【 2015年04月】

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在来種のような外来種のちっちゃな花 フラサバソウ


 春は花の季節。

 桜のように大きな木にたくさん咲く花ばかり目がいってしまいますが、足下をよく見てみると、小さい花もいっぱい咲いています。

 そんな花の一つがオオイヌノフグリ。

 空地に道端や公園、田んぼに畑までと人の生活圏の色んな所に生える雑草。

 春に青い花を咲かせます。



オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリ




 毎日たくさん咲いていますが、実は花の寿命は半日もありません。

 朝咲いて、早ければ昼過ぎ、遅くても夕方には花を落としてしまいます。



 そんなオオイヌノフグリから離れてなんか微妙にちがうオオイヌノフグリが。

 花が小さく、色も赤紫色。



オオイヌノフグリとはちょっとちがう
オオイヌノフグリとはちょっとちがう




 とく見ると、花弁と花弁の間の開いていて、萼か苞には長い毛がたくさんあります。

 オオイヌノフグリではなく、フラサバソウ。



大きさは5ミリほどのフラサバソウ
大きさは5ミリほどのフラサバソウ




 オオイヌノフグリと同じオオバコ科クワガタソウ属でヨーロッパ原産の外来種。

 奇妙な和名は漢字で書くと「フラサバ草」。

 フランスの植物学者二人の名前が由来となったので、漢字では書けません。

 オオイヌノフグリほど見かけませんし、小さな花はまるで在来種のよう。

 でも、トゲのような剛毛は、やっぱり外来種かも。



タグ♦ ちっちゃい花 春の花

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下赤阪の棚田の2015年 3月下旬のロゼット〈楕円形・三角形・へら形の葉〉編


 春の足音が聞こえてきた下赤阪の棚田ビオトープ。

 今回と次回は恒例のロゼット編です。




ところどころで田起こしが始まっている3月下旬の下赤阪の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
タグ:3月の下赤阪の棚田の植物



植物界 被子植物門
ロゼット
葉の形 ≫ 楕円形
双子葉植物綱
ウラジロチチコグサ(裏白父子草)Gamochaeta coarctata
キク目 キク科 チチコグサモドキ属
多年草
南アメリカ原産
タグ:ウラジロチチコグサ
ちょっと成長したハハコグサのように見えますが、薄っぺらい感じがして、毛も少なめなのが特徴。

チチコグサはもうちょっと長めになります。

葉の中央あたりから柄のように細くなるとチチコグサモドキかもしれません。
キュウリグサ(胡瓜草)
Trigonotis peduncularis
キク目
ムラサキ科
キュウリグサ属
二年草
タグ:キュウリグサ

細い柄がついたスプーンのような葉が特徴。

花は渦巻状につき、真っすぐ伸びながら順に咲いていきます。
オオバコ(大葉子)Plantago asiatica
シソ目 オオバコ科 オオバコ属
多年草
タグ:オオバコ
キュウリグサのようにも見えますが、葉の根元から始まった葉脈が楕円を描くように先に集まっていく平行脈。

オオバコの仲間の特徴です。
ギシギシ(羊蹄)Rumex japonicus
ナデシコ目 タデ科 スイバ属
多年草
タグ:ギシギシ
同じスイバ属のスイバに似ていますが、葉の根元があまり葉柄に巻き込まないのが特徴。

暖かくなると、葉を立ててきます。
双子葉植物綱
葉の形 ≫ 楕円形
ロゼット
葉の形 ≫ 三角形
双子葉植物綱
シャクチリソバ(赤地利蕎麦)Polygonum cymosum
タデ目 タデ科 ソバ属
多年草
北インドから中国原産
テカテカの緑色に赤い葉脈がなんか異様な感じですが、見た通りの外来種。

成長してくると葉脈も緑になり、普通の見た目になります。

花も実もソバのような感じです。

もともとは、東大の植物園で栽培されていたのものが野生化したものだそうですが、100年ほどで大阪までやってきたのでしょうか。
双子葉植物綱
葉の形 ≫ 三角形
ロゼット
葉の形 ≫ へら形 葉の先が太く根本が細い長い葉
双子葉植物綱
ハルジオン(春紫苑)Erigeron philadelphicus
キク目 キク科 ムカシヨモギ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ハルジオン
ハルジオンと花よく似ているヒメジョンですが、ロゼットの葉は妖艶が波打つような大きな鋸歯があります。

ロゼットを見分けるのは、花よりもわかりやすいところがあります。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
Solidago canadensis var. scabra
キク目 キク科 アキノキリンソウ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物
タグ:セイタカアワダチソウ
背が高くまとまって生えるのでよく目立つセイタカアワダチソウも、こんな地味なロゼットから始まります。

ハルジオン同様、ロゼットらしいロゼットです。
ハハコグサ(母子草)
Gnaphalium affine
キク目
キク科
ハハコグサ属
一年草
タグ:ハハコグサ

葉の表面に白い毛があるため灰緑色。

葉と葉がつながったような奇妙な形で、立体的な地衣類のようです。
双子葉植物綱
葉の形 ≫ へら形
ロゼット
植物界 被子植物門



 ロゼットは、茎が地面の上にはなく、葉を地面に貼り付くように広げた状態のことです。

 ですがちょっと意味を広げて、葉を立てていても、短い茎があっても、ロゼットとしました。

 次回はもうちょっと面白い形の葉がでてきます。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2015年 ロゼット

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田2015  下赤阪の棚田2015/03  3月の下赤阪の棚田の植物  ウラジロチチコグサ  シャクチリソバ  セイタカアワダチソウ  オオバコ  ギシギシ  ロゼット/SA-tanada  丸い葉rosette/SA-tanada 

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今まで見逃していた! 白いスミレ エイザンスミレ


 大阪と奈良の府県境にそびえる、役行者が開いた霊峰金剛山。

 あるあるといわれながら、実は一度も出会っていなかった白いスミレ、エイザンスミレとやっと出会いました。



金剛山のエイザンスミレ
金剛山のエイザンスミレ




 それが超メジャーな道、何度も通っている道で。

 なんというか、今まで見逃していたのです。



エイザンスミレの花
エイザンスミレの花




エイザンスミレの距
エイザンスミレの距




 実はこの日も見逃しかけていました。

 この時期、4月中旬の金剛山ではミヤマカタバミがあちこちで咲いています。

 同じ白い花なので、ミヤマカタバミと思ってスルーしかけていました。

 となりにタチツボスミレが咲いていたので、立ち止まった時にミヤマカタバミでないことに気づいたのです。



金剛山のミヤマカタバミ
金剛山のミヤマカタバミ




 エイザンスミレは花が白いだけでなく、葉が細かく裂けているのが特徴。

 葉だけを見ているとスミレとは思えません。



エイザンスミレの葉
エイザンスミレの葉




 同じような葉を持つスミレにヒゴスミレがあります。

 ちがいの一つが葉の分かれ方。

 どちらも細かく裂けているのは同じですが、葉柄から最初に分かれる数。

 5つに分かれるとヒゴスミレ。

 3つか2つに分かれるのがエイザンスミレ。



3つにわかれた葉
3つにわかれた葉
左下から来た葉柄から上・右上・下の3方に分かれています。
上と下に分かれた直後にまた分かれています。




 そのあとさらに分かれることもあるので、たくさん分かれているように見えます。



 次回金剛山に行く時には、もう花は終わっていると思いますが、来年の楽しみが増えました。



タグ♦ スミレ 金剛山の花

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タグ: エイザンスミレ  金剛山の花  春の花  白い花  スミレ 

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山に咲く小さな瑠璃色の花 やまるりそう


 スミレも一段落してきた金剛山で、ヤマルリソウが咲いていました。

 ちょっと造花っぽいけど、青い色をした小さな花です。



暗いところでは瑠璃色に
暗いところでは瑠璃色に

明るいところでは水色に
明るいところでは淡紫に




 ヤマルリソウは、ムラサキ科ルリソウ属の多年草。

 漢字で書くと想像通りに「山瑠璃草」。

 学名は「Omphalodes japonica」。

 「japonica」は「日本の」という意味で、標本を日本で見つけたものや、日本で見つかったぽいものの学名(種少名)に使われることがあります。

 学名は、属名と種小名を合わせて一つの種の名前とされるので、「japonica」という名前がつく動植物はいくつもあります。

 ところが「japonica」がつくからといって日本固有種というわけでありませんので、単なる名前と思ったほうがいいかもしれません。

 ただヤマルリソウは日本固有種ですから、「japonica」もわるくないかもしれません。



まとまって咲いていることもあります
まとまって咲いていることもあります




 きれいな青い色ですが、花の直径は1センチほど。

 地面に広がったロゼット状の葉から伸ばす茎もそれほど高くありません。

 金剛山では様々な登山道で咲いています。




ロゼット状になってます




 日本でも有数の登山者が訪れる金剛山の、飛び抜けて登山者が多い千早本道でも咲いています。

 でも、誰も気づきません。

 もったいないなぁ。



タグ♦ ヤマルリソウ 金剛山の花

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7年もかかるカタクリの花 あしもとにご注意を


 今年も金剛山でカタクリが咲き始めました。

 ちはや園地ではちゃんと柵で区切られていて、一面に咲いています。



ちはや園地のカタクリ
ちはや園地のカタクリ




 山頂付近では、登山道の周りに咲いています。



山頂付近のカタクリ
山頂付近のカタクリ




 残念なことに、所々で踏み荒らされていました。

 登山道を歩いていれば踏まないようなところですから、カタクリの花を写すためのことでしょう。

 カタクリの花を写すために、カタクリの葉を踏み荒らす。

 皮肉なものです。



踏み荒らされたカタクリの葉
踏み荒らされたカタクリの葉




 カタクリは花を咲かせるために最低でも7年が必要です。

 葉を広げて光合成をするのもわずか1ヶ月ほど。

 その間に踏み荒らされたりすると、さらに数年を必要とすることもあります。

 野草に興味をもつことは決して悪いことではありません。

 写真を撮るのも悪いこととは思いません。

 でも、カタクリを残すために、写真を撮る前には、足下の確認を忘れずに。

 そうすれば、これからも柵にじゃまされることもなく、登山道から間近にカタクリを見られるはずです。



カタクリの花を絶やさないために
カタクリの花を絶やさないために




 自戒の意味も込めて。



タグ♦ カタクリ 金剛山

■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
ちはや星と自然のミュージアム
~ Chihaya Nature and Astronomy Museum ~



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タグ: カタクリ  金剛山  春の花  紫色の花  春植物  金剛山の花 

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春のスミレさがしで出会った紫色のちっちゃい花 ヒメハギ


 春の里山でのスミレさがし。

 スミレと思ったら、なんかちがう小さな紫色の花。







 花弁のようになった萼が左右に広がり、真ん中の筒状の花弁の先はヒゲのようになっています。







 おもしろい形をした小さな紫色の花は、ヒメハギ。







 漢字では「姫萩」。

 名前は「萩」ですが、ハギと同じマメ科ではなく、ヒメハギ科。

 ですがAPGIIIではヒメハギ科はマメ目。
 ハギと同じです。







 小さい花がハギのようにみえることが名前の由来だそうですが、ぜんぜん似ていません。

 ふしぎです。



タグ♦ ちっちゃい花 紫色の花

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特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」で恐竜と鳥の境界をさがしてみました!〈大阪市立自然史博物館〉


 大阪市長居公園の自然史博物館で開催中の「スペイン 奇跡の恐竜たち」。

 タイトルのように「恐竜」が展示されているので恐竜に興味がある人しか楽しめないのかな、と思ってしまうかもしれません。

 いえいえ、決して恐竜だけではありません。



◆「スペイン 奇跡の恐竜たち」の記事をまとめてみる
【「スペイン 奇跡の恐竜たち」が大阪ではじまりました!】
【「スペイン 奇跡の恐竜たち」で恐竜にも肉球があるのか見てみました!】
【「スペイン 奇跡の恐竜たち」ででっかい恐竜が歩く姿を想像してみました!】




会場までの道を教えてくれる特別展恒例の幟




 多くの恐竜が見つかっているスペインのラス・オヤスでは、恐竜以外に鳥の化石も見つかっています。

 鳥です。

 恐竜が含まれる爬虫類の爬虫綱と別の鳥綱に分類されていますが、鳥が恐竜から進化したというのは、専門家でなくても知っている人は少なくないと思います。

 恐竜から鳥への変化を見られるように、世界中で見つかった鳥みたいな恐竜、恐竜みたいな鳥、そして鳥の化石や復元模型もが並べられています。



 ということで、恐竜→鳥コーナーに展示されている化石と復元模型を展示順に並べてみました。

 それに会場の展示や図録に書かれていた説明などもまとめてみました。

 さあ、恐竜と鳥の境界は、どこにあるでしょうか。




羽毛がある復元に変わったペレカニミムス




 会場では恐竜から鳥への変化については、このように説明されています。
1.羽毛が生える
 例)シノサウロプテリクス

2.翼ができる
 例)カウディプテリクス

3.羽ばたける
 例)アーケオプテリクス

4.飛べる
 例)コンコルニス

5.上手に飛べる
 例)現在の鳥


 鳥としては「3.羽ばたける」と「4.飛べる」が重要でしょう。

 飛ばない恐竜にとっては羽ばたく、つまり前肢を左右に広げて体の前後に動かす必要はないはず。

 翼で推力と揚力を生み出すために必要な風切羽(左右非対称の羽毛)が発達したのも「3.羽ばたける」。

 「4.飛べる」では低速時の安定を生み出す小翼羽の発達と、軽量化のためでしょう、尾が短くなります。

 「5.上手に飛べる」は羽ばたくための強力な筋肉をつけるための胸の竜骨突起の発達があります。



シノサウロプテリクス
分類:獣脚類 コンプソグナトゥス類
時代:白亜紀前期
分布:中国
羽毛:チューブ状羽毛
顎:クチバシはなく細かい歯
尾:長い尻尾
後肢第1趾:後ろ向きだが小さく枝はつかめない
これはどう見ても毛が生えた恐竜。
鳥には見えません。
分類:獣脚類 オヴィラプトル類
時代:白亜紀前期
分布:中国
羽毛:左右対称の羽
顎:クチバシになっているが上顎に小さな歯
尾:羽が生えた尻尾
後肢第1趾:後ろ向きだが小さく枝はつかめない
前肢には羽が生えてますが、やはり鳥というより違和感がある恐竜って感じ。
分類:獣脚類 ドロマエオサウルス類
時代:白亜紀前期
分布:中国
羽毛:風切り羽
顎:クチバシはなく小さい歯
尾:長い尻尾
後肢第1趾:後ろ向きだが小さく枝はつかめない
これだけ大きな羽がつくと復元模型ではかなり鳥っぽくなってます。
でも化石を見ると、まだ恐竜みたい。

分類:獣脚類 アーケオプテリクス類
時代:ジュラ紀後期
分布:ドイツ
羽毛:風切り羽
顎:クチバシはなく鋭い歯
尾:長い尻尾
後肢第1趾:後ろ向きで枝をつかめる
飛んでる姿は鳥ですが、顔はまだ恐竜。
趾(あしゆび)は、かなり鳥っぽい。
分類:鳥類 コンフキウソルニス類
時代:白亜紀前期
分布:中国
羽毛:風切り羽
顎:クチバシで歯は無い
尾:尾端骨
後肢第1趾:後ろ向きで枝をつかめる
化石はわかりにくいですが、復元模型ではもう鳥。
飾り尾羽の有無でオスとメスのちがいがわかるそうです。
ちなみに、この復元模型はオス。
コンコルニス・ラクストリス
分類:鳥類 エナンティオルニス
時代:白亜紀前期
分布:ラス・オヤス
羽毛:風切り羽
顎:クチバシに歯?
尾:尾端骨
後肢第1趾:後ろ向きで枝をつかめる
ラス・オヤスで見つかったのですが、復元模型はありません。
残念。
趾は鳥そのものですが、足の骨の長さは鳥よりも獣脚類の恐竜っぽい。
アホウドリ(信天翁)
分類:鳥綱 ミズナギドリ目 アホウドリ科 キタアホウドリ属
時代:現代
分布:北太平洋
羽毛:風切り羽
顎:クチバシで歯は無い
尾:尾端骨
後肢第1趾:退化
大阪市立自然史博物館オリジナルの展示。
木にとまらない水鳥の例にもれず第1趾は退化しています。
もちろん、樹上を生活の場にしている鳥には長い第1趾があります。



 さあ、どうでしょう。

 会場の表示ではアーケオプテリクスまでが「獣脚類」。

 コンフキウソルニスから「鳥類」。

 Dに恐竜と鳥の境界があるようです。

 復元模型を見てみると、アーケオプテリクスは鳥のふりをしている恐竜のようですが、コンフキウソルニスはもう鳥。



 もちろん鳥と恐竜はなんとなく「雰囲気」で分けているのではありません。

 「鳥」としての特徴の有無も大切。

 ということで、図録に書かれていた鳥の特徴です。
1.脳が大きくなり、頭骨の癒合が進んでいる
2.手の骨が癒合し、骨の数が少なくなる
3.腰の骨が癒合している
4.尾椎が癒合し尾端骨になっている
5.胸骨が大きくなり竜骨突起が発達する
6.(肋骨に)かぎ状の突起がある
 確かにこれからすると、コンフキウソルニスから当てはまりそうです。




オニオオハシの全身骨格
趾の第4趾が後ろをむいて、樹上生活に適応しています。




 ただ前足に風切羽が生え、後ろ足の親指がほかの指と向き合うようになったものを「鳥」とする場合もあります。

 樹上生活になり、飛ぶことができるようになったのが「鳥」ということでしょう。

 その場合は、足の第1趾のちがいでミクロラプトルまでが恐竜、アーケオケオプテリクスからが鳥、境界はCになります。

 図録でも、アーケオプテリクスから鳥綱に含まれています。



 このように会場ではいろいろな恐竜や鳥が並べられ、鳥の進化の様子を見ることができます。

 しかし気をつけなければならないことがあります。

 展示は段階的な特徴を持った化石を並べているだけで、恐竜から鳥へと変化していく途中の化石を時代の順番に並べたものではありません。

 「進化の順」ではなく、恐竜から鳥への試行錯誤の結果が段階的に並べられているのです。




ネイチャースクエアのオオタカ




 実際、この中で一番古い化石は、ほとんど恐竜のシノサウロプテリクスではなく、かなり鳥のアーケオプテリクスだったりします。

 ですからよく見てみると、単純に恐竜から鳥へと変わっていったのではなく、それぞれ特徴がいろいろと混ざっています。

 それでも、少しずつ鳥に近づいているようにみえるのが、おもしろいところです。



 こんな感じで、恐竜は詳しくないけど、鳥に興味があるという人も楽しめるのが「スペイン 奇跡の恐竜たち」。

 化石は鳥の骨格の知識がないとわかりにくいかもしれませんが、直感的にわかるように生体復元模型も展示されています。

 足や羽のちがいは会場でじっくり見てください。



 そして会場の下のネイチャースクエアや本館の展示室には、鳥をはじめ様々な動物の剥製や骨格標本が展示されています。

 もちろん恐竜の化石もあります。

 いろいろ比べてみると新しい発見があるかもしれません。

 ネイチャースクエアは無料。
 本館も特別展のチケットがあれば当日は無料。

 行かないのはもったいない!



タグ♦ スペイン 奇跡の恐竜たち 白亜紀

■参考外部リンク■
スペイン 奇跡の恐竜たち/2015年3月21日(土・祝)~5月31日(日)/大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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下赤阪の棚田の2015年 3月下旬の赤~紫~青・緑色の花・果実編


 3月下旬の下赤阪の棚田は、植物にとっては春本番という感じ。

 桜をはじめ様々な「春の花」が咲くのはもう少し先ですが、野草雑草ではそんなに待ってられないようです。




日差しも春っぽくなってきたような下赤阪の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
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まとめて見るタグ:3月の下赤阪の棚田の植物



植物界
赤・ピンク色の花
被子植物門
スズメノヤリ(雀の槍)Luzula capitata
単子葉植物綱 イネ目 イグサ科 スズメノヤリ属
多年草
タグ:スズメノヤリ
イネ科のようですがイグサ科。

この植物の特徴は、メシベとオシベが熟すのがずれます。

先に熟すのはメシベ。

ちょうどメシベが外に出ているところです。

この後、メシベがしおれて、花被片が開いてオシベが出てきます。
ヒサカキ(姫榊)Eurya emarginata
双子葉植物綱 ツツジ目 モッコク科 ヒサカキ属
常緑高木
タグ:ヒサカキ
近くで見るとクリーム色のようですが、遠くから見ると萼の濃い色が目立って赤っぽく見ました。

左はオシベだけの雄花、右はオシベとメシベがそろった両性花のようです。
被子植物門
赤い花
植物界
赤紫色の花
被子植物門 双子葉植物綱
ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)Vicia sativa ssp. nigra
マメ目 マメ科 ソラマメ属
越年草
別名:カラスノエンドウ (烏野豌豆)
三大雑草の一角、マメ科の登場です。

ヤハズエンドウは、道端でも生えるありふれたマメ科雑草です。

多分別名の「スズメノエンドウ」のほうがわかりやすいと思います。
ゲンゲ(紫雲英,翹揺)Astragalus sinicus
マメ目 マメ科 ゲンゲ属
越年草
中国原産
別名:レンゲソウ(蓮華草),レンゲ
タグ:ゲンゲ
昔の田んぼでは、緑肥にするために春先に種がまかれていました。

マメ科で空気中の窒素を植物が利用できるようにする能力があります。

最近は緑肥を使わなくなったせいか、あまり見ることはありません。

田んぼの隅で咲いていましたので、昔緑肥に使っていた時の名残なのかもしれません。
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)Lamium purpureum
シソ目 シソ科 オドリコソウ属
越年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
タグ:ヒメオドリコソウ
ホトケノザほどではありませんが、結構目にする雑草。

ホトケノザは道端でも生えますが、こちらは田畑のような植物が多い場所を好むような気がします。
被子植物門 双子葉植物綱
赤紫色の花
植物界
紫色の花
被子植物門 双子葉植物綱
ハルジオン(春紫苑)Erigeron philadelphicus
キク目 キク科 ムカシヨモギ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ハルジオン
花びらが細くて糸状、葉の鋸歯が大きい、葉の付け根が茎を巻いているということで、ハルジオン。

図鑑などではよく似たヒメジョオンとは花期がずれると書かれていることがありますが、結構咲いている時期が長くハルジオンとかぶることもあるので注意が必要です。
被子植物門 双子葉植物綱
紫色の花
植物界
青紫色の花
被子植物門 双子葉植物綱
タチツボスミレ(立坪菫)Viola grypoceras
キントラノオ目 スミレ科 スミレ属
多年草
タグ:タチツボスミレ
タチツボスミレっぽいのですが、花柄についている小苞葉の位置が低いのでちがうかもしれません。
被子植物門 双子葉植物綱
青紫色の花
植物界
青い花
被子植物門 双子葉植物綱
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)Veronica persica
シソ目 オオバコ科 クワガタソウ属
越年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
別名:瑠璃唐草
タグ:オオイヌノフグリ
どこにでも生える結構強い外来種の雑草ですが、こうやってかたまって咲いているときれいです。
キュウリグサ(胡瓜草)Trigonotis peduncularis
キク目
ムラサキ科
キュウリグサ属
二年草
タグ:キュウリグサ

ひとつひとつの花はきれいですが、小さくて色が薄いためか、まとまって咲いていてもオオイヌノフグリほどではないようです。
被子植物門 双子葉植物綱
青い花
植物界
緑色の花
被子植物門 双子葉植物綱
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)
Chrysosplenium japonicum
ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属
多年草
タグ:ヤマネコノメソウ
被子植物門 双子葉植物綱
緑色の花
植物界



植物界
果実 〉乾果 かんか:汁気の少ない果実
〉〉裂開果 れっかいか:熟すと割れる乾果
〉〉〉蒴果 さくか:熟すと放射状に分かれる裂開果
被子植物門 双子葉植物綱
ヤマネコノメソウ
(山猫の目草)
Chrysosplenium japonicum
ユキノシタ目
ユキノシタ科
ネコノメソウ属
多年草
タグ:ヤマネコノメソウ

実が大きくなってきましたが、まだ熟していません。
被子植物門 双子葉植物綱
>>>蒴果
>>裂開果
果実 > 乾果
植物界



植物界
その他植物
シダ植物門 トクサ綱
スギナ(杉菜)Equisetum arvense
トクサ目 トクサ科 トクサ属
夏緑性
タグ:スギナ
スギナの栄養茎。

ふつう「スギナ」というとこの状態を指します。

ツクシが枯れたあとに出てくるのが普通ですが、このように同時に出ることもあります。

こちらは光合成担当なので、緑色をしています。
胞子茎のツクシ(土筆)。

スギナの胞子を飛ばすためだけに出てくる茎。

光合成をする必要がないので緑色はしていません。
シダ植物門 トクサ綱
その他植物
植物界



 秋に咲いた花の実も一段落。

 花も咲き始めたばかりということで、実の方はまだまだ。

 これからどんどん花が増えるように、実もどんどん熟していくでしょう。



タグ♦ 3月の下赤阪の棚田の植物

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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薄い黄緑と濃い赤の春のちっちゃい花 スズメノヤリ


 これも春の花。

 といっても目立つ花びらはありません。

 単子葉植物のイグサ科の花。

 イネ科と同じイネ目で、風で花粉を飛ばす風媒花(ふうばいか)。

 そのため花は地味。







 でも近くで見ると、小さい花がたくさん集まってひとかたまりになっています。

 薄い黄緑色のオシベの葯(やく)が大きく、赤い花被片がアクセントになってなかなか個性的な花。

 刈り込まれた草地などに生える、雑草です。



スズメノヤリ(雀の槍)Luzula capitata
単子葉植物綱 イネ目 イグサ科 スズメノヤリ属
多年草



 ただ、よく似た植物に同じ同じスズメノヤリ属のヤマスズメノヒエ(山雀の稗)があります。

 葉に長くて柔らかそうな毛が多いので、スズメノヤリに。







 が、正直よくわかりません……

 どっちなんだろう?



タグ♦ ちっちゃい花

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アミガサタケにくっついていた小さい小さい謎の虫


 先日紹介した春のキノコ、トガリアミガサタケ

 写真をよく見ていると、小さな虫がついていることに気づきました。

 大きさは、5ミリもないと思います。

 小さな虫です。



この記事にはの画像があります。





キノコの上の方についている虫
キノコの上の方についている虫




 写した時には気づかなかったので、一方向からの写真だけ。

 しかもあまり接写していません。

 キノコを食べる虫もたくさんいます。

 ハネカクシやシデムシの仲間、そのものずばりのキノコムシという種類もあります。

 さあ、どの虫でしょうか。



甲虫のようです
甲虫のようです




 どんな虫が確認するために拡大してみると、丸い体の甲虫のようで、ハネカクシやシデムシではないようです。

 キノコムシの仲間のようですが、よく見ると触角の先はふくらんでなく、足の先のほう(符節)が大きくなっています。

 どちらもキノコムシの仲間にはあまりない特徴です。

 この特徴にあうのは、ハムシの仲間。

 特に腹部が鞘翅(硬い翅)から飛び出ているところは、いかにもハムシっぽい。



見るからにハムシっぽい姿
見るからにハムシっぽい姿




 大きさを考えると小さなノミハムシの仲間。

 しかしハムシは偏食で特定の植物の葉しか食べません。

 そもそも、ハムシは「葉虫」。

 名前のように葉っぱを食べるものがほとんど。



 じゃあ、この虫は一体どんな虫なのでしょうか。

 そこで発想を転換して、ハムシがたまたまキノコで休んでいるところに出会った。

 確かにキノコ食べているような格好ですが、キノコには食べられた痕は見えません。

 ということで、見つけた中で一番それっぽいのが「オオアカマルノミハムシ」。

 これが現時点での結論です。



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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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