名前に偽りなかった? やっと出会えた“イソヒヨドリ”
イソヒヨドリ。
漢字で書くと、「磯鵯」。
つまり、岩場の海岸、磯に棲むヒヨドリ。
ではありません。
磯を活動の場にしていますが、スズメ目 ツグミ科 イソヒヨドリ属。
ヒヨドリは スズメ目 ヒヨドリ科 ヒヨドリ属。
科からちがう鳥です。
本来は名前のように磯の近くに棲む鳥でしたが、最近の大阪では内陸部への進出が確認されています。
ということで、近所、しかも住宅街などで時折見かける、「町ヒヨドリ」になっています。
それどころか狭山池でも見かけて「池ヒヨドリ」。
さらに山の麓の下赤阪の棚田で見かけてほとんど「山ヒヨドリ」です。
と、海の近くで見たことはありましたが、磯で見たことはありませんでした。
ヒヨドリでないどころか、磯にもいません!
「名前に偽(いつわ)りあり!」。
それが、やっと名前通りのイソヒヨドリに出会うことができました。
イソヒヨドリ(磯鵯)のメス
スズメ目 ツグミ科 イソヒヨドリ属ハトより小さい 留鳥 |
![]() 磯に立つイソヒヨドリのメス |
場所は和歌山市の北部、加太(かだ)。
最近は海上のラピュタと言われる友ヶ島へ渡るための港として有名かもしれません。
加太海水浴場と城ヶ崎の間の岩場。
石の上を、尾羽根を上下させながら歩き回っています。
その姿はヒヨドリじゃなく、セキレイのよう。
でも立ち度待った時の姿は、上半身を起こしたつぐみん立ち。
たしかにツグミの仲間。
名前の偽りは半分だけでした。

目線をくれました?
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