【 2015年01月】

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下赤阪の棚田の2014年 11月下旬の果実〉液果・偽果編


 今回は液果。

 水分が多めの果実です。

 実というよりも種といった感じの乾果とちがい、いかにも「実」って感じのものがあらわれます。

 「くだもの」と呼ばれるものには、液果ともう一つ紹介する偽果がたくさん含まれます。




曲がりながら棚田が続いています




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
タグ:11月の下赤阪の棚田の植物



植物界 被子植物門
果実 〉液果 えきか:汁気の多い果実
〉〉核果 かくか:種が硬い殻に覆われている液果
 双子葉植物綱

ヒサカキ(姫榊)Eurya emarginata

ツツジ目 モッコク科 ヒサカキ属
常緑高木
タグ:ヒサカキ
広葉樹の里山の林床ではよくある樹木。

名前の通りサカキに近い樹木ですが、名前に「姫」がついているようにサカキより小ぶりの葉。

サカキは寺社などで神仏への供え物として利用されますが、サカキがないような地域ではヒサカキが使われることもあります。

野鳥が身を食べるようなので、糞と一緒にすれられたものが芽を出したのかもしれません。

ヤマハゼ(山黄櫨)
Toxicodendron
 sylvestre

ムクロジ目
ウルシ科
ウルシ属
落葉小高木
タグ:ヤマハゼ

ウルシほどではありませんが、かぶれることもありますのでご注意ください。

アオツヅラフジ(青葛藤)Cocculus orbiculatus

キンポウゲ目 ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属
蔓性落葉木本
果実の多量摂取は有害
タグ:アオツヅラフジ

ヘクソカズラ(屁糞葛)
Paederia scandens

リンドウ目
アカネ科
ヘクソカズラ属
蔓性多年草
異臭あり
タグ:ヘクソカズラ
双子葉植物綱
〉〉核果
果実〉液果
〉〉漿果 しょうか:種が硬い殻に覆われていない液果
植物界 被子植物門 双子葉植物綱

ポンカン(椪柑、凸柑) ?
Citrus reticulata var poonensis

ムクロジ目 ミカン科 ミカン属
常緑低木
中国原産の食用作物
ミカンよりも大きく、頭に膨らみがあることからポンカンとしました。

デコポンににているのは、ミカンとポンカンを交配させたものだから。

ただ、ポンカンは温かいところを好むので、ちがうかもしれません。

ウンシュウミカン(温州蜜柑)Citrus unshiu

ムクロジ目 ミカン科 ミカン属
常緑低木
日本原産と思われる果樹
タグ:ウンシュウミカン

カキノキ(柿の木)Diospyros kaki

ツツジ目 カキノキ科 カキノキ属
落葉低木
未熟な果実は有毒の可能性
タグ:カキノキ

サネカズラ(実葛)
Kadsura japonica

アウストロバイレヤ目
マツブサ科
サネカズラ属
蔓性常緑木本
液果の集合果
タグ:サネカズラ

10月にはまだ緑だった実が赤く熟しました。
双子葉植物綱
〉〉真正液果
果実 〉液果
植物界 被子植物門



植物界 被子植物門
果実 〉偽果 ぎか:子房以外が大きくなった果実
〉〉瓜状果 うりじょうか:果肉の中に種が沢山入っている偽果
 双子葉植物綱

キカラスウリ(黄烏瓜)
Trichosanthes kirilowii var. japonica

ウリ目 ウリ科 カラスウリ属
蔓性多年草
タグ:キカラスウリ
まだ緑色をしている時にはほかのウリ類と同じように漬物などにして食べることもできます。

よく似た植物にカラスウリがありますが、実は朱色になります。
双子葉植物綱
〉〉瓜状果
果実 〉偽果
植物界 被子植物門



 液果と偽果の二大果物が登場ですが、液果の殿様カキはありますが、偽果果物の王様のリンゴはありません。
 残念ですが。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年下赤阪の棚田201411果実/SA-tanada液果/SA-tanada偽果/SA-tanadaキカラスウリヒサカキポンカンサネカズラ11月の下赤阪の棚田の植物

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靫草 赤く縮かむ蓮座草 (七十二候第六十四候「乃東生」を過ぎて)


 1年を72に分けて季節を表す七十二候(しちじゅうにこう)。

 12月下旬、冬至の最初の七十二候が「乃東生」。

 よみは「なつかれくさしょうず」。

 乃東(なつかれくさ)が生える時期、という意味です。



 夏枯草(かごそう)の古い呼び名が「乃東」。

 夏枯草は、シソ科のウツボグサ(靫草)の花穂の漢方生薬としての呼び名です。

 ということで、「乃東生」は、ウツボクサが芽吹く頃、という意味になります。



 ところが。

 ウツボグサは多年草。

 多年草でも冬に地上部分が枯れる植物もありますが、ウツボグサはロゼットの状態で冬を越します。

 芽吹いたようには見えないでしょう。



1月中旬の下赤阪の棚田の赤く焼けてるウツボグサのロゼット 1月中旬の下赤阪の棚田の赤く焼けてるウツボグサのロゼット




 「ロゼット」は、植物が茎を伸ばさず、地面の上に貼り付くように四方八方に葉をのばした状態のこと。

 中国語では「蓮座叢(リェヌゾゥツォン))」。

 「蓮座」は「蓮華座(れんげざ)」のことで、仏像が座っている蓮の花を模した台座のこと。

 何重にも葉を重ねる様子を見立てたものでしょう。



 ということで、この七十二候の「乃東」は、ウツボグサではないとする説もあります。

 しかし、今のところ、ウツボグサ以外に「これだ!」というのは見つかっていないようです。



6月中旬の下赤阪の棚田のウツボクサの花
6月中旬の下赤阪の棚田のウツボクサの花




 七十二候は、1年を24に分ける二十四節気(にじゅうしせっき)と同じように中国が発祥。

 中国のものをそのまま使っている二十四節気とちがい、七十二候は日本オリジナルのものが少なくありません。

 「乃東生」も日本オリジナル。

 明治時代の暦(こよみ)の要約に書かれていたものですが、わずか百年ちょっとでなにかわからなくなってしまったというのは、おもしろいですね。



タグ♦ ウツボグサ 七十二候

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下赤阪の棚田の2014年 11月下旬の果実〉乾果〉〉裂開果編


 11月、下赤阪の棚田。

 冬の棚田ビオトープでは昆虫は少なくなりましたが、植物の実はたくさん。

 動物に食べてもらおうと言うのでしょうか。

 でもおいしくなさそうで、食べるところも多くない実もたくさんあります。




稲株が並ぶ冬の下赤阪の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
タグ:11月の下赤阪の棚田の植物



植物界 被子植物門
果実 〉乾果 かんか:汁気の少ない果実
〉〉裂開果 れっかいか:熟すと割れる乾果
〉〉〉蒴果 さくか:熟すと放射状に分かれる裂開果
 双子葉植物綱
ウツギ(空木)
Deutzia crenata
バラ目
アジサイ科
ウツギ属
落葉低木
別名:ウノハナ(卯の花)
タグ:ウツギ

初夏に白い花を咲かせます。
ソシンロウバイ
(素心蝋梅)
Chimonanthus praecox
 f. concolor
クスノキ目
ロウバイ科
ロウバイ属
落葉低木
壺状果
タグ:ソシンロウバイ

1月に黄色い花が咲きますが、その頃になっても実は残っています。
オオニシキソウ(大錦草)
Euphorbia nutans
キントラノオ目
トウダイグサ科
トウダイグサ属
一年草
アメリカ原産の帰化植物
タグ:オオニシキソウ

雌花の柱頭が残っていて花のようにも見えますが、花には白くて小さい花弁があります。
双子葉植物綱
〉〉〉蒴果
果実〉乾果〉〉裂開果
〉〉〉角果 かくか:熟すと左右に分かれる裂開果
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
アキノタネツケバナ(秋の種浸け花)
Cardamine autumnalis
アブラナ目 アブラナ科 タネツケバナ属
一年草
タグ:アキノタネツケバナ
双子葉植物綱
〉〉〉角果
果実〉乾果〉〉裂開果
〉〉〉蓋果 がいか:熟すと上部が蓋のように取れる裂開果
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
オオバコ(大葉子)Plantago asiatica
シソ目 オオバコ科 オオバコ属
多年草
別名:車前草
タグ:オオバコ
踏まれても踏まれても枯れない強い雑草。
年中ロゼット状で目立ちませんが、いろんなところに生えています。
双子葉植物綱
〉〉〉蓋果
〉〉裂開果
果実 〉乾果
植物界 被子植物門



 前回と合わせて乾燥している乾果を集めました。

 見るからに食べるところがなさそうです。

 次は水分が多い液果。

 食用になるものがでてきますが、それだけではありません。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年下赤阪の棚田201411果実/SA-tanada乾果/SA-tanada裂開果/SA-tanadaウツギソシンロウバイオオニシキソウオオバコ11月の下赤阪の棚田の植物

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一番寒い時期ですが、春が近づいていることを教えてくれる香りと花


 1月の下赤阪の棚田。

 大阪で唯一の村の棚田。

 もちろんイネもなく、田んぼもそのまま休ませていますので、ちょっと寂しい棚田です。

 その中で咲いていたソシンロウバイ。



葉より先に花が咲く落葉樹
葉より先に花が咲く落葉樹




 漢字では「素心蝋梅」。

 クスノキ目 ロウバイ科 ロウバイ属のロウバイの園芸品種。

 薄く透けて見えるような花びらは、天気のいい日に見るとほんとうに綺麗です。



曇りだったのにソシンロウバイのそばに来た時だけ青空が
曇りだったのにソシンロウバイのそばに来た時だけ青空が




 そしてなにより独特な香り。

 遠くからでも咲いているのがわかります。



まだまだつぼみもいっぱい
まだまだつぼみもいっぱい




 梅もまだつぼみが固い1月に、春がくることを教えてくれる花です。



タグ♦ ソシンロウバイ 下赤阪の棚田

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タグ: ソシンロウバイ冬の花黄色い花下赤阪の棚田下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田2015/01

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下赤阪の棚田の2014年 11月下旬の果実〉乾果〉〉閉果編


 11月の下赤阪の棚田。

 日本の棚田百選にも選ばれた大阪唯一の村の棚田です。

 実りの秋というように、いろいろな実がなっていました。

 ただし、山菜にもならないようなものばかりですが。




稲刈りが終わっても緑色の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
タグ:11月の下赤阪の棚田の植物



植物界 被子植物門
果実 〉乾果 かんか:汁気の少ない果実
〉〉閉果 へいか:熟しても割れない乾果
〉〉〉痩果 そうか:皮と種がわかれない閉果
 双子葉植物綱
コウゾリナ(剃刀菜)
Picris hieracioides
 ssp. japonica
キク目
キク科
コウゾリナ属
越年草
タグ:コウゾリナ

綿毛が羽毛のように細かく分かれるのが特徴です。

タンポポなどは分かれていない1本の毛がたくさんついています。
コシロノセンダングサ
(小白の栴檀草)
Bidens pilosa var. minor
キク目
キク科
センダングサ属
一年草
熱帯から暖帯の原産
タグ:コシロノセンダングサ

コセンダングサの変種。
アイノコセンダングサ
(合の子栴檀草)
Bidens pilosa
 var. intermedia
キク目
キク科
センダングサ属
一年草
タグ:アイノコセンダングサ

コシロノセンダングサとコセンダングサの雑種とされます。
アキカラマツ
(秋唐松,秋落葉松)
Thalictrum minus
var. hypoleucum
キンポウゲ目
キンポウゲ科
カラマツソウ属
多年草
タグ:アキカラマツ

9月にはまだ緑だった実が熟していました。
ワレモコウ
(吾亦紅,吾木香)
Sanguisorba officinalis
バラ目
バラ科
ワレモコウ属
多年草
タグ:ワレモコウ
双子葉植物綱
>>>痩果
植物界 被子植物門 果実〉乾果〉〉閉果
〉〉〉胞果 ほうか:種と皮が分かれる閉果
双子葉植物綱
ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)
Achyranthes bidentata var. fauriei
ナデシコ目 ヒユ科 イノコヅチ属
多年草
同じ仲間にヒカゲイノコヅチ(和名:イノコヅチ)があります。

名前のように、日陰を好むのがヒカゲイノコヅチ。
日なたを好むのが、このヒナタイノコヅチ。
双子葉植物綱
〉〉〉胞果
〉〉閉果
果実 〉乾果
植物界 被子植物門



 果実はいろいろありますが、食べられそうなのはありません。

 今、こんなに食べられる果実が多いのは、品種改良と交流のおかげですね。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

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下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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今年も儚い金剛山の樹氷


 2014年から15年にかけての冬、最初の霧氷は高野山でした

 それに遅れて、金剛山でも霧氷を見てきました。

 冬、空気中の冷えた水蒸気が木にあたって氷になったものが霧氷(むひょう)。

 白くなって木についた霧氷が樹氷(じゅひょう)。



 蔵王の「アイスモンスター」は有名ですが、さすがに大阪の低山ではそのようなものはありません。

 それどころか、ちょっと温度が上がって雨が降るとみんなとけて無くなります。

 この冬も何度かとけています。

 だからこそ、小さな儚(はかな)い樹氷でも、冬の風物詩になります。



 金剛山登山での樹氷ポイントの一つが、最も登山者が多い千早本道の八合目から上。

 実はここは奈良県。
 大阪の樹氷ではなかったりします。



葉を落としたブナにつく樹氷
葉を落としたブナにつく樹氷




向かいの文殊尾根のブナ林も樹氷ポイント
向かいの文殊尾根のブナ林も樹氷ポイント




 八合目からの迂回路はブナ林の中を通ります。

 葉を落としたブナに樹氷がついています。



曇だと水墨画の中にいるようです
曇だと水墨画の中にいるようです




 この冬はちょっと暖かいようで、金剛山の雪もとけたり積もったりを繰り返しています。

 今年も金剛山の山頂は、儚い樹氷になりそうです。



タグ♦ 冬の金剛山

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タグ: 樹氷霧氷冬の金剛山千早本道ブナの樹氷

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冬の狭山池の鳥たち 2014.3 水辺のまわりにいた鳥編


 大阪狭山市の日本一古いダム式溜池と言われる狭山池。

 冬にはいろいろな水鳥が集まってきます。

 今回は水辺のまわりにいた鳥たちです。



【冬の狭山池の鳥たち 2014.3】をまとめて表示




草刈りはされるけど人が立ち入らない草地もある狭山池




水辺の岩やコンクリートの上にいた鳥
動物界 脊索動物門 鳥綱
ハクセキレイ(白鶺鴒)Motacilla alba lugens
スズメ目 セキレイ科 セキレイ属
スズメより大きい
漂鳥
歩行採餌:小型節足動物・ミミズ等,雑食
タグ:ハクセキレイ
よく見かける2種類のセキレイ、「2セキレイ」の一つ。
このように水辺でよく見かけますが、住宅街のアスファルトの上を歩いていたりと、意外と身近な鳥。

「ハクセキレイ」といいつつ、見た目は「ハイセキレイ」。中には「クロセキレイ」も。
体の色のバリエーションが豊富です。明度のちがいだけですが。

黒いハクセキレイは、セグロセキレイと似ています。
ちょうど黒いハクセキレイとセグロセキレイが並んでいました。
上が黒いハクセキレイ、下がセグロセキレイ。

いろいろと違うところはありますが、わかりやすいのが顔。
白い顔に黒い過眼線(目のところを通る線)がハクセキレイ。
黒い顔に白い眉斑(目の上を通る線)がセグロセキレイ。
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Motacilla grandis
スズメ目 セキレイ科 セキレイ属
スズメより大きい
留鳥
歩行採餌:小型節足動物・ミミズ等,雑食
タグ:セグロセキレイ
よく見かける2セキレイのひとつ。

2羽ペアで行動するところもハクセキレイと同じ。
ハクセキレイと同じ所にいますが、町中ではハクセキレイのほうがよく見かけるような気がします。
キセキレイ(黄鶺鴒)Motacilla cinerea
スズメ目 セキレイ科 セキレイ属
スズメより大きい
留鳥
歩行採餌:小型節足動物・ミミズ等
タグ:キセキレイ
2セキレイほどではありませんが、わりと目にするセキレイ。
ハクセキレイ・セグロセキレイと合わせて「3セキレイ」。

アスファルトの上にも平気でいる2セキレイとちがい、見かけるのは水場ばかり。
いつも1羽だけで行動するのも2セキレイとちがうところ。
イソヒヨドリ(磯鵯)Monticola solitarius のメス
スズメ目 ツグミ科 イソヒヨドリ属
ハトより小さい
留鳥
歩行採餌:甲殻類・昆虫類・トカゲ等小動物
タグ:イソヒヨドリ
「ヒヨドリ」といいつつツグミ科。
名前のように磯(海の岩場)にいる鳥ですが、最近は積極的に内陸に進出して、公園などでもみかけるようになってきました。

ということで、生態がまったく反映されていない名前の鳥です。
ヒドリガモ(緋鳥鴨)Anas penelope のオスとメス
カモ目 カモ科 マガモ属
カラスより小さい
冬鳥
水面採餌:植物の葉や種等
タグ:ヒドリガモ
頭が赤茶色(緋色(ひいろ))なのが名前の由来。
緋色(ひいろ)日本の伝統色 和色大辞典

奥の緋色の頭に灰色の体がオス、手前がメス。
カモですから本来は水に浮かんでいるのですが、たまたま陸に上がっていたようです。
動物界 脊索動物門 鳥綱
水辺の岩やコンクリートの上にいた鳥



水辺の草や木や柵にいた鳥
動物界 脊索動物門 鳥綱
モズ(百舌,百舌鳥,鵙)Lanius bucephalus のオス
スズメ目 モズ科 モズ属
スズメより大きい
漂鳥
捕食採餌:昆虫・クモ類・トカゲ等小動物
タグ:モズ
スズメ目の猛禽。
獲物は足ではつかまずくわえるので、クチバシの先が鋭く鉤爪状になっています。

水辺とは関係なく、食べ物の虫やトカゲなどがいるような環境を好みます。
ホオジロ(頬白)Emberiza cioides のオス
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ属
スズメより大きい
留鳥
地上採餌・草枝上採餌:植物の種子,昆虫類等
タグ:ホオジロ
頬かどうかわかりませんが、顔に白い部分があるのが名前の由来。
モズと同じように水辺にこだわりはないようですが、ヨシやススキが茂っているようなところは好きなようです。
セッカ(雪加,雪下)Cisticola juncidis
スズメ目 セッカ科 セッカ属
スズメくらい
留鳥
昆虫・クモ類等
RDB:大阪-準絶滅危惧NT
首を縮めているのでちがう鳥のようですが、模様からセッカだと思います。

ススキなどが生える茅場が好きな鳥なので、狭山池でも茅がある一部でしか見かけないようです。
カワウ(川鵜)Phalacrocorax carbo
ペリカン目 ウ科 ウ属
カラスより大きい
留鳥
潜水採餌:魚類
タグ:カワウ
伝統漁法「鵜飼」のウはウミウでちがいます。

同じ潜水するカイツブリとちがい、よく岩の上や柵や木の上で休んでいます。

水に浮かんでいる時も体の半分くらいが沈んでいるようで、カイツブリのように長時間浮かんでいるのが不得意なのかもしれません。
動物界 脊索動物門 鳥綱
水辺の草や木や柵にいた鳥



水辺の刈られた草原等にいた鳥
動物界 脊索動物門 鳥綱
コガモ(小鴨)Anas crecca のオス
カモ目 カモ科 マガモ属
ハトより大きい
冬鳥
水面・地面採餌:植物の葉や種等
タグ:コガモ
水際の地面のあるところで休んでいるようです。
アオサギ(蒼鷺)Ardea cinerea
コウノトリ目 サギ科 アオサギ属
カラスよりずっと大きい
留鳥
捕食採餌:魚類・両生類・節足動物等小動物
タグ:アオサギ
結構大きい鳥です。
浅いところなら水中に立って小魚を狙うこともあります。
オオバン(大鷭)Fulica atra
ツル目 クイナ科 オオバン属
ハトより大きい
漂鳥
潜水・逆立採餌:主に植物食,他魚類・昆虫等
タグ:オオバン
カモ類とちがい、結構地面の上でもみかけます。

下のオオバンはクチバシがピンク色に見えますので幼鳥かもしれません。
カワラバト(河原鳩)Columba livia
ハト目 ハト科 カワラバト属
大きさ33cm
留鳥
地面採餌:植物の種子等
タグ:カワラバト
「ドバト」とも呼ばれます。

中央アジア原産で、家畜化されて日本へ伝わったと考えられています。
日本にやってきたのは平安時代以前と言われ、今では在来種のようです。
ハクセキレイ(白鶺鴒)Motacilla alba lugens
スズメ目 セキレイ科 セキレイ属
スズメより大きい
漂鳥
歩行採餌:小型節足動・ミミズ等,雑食
タグ:ハクセキレイ
浅いところなら水の中にも入りますが、ハクセキレイにとって水際は急に深くなっているようです。
動物界 脊索動物門 鳥綱
水辺の刈られた草原等にいた鳥



 水から離れると、水辺にこだわらない鳥たちも集まってきます。

 そして水鳥も陸に上がっていたり。

 いろいろ鳥が集まってくるのも、池のまわりに人が立ち入らない草地が広がっているからでしょう。
 次はもっと水辺から離れたところにいた鳥たちです。



タグ♦ 狭山池の鳥2014年3月

■参考外部リンク■
狭山池が国の史跡に指定されます/大阪狭山市ホームページ
大阪府/狭山池ダム
大阪府/大阪府レッドリスト


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タグ: 狭山池の鳥2014/03狭山池水鳥冬の鳥狭山池の鳥セッカヒドリガモモズキセキレイイソヒヨドリ

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二酸化炭素はぐるぐるまわる その2「二酸化炭素の行き先」


 地球がだんだん暖かくなっていく地球温暖化。

 その直接の原因とされるのか、空気中の二酸化炭素の濃度。

 地球温暖化について科学的に評価する国際機関のIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change/気候変動に関する政府間パネル)の2013年の報告では、地球の平均気温の上昇と二酸化炭素の濃度の変化に深い関係があると考えられることが指摘されました。



 二酸化炭素が増えているということは、一体どこから来たのでしょうか。

 それは、炭素を含んだ物(燃料)を燃やして空気中の酸素と化合さるから。

 つまり、とても大雑把に言うと、元が生き物だったものを燃やすと、出てくるのが二酸化炭素です。

 ということは、石炭や石油やガスを燃やす限り二酸化炭素は増え続けていくのでしょうか。

 それは半分正解で、半分まちがいです。



二酸化炭素が塊になった石灰岩が溶けてできた鍾乳洞〈星野洞(南大東島)〉
二酸化炭素が塊になった石灰岩が溶けてできた鍾乳洞
〈星野洞(南大東島)〉




 なぜなら、空気中の二酸化炭素を取り除く自然の仕組みが地球にはあるので、増える一方にはなりません。

 地球と似たような物質で出来ていると考えられる金星と火星の大気はほぼ100%が二酸化炭素。

 しかし現在の地球はほぼ0%の0.04%。

 地球もできた時の二酸化炭素の割合は、金星や火星と同じくらいだったと考えられます。

 実際、地球にある炭素がすべて二酸化炭素になったとすると、空気中の割合は99%になると言われています。
 金星の97%に匹敵するくらいのすごい量です。



 ということは、地球は空気から二酸化炭素を取り除く仕組みが金星や火星とちがってよく働いているようです。

 二酸化炭素濃度が増えていると騒がれている現在でも、実は地球の歴史の上では極端に二酸化炭素の濃度が低い時期の一つなのです。

 たとえば、恐竜がいた中生代の三畳紀には一時期今の10倍の濃度があったと考えられていますし、陸上に植物が上陸し始めた古生代のオルドビス紀には20倍あったとも言われます。



二酸化炭素が固まった石灰岩の南大東島と二酸化炭素がたくさん溶け込んだ太平洋
二酸化炭素が固まった石灰岩の南大東島と
二酸化炭素がたくさん溶け込んだ太平洋




 そんなにいっぱいあった二酸化炭素がどこへ行ったかというと、姿を変えて空気中でないところにあるのです。

 ひとつは海の中。

 まず、海には大量の二酸化炭素が溶け込んでいます。

 それを植物プランクトンなどが炭水化物に変えます。

 しかし、その炭水化物は植物プランクトンが死んだり食べられたりすると、また二酸化炭素に戻りますので、一時的なものでしかありません。



 二酸化炭素を取り除くための重要な働きをしている生き物にはサンゴや貝があります。

 海に溶け込んだ二酸化炭素を炭酸カルシウムにして、貝殻やサンゴをつくって体を支えたり守ったりするのに利用します。
 ほかにも炭酸カルシウムという形で二酸化炭素を利用する海の生き物はいろいろいます。

 そういったサンゴや貝殻などに姿を変えた二酸化炭素は、サンゴや貝が死んだ後に海底にたまっていき、長い時間をかけて石灰岩に姿を変えます。

 それ以外にも海中の二酸化炭素が海中のカルシウムとくっついて炭酸カルシウムとなって海の底に沈んでいきます。

 これも時間がたてば石灰岩になります。



二酸化炭素を間接的に取り除いてくれるサンゴ-和歌山県立自然博物館
二酸化炭素を間接的に取り除いてくれるサンゴ-和歌山県立自然博物館




 そうやって地球に取り込まれた二酸化炭素は、火山ガスとして再び空気中に戻ってくるのです。

 人間がどんどん増やしていってると言われる二酸化炭素ですが、実は増えたり減ったりぐるぐる回るシステムが地球にはあるのです。

 その仕組で、ほとんどないくらいに減らされたのが、今の地球の空気。

 でも二酸化炭素は姿を変えただけで、海と地面の下にたくさんあるのです。

 今の金星や火星には海がありません。
 しかし、大昔には海があったという説もあります。

 地球の二酸化炭素がほぼ0になるまで減ったのは、海がなくならなかったからからかもしれません。



タグ♦ 炭素循環 二酸化炭素 南大東島

■参考外部リンク■
気象庁 Japan Meteorological Agency
(IPCC(気候変動に関する政府間パネル))


南大東島ホームページ
和歌山県立自然博物館公式ホームページ


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タグ: 炭素循環二酸化炭素石灰岩IPCC南大東島

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genre : 学問・文化・芸術

下赤阪の棚田の2014年 11月下旬の白い花・青~赤い花編


 11月の棚田ビオトープの生き物の植物編。

 黄色い花では圧倒的だったキク科でした。

 今回は白い花が登場。

 果たしてキク科は今回も圧倒的でしょうか。




コスモスと11月の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
タグ:11月の下赤阪の棚田の植物



植物界
白い花
被子植物門 双子葉植物綱
キク目

ヨメナ(嫁菜)Aster yomena

キク目 キク科 シオン属
多年草
タグ:ヨメナ
野菊は種類が多く、似ているのも多いのが特徴。

ということで、まちがっている可能性は決して低くありません。

ハキダメギク(掃溜菊)Galinsoga quadriradiata

キク目 キク科 コゴメギク属
一年生
タグ:ハキダメギク

ヒメジョオン(姫女苑)Erigeron annuus

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
一年草
タグ:ヒメジョオン

オオハルシャギク(大春車菊)Cosmos bipinnatus

キク目 キク科 コスモス属
一年草
メキシコ原産の園芸植物
タグ:オオハルシャギク

コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)
Bidens pilosa var. minor

キク目 キク科 センダングサ属
一年草
コセンダングサの変種
熱帯から暖帯の原産
タグ:コシロノセンダングサ
5枚の大きい花びらでセンダングサというより、コスモスの仲間のように見えます。

でも、果実を見ると、細長ひっつき虫型がまとまっているところは、立派なセンダングサの仲間です。

ややこしい名前ですので、漢字をよく見てみましょう。
キク目
白い花 被子植物門 双子葉植物綱
その他の目

ミドリハコベ(緑繁縷)Stellaria neglecta

ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草
タグ:ミドリハコベ
ハコベも似たものが多いですが、花柱(メシベの先)が3つに分かれているので、ミドリハコベかコハコベ
5つだったらウシハコベ

茎が緑色なのでミドリハコベ、としました。

春の七種の「はこべら」とされることもあります。

イヌホオズキ(犬酸漿)Solanum nigrum

ナス目 ナス科 ナス属
一年草
タグ:イヌホオズキ
名前は「ホオズキ」ですが、実は小さな加茂茄子みたいな黒くて丸い形をしています。
ナス属の例に漏れず毒があるので食べないように。
ナスはもちろんトマトやジャガイモのように野菜になっているものは食用可です。

アキノタネツケバナ(秋の種浸け花)Cardamine autumnalis

アブラナ目 アブラナ科 タネツケバナ属
一年草
タグ:アキノタネツケバナ

ビワ(枇杷)Eriobotrya japonica

バラ目 バラ科 ビワ属
常緑高木
タグ:ビワ
その他の目
被子植物門 双子葉植物綱
白い花
植物界
赤・ピンク色の花
被子植物門 双子葉植物綱

オオハルシャギク(大春車菊)Cosmos bipinnatus

キク目 キク科 コスモス属
一年草
メキシコ原産の園芸植物
一般名:コスモス
タグ:オオハルシャギク
今年も中学校側でコスモスがたくさん咲いていました。
白、薄いピンク、濃いピンクといろいろですが、濃い目のピンクが目立つようです。

イヌタデ(犬蓼)Persicaria longiseta

ナデシコ目 タデ科 ソバカズラ属
一年草
タグ:イヌタデ
被子植物門 双子葉植物綱
赤い花
植物界
赤紫色の花
被子植物門 双子葉植物綱

キツネノマゴ(狐の孫)Justicia procumbens

シソ目 キツネノマゴ科 キツネノマゴ属
一年草
タグ:キツネノマゴ

ホトケノザ(仏の座)Lamium amplexicaule

シソ目 シソ科 オドリコソウ属
越年草
タグ:ホトケノザ
被子植物門 双子葉植物綱
赤紫色の花
植物界
紫色の花
被子植物門 双子葉植物綱

トキワハゼ(常磐爆)Mazus pumilus

シソ目 ハエドクソウ科 サギゴケ属
一年草
タグ:トキワハゼ

ヤマハッカ(山薄荷)Isodon inflexus

シソ目 シソ科 ヤマハッカ属
多年草
タグ:ヤマハッカ
被子植物門 双子葉植物綱
紫色の花
植物界
青い花
被子植物門 双子葉植物綱

ヨメナ(嫁菜)Aster yomena

キク目 キク科 シオン属
多年草
タグ:ヨメナ
青みがかっているタイプ。
ところがいつも使っているコンデジ(コンパクトデジカメ)では再現が今ひとつ。
かといって、レタッチソフトで色を変えるというのもどうかと思いますし。
残念。

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)Veronica persica

シソ目 オオバコ科 クワガタソウ属
越年草
ヨーロッパ原産
別名:瑠璃唐草
タグ:オオイヌノフグリ
双子葉植物綱 被子植物門
青い花
植物界



 黄色い花ほどではありませんが、予想通り白い花ではキク科が圧倒的。

 三大雑草のひとつ、マメ科も紫系では結構目立っていますが、ほぼ年中何かが咲いているという点では、キク科にかないそうにありません。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年下赤阪の棚田20141111月の下赤阪の棚田の植物ヨメナコシロノセンダングサミドリハコベオオハルシャギクノコンギクイヌホオズキ白い花

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名前に偽りなかった? やっと出会えた“イソヒヨドリ”


 イソヒヨドリ。

 漢字で書くと、「磯鵯」。

 つまり、岩場の海岸、磯に棲むヒヨドリ。



 ではありません。

 磯を活動の場にしていますが、スズメ目 ツグミ科 イソヒヨドリ属。

 ヒヨドリは スズメ目 ヒヨドリ科 ヒヨドリ属。

 科からちがう鳥です。






 本来は名前のように磯の近くに棲む鳥でしたが、最近の大阪では内陸部への進出が確認されています。

 ということで、近所、しかも住宅街などで時折見かける、「町ヒヨドリ」になっています。

 それどころか狭山池でも見かけて「池ヒヨドリ」

 さらに山の麓の下赤阪の棚田で見かけてほとんど「山ヒヨドリ」です。

 と、海の近くで見たことはありましたが、磯で見たことはありませんでした。

 ヒヨドリでないどころか、磯にもいません!

 「名前に偽(いつわ)りあり!」。



 それが、やっと名前通りのイソヒヨドリに出会うことができました。



スズメ目 ツグミ科 イソヒヨドリ属
ハトより小さい
留鳥

磯に立つイソヒヨドリのメス
磯に立つイソヒヨドリのメス



 場所は和歌山市の北部、加太(かだ)。

 最近は海上のラピュタと言われる友ヶ島へ渡るための港として有名かもしれません。

 加太海水浴場と城ヶ崎の間の岩場。

 石の上を、尾羽根を上下させながら歩き回っています。

 その姿はヒヨドリじゃなく、セキレイのよう。

 でも立ち度待った時の姿は、上半身を起こしたつぐみん立ち。

 たしかにツグミの仲間。

 名前の偽りは半分だけでした。



目線をくれました?
目線をくれました?




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