしょうが、目立つところに巣を張っています。

模様がきれいなクモです。
ジョロウグモ(女郎蜘蛛)
Nephila clavata
クモ目
ジョロウグモ科
ジョロウグモ属
タグ:ジョロウグモ

上の小さいほうがオス

下の大きいほうがメス
クモ目
節足動物門 クモ綱
動物界
軟体動物門 腹足綱
柄眼目
ナミマイマイ(普通蝸牛)Euhadra sandai communis
柄眼目 オナジマイマイ科 Euhadra属
名前に「ナミ(普通)」がつくのは、よくいる種類のこと。

ということで、日本では普通のカタツムリかというと、近畿地方に分布する亜種。

近畿では名前の通り普通種ですが、日本中ではけっして普通ではありません。

ということで、本当は「キンキナミマイマイ」ですね。
柄眼目
軟体動物門 腹足綱
動物界
脊索動物門
両生綱 カエル目 タグ:下赤阪の棚田の両生類
ツチガエル(土蛙)
Rana rugosa
カエル目
アカガエル科
アカガエル属
タグ:>ツチガエル

背中に「イボイボ」があるので別名「イボガエル」。

ヌマガエルに似ていますが、ヌマガエルは「イボ」じゃなくて「筋」。
トノサマガエル(殿様蛙)
Rana nigromaculata
カエル目
アカガエル科
アカガエル属
タグ:トノサマガエル
ヌマガエル(沼蛙)
Fejervarya kawamurai
カエル目
アカガエル科
ヌマガエル属
タグ:ヌマガエル
ニホンアマガエル
(日本雨蛙)
Hyla japonica
カエル目
アマガエル科
アマガエル属
タグ:ニホンアマガエル
両生綱 カエル目
脊索動物門
鳥綱 スズメ目 タグ:下赤阪の棚田の鳥
ツバメ(燕)Hirundo rustica
スズメ目 ツバメ科 ツバメ属
スズメより大きい
夏鳥
8月からたくさん飛んでいました。

渡りをする前に田んぼんでたくさん虫を食べていたのでしょう。

いつも飛びまわっているので、たくさんいるのになかなか写すのが難しい鳥。
ハシボソガラス(嘴細烏)
Corvus corone
スズメ目
カラス科
カラス属
全長50cm
留鳥
タグ:ハシボソガラス
鳥綱 スズメ目
脊索動物門
動物界

 七十二候で9月中旬ごろは「玄鳥去」。
 棚田で飛びまわっているのも、渡りのための栄養を蓄えるためなのでしょう。
 生き物が豊富な棚田だからですね。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次
■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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いきなり質問。どっちがカブ?

いきなり質問です。どちらがカブでしょう?

 「カブ」は、まるいダイコンのような野菜です。
 ダイコンほど一般的でないかもしれませんが、京都のお漬物の千枚漬けなどになります。
 どちらも丸いですが、カブは片方だけ。

葉っぱはちょっとちがうようです。

 ふちが波打つ細長い葉と、羽状(うじょう)の切れ込みが入った長い葉。
 見てのように種類がちがいます。

花は色がちがいます。

 咲いていたのは4月。同じ日に写しました。
 どちらもアブラナ科の特徴の4枚花弁の十字花(じゅうじか)。
 そして花茎たくさん並んだ花柄がふさのように見える総状花序(そうじょうかじょ)。
 ところが、色は黄色と白。
 種類がちがいます。

こたえは 左が カブです。

 右は「マルダイコン」。
 ダイコンです。
 そう、カブとダイコンはちがう種類なのです。

 カブはアブラナ科 アブラナ属。
 ダイコンはアブラナ科 ダイコン属。
 だからカブの花は黄色だったのですね。
 そして、羽状に切れ込んだ葉と白い花はダイコンの特徴。


これがダイコンと花

 それ以外にもカブとダイコンのちがいはあります。
 それは食べるところ。
 カブの丸い部分は「胚軸(はいじく)」という、根でも茎でもない部分、中間の部分です。
 カブの根は、下のヒゲのようになっている部分で食べません。

 ダイコンの食べるところは、カブと同じように胚軸と、カブでは食べない根。
 ダイコンは上から下まで同じように見えますが、よく見ると葉に近い方には根が生えていないはず。
 そこが胚軸。
 そして葉から遠い方にはヒゲが生えているはず。
 そこが根。
 組織もちゃんとちがいがあります。

 ということで、見た目はよく似ていますが、カブと丸いダイコンは同じ科の違う属の植物でした。
 そして、どちらの野菜も錦織公園の河内の里の畑にありました。

タグ♦ いきなり質問 野菜

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園


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タグ: いきなり質問カブマルダイコンダイコン野菜錦織公園

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下赤阪の棚田の2015年 9月中旬のガの仲間編

 虫いっぱいの9月の下赤阪の棚田ビオトープ。
 前回がチョウだったので、今回はガ。

 チョウとガは分類学的な分類ではありません。
 それでもチョウ目の分類群で分けると、アゲハチョウ上科とセセリチョウ上科とシャクガモドキ上科の昆虫がチョウ。
 それ以外のチョウ目の昆虫が、ガ。

 今回紹介するのは4つの上科ですが、もちろんもっとたくさんの上科が含まれます。
 そうです。
 チョウ目はガだらけだったのです!

この記事にはの画像があります。



嶽山側の奥棚田

動物界
節足動物門 昆虫綱 タグ:下赤阪の棚田の昆虫
新翅節 内翅上目 チョウ目
ガの仲間
 (シャクガ上科・ヤガ上科・ツバメガ上科・カイコガ上科)
タカサゴツマキシャチホコ Phalera takasagoensis
チョウ目 ヤガ上科 シャチホコガ科 Phalera属
タケカレハのような黒い毛束で見るからに毒ケムシ。

でも、毒はないそうですが、確かめたくはありません。
モンクロシャチホコ(紋黒鯱蛾)
Phaleorodonta flavescens
チョウ目 ヤガ上科 シャチホコガ科 Phaleorodonta属
いろんな樹木の葉を食べるケムシ。

身近ではサクラをよく食べます。

とくに集団で一気に食べつくしますので、丸坊主にされてしまいます。

サクラと同じバラ科のビワの木にいました。

常緑のはずのビワがまるで落葉樹のようになっていました。
マエキヒメシャク(前黄姫尺蛾)Scopula nigropunctata
チョウ目 シャクガ上科 シャクガ科 Scopula属
白地に銀色の模様がきれいなガその1。

翼下端の模様が特徴。
キムジシロナミシャク
(黄無地白波尺蠖)
Asthena corculina
チョウ目
シャクガ上科
シャクガ科
Asthena属
タグ:キムジシロナミシャク

マエキヒメシャクに似ていますが、翼下端の模様がちょっとちがいます。
ギンツバメ(銀燕蛾)Acropteris iphiata
チョウ目 ツバメガ上科 ツバメガ科 Acropteris属
白地の横縞模様のガその3。

波模様じゃなくて、とろろ昆布模様なのが特徴。
クチバスズメ(朽葉雀蛾)Marumba sperchius sperchius
チョウ目 カイコガ上科 スズメガ科 Marumba属
頭を正面から見ると涙型なのですが、うっかりその向きから写すの忘れていました。

地面を歩いていたので、蛹になるところを探しているのでしょうか。
ガの仲間(シャクガ上科・ヤガ上科・ツバメガ上科・カイコガ上科)
新翅節 内翅上目 チョウ目
節足動物門 昆虫綱 
動物界

 チョウはきれいな昆虫。
 ガはきれいでない昆虫。
 そんなイメージがありますが、実はガにもきれいな昆虫はいます。
 意外と、ガが好きな人は少なくないのです。
 今回紹介したよりももっときれいなガもいます。
 いつかそんなガと出会えればいいな。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次
■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田2015/099月の下赤阪の棚田の動物タカサゴツマキシャチホコモンクロシャチホコマエキヒメシャクギンツバメクチバスズメキムジシロナミシャク昆虫/SA-tanada

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下赤阪の棚田の2015年 9月中旬の甲虫とハエとハチとチョウの仲間編

 虫がいっぱいということで、チョウ目を二つに分けました。
 今回はチョウの仲間編。
 次回はガの仲間編。

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 実は、チョウとガの区別は生物の分類学的なものではありません。
 つまり、人間の見た目の分類なので、亜目とか科とかのレベルできれいに分けることができません。
 でも、チョウとガという区別は結構浸透しているので分類学を利用して分けられることがあります。
 「チョウ」は、チョウ目のアゲハチョウ上科とセセリチョウ上科とシャクガモドキ上科の昆虫。
 シャクガモドキ上科は日本にいませんので、アゲハチョウ上科とセセリチョウ上科の昆虫でもいいでしょう。
 それ以外のチョウ目の昆虫が、「ガ」。

 今回もこの方法でチョウを分けました。

この記事にはの画像があります。



下赤阪の棚田で一番広い田んぼ?

動物界
節足動物門 昆虫綱 タグ:下赤阪の棚田の昆虫
新翅節 内翅上目
甲虫目
オジロアシナガゾウムシ(尾白足長象虫)
Mesalcidodes trifidus
コウチュウ目 ゾウムシ科 Mesalcidodes属
白と黒に塗り分けられたゾウムシ。

クズをたべるよくいるゾウムシですが、小さいためがあまり目立たないような気がします。
クロウリハムシ(黒瓜葉虫)Aulacophora nigripennis
甲虫目 ハムシ科 ウリハムシ属
タグ:クロウリハムシ
背中が黒ですが、頭がオレンジ色。

お腹もオレンジ色なので、鞘翅を黒くして目立たなくしているのでしょうか。
甲虫目
節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目
ハエ目
キンバエ類
Calliphoridae(科名)
ハエ目 クロバエ科

クロバエ科の中で体金属光沢がある種類の総称。
なかなか区別が難しい種があります。
ハエ目
節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目
ハチ目
コガタスズメバチ(小型雀蜂)Vespa analis
ハチ目 スズメバチ科 スズメバチ属

「小型」と名前についていますが、スズメバチとしては取り立てて小さいわけではありません。

といっても、やっぱりオオスズメバチとくらべると「小型」です。
ハチ目
節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目
チョウ目
チョウの仲間 (アゲハチョウ上科・セセリチョウ上科)
ナミアゲハ(並揚羽)Papilio machaon の夏型
チョウ目
 アゲハチョウ上科 アゲハチョウ科 アゲハチョウ属
キアゲハに似ていますが、前翅の前内側に横線が見えるのでナミアゲハ。
キアゲハは黒くなります。

ナミアゲハの後翅後ろには赤いところがありますが、見えないので夏型になると思います。
ヒメジャノメ(姫蛇目)Mycalesis gotama
チョウ目
 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 コジャノメ属
翅の裏表に目玉模様があるジャノメチョウの仲間。

そしてタテハチョウの仲間ですので、足は4本。

ほんとうは6本あるのですが、前の2本が退化して折りたたまれいますので、とまるときは4本。

画像のヒメジャノメも、片側に2本しか見えません。
オオチャバネセセリ(大茶羽挵)
Polytremis pellucida
チョウ目
 セセリチョウ上科 セセリチョウ科 オオチャバネセセリ属
イチモンジセセリに似ていますが、後翅裏側の白点の並びにちょっと乱れがあるのでオオチャバネセセリ。

イチモンジセセリは名前のように一直線。
チャバネセセリは小さくて見立たちません。
ダイミョウセセリ(大名挵)関西型関東風
Daimio tethys
チョウ目
 セセリチョウ上科 セセリチョウ科 ダイミョウセセリ属
後翅の白斑で関西型と関東型にわけられます。

濃ければ関西型、薄ければ関東型。

これは薄めなので関東風の関西型。
チョウの仲間(アゲハチョウ上科・セセリチョウ上科)
チョウ目
新翅節 内翅上目
節足動物門 昆虫綱 
動物界

 いまだ初登場の昆虫が出てきます。
 昆虫採集をしないで、偶然出会ったものだけを集めただけですので、これからもどんどん登場していくことでしょう!

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次
■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田2015/099月の下赤阪の棚田の動物オジロアシナガゾウムシキンバエコガタスズメバチヒメジャノメオオチャバネセセリダイミョウセセリ昆虫/SA-tanada

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ちょっと早めの収穫になりました。タルサトイモ2015

 4月15日に植えておよそ半年。
 今年のタルサトイモの収穫です。

 サトイモは暖かいところの植物なので、冬を知らないのかいつまでも成長を続けようとします。
 もちろん冬になれば寒さに耐えられなくて枯れてしまいますが。
 ということで、里芋の収穫は枯れる寸前が一番。
 早いと孫芋は小さいまま。

 今年は夏の暑さを無事乗り越え、青々とした葉を茂らせていたのですが、どういうわけか秋になると元気がなくなってしまいました。
 そして、急に枯れはじめた株がでてきたので、収穫することに。

 結果。

小2-5個 230g

小1-4個 260g

中-7個 405g

大-27個 985g

 合計43個 1875g
 今までの中ではまあまあの出来。
 重さも去年より200g少ないだけ。

この先にはイモムシの画像があります。


 そして、芋掘りをしている最中、秋口から調子が悪くなった理由がわかりました。
 それは、コガネムシの幼虫。
 ぽろぽろ土の中から出てきます。
 コガネムシ科の幼虫はみんな似ていて、多くが腐植質を食べます。
 しかしコガネムシの幼虫が食べるのは植物の根。
 ですから畑や植木鉢で見つかるのは、カナブンやハナムグリではなくコガネムシの幼虫。
 つまり、害虫。


足で歩くコガネムシの幼虫

 幼虫の孵化は8月から9月。
 タルサトイモの調子が悪くなった時期と合います。
 サトイモにも何かに食べられたような跡があり、腐りかけているものもあります。


孫芋の芽のとなりが食べられて凹んでいます

 確認できたのは12匹。
 派手に食べられたようです。
 いつ、どこからやってくるかわからないコガネムシ。
 いままでは見つかったことがなかっただけに、今年はちょっと運が悪かったようです。

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タグ: タルサトイモ2015タルサトイモサトイモコガネムシ害虫

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下赤阪の棚田の2015年 9月中旬のトンボとバッタとカメムシの仲間編

 花がいっぱいの9月の下赤阪の棚田。
 虫もいっぱいです。

この記事にはの画像があります。



稲の向こうに見える上のほうの棚田

動物界
節足動物門 昆虫綱 タグ:下赤阪の棚田の昆虫
旧翅節 トンボ目
アカトンボ(赤蜻蛉)
トンボ目 トンボ科
タグ:アカトンボ

アカネ属のトンボの総称。
または秋に赤くなるトンボの総称。

種類が多く、見分けるのもむずかしいので、遠くを飛びまわっている状態ではわかりません。
オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)
Orthetrum triangulare melania のオス
トンボ目 トンボ科 シオカラトンボ属
タグ:オオシオカラトンボ
シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
Orthetrum albistylum speciosum
トンボ目 トンボ科 シオカラトンボ属
タグ:シオカラトンボ
旧翅節 トンボ目
節足動物門 昆虫綱
新翅節
多新翅上目 バッタ目
コバネイナゴ(小翅稲子)
Oxya yezoensis
バッタ目
バッタ科
イナゴ属
タグ:コバネイナゴ

頭の先からお腹まで黒っぽい線が入っているのが特徴。

名前のように翅が短く、お腹の端くらいまでしかありません。
ツチイナゴ(土蝗,土稲子)Patanga japonica
バッタ目 イナゴ科 ツチイナゴ属
タグ:ツチイナゴ
目のところに涙のような下向きの線が入るのが特徴。

幼虫は可愛い緑色ですが、成虫は緑色型と茶色型があります。
ショウリョウバッタ
(精霊蝗虫)
Acrida cinerea
バッタ目
バッタ科
ショウリョウバッタ属
タグ:ショウリョウバッタ
セスジツユムシのメス
(背条露虫・背筋露虫)
Ducetia japonica
バッタ目
キリギリス科
ツユムシ属

オスメスともあなたから背中に線があります。

オスは橙色の線、メスは乳白色の線があります。

夜行性。
多新翅上目 バッタ目
節足動物門 昆虫綱 新翅節
外翅上目 カメムシ目
ツマグロオオヨコバイ
(褄黒大横這)
Bothrogonia ferruginea
カメムシ目
オオヨコバイ科
Bothrogonia属

名前の由来は翅の先が黒いこと。

でも頭ニアたくさんある目のような黒い点の方が印象に残ります。
ハリカメムシ(針亀虫)Cletus rusticus
カメムシ目 ヘリカメムシ科 Cletus属
ホソハリカメムシに似ています。

ハリカメムシのほうが胸の左右に飛び出したトゲが大きいようですが、これはちょっとわかりにくい。

翅の先に見える菱型の部分の色が濃いのでハリカメムシとしました。
多新翅上目 バッタ目
新翅節
節足動物門 昆虫綱 
動物界

 花がたくさんなので花に集まる虫も増えるのは当然。
 そして卵で冬をこす虫たちが成虫になって目立つところに現れてきたようです。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次
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下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田2015/099月の下赤阪の棚田の動物アカトンボコバネイナゴセスジツユムシツマグロオオヨコバイハリカメムシツチイナゴ昆虫/SA-tanada

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よくみると花中に花があるきみょうなツユクサの花

 青いツユクサの花。
 ちょっと湿り気のあるところに生える、珍しくない雑草です。
 でも、きれいな花。
 よく見ると、なんかおもしろいつくりになっています。


 よく目立つ青い花びら(花被片)は2枚ですが、実は全部で6枚。
 残りの4枚は目立ちません。


 そして近づいてみると中央に小さな黄色い花が四つ。
 なぜか一つだけ下の方に長く伸びています。
 実はこれらはオシベ。
 よく見ると、短い三つと長い一つの黄色い部分の形もちがいます。


 そして下に伸びているオシベっぽいのもオシベ。
 ただし左右の二つだけ。
 花粉をつくるのもこの二つだけ、と言われていますが、ほかの四つちゃんと花粉をつくります。
 そして真ん中はメシベ。


 どうしてこんなややこしい花になったのかはわかりません。
 生き物は思っているよりもいい加減で、生存に大きなマイナスにならなければ、結構わけのわからない変化をすることがあります。
 ツユクサの奇妙な花もそう言ったものの一つかもしれません。

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タグ: ツユクサ青い花秋の花

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巨樹・古樹・老樹 その29 堺自然ふれあいの森のおじいさんの木第21号の「東のいっちん」尻深樫

 大阪の堺市の南にある都市公園の堺自然ふれあいの森。
 南部丘陵にあります。
 そのまま和泉山脈につながっているような尾根を中心にした公園です。
 ここは里山と言われながらも、あまり人の手が入っていないようで、樹木の種類が多く、大きな木も少なくありません。


スタッフが常駐している森の館

 大きな木は、その地域の人々の生活とともにあり、愛されていることがあります。
 中には天然記念物などの指定を受けて保護対象となっているものもありますが、そうでないものも少なくありません。
 そういった木を登録して、保護していこうという取り組みがあります。
 それが「おじいさんの木」。
 NPOおおさか緑と樹木の診断協会の事業です。

 堺自然ふれあいの森の「おじいさんの木」が「東のいっちん」のシリブカガシ。

堺自然ふれあいの森のおじいさんの木第21号の「東のいっちん」尻深樫
(2015年9月)

 シリブカガシは名前の通りどんぐりができるブナ科の常緑樹。
 根本からたくさんの幹を出す株立になりやすいのが特徴。
 東のいっちんも太い幹で株立しています。


樹冠に広がるおじいさんのシリブカガシ

 シリブカガシは生でも食べられるどんぐりの一つ。
 9月に咲いた花は1年かけて翌年の秋に熟します。
 大阪に多いどんぐりのコナラやクヌギはアクが多いどんぐり、アラカシやシラカシもアクがあるどんぐり。
 食べるにはアク抜きが必要。
 アク抜きをしないでそのまま炒ったら食べられるシリブカガシは、昔は大切にされたのでしょう。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木

タグ♦ 巨樹・古樹・老樹
■参考外部リンク■
堺自然ふれあいの森へようこそ!
NPOおおさか緑と樹木の診断協会

日本の巨樹 [ 高橋弘 ]

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特別展「たまごとたね」にはタマゴやタネ以外にもおもしろいものがいっぱい!〈大阪市立自然史博物館〉

 もうのこりわずかになってしまった大阪市立自然史博物館の「たまごとたね」。
 タマゴとタネに関するいろいろなものが展示されています。
 ということで、今回はタマゴとタネ以外のおもしろいとおもったものを取り上げてみました。

◆「たまごとたね -いのちのはじまりと不思議-」の記事をまとめてみる
 【大っきなタマゴがやってきました!】
 【知っているのに知らないタマゴとタネがいっぱい!】
 【鳥の卵がものすご~くいっぱい!】
 【タマゴとタネのちがいは?!】
 【何回も行ってたくさんタマゴとタネを見よう!】
 【空を飛んで旅するタネがたくさん!】


会場へ向かう階段の看板あとわずか!

カモノハシの剥製とタマゴの標本

カモノハシ(鴨嘴)
動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門 哺乳綱 原獣亜綱
単孔目 カモノハシ科 カモノハシ属


カモノハシの剥製

 オーストラリアにいる卵を産む哺乳類として結構有名ではないかと思います。
 カモノハシは、卵を産む以外に、毒を持つ数少ない哺乳類としても有名です。
 反面、実物を見る機会はなかなかありません。
 自然史博物館本館には同じ卵を産む哺乳類のハリモグラの骨格標本があります。

キーウィの剥製と骨格標本と卵の標本

キーウィ
動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門 鳥綱
古顎上目 キーウィ目 キーウィ科 キーウィ属

キーウィの剥製と骨格標本と卵の標本

 オーストラリアの隣のニュージーランドの国鳥でもあります。
 飛べない鳥で、ダチョウと同じ古顎類。
 会場では剥製標本と骨格標本と卵の標本があります。
 タマゴがやたら大きいのが特徴。

 そして、近くの天王寺動物園の夜行性動物舎では、生きたキーウィを見ることができます。
 なんでも、日本でキーウィを飼育しているのはここだけだとか。
 自然史博物館からは地下鉄でもJRでも乗り換えなし。歩いてもいけます(小一時間かかりますが)。

古額類の骨格標本

動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門 鳥綱 古顎上目

ダチョウ(駝鳥)
ダチョウ目 ダチョウ科 ダチョウ属
ヒクイドリ(火食い鳥)
ヒクイドリ目 ヒクイドリ科 ヒクイドリ属
エミュー
ヒクイドリ目 エミュー科 エミュー属


左からダチョウ ヒクイドリ エミュー

 キーウィと同じ古顎類の巨鳥のダチョウとヒクイドリとエミューの骨格が展示されています。
 見上げるような鳥で、飛ぶことはできません。
 恐竜から進化した鳥が、飛ぶことをやめて恐竜に戻ったようです。

 一度動物の体の基本デザインが出来上がってからの進化のルールの一つに、一度なくしたものは元に戻らないというものがあります。
 恐竜が鳥になるためになくしたものに長い尾があり、役割が変わったものに手の指があります。
 ダチョウのように飛ばなくなり、地面の上を走るようになっても尾が伸びることはありませんし、物がつかめるようなバランスの取れた指には戻りませんでした。
 ということは、鳥は恐竜から進化したと言われますが、もう恐竜には戻れないほどちがう生き物になったということなのかもしれません。


ダチョウの趾(あしゆび)

 ダチョウに至っては、足の指まで減って地面を蹴る指は2本になっています。
 先祖の獣脚類の恐竜の地面を蹴る指は3本。
 ダチョウは、地面の上を走る速度は時速70キロといわれ、サラブレッドに匹敵する速さと言われています。
 馬の指はたった1本。
 足の指の数が減るのは速く走ることと関係があるのかもしれません。
 とすると、足の地面を蹴る指が3本だった恐竜たちは、思っていたほど速くないのかも?

 ちなみに、時速100キロを超える陸上動物最速のチータは地面を蹴る指は4本、3本のエミューも時速50キロと、指の数と速さの関係はそんなに単純なものではないようです。
 なんてことを考えると、楽しめそうです。
 また、エミューも天王寺動物園にいますので、キーウィと一緒に見に行けます。

お腹で子供を育てる生きた化石ドタブカ

ドタブカ
動物界 脊索動物門 軟骨魚綱 メジロザメ目 メジロザメ科 メジロザメ属

ドタブカの母親

 「いきもの いっぱい 大阪湾」に次いでの登場。
 サメは生きる化石で何億年も姿が変わっていないと言われています。
 ところが、子供の産み方にはものすごい進化があります。
 普通、魚は無数の卵を産んでたくさんの稚魚が生まれ、育っていくものです。
 つまり、それだけの魚が成長する間に死んでしまうのです。

 ところが、生きた化石と言われるサメは、一度に産むのは多くて数匹だったりします。
 産み方も様々で、硬い殻を持った大きなタマゴで大切に育てる卵生から、タマゴを体内で孵化させてから産む卵胎生ものまで。
 卵胎生も、ただ体内で孵化させるだけのものから、母親が胎内で未受精卵や分泌物を食べさせて育てるものまで。

 中には、稚魚が兄弟を食べ、生き残ったものが生まれるという、まるで蠱毒のようなサメまでいます。
 そして、なんと、へその緒を持ち胎盤で母体から栄養をもらうものまで。
 そう、私たち哺乳類と同じです。
 生きた化石なのに。
 そんなサメがドタブカ。


ドタブカの子どもとへその緒と胎盤

 会場では母親の剥製と、その胎内にいた子供の標本が展示されています。
 もちろん、子供にはへその緒と胎盤がついたまま。
 カモノハシよりも哺乳類っぽい? サメをみることができるのも、あとわずかです。

タグ♦ たまごとたね -いのちのはじまりと不思議- 大阪市立自然史博物館

■参考外部リンク■
第46回特別展 たまごとたね -いのちのはじまりとふしぎ-|大阪市立自然史博物館
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タグ: たまごとたねカモノハシキーウィダチョウヒクイドリエミュードタブカ大阪市立自然史博物館46th-tamagototane

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