【 2014年12月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

この冬の初つぐみん写真


 冬になると北の方の国からやってきる冬の渡り鳥のツグミ。

 愛称「つぐみん」。

 野鳥マンガ「とりぱん」ではおなじみのキャラクターです。

 草刈り後の地面が大好きで、人間の生活圏にも普通にいるのですが、「とりぱん」で描かれているようにすぐ物陰に隠れてしまいます。

 だからでしょうか、冬がはじまるころにはやってくると思うのですが、なかなか姿を見ることができないこともあります。

 鳴き声はよく聞きますが。



 ということで、この冬はじめてのつぐみん写真。

 場所はよく行く大阪唯一の村、千早赤阪村の12月中旬の下赤阪の棚田です。



葉を落としたハゼノキにとまっていますが、つぐみん模様がうまく枯れ木迷彩になっているようです。
つぐみん模様がうまく枯れ木迷彩になっているようです。




といっても、枝よりも太いつぐみんは、拡大すればすぐ見つかります。




つぐみん。
ハトよりも小さい鳥で、よく草刈りされた地面の上で何かを食べています。
よく草刈りされた地面の上で何かを食べています。




 冬鳥と言いつつ、おもいっきり春になっても北の国に帰りません。

 そんなに日本がいいのかな?



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タグ: ツグミつぐみん冬の鳥冬鳥下赤阪の棚田201412ハトより小さい鳥

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巨樹・古樹・老樹 その22 岩湧山の岩湧寺の四季彩館のウッドデッキの朴の木


 大阪と和歌山にまたがる和泉(いずみ)山脈。

 府県境が大阪湾と紀伊水道の分水嶺になる尾根を通ります。






 河内長野市のあたりで尾根は北に分かれ、岩湧山になります。
.
 和泉山脈から金剛山地にかけては修験道(しゅげんどう)の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)の修行場で、縁(ゆかり)のある経塚や寺院があります。

 岩湧山北側の中腹にある岩湧寺(いわわきじ)も役行者縁のお寺です。



 岩湧寺は岩湧山の登山口の一つで、キャンプ場もある「四季彩館」があります。

 四季彩館のセンターハウスからキャンプ場へ下りていく木製階段の途中に、大きな木が。

 ホオノキです。



見下ろしても大きい四季彩館のウッドデッキの朴の木
見下ろしても大きい四季彩館のウッドデッキの朴の木




 四方八方に平たい葉を伸ばした大きな葉は、トチノキのようです。

 ですがトチノキのようにひとつの葉が分かれた複葉ではなく、葉が放射状に生えたもの。

 ですから、葉がついているのは枝。

 葉が落ちても、落ちません。

 トチノキは、葉はまとまって落ち、そこには柄がついています。元が1枚の葉ですから。

 同じように見えても、実は葉のつくりはちがっているのです。



岩湧山の岩湧寺の四季彩館のウッドデッキの朴の木(2014年10月)
岩湧山の岩湧寺の四季彩館のウッドデッキの朴の木(2014年10月)




 ホオノキはトチノキと同じように大きく育ちます。

 大きすぎて山の中では意外と目立ちません。

 大きな落葉を見てはじめて気付くことがありますが、四季彩館ではまわりに木はなくよく目立ちます。

 そしてホオノキの前にはウッドデッキが。

 じっくり見上げることができます。



 このように似ているところはありますが、ホオノキはモクレン目モクレン科。

 トチノキはムクロジ目ムクロジ科(トチノキ科)。結構縁遠い樹木です。

 モクレン目は原始的な花が咲く被子植物。

 登場は恐竜の時代。

 大きくなるのも、恐竜に合わせたからかもしれません?



巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木


タグ♦ 岩湧山 巨樹・古樹・老樹 トチノキ

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近くにいてもだれも気づかない冬鳥 アオジ


 12月初め。

 公園にアオジがいました。

 大阪では冬鳥。

 もう冬です。



目のまわりが黒くちょっと人相が悪いアオジ
目のまわりが黒くちょっと人相が悪いアオジ




 薮の中からチチチチ……と聞こえてきています。

 アオジは人影を見るとすぐ薮の中に隠れてしまいます。

 鳴き声もそんなに特徴のあるものではありません。

 ですから鳥に注意を向けていなければ、近くにいることにすら気がつかないような鳥。



薮の中に隠れてこちらを伺うアオジ
薮の中に隠れてこちらを伺うアオジ




 河原や里山のような藪のあることだけでなく、低い木が茂ってまとまっているような所があれば住宅街の中でもいます。

 道を歩いている時、薮の中からみじかくなく鳥の声が聞こえたら、アオジが隠れているかも。

 気配を消して離れたところから見ていると、姿を見ることができるかもしれません。

 春になるまでは。



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タグ: アオジ冬鳥冬の鳥スズメくらいの鳥

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冬至のはかない雪とロゼット


冬至の雪に埋もれそうなロゼット
冬至の雪に埋もれそうなロゼット




 冬至の朝、雪がうっすらと積もっていました。

 しかし、それもほんのわずかの間だけ。

 あっという間にとけてしまいました。



 冬至は一年で最も昼の時間が短い日。
 北半球に限りますが。

 つまり、北半球が太陽から受ける熱が一番少ない日。

 でも、寒くなるのはこれから。

 温まるのと冷えるのに時間がかかるのが地球の特徴です。



.
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タグ: 冬至ロゼット

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山に雪が積もったら もちろん あしあとさがし!


 大阪で一番高いところがあるけど、山頂じゃない金剛山。

 この冬も雪の季節がやって来ました。

 雪が積もると楽しみなのが動物の足跡。

 哺乳類が「アニマルトラック」、鳥類が「バードトラック」とも言います。




雪が積もった金剛山山頂の転法輪寺




 哺乳類や大きな鳥類などは、日頃姿を見ることがほとんどありません。

 そういった生き物たちがたしかに生活していることがわかるものの一つが、足跡。

 でも、足跡というのは残りにくいもの。

 普通はちょっと硬くなった泥に残るくらいですが、どこにでもあるような場所ではありません。

 ところが雪が積もると足跡がいたるところで残るのです。



ヤマドリ?の足跡


山に住むキジの仲間。
地面の上を歩くので後ろに向いた第1趾がほかの趾(あしゆび)より短くなっています。
大型の鳥でなかなか姿を見ることができません。





テン??の足跡


金剛山に住むイヌやネコの仲間(食肉目)は少なく、その中でもテンではないかと思います。
ただ足跡の上からまた踏みつけているようでわかりにくくなっています。





 雪の降り始めで足跡も少なくははっきりしません。

 でも雪の季節ははじまったばかり。

 この冬にはどんな足跡と出会えるか楽しみです。



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タグ: ヤマドリテン足跡バードトラックアニマルトラックフィールドサイン金剛山の脊椎動物雪の足跡冬の金剛山金剛山の鳥

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初冬の天然記念物の森のきのこ

.
 11月初旬。

 初冬の和泉葛城山でキノコをみました。

 大阪と和歌山の府県境にある和泉山脈の低山のひとつ。

 山頂付近には天然記念物のブナ林がひろがります。

 その無難リの中で出会ったキノコたち。

 キノコの季節と言われるのは秋ですが、雪が積もらないところでは年中何かのキノコを見ることができます。



まだ葉が落ちきっていない初冬の和泉葛城山
まだ葉が落ちきっていない初冬の和泉葛城山




クリイロチャワンタケ?
菌界 子嚢菌門
チャワンタケ綱 チャワンタケ目 チャワンタケ科 チャワンタケ属

クリイロチャワンタケ?
 チャワンタケの仲間は茶碗のように上が開いて真ん中がへこんだ形をしています。

 もともとキノコは見分けるのが難しい上に、チャワンタケにはよく似たものが多いので間違っているかもしれません。

 ただチャワンタケの仲間だとは思います。

 木についていたので、木を分解して食べる腐朽菌(ふきゅうきん)の一種でしょう。



菌界 担子菌門
菌蕈綱 ニセショウロ目 ツチグリ科 ツチグリ属

ツチグリ
 ツチグリは里山のようなところなら見られるわりとありふれたキノコです。

 まるで得体のしれない宇宙生物のようですが、もとは丸いボール型。

 外側の部分がホールケーキを切り分けるように中心から三角形に開いていき、星形の座布団になります。

 残った丸いものは胞子が詰まった袋。

 雨粒などがあたった衝撃などを利用して、胞子を吹き出します。



 どちらもキノコらしくない形をしていますが、チャワンタケは子嚢菌(しのうきん)門、ツチグリは担子菌(たんしきん)門。

 門がちがうちょっと遠い関係のキノコ。

 子嚢菌は子嚢と呼ばれる小さな袋の中に胞子を作るキノコで、よくイメージされる傘があるキノコ型をしていません。

 つまりキノコ型のキノコは担子菌門になりますが、ツチグリのようにキノコ型をしていないものもあります。

 ということで、見た目だけで単純に分類することは難しいようです。



 ツチグリは冬でも現れますし、他のキノコとちがって腐らずに乾燥して残ることもあります。

 冬の里山を歩くときには、ちょっと足下をみると、星座布団のキノコが転がっているかもしれません。



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タグ: チャワンタケツチグリキノコ冬のキノコ和泉葛城山

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収穫おわりました。タルサトイモ2014


 今年のタルサトイモ、収穫おわりました。

 漬物樽で育てたサトイモ、タルサトイモ。

 家庭菜園の閉鎖で止む無くベランダの漬物樽で育てたサトイモです。



 今年はちょっと早い目の収穫。

 11月半ば頃に収穫しようと思ってたのですが、初旬に掘り出してしまいました。

 一株だけ茎(偽茎)が腐り始めたのです。

 腐敗がイモに、そして他のサトイモに移らないうちに、と急遽掘ったのです。



 今年は初夏にハダニが発生しましたが、その後雨が続いたせいかハダニがなくなりサトイモ復活。

 ところが秋にはまたハダニが発生。

 脇芽がどんどん枯れてしまい、結局最初の3株に脇芽が1株だけ

 さて、今年の結果は?



小- 9個  400g
小- 9個  400g




中-17個  620g
中-17個  620g




大-32個 1140g
大-32個 1140g




 トータル58個 2060g。

 2012年の75個 3000g2011年の71個に次いで3番目。

 意外とたくさん穫れました。

 といっても、大きくても1個、小さくても1個なので、個数が多いからといってたくさんの量がとれたというわけではありませんが、やっぱり10個20個と増えると、たしかくたくさん穫れます。

 ただ、同じ重さなら数が少ないほうが皮をむくのが楽、というちがいがあります。



 そこそこ穫れましたが、去年今年とちょっと成長がよくありません。

 原因はわかりませんが、連作を嫌うサトイモ。

 毎年1/3ほど土を変えますが、小さな樽では「同じ土」と一緒なのかもしれません。

 来年はもうちょっと土を多めに替えてみようかな、と思います。



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タグ: タルサトイモ2014タルサトイモサトイモ野菜

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巨樹・古樹・老樹 その21 錦織公園梅園の大榎


 大阪府富田林市にある府営の公園、錦織公園(にしこおりこうえん)。

 残された里山を整備して作られた、山あり谷あり池ありの、緑豊かな公園です。



 梅園や桜にシャクナゲなどいろいろ植林され、どれが元からあった樹木かわかりません。

 そんな中でひょっこりと周りよりも大きく、種類もちがう木が立っていることがあります。

 シンボルツリー。



 そんな木の一つ。

 20種類以上の梅が植えられている梅園。

 その中に大きな木が立っています。

 エノキです。



梅の花の季節にはまだエノキは葉を落としたまま
梅の花の季節にはまだエノキは葉を落としたまま




 大きなエノキです。

 まわりは小さな梅の木ばかりですので、とても良く目立ちます。



錦織公園梅園の大榎(2014年8月)
錦織公園梅園の大榎(2014年8月)




 「錦織公園梅園の大榎」です。



巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木


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タグ: エノキ巨樹・古樹・老樹錦織公園

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今年の“顔おちば”エヴァンゲリオン編


 虫食いの跡がまるで顔のようになっている“顔おちば”。

 今回はエヴァンゲリオンに見えるような気がするものを集めてみました。



 エヴァンゲリオンは人類の進化をテーマにした作品のタイトルで、登場する人型の兵器の名前でもあります。

 その顔に似たものを選びました。



零号機
「一つ目」の零号機、つまり「0号機」。

オレンジ色の物があればよかったのですが、そもそも中央に穴が空いているものがほとんどないのでしかたありません。
零号機
初号機
主人公が操縦する「二つ目」の初号機、つまり「1号機」。

正面から見るとエラが張って三角に見えるのでポプラかナンキンハゼであればもっとそれらしかったかも。

葉の先の尖っているところを頭の1本角に見立てました。

青い落葉はないので赤で我慢。
初号機
弐号機
「四つ目」の弐号機、つまり2号機。

コチラは赤い色でぴったりなのですが、落葉はちょっと上下の目が離れすぎ。
弐号機
3号機
1-2-4ときて、次は八つ目かと思わせて、実は「二つ目」の3号機。

落葉の「目」が大きかったりして似ていませんが、勢いで3号機にしました。
3号機



 似ているかどうかはともかく、何かに見立てるのも“顔おちば”のおもしろいところです。



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