【 2014年12月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

この冬の初つぐみん写真


 冬になると北の方の国からやってきる冬の渡り鳥のツグミ。

 愛称「つぐみん」。

 野鳥マンガ「とりぱん」ではおなじみのキャラクターです。

 草刈り後の地面が大好きで、人間の生活圏にも普通にいるのですが、「とりぱん」で描かれているようにすぐ物陰に隠れてしまいます。

 だからでしょうか、冬がはじまるころにはやってくると思うのですが、なかなか姿を見ることができないこともあります。

 鳴き声はよく聞きますが。



 ということで、この冬はじめてのつぐみん写真。

 場所はよく行く大阪唯一の村、千早赤阪村の12月中旬の下赤阪の棚田です。



葉を落としたハゼノキにとまっていますが、つぐみん模様がうまく枯れ木迷彩になっているようです。
つぐみん模様がうまく枯れ木迷彩になっているようです。




といっても、枝よりも太いつぐみんは、拡大すればすぐ見つかります。




つぐみん。
ハトよりも小さい鳥で、よく草刈りされた地面の上で何かを食べています。
よく草刈りされた地面の上で何かを食べています。




 冬鳥と言いつつ、おもいっきり春になっても北の国に帰りません。

 そんなに日本がいいのかな?



タグ♦ つぐみん

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下赤阪の棚田の2014年 10月上旬の昆虫以外の動物編


 稲刈りがはじまった10月の下赤阪の棚田ビオトープ。

 田んぼと同じように小さな動物たちも冬支度をはじめているようです。



この記事にはカエルの画像があります。






運動公園から見た稲刈り中の下赤阪の棚田




下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
すでに紹介している生き物については、画像や説明等を省いているものもあります。
画像や説明等のあるページのタグリンクを名前につけていますので、そちらをご覧ください。



動物界
節足動物門
甲殻亜門 軟甲綱
十脚目
サワガニ科
サワガニ属

山の上から流れてきたのでしょう。

棚田の環境が合わないのか、死んでいるようです。
甲殻亜門 軟甲綱
動物界 節足動物門
鋏角亜門 蛛形綱
クモ目
ジョロウグモ科
ジョロウグモ属

コガネグモのように腹部が丸くなっているのは、卵が詰まっているから。

よく見ると、ちゃんとジョロウグモの模様のパターンになっています。
鋏角亜門 蛛形綱
節足動物門
動物界
軟体動物門
腹足綱
クチベニマイマイ(口紅蝸牛)Euhadra amaliae
有肺目 オナジマイマイ科 マイマイ属

クチベニマイマイの特徴は、殻の口の部分が小豆色になっていること。

そして近畿地方では人の生活圏でありふれたカタツムリ。

ということで、多分クチベニマイマイ。
腹足綱
軟体動物門
動物界
脊索動物門
両生綱
カエル目
アマガエル科
アマガエル属

「カエル」っぽいカエル。

手足の吸盤で緑の葉っぱにひっついているので、意外と気づかないかもしれません。
カエル目
アカガエル科
アカガエル属

日本ではわりと大きくなるカエルですが、なんか頭のバランスが変です。

実はまだ子供のトノサマガエルでした。
カエル目
アカガエル科
アカガエル属

よく似たカエルにヌマガエルがいますが、背中の隆条(イボ)細くなります。

ツチガエルは別名が「イボガエル」というように、丸くなっています。
両生綱
脊索動物門
動物界



 カエルがいっぱいいましたが、水がなくなり寒くなるのも冬越の準備中?

 次に会えるのは、来年の春、入水の頃になるでしょう。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年下赤阪の棚田20141010月の下赤阪の棚田の動物サワガニジョロウグモクチベニマイマイニホンアマガエルトノサマガエル虫/SA-tanada

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巨樹・古樹・老樹 その22 岩湧山の岩湧寺の四季彩館のウッドデッキの朴の木


 大阪と和歌山にまたがる和泉(いずみ)山脈。

 府県境が大阪湾と紀伊水道の分水嶺になる尾根を通ります。

 河内長野市のあたりで尾根は北に分かれ、岩湧山になります。

 和泉山脈から金剛山地にかけては修験道(しゅげんどう)の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)の修行場で、縁(ゆかり)のある経塚や寺院があります。

 岩湧山北側の中腹にある岩湧寺(いわわきじ)も役行者縁のお寺です。



 岩湧寺は岩湧山の登山口の一つで、キャンプ場もある「四季彩館」があります。

 四季彩館のセンターハウスからキャンプ場へ下りていく木製階段の途中に、大きな木が。

 ホオノキです。



見下ろしても大きい四季彩館のウッドデッキの朴の木
見下ろしても大きい四季彩館のウッドデッキの朴の木




 四方八方に平たい葉を伸ばした大きな葉は、トチノキのようです。

 ですがトチノキのようにひとつの葉が分かれた複葉ではなく、葉が放射状に生えたもの。

 ですから、葉がついているのは枝。

 葉が落ちても、落ちません。

 トチノキは、葉はまとまって落ち、そこには柄がついています。元が1枚の葉ですから。

 同じように見えても、実は葉のつくりはちがっているのです。



岩湧山の岩湧寺の四季彩館のウッドデッキの朴の木(2014年10月)
岩湧山の岩湧寺の四季彩館のウッドデッキの朴の木(2014年10月)




 ホオノキはトチノキと同じように大きく育ちます。

 大きすぎて山の中では意外と目立ちません。

 大きな落葉を見てはじめて気付くことがありますが、四季彩館ではまわりに木はなくよく目立ちます。

 そしてホオノキの前にはウッドデッキが。

 じっくり見上げることができます。



 このように似ているところはありますが、ホオノキはモクレン目モクレン科。

 トチノキはムクロジ目ムクロジ科(トチノキ科)。結構縁遠い樹木です。

 モクレン目は原始的な花が咲く被子植物。

 登場は恐竜の時代。

 大きくなるのも、恐竜に合わせたからかもしれません?



巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木


タグ♦ 岩湧山 巨樹・古樹・老樹 トチノキ

■参考外部リンク■
河内長野市 岩湧の森 「四季彩館」


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タグ: ホオノキ巨樹・古樹・老樹岩湧山四季彩館

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近くにいてもだれも気づかない冬鳥 アオジ


 12月初め。

 公園にアオジがいました。

 大阪では冬鳥。

 もう冬です。



目のまわりが黒くちょっと人相が悪いアオジ
目のまわりが黒くちょっと人相が悪いアオジ




 薮の中からチチチチ……と聞こえてきています。

 アオジは人影を見るとすぐ薮の中に隠れてしまいます。

 鳴き声もそんなに特徴のあるものではありません。

 ですから鳥に注意を向けていなければ、近くにいることにすら気がつかないような鳥。



薮の中に隠れてこちらを伺うアオジ
薮の中に隠れてこちらを伺うアオジ




 河原や里山のような藪のあることだけでなく、低い木が茂ってまとまっているような所があれば住宅街の中でもいます。

 道を歩いている時、薮の中からみじかくなく鳥の声が聞こえたら、アオジが隠れているかも。

 気配を消して離れたところから見ていると、姿を見ることができるかもしれません。

 春になるまでは。



タグ♦ アオジ

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タグ: アオジ冬鳥冬の鳥スズメくらいの鳥

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冬至のはかない雪とロゼット


冬至の雪に埋もれそうなロゼット
冬至の雪に埋もれそうなロゼット




 冬至の朝、雪がうっすらと積もっていました。

 しかし、それもほんのわずかの間だけ。

 あっという間にとけてしまいました。



 冬至は一年で最も昼の時間が短い日。
 北半球に限りますが。

 つまり、北半球が太陽から受ける熱が一番少ない日。

 でも、寒くなるのはこれから。

 温まるのと冷えるのに時間がかかるのが地球の特徴です。



タグ♦ 冬至

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タグ: 冬至ロゼット

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山に雪が積もったら もちろん あしあとさがし!


 大阪で一番高いところがあるけど、山頂じゃない金剛山。

 この冬も雪の季節がやって来ました。

 雪が積もると楽しみなのが動物の足跡。

 哺乳類が「アニマルトラック」、鳥類が「バードトラック」とも言います。




雪が積もった金剛山山頂の転法輪寺




 哺乳類や大きな鳥類などは、日頃姿を見ることがほとんどありません。

 そういった生き物たちがたしかに生活していることがわかるものの一つが、足跡。

 でも、足跡というのは残りにくいもの。

 普通はちょっと硬くなった泥に残るくらいですが、どこにでもあるような場所ではありません。

 ところが雪が積もると足跡がいたるところで残るのです。



ヤマドリ?の足跡


山に住むキジの仲間。
地面の上を歩くので後ろに向いた第1趾がほかの趾(あしゆび)より短くなっています。
大型の鳥でなかなか姿を見ることができません。





テン??の足跡


金剛山に住むイヌやネコの仲間(食肉目)は少なく、その中でもテンではないかと思います。
ただ足跡の上からまた踏みつけているようでわかりにくくなっています。





 雪の降り始めで足跡も少なくははっきりしません。

 でも雪の季節ははじまったばかり。

 この冬にはどんな足跡と出会えるか楽しみです。



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タグ: ヤマドリテン足跡バードトラックアニマルトラックフィールドサイン金剛山の脊椎動物雪の足跡冬の金剛山金剛山の鳥

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下赤阪の棚田の2014年 10月上旬の昆虫編


 10月、稲刈りの頃の棚田ビオトープの生き物の動物。

 その昆虫編です。

 稲刈りといっしょに棚田の生き物たちもも冬への準備が始まりました。

 昆虫たちと出会えるのも、そろそろおわり?



この記事には昆虫の画像があります。






立体的に交わる下赤阪の棚田




下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
すでに紹介している生き物については、画像や説明等を省いているものもあります。
画像や説明等のあるページのタグリンクを名前につけていますので、そちらをご覧ください。



動物界
節足動物門 昆虫綱
新翅節
多新翅上目
バッタ目 イナゴ科 ツチイナゴ属

複眼の下にある涙型の模様が特徴のツチイナゴ。

成虫はバッタらしい緑色タイプとこの茶色のタイプがあります。

多新翅上目
動物界 節足動物門 昆虫綱 新翅節
内翅上目
チョウ目
タテハチョウ科
チョウ目
タテハチョウ科
テングチョウ属

頭の先端に角のようなものがあるチョウ。

この突起はパルピ(下唇髭)という器官で、匂いを感じることができるらしいので、鼻という見立ては悪くないようです。
チョウ目 タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン属

マリーゴールドが大好きなチョウ。

この蝶が吸蜜しなければ受粉できないと聞いたことがありますが、真偽は不明。

チョウ目 タテハチョウ科 キタテハ属

翅の裏側を見ると「黄立羽」というより「木立羽」といった感じのチョウ。

翅の表の基本的なデザインはヒョウモンチョウと同じですが、なんかちょっとちがう感じがするのがキタテハ?

チョウ目 タテハチョウ科 コジャノメ属

ジャノメチョウの仲間はみんなよく似ていますが、目玉模様(眼状紋)の数や大きさ位置で区別ができます。

でも種類が多いので、出会った時は写真を撮っておきましょう。

タテハチョウ科
動物界 節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目 チョウ目
その他の科
チョウ目
ヤガ科
フクラスズメ属

この日はフクラスズメの幼虫が大発生していました。
チョウ目 シジミチョウ科 ベニシジミ属

その他の科
チョウ目
動物界 節足動物門 昆虫綱 新翅節 内翅上目 
その他の目
タマバエ科の虫嬰 アカネツボミフクレフシ
ハエ目 タマバエ科

寄生している虫を取り囲むように植物が異常発達したものが虫嬰(ちゅうえい)・虫瘤(むしこぶ)。

寄生する虫によって虫嬰の形も変わり、植物の種類と合わせると虫の種類を絞り込めます。

これは寄生蝿がつくった虫嬰と思われます。

これはアカネの虫嬰です。
甲虫目 ハムシ科 ウリハムシ属

その他の目
内翅上目
新翅節
節足動物門 昆虫綱
動物界



 これからしばらくは出会える昆虫は減っていくでしょうが、成虫で冬越しするものも少なくありません。

 注意深く見ていれば、まだまだ昆虫たちと出会えるかもしれません。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年下赤阪の棚田20141010月の下赤阪の棚田の動物ツチイナゴテングチョウツマグロヒョウモンキタテハヒメジャノメタマバエ昆虫/SA-tanada

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初冬の天然記念物の森のきのこ


 11月初旬。

 初冬の和泉葛城山でキノコをみました。

 大阪と和歌山の府県境にある和泉山脈の低山のひとつ。

 山頂付近には天然記念物のブナ林がひろがります。

 その無難リの中で出会ったキノコたち。

 キノコの季節と言われるのは秋ですが、雪が積もらないところでは年中何かのキノコを見ることができます。



まだ葉が落ちきっていない初冬の和泉葛城山
まだ葉が落ちきっていない初冬の和泉葛城山




クリイロチャワンタケ?
菌界 子嚢菌門
チャワンタケ綱 チャワンタケ目 チャワンタケ科 チャワンタケ属

クリイロチャワンタケ?
 チャワンタケの仲間は茶碗のように上が開いて真ん中がへこんだ形をしています。

 もともとキノコは見分けるのが難しい上に、チャワンタケにはよく似たものが多いので間違っているかもしれません。

 ただチャワンタケの仲間だとは思います。

 木についていたので、木を分解して食べる腐朽菌(ふきゅうきん)の一種でしょう。



菌界 担子菌門
菌蕈綱 ニセショウロ目 ツチグリ科 ツチグリ属

ツチグリ
 ツチグリは里山のようなところなら見られるわりとありふれたキノコです。

 まるで得体のしれない宇宙生物のようですが、もとは丸いボール型。

 外側の部分がホールケーキを切り分けるように中心から三角形に開いていき、星形の座布団になります。

 残った丸いものは胞子が詰まった袋。

 雨粒などがあたった衝撃などを利用して、胞子を吹き出します。



 どちらもキノコらしくない形をしていますが、チャワンタケは子嚢菌(しのうきん)門、ツチグリは担子菌(たんしきん)門。

 門がちがうちょっと遠い関係のキノコ。

 子嚢菌は子嚢と呼ばれる小さな袋の中に胞子を作るキノコで、よくイメージされる傘があるキノコ型をしていません。

 つまりキノコ型のキノコは担子菌門になりますが、ツチグリのようにキノコ型をしていないものもあります。

 ということで、見た目だけで単純に分類することは難しいようです。



 ツチグリは冬でも現れますし、他のキノコとちがって腐らずに乾燥して残ることもあります。

 冬の里山を歩くときには、ちょっと足下をみると、星座布団のキノコが転がっているかもしれません。



タグ♦ キノコ 冬のキノコ 和泉葛城山

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タグ: チャワンタケツチグリキノコ冬のキノコ和泉葛城山

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下赤阪の棚田の2014年 10月上旬の果実 液果・核果・珠芽編


 実りの秋を迎えた下赤阪の棚田ビオトープ。

 まだまだ実りは続きます。

 いつもとは素通りしている上の棚田との間に藪に目を向けたら、新しい出会いがありました。

 今回はツル植物が目立ちます。




段差の影がきれいな下赤阪の棚田




下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
すでに紹介している生き物については、画像や説明等を省いているものもあります。
画像や説明等のあるページのタグリンクを名前につけていますので、そちらをご覧ください。



植物界
果実
液果 えきか:水分が多い果実
被子植物門
双子葉植物綱
サネカズラ(実葛)Kadsura japonica の未熟な実
アウストロバイレヤ目 マツブサ科 サネカズラ属
蔓性常緑木本
液果の集合果

照葉樹林にはよくある蔓性の木本。

花托のまわりに液果がたくさんついた集合果。

熟すと赤くなります。

ナデシコ目
ヤマゴボウ科
ヤマゴボウ属
多年草
アメリカ原産の帰化植物

いい感じに色づいていますが、有毒です。
ナス目 ナス科 ナス属
一年草

ツツジ目 カキノキ科 カキノキ属
落葉低木

双子葉植物綱
果実 液果 被子植物門
単子葉植物綱
サルトリイバラ(猿捕茨)Smilax china
ユリ目 サルトリイバラ科 シオデ属
半低木

茎が細くツル植物のような単子葉植物。

赤い実は可食。

茎には刺があるので要注意。

被子植物門 単子葉植物綱
液果
果実
核果 かくか:実の中の種が硬い殻に覆われている果実
被子植物門 双子葉植物綱
アオツヅラフジ(青葛藤)Cocculus orbiculatus
キンポウゲ目 ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属
蔓性落葉木本

こちらもツル植物。

ブドウのような青い実ができますが、キンポウゲ目だから?有毒です。

ヤマハゼ(山黄櫨)Toxicodendron sylvestre
ムクロジ目 ウルシ科 ウルシ属
落葉小高木
タグ:ヤマハゼ


実は和蝋燭(わろうそく)の原料になります。

ウルシ属ですのでかぶれることはありますが、通常近寄ったくらいではかぶれない、といわれます。
被子植物門 双子葉植物綱
核果
果実
植物界



植物界
珠芽 しゅが:茎などにできる繁殖するための種子のようなもの
肉芽 にくが:茎が肥大してできた珠芽
被子植物門 双子葉植物綱
ユリ目 ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
蔓性多年草

被子植物門 双子葉植物綱
肉芽
珠芽
植物界



 実りの秋を迎えた棚田には、イネ以外にも多くの実がなっています。

 でも、有毒のものも少なくありませんので、見知らぬ実は食べないように。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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収穫おわりました。タルサトイモ2014


 今年のタルサトイモ、収穫おわりました。

 漬物樽で育てたサトイモ、タルサトイモ。

 家庭菜園の閉鎖で止む無くベランダの漬物樽で育てたサトイモです。



 今年はちょっと早い目の収穫。

 11月半ば頃に収穫しようと思ってたのですが、初旬に掘り出してしまいました。

 一株だけ茎(偽茎)が腐り始めたのです。

 腐敗がイモに、そして他のサトイモに移らないうちに、と急遽掘ったのです。



 今年は初夏にハダニが発生しましたが、その後雨が続いたせいかハダニがなくなりサトイモ復活。

 ところが秋にはまたハダニが発生。

 脇芽がどんどん枯れてしまい、結局最初の3株に脇芽が1株だけ

 さて、今年の結果は?



小- 9個  400g
小- 9個  400g




中-17個  620g
中-17個  620g




大-32個 1140g
大-32個 1140g




 トータル58個 2060g。

 2012年の75個 3000g2011年の71個に次いで3番目。

 意外とたくさん穫れました。

 といっても、大きくても1個、小さくても1個なので、個数が多いからといってたくさんの量がとれたというわけではありませんが、やっぱり10個20個と増えると、たしかくたくさん穫れます。

 ただ、同じ重さなら数が少ないほうが皮をむくのが楽、というちがいがあります。



 そこそこ穫れましたが、去年今年とちょっと成長がよくありません。

 原因はわかりませんが、連作を嫌うサトイモ。

 毎年1/3ほど土を変えますが、小さな樽では「同じ土」と一緒なのかもしれません。

 来年はもうちょっと土を多めに替えてみようかな、と思います。



タグ♦ タルサトイモ2014 タルサトイモ サトイモ

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