【 2015年06月】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

いきなり質問。これはなんの花? その3


いきなり質問です。これはなんの花でしょう?



 細いヒゲのようなものしか見えませんが、これでも花です。

 雌雄異株で、これは雌花。

 例によって、スーパーで普通に売ってる野菜です。



これは種です。



 ダイコンのようにも見えますが、花を見ればわかるようにダイコンを含むアブラナ科ではありません。



発芽した時はこんな感じ。



 葉が細いですが、2枚同時に出ていますので双子葉植物です。



ちょっと大きくなったら、こんな感じ。



 もっと大きくなった葉を食べます。



茎の先の葉。



 小さいですが、食べる葉の形に似ています。

 この野菜はナデシコ目 ヒユ科。

 これがヒントになるかどうかはわかりませんが。













こたえは ホウレンソウ です。


 ホウレンソウが何科かなんて考えたことはありませんでした。

 そして意外だったのが、雄株と雌株が別々の雌雄異株。

 どっちが美味しいのでしょうか。

 栽培はオスメスを選んで育てているのでしょうか。

 というか、そんなことできるのかどうかも定かではありません。




 これは稲を育てたプラターを冬の間ほっておくのはもったいないと、冬野菜のホウレンソウを育ててみました。

 でも種をまくのが遅かったので、食べられるほど育つ前に花が咲いてしまいました。

 残念。



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: いきなり質問ホウレンソウ白い花野菜

関連記事
スポンサーサイト



theme : ベランダ菜園&プランター菜園
genre : 趣味・実用

梅雨の地面に生えてくる魔物のスプーンはなんかやわらかそう

 梅雨になると出てくるもの。

 その一つ変形菌は紹介しました。

 もちろん、ほかにもあります。

 キノコ。

 一年中見かけますが、やたらといろいろな種類が出てくるのが梅雨。

 里山で見かけた黒いキノコ。


 色は不気味ですが、形はかわいい匙型。

 名前は、テングノメシガイ。

 ちがうかもしれませんが、同じテングノメシガイ科の子嚢菌だと思います。


 名前を漢字で書くと「天狗の飯匙」。

 確かに先が広がった匙型でちょっと不気味な真っ黒。

 キノコっぽくない名前ですが、なかなかいいネーミングかも。


タグ♦ キノコ

小学館の図鑑NEO きのこシール (まるごとシールブック)

新品価格
¥596から
(2015/6/25 22:08時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: テングノメシガイキノコ子嚢菌梅雨のキノコ黒いキノコ

関連記事

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

はるか遠くの銀河系の惑星で? マイクロフォレスト6

 地球から遠く離れた惑星の林。


 乾燥した岩山の中にオアシスのような小さな緑。

 その奥にポツリとある林。

 しかし緑色はしていません。

 光合成を行う葉緑素を持たないのは、地球とはちがう進化を経たからでよう。

 色からすると、紅藻を取り込んだのかもしれません。


 というのは想像の話。

 もちろん、どこか遠くの銀河系の話ではありません。

 実は、地球上に、そして日本ならどこにでもあるような場所。

 奇妙な木に見えるのは、変形菌の子実体。

 変形菌は、「粘菌」とも呼ばれる単細胞の生き物。

 アメーバ状になって食べ物を探しながら移動し、あるとき立ち止まってカビのような子実体つくって胞子を飛ばします。

 光合成はしないので緑色はしていません。


 その変形菌の名前は、サビムラサキホコリ。
 多分。

 変形菌は年中どこかにいますが、見つけやすいのが梅雨の時期。

 里山や樹木の多い公園などの朽ち木の上に小さなキノコっぽのや、変な形をしたカビっぽいのがいれば、変形菌かもしれません。

タグ♦ マイクロフォレスト 変形菌

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: サビムラサキホコリマイクロフォレスト微小森林変形菌粘菌

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

上のほうで咲くちょととかわったマメ科の花 ネムノキ

 夏になってネムノキが咲きはじめました。

 赤紫の花がたくさん咲いています。


 ここのネムノキは、土手の上に生え、さらに大きく育っていますので、花が咲くのはずっとずっと上の方。

 見上げれば、いくらでもきれいな花を見ることができるのですが、みんな木の下を素通りです。


 ネムノキはマメ目マメ科ネムノキ属。

 マメ科というと、他にない特徴的な花が咲きます。

 「蝶形花」と言われますが、前の方にすっと飛び出した花弁と、後で大きく広がった花弁は、「蝶」というより、昔の風を利用して動いた「帆掛け舟」のよう。

 ところがネムノキは見ての通り、細くて長い糸がたくさん飛び出すばかりで、花弁のようなものは見えません。

 マメ科の花とはとうてい思えません。


 これは花弁が小さくなって、オシベばかりが目立つようになったもの。

 ネムノキの仲間の特徴です。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ネムノキ夏の花梅雨の花赤紫色の花

関連記事

theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

2015年のプランター稲はじめました。

 ことしもバケツ稲やっています。

 ちょっと準備が遅れ、籾(もみ)まきは5月になってしまいました。

ポット苗代
ポット苗代

 去年よりおよそ半月遅れ。

 だからでしょうか、2日目にはもう発芽。

 去年は1週間かかりましたので、5日間の短縮です。

実は最初に出るのは根
実は最初に出るのは根

 今年も栽培ポットに肥料を混ぜた赤玉土をいれ、そこに一つづつ籾をまきました。

 ポット苗代です。

 籾は濃い塩水にいれて、よく混ぜてから沈んだままのものを使います。

 あとは葉が4、5枚になるまで待って、バケツ植え、プランター植えです。

単子葉植物らしく葉が1枚
単子葉植物らしく葉が1枚

 3週間あまりで葉が4枚。

 ちょっと早いような気もしますが、田植えをすることにしました。

 今年も植えるのはプランターとバケツ。

 プランターは去年と同じように、3株ずつ2箇所に。

 バケツは稲の成長がわかりやすいように1株だけ植えました。


プランター植え終了

 去年とちがうことは他にあります。

 バケツ稲、プランター稲と一緒に田んぼの生き物を育てる、バケツ稲ビオトープ、プランター稲ビオトープを行うため、肥料を大幅に減らしました。

 去年の4分の1まで。

 今まではカブトエビ、カイエビ、ホウネンエビなどがたくさん生まれてもあっという間に死滅してしまいます。

 その原因として考えたのが、肥料が多すぎたことによる富栄養化の水質悪化。

 ということで、肥料を減らし、土に混ぜないで、底の方に埋め、直接水に混ざらないようにしました。

 今までは思うようにいかなかったバケツ稲・プランター稲ビオトープ。

 今年どうなっているかは、別の機会に。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: プランター稲バケツ稲プランター稲2015播種バケツ稲ビオトーププランター稲ビオトーププランター稲の播種プランター稲の田植

関連記事

theme : ベランダ菜園&プランター菜園
genre : 趣味・実用

葉の裏に隠れた初夏の花 さかき

 初夏は樹木の花の季節。

 でも、小さくパラパラと咲く花も少なくないので、意外と気づかれないかもしれません。

 そんな花の一つが、榊(さかき)。

 ツツジ目 モッコク科 サカキ属の常緑樹。

 神さまへのお供え物として使われます。

 直射日光がなくても枯れない陰樹。
 里山では、林床に普通に生えていたりします。

 ちょうど今頃が花の季節。

 でもテカテカして分厚い照葉の陰で下向きに咲き、まとまらず、木も大きくないのでとなりを歩いていてもまったく気づかないかもしれません。



 春に咲く近縁の姫榊(ひさかき)よりも大きな花。

 葉っぱだけでなく、花も榊は大きく、姫榊は小さいようです。


ツルツルで全縁の葉っぱと鎌形の新芽の榊

タグ♦ ちっちゃい花 初夏の花

サカキ(榊) 10.5cmポット苗

価格:734円
(2015/6/16 21:34時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: サカキちっちゃい花初夏の花白い花照葉樹

関連記事

theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

空のための鏡がたくさんできました!

 6月を迎えた下赤阪の棚田。

 5月下旬には田起こしを終え、入水を待つばかりでした。

 6月上旬。

 ほとんどの田んぼに水が入り、田植えが終わっているところもあります。

 棚田の2015年がはじまりました。

青空と雲が棚田に映っています

 棚田の周りではもうたくさんの花が咲いています。

 それなのに、イネの成長はこれから。

 どうして田んぼのはじまりがこんなに遅いのでしょうか。

水を張った棚田は空専用の鏡のようです

 一番の理由は、イネは日本よりももっと暖かいところの植物だからでしょう。

 多年草ですが、日本では冬に枯れてしまいます。

いろいろな姿を見せてくれる棚田

 それから、イネがお米を作るのには、一定の温度と日照が必要です。

 イネが温度や光がほしい時期に足りないと、お米がたくさんできません。

 梅雨や台風など天気の変化と深い関わりがあります。

 ですから、その土地の気候や植える品種の性質にあわせて植える時期を調整します。

下から見る棚田もいつもとちがいます

 すでに花が咲いて蝶や蜂が飛び交っているといっても、棚田の主役はイネ。

 半年もない短い間ですが、これから棚田が賑やかになってきます。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田201506下赤阪の棚田棚田

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

いきなり質問。これはなんの花? その2


いきなり質問です。これはなんの花でしょう?
 早春に咲いていました。





 特徴的な花ですので、見ただけで何科なのかはわかるかもしれません。

 身近な野菜がたくさんある科です。

 この植物も野菜です。



花序(花の集まり)はこんな感じです。





 これも花と同じように特徴的な形です。

 画像にはヒントになるようなものが写っていますが、たくさんある野菜の中から選び出すのはむずかしいかもしれません。



全体はこんな感じです。




 食べる部分が写っていますが、食べるのにはちょっと遅いかもしれません。



食べる時期が遅れた野菜です。

 ちょっと食べる時期を逃しているのでわかりにくいかもしれませんが、よく見て想像力をふくらませてみると、わかるかもしれません。

 ランチバイキングのサラダバーなどで見かける野菜です。















こたえは ブロッコリー です。

 特徴的な十字花のとおり、アブラナ目アブラナ科アブラナ属。

 よく似たカリフラワーは白くなった変種。キャベツやチンゲンサイも同じアブラナ属。

 ほかにアブラナ科にはダイコンやワサビなどがあります。

 ちょっとトウがたっていますが、食べるのはつぼみのかたまり。

 身近な野菜も食べないところ、食べられなくなったところは、意外と知らなかったりします。



 このブロッコリーは錦織公園の河内の里のものです。

 河内の里では、河内地方の農家を模したつくりになっていて、様々な野菜や果樹などが植えられています。

 一部はあえて収穫の時期をすぎても植えられています。

 畑にある本当の野菜の姿をみてもらうためだそうです。

 錦織公園にお越しの際は、河内の里の畑を覗いてみてください。

 よく知っている野菜のよく知らない姿を見ることができます。



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ブロッコリー黄色い花春の花いきなり質問錦織公園河内の里野菜

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

モチノキ属だけど紫色のちっちゃい花 七実の木

 晩春からはじまった樹木のちっちゃい花はまだ続いています。

 今頃の花は、常緑樹はもちろん落葉樹も葉が茂っているので、意外と目立ちません。

 それに目線よりも上の方で咲くので、大きな花や、大きな花の集まり(花序)でも、意外と気づかなかったりします。

 そんな目立たないちっちゃな花のひとつ、ナナミノキが咲いています。

 まだ成長途中で、枝も低く、目線の高さで咲いていました。

紫色の小さいナナミノキの花
紫色の小さいナナミノキの花

 モチノキ科モチノキ属の常緑高木。

 モチノキ属の仲間は白や黄緑色の割と地味な色の花が多いのですが、ナナミノキは紫色。

 目立たないのがもったいない。

つるっとした樹皮
つるっとした樹皮
浅い鋸歯の葉
浅い鋸歯の葉

 6月。

 里山などでこのような樹皮や葉の樹木を見かけたら、ちょっと見上げてみてください。

 紫色の花が咲いているかもしれません。

 ちがう色の花が咲いていたら、ちがう種類。

 ほかのモチノキ属の樹木かもしれません。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ナナミノキ初夏の花ちっちゃい花紫色の花

関連記事

theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

ちょっとかわった子実体の変形菌のススホコリ


 梅雨前に変形菌と出会いました。

 変形菌は、粘菌とも言われる、カビみたいなアメーバみたいな変わった生き物です。

 倒木などの上によくいて、一見カビのようですが、時間をかけてゆっくりと動きます。

 成長するのではなく、動くのです。

 じっと見ていてもわかりませんが、1時間とか2時間とかかけると、明らかにいる場所が変わっています。

 とくに梅雨がシーズンというわけではありませんが、目につきやすくなるのが梅雨時。






ちょっと干からびた変形菌?
ちょっと干からびた変形菌?




 この変形菌はススホコリ。

 変形菌というと、もっと太い網目状の湿った感じの動くことができる変形体か、カビのようになって胞子を飛ばす子実体か。

 これはまるで干からびてしまった変形体。

 ススホコリは干からびて死んでしまったのでしょうか。



近づいても干からびてるっぽい
近づいても干からびてるっぽい

もっと近づいても干からびてるっぽい
もっと近づいても干からびてるっぽい




 じつはこれがススホコリの子実体。

 また成熟していませんが。

 成熟すると白くなって、黒い胞子を出します。



去年出会った変形体のススホコリ(モジホコリかも)
去年出会った変形体のススホコリ〈モジホコリかも)




 もう梅雨。

 長雨のあとの晴れた日には、今年も変形菌を探しにいきましょう。



変形菌 (Graphic voyage)

新品価格
¥3,278から
(2020/8/12 23:54時点)

美しい変形菌

新品価格
¥1,650から
(2020/8/12 23:54時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ススホコリ変形菌粘菌

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
05 | 2015/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS